「お父さんスイッチ『あ』!」「あれはある雨の日の事だった」
「い!」「今でも忘れはしない」
「う!」「生まれてすぐ捨てられたお前を、橋の下で拾ったんだ」
「え」「縁があったからこそ、家族になれた。血の繋がりなんて関係ない」
「お…」「お前は、紛れもなく俺の息子だ!」「お父さああああん!」
お父さんスイッチ「あ」頭が痛い「い」胃が痛い「う」腕が痛い「え」エラが痛い「お」お父さんな、実は、人間じゃないんだ「か」隠しててごめん「き」傷つけたくなくて「く」苦しめたくなくて「け」ケーッケッケッケ「こ」こ、これ以上は人としての意識が保たない「さ」さよなら