初出誌:大洋図書「CRAFT」Vol.38~



1 寄る辺無き者 一ノ刻
 初出誌:「CRAFT」Vol.38(2008年10月20日発売)35P
 950円 978-4-8130-5157-2
2 寄る辺無き者 二ノ刻
 初出誌:「CRAFT」Vol.39(2009年01月19日発売)27P 
 950円 978-4-8130-5172-5
3 寄る辺無き者 三ノ刻
 初出誌:「CRAFT」Vol.41(2007年07月18日発売)P413〜439 27P
 950円 978-4-8130-5201-2
4 未定

  以後、連載の再開が待たれている。


【主な登場人物】
雑賀(さいが) 右眼に眼帯を付けた、強面。美人のお雪に惚れられている。
紫紺(しこん) 端整な顔立ちだが、人懐こく、愛嬌がある。露出好き?でもある。

【あらすじ】
ときは江戸。殺し屋を生業とする雑賀は、ある夜、血の匂いがする見知らぬ男とすれ違う。その男は新しく仕事仲間となった紫紺だった。明るく気さくに振る舞う紫紺だが、雑賀の事やそれに纏わるなにかを秘密裏に探る気配もうかがわせる。お互いに探り合いながらの日々を過ごす---。

【コメント】
過去の何かを背負って、表向きは置屋の用心棒をしながら、裏では殺し屋を生業として、淡々と生きる雑賀。琴音という少女を盾にとられ、だれに密命を受けたか、雑賀に近づき、何かを探る紫紺。お互いに剣の腕が立つ者同士として、またどこか同じ匂いのする人間同士として、惹かれ合う様子が描かれています。
挿す光によって、かたち作られる影によって、朝、昼、夕方、夜の時間を作画より知ることができます。描かれる光と影、そして闇が、美しいです。殺しの一瞬の間(ま)、その描写にも美しさが伴います。

【その他】
「江戸時代のお話し。斬ったり斬られたり。」「陰萎=インポテンツの意。」トバクチのコメントより。




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最終更新:2014年11月11日 19:09