トヨタ製品開発システム 第2章 リーン製品開発システムモデル
- トヨタの成功は、努力と、卓越した技術者とチームワークのカルチャーと、最適化されたプロセスと、シンプルだが効果的なツールと、これらをどんどん良くしていく改善活動に由来する。
社会技術システム
- 社会技術システム理論:組織が成功するには、組織の目的と外部環境に適合した社会システムと技術システムの整合性を取らなければならないということ。
- 技術システム:機械だけではなく、組織の方針や標準運営方法も含む。
- 社会システム:組織で働く人の選択、育成、特徴とその人たちの相互作用により生まれるカルチャー。
- トヨタの社会技術システムには、(1)プロセス(2)人(3)ツールと技術 という3つのサブシステムがある。
- リーン製品開発システムでは、これら3つのサブシステムには相互関連と相互依存性があり、これらが調和をとって相互補完する全体システムである。
- 本書の目的は、これら3つのサブシステムを13の原則に分割することである。
プロセスのサブシステム:原則1ー原則4
原則1:付加価値とムダを分離できるように、顧客定義価値を設定する。
原則2:選択肢を十分に検討づるため、製品開発プロセスを設計の自由度が一番高い初期段階にフロントローディングする。
原則3:平準化された製品開発プロセスの流れをつくる。
原則4:厳格な標準化を使ってばらつきを減らし、フレキシビリティと予測通りの結果を生む。
人のサブシステム:原則5ー原則10
原則5:開発を最初から最後までまとめるチーフエンジニア制度をつくる。
原則6:機能別専門能力と機能間統合をバランスさせる組織を採用する。
原則7:全ての技術者が突出した技術能力をもつようにする。
原則8:部品メーカを完全に製品開発システムに組み込む。
原則9:学習と継続的改善を組み込む。
原則10:卓越性と飽くなき改善を支援するカルチャーを醸成する。
ツールと技術のサブシステム:原則11-原則13
原則11:技術を人やプロセスに適合させる。
原則12:組織全体の意識をシンプルで視覚的なコミュニケーションであわせる
原則13:標準化と組織的学習に強力なツールを使う。
最終更新:2007年04月13日 01:31