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ウイングオブテイタニア(ACE) - (2008/04/22 (火) 05:04:08) の1つ前との変更点

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** *ウイングオブテイタニア(ACE) 要点:・舞踏子・透明な羽・幻の槍 周辺環境:・好きな男 評価:全能力12 特殊: ・ウイングオブテイタニアは舞踏子の一人が扱うことが出来る。 ・ウイングオブテイタニアは舞踏子、ヤガミの恋人、ドランジの愛人として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。 →次のアイドレス:蝶子(ACE)、ミサ(ACE)、あさぎの中の人(ACE) 他 &ref(http://8824.teacup.com/ty0k0/img/bbs/0000160M.jpg) &ref(http://8824.teacup.com/ty0k0/img/bbs/0000287.jpg) (絵:豊国 ミロ) あの星は天高く 金色の龍は空を翔け 遠き世界を旅する者に 小さきこの手は届かない だから… 想いは届くと言うのなら… あの人の隣を翔ける為の あの人の傍を歩むに足る つばさを…ください /*/ 度重なる戦いの最中。 舞踏子達の間でまことしやかに囁かれる一つのお伽話があった。 青い髪 青い瞳 透き通るような羽根を羽ばたかせ 夜明けを告げる幻影の槍を振るう 愛を奉じる舞踏子がただ愛するものの為に戦うその時に まるで水底から浮かび上がる泡の様に それは顕れ 夜明けを呼んで消えて行く そんなお伽話 名を何と言っただろう? そう…確か妖精の女王の名をとって… /*/ 「ウィングオブテイタニア?」 双樹は首を傾げる。 単語では理解が出来るがそんな名詞は聞いたことが無い。 「そう。ウィングオブテイタニア」 舞踏子であり、神話研究家でもある豊国が笑顔で一枚の絵を指差した。 青い髪、青い瞳。 薄く透き通るような羽根を翻し槍を持つような仕種で跳ぶ少女の絵だった。 「これが、最近舞踏子達の間で流れている噂、ですか」 ふむ。と絵を手に取る双樹。 「まるで妖精ですね…」 羽根といい 槍といい まるでお伽話の妖精だ。 舞踏子達も妖精と呼ばれる事もあるけどそこから来てるのかな…? 絵を見ながら呟く双樹。 「ホントだよね。」 ころころと笑う豊国。 まるで伝説だよ。 双樹の手から絵を取り眺めて呟いた。 「そして伝説ならボクの独壇場だよ。待っててよ、バッチリリサーチしとくからさ」 ひらひらと手を振り背を向けて歩き出す豊国。 「だったら俺も…」 「手伝ってくれる?」 にやりと笑う豊国。 …にやり? 「え…えぇ」 「聞き込み場所、女子寮だけど」 「お任せします」 即答であった。 /*/ 彼女の、いや彼女達についての証言はどれも曖昧なものだった。 いわく、ドランジ奪回戦の際、ミサゴさんがそう見えた。 いわく、G.ヤガミを前にした藩王がそう見えた。 いわく、青森救出戦でのミロさんがそう見えた。 いわく、G.ヤガミを前にしたサクさんが、浅葱さんが、マグさんが、エトセトラエトセトラ。 いわく、全く見たことの無い人物が戦場を舞うように戦っていた。 などなど はっきりとその正体に迫るような証言は得られなかった。 /*/ 「中々、上手くいかないもんですねぇ」 集められた資料を分類しながら、双樹はうなだれる。 「伝説についての調査なんてそんなものだよ」 同じように資料を分類しつつ豊国は笑った。 「曖昧、あやふや、未確定。情報無いのも当たり前。比較的新しい分神話研究よりいくらかマシだよ」 これでもね。 そう続けて一枚の資料を手に取る豊国。 「…それは?」 手を止め、豊国を見る双樹。 「想いだよ」 愛おしげに資料を見る豊国。 「枯れる事の無い、想い。」 「…?」 双樹は首を傾げる。 「舞踏子達に聞き込みをした時にね、実は共通する事があったんだよ」 「共通する事?」 「うん。翼、力、言い方は色々だけどそんな力があるのなら欲しいなって。あの人の隣を護れるだけ乃力が欲しいって」 宙を見つめる豊国。 彼女もまた、翼を求める者の一人なのかもしれ無いな。 ぼんやりと双樹は想う。 「何となく、判る気がします」 何度も何度も仲間を見送ることしか出来なかったから。 力の無さを嘆いて嘆いて泣いた事もあったから。 「実の所、これが真実なのかもね。」 ひらひらと、たくさんの想いが綴られた紙を揺らす豊国。 「想いが。誰かの為に強くなりたいと思う想いが、彼女を生んだのかも知れないね」 窓の外の空を見つめる豊国。 「ミロさんも、翼が欲しいんですか?」 その視線に何かを感じたのか尋ねる双樹。 「え、ボク?…フフッどうだろうね」 一瞬不思議そうな顔をして微笑む豊国。 「ま、いいじゃない。続きを始めよう。…ね?」 /*/ つばさをください。 /*/ その伝説は、舞踏子たちの願いからうまれた。 祈りにも似た、呟きから生まれた。 夜空に光る銀色の星の輝きを包み守るために。 あるいは空翔る金色の龍の傍らを飛ぶために。 つばさをください。 つばさをください。 つばさをください。 その伝説は、一心不乱の愛から生まれた。 /*/ ウイングオブテイタニア。 深い愛ゆえに人の限界を超えた妖精の、さらに進化した姿。 愛するものを守るため、ついに羽を手に入れた、妖精の王の名を持つもの。 その手に幻の槍を持つ、舞踏子の愛と祈りそのものの、伝説。 ウイングオブテイタニア。 情報世界アイドレスにて、その羽が今、具現化する。 (文責:双樹真、蝶子)
** *ウイングオブテイタニア(ACE) 要点:・舞踏子・透明な羽・幻の槍 周辺環境:・好きな男 評価:全能力12 特殊: ・ウイングオブテイタニアは舞踏子の一人が扱うことが出来る。 ・ウイングオブテイタニアは舞踏子、ヤガミの恋人、ドランジの愛人として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。 →次のアイドレス:蝶子(ACE)、ミサ(ACE)、あさぎの中の人(ACE) 他 &ref(http://8824.teacup.com/ty0k0/img/bbs/0000160M.jpg) &ref(http://8824.teacup.com/ty0k0/img/bbs/0000287M.jpg) (絵:豊国 ミロ) あの星は天高く 金色の龍は空を翔け 遠き世界を旅する者に 小さきこの手は届かない だから… 想いは届くと言うのなら… あの人の隣を翔ける為の あの人の傍を歩むに足る つばさを…ください /*/ 度重なる戦いの最中。 舞踏子達の間でまことしやかに囁かれる一つのお伽話があった。 青い髪 青い瞳 透き通るような羽根を羽ばたかせ 夜明けを告げる幻影の槍を振るう 愛を奉じる舞踏子がただ愛するものの為に戦うその時に まるで水底から浮かび上がる泡の様に それは顕れ 夜明けを呼んで消えて行く そんなお伽話 名を何と言っただろう? そう…確か妖精の女王の名をとって… /*/ 「ウィングオブテイタニア?」 双樹は首を傾げる。 単語では理解が出来るがそんな名詞は聞いたことが無い。 「そう。ウィングオブテイタニア」 舞踏子であり、神話研究家でもある豊国が笑顔で一枚の絵を指差した。 青い髪、青い瞳。 薄く透き通るような羽根を翻し槍を持つような仕種で跳ぶ少女の絵だった。 「これが、最近舞踏子達の間で流れている噂、ですか」 ふむ。と絵を手に取る双樹。 「まるで妖精ですね…」 羽根といい 槍といい まるでお伽話の妖精だ。 舞踏子達も妖精と呼ばれる事もあるけどそこから来てるのかな…? 絵を見ながら呟く双樹。 「ホントだよね。」 ころころと笑う豊国。 まるで伝説だよ。 双樹の手から絵を取り眺めて呟いた。 「そして伝説ならボクの独壇場だよ。待っててよ、バッチリリサーチしとくからさ」 ひらひらと手を振り背を向けて歩き出す豊国。 「だったら俺も…」 「手伝ってくれる?」 にやりと笑う豊国。 …にやり? 「え…えぇ」 「聞き込み場所、女子寮だけど」 「お任せします」 即答であった。 /*/ 彼女の、いや彼女達についての証言はどれも曖昧なものだった。 いわく、ドランジ奪回戦の際、ミサゴさんがそう見えた。 いわく、G.ヤガミを前にした藩王がそう見えた。 いわく、青森救出戦でのミロさんがそう見えた。 いわく、G.ヤガミを前にしたサクさんが、浅葱さんが、マグさんが、エトセトラエトセトラ。 いわく、全く見たことの無い人物が戦場を舞うように戦っていた。 などなど はっきりとその正体に迫るような証言は得られなかった。 /*/ 「中々、上手くいかないもんですねぇ」 集められた資料を分類しながら、双樹はうなだれる。 「伝説についての調査なんてそんなものだよ」 同じように資料を分類しつつ豊国は笑った。 「曖昧、あやふや、未確定。情報無いのも当たり前。比較的新しい分神話研究よりいくらかマシだよ」 これでもね。 そう続けて一枚の資料を手に取る豊国。 「…それは?」 手を止め、豊国を見る双樹。 「想いだよ」 愛おしげに資料を見る豊国。 「枯れる事の無い、想い。」 「…?」 双樹は首を傾げる。 「舞踏子達に聞き込みをした時にね、実は共通する事があったんだよ」 「共通する事?」 「うん。翼、力、言い方は色々だけどそんな力があるのなら欲しいなって。あの人の隣を護れるだけ乃力が欲しいって」 宙を見つめる豊国。 彼女もまた、翼を求める者の一人なのかもしれ無いな。 ぼんやりと双樹は想う。 「何となく、判る気がします」 何度も何度も仲間を見送ることしか出来なかったから。 力の無さを嘆いて嘆いて泣いた事もあったから。 「実の所、これが真実なのかもね。」 ひらひらと、たくさんの想いが綴られた紙を揺らす豊国。 「想いが。誰かの為に強くなりたいと思う想いが、彼女を生んだのかも知れないね」 窓の外の空を見つめる豊国。 「ミロさんも、翼が欲しいんですか?」 その視線に何かを感じたのか尋ねる双樹。 「え、ボク?…フフッどうだろうね」 一瞬不思議そうな顔をして微笑む豊国。 「ま、いいじゃない。続きを始めよう。…ね?」 /*/ つばさをください。 /*/ その伝説は、舞踏子たちの願いからうまれた。 祈りにも似た、呟きから生まれた。 夜空に光る銀色の星の輝きを包み守るために。 あるいは空翔る金色の龍の傍らを飛ぶために。 つばさをください。 つばさをください。 つばさをください。 その伝説は、一心不乱の愛から生まれた。 /*/ ウイングオブテイタニア。 深い愛ゆえに人の限界を超えた妖精の、さらに進化した姿。 愛するものを守るため、ついに羽を手に入れた、妖精の王の名を持つもの。 その手に幻の槍を持つ、舞踏子の愛と祈りそのものの、伝説。 ウイングオブテイタニア。 情報世界アイドレスにて、その羽が今、具現化する。 (文責:双樹真、蝶子)

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