*レンジャー連邦のご説明

レンジャー連邦は、

・絢爛舞踏祭から無名世界観に入りました
・謎とか正直よくわかりません
・Aマホもほとんどやったことがありません
・と言うかAマホではじめてTRPGを知りました
・セントラルチャットへ入るのはとても勇気が要ります
・でもヤガミがものすごい好きです!!!

というぶっちゃけキャラ萌えでしかない蝶子という人が、
同じような立場の人・時間があんまりなくて参加しづらい人と一緒に遊びたくて、
みんなで四苦八苦しながら作った国です。
国の理念は、愛。その胸に愛があるのなら、時間も技術も知識もなくとも、
何か成せることがあるはずだと信じてやまない国です。

アイドレスから無名世界観ゲームを始めた人も、携帯のみで参加している人も、
この国にはいます。質問や希望があったら、入国希望かどうかに関わらず
何なりとご相談下さい。
もしこの国に興味を持ち、「国民になりたいかも」と思って下さったなら、
遠慮なく国民募集BBSへどうぞ。歓迎いたします。

もちろん、「よし、いっちょこの国、助けてやるか」という
がっつりどっぷり派の方も歓迎です。

アイドレス界の片隅に生きる弱小国ではありますが、
どうぞレンジャー連邦をよろしくごひいきにお願いいたします。


*国設定

「愛ゆえに」 ―4大学の正門に刻まれている言葉
「Love be the with you!!」 ―国民の別れの挨拶

レンジャー連邦はにゃんにゃん共和国で唯一の連邦制をとる藩国である。
連邦法第一条にも明記された(「国民は常に『愛』とともに生きることを心がけよ」)思想は一般生活の節々にいたるまで影響を与えている。

しかし藩国の歴史は決して、愛のみに彩られたものではない。
かつて藩国は4つの国に分かれての内乱期にあった。
乱世により国民と国土が荒廃しきったころ南の王のもとに一人の男子が生まれた。若き王子は戦場では勇猛果敢、民には情厚く、藩国統一の期待を民衆からそして敵対している王達からさえかけられる誠の勇者であった。
しかし、最も敵対する北の王の溺愛する姫と恋に落ちてしまったことから、悲劇は起こった。
憎悪深まる両国は2人の婚姻による合併を拒否、内乱史上最大といわれる悲惨な戦が起きてしまった。
この事態に胸を痛めた恋人達は王城から逃げ南の岬へと向かった。
岬に立つ二人のもとへ駆け寄った両王は問うた、「何故?」。
王子は寂しげに微笑むと口を開いた、「愛ゆえに」。
突風が吹いた後、そこに2人の姿はなかった。
悲しみにくれる両王は、第2第3の悲劇を起こしてはならぬと両国の合併を決意。西と東の王も合意し、長きに渡る内乱はついに終息したのである。
尚、「街道の王」の愛称をもち北の都と藩都を繋ぐ「ニャーロード」は平和の証にと息子を失った南の王が最初のブロックを置いたものであり、恋人達が身を投げた岬は王子の名をとり「イカーナ岬」と呼ばれ、恋人達のデートスポットになっている。

この歴史を背景に、連邦内には4つの主な都が存在する。
藩都は南であるが、大きな港をもち、外来の船がやってくる北の都が経済の中心地となっている。藩都は政治と文化の中心地となっている。

レンジャー連邦は「愛と芸術と学問の国」との呼び名が高い。
藩都を含めた4つの都にはそれぞれ大学が置かれており、北の大学では商業と水産業を、西の大学では農業と地質学を、東の都では工業と軍事学をそれぞれ専門としている。藩都の大学は芸術、建築、歴史、教育学、法学が学べ、研究も盛んである。
また、藩都には藩国立図書館が設置され、学術書や一般書など約5千万点の図書・資料が所蔵されていて数は増え続けている。そのため、国が出資して「図書管理協会」が設立されており、図書館の管理・運営にあたっている。尚、図書の貸し出しは、希少な古文書など特殊なものを除いて、全て自由となっている。
芸術分野に関しては絵画・彫像・音楽などさまざまな分野で「レンジャー派」と呼ばれる独特な才人を輩出している。大学で芸術を学べるのはもちろんであるが、北の都には「職人街」と呼ばれる一角があり、国内外からの絵画・彫刻の注文を職人たちが工房を開いて受けている。大学の授業に飽き足らず工房へ弟子入りし芸術家の道を目指すものもいれば、最初から工房で技術を学ぶものもおり、複雑な修行法が連邦独特の深みのある芸術を育んでいる。国民に最も親しまれている芸術分野は彫刻で、国家運営の自由彫刻場があり国民はそこで己のパトスのままに彫刻に興じられる。

国土の多くは砂漠となっている。
耕地転用が非常に難しい地質ではあるが、西部では大学を中心に農地への改良が試みられている。
産業は人々の努力によって日進月歩で改良が進められている農業、個々の漁船の規模は小さいが団結力に優れた水産業、最も良質な水を産する泉を利用した工業など多岐にわたって行われている。
ずば抜けて高い生産力を誇るものはないが、国民の生活を支えられるだけの量は充分に産出しており、余剰分は輸出や学術研究に回されている。
勤勉も国民の大きな美徳とされる風土であるため、各産業とも多くの働き手がいるが、転職も全て自由となっており、「好きこそ物の上手なれ」の精神で人びとは労働に励んでいる。

観光業も盛んである。国が管理している砂漠部にあるオアシス公園(遭難しないように定期運行のツアーが出ている)や北の都の最大手旅行社が企画している「蜃気楼を見に行こうツアー」、前途の岬(海に沈む夕日が絶景)、国立美術館、北の都の北西部に広がる藩国最大の歓楽街などが主なものである。
また、都市の外観も大事にされており、時には区画割や高層建築物などに規制が入ることも。そのかいあってか、藩都は「バラの都」と呼ばれる美しさを誇っている(この場合のバラとは砂漠の地下の塩分が固まってできた「砂漠のバラ」と呼ばれる塩の結晶からきている)。

4つの都はそれぞれが街道で結ばれており、スムーズな人と物の移動がなっている。
藩国の北部では水産物と外来品が、西部では農産物が、そして東部では日用雑貨や酒が生産されており、街道を通って各都市や藩都に運ばれる。街道は使用料が無料でメンテナンスは国家の責任となっており、「街道省」が設置されているなど、国の動脈として非常に重要視されている。
また、「連邦内に生きる人々の指針となるものを」という着想から、「連邦法」も定められている。内容は常識的な刑罰法が並んでいるが、汚職については非常に厳しい罰が定められている。藩都の大学には法学科があり、連邦法のみならず他藩国の法や共和国法についての研究も進められており、共和国でも有数の法研究機関となっている。
また、藩国立図書館には共和国全土の判決例文を集めた専用の区画があり、国内外から多くの学者が訪れる。

(文:青海 正輝)

最終更新:2007年02月23日 17:23