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会社への報告 3月24日
膿胸という病気と判明し、急な展開ですが、金曜日にオペをしました。オペは、胸腔鏡という器具を使った5時間半の大がかりなものでした。
オペはうまくいきましたが、これからが大変とのことで、入院は長くなりそうです。具体的な時期までは予測できませんが、通常2,3ヶ月という話も聞きました。
初めてのオペ体験
オペの話を最初に聞いたのは木曜日の晩。初めて見る外科の先生が来られて「明日、手術をするかもしれません。最終的には、朝の会議で決まりますから」まさか、そんな急に?ご冗談でしょう。それとも、熱が出すぎて夢でも見ているんだろうか。半信半疑のまま、家族には何の連絡もせずに、いつも通り熱と痛みに耐えながら寝てしまった。
そして、金曜日の朝、昨夜来られた先生が、また見えて「外科全体の会議の結果、手術をすることに決まりました。執刀は私がします」・・・晴天の霹靂。すぐに弟に連絡して「急で申し訳ないけれど、とにかく来てくれ」緊急手術なので、手術前の準備でとにかくバタバタ。ここは内科病棟なので、すぐに外科病棟に移る必要があるとか、手術前の検査とか、腋毛をそられたりとか。
そして、昼過ぎに弟が到着した。僕の顔を見るなり、開口一番「何でトライアスロンで鍛えとるのに、いきなりそんな病気になるだあ?」まあ、迷惑かけてるのは分かっているけど、もう少し優しい言葉をかけられないもんかねえ。
執刀することになった外科の先生は、まだ若そうだが、目に不思議な力を感じる。この人なら信用できそうだし、今は信用して体を預けるしかない。そうこうしているうちに、また熱が上がってきたが、手術前は痛み止めはもらえないらしい。手術の説明はうわの空だった。山のような同意書を渡されたが、みな盲でサインした。
いよいよ手術となり、手術室に向かった。手術着に着替え、両腕を2人の看護師に支えられながら、手術室の扉へ歩いていく。手術室の扉が開くと、そこは白い巨塔の世界だった。頭の中に荘厳な音楽が流れるようだ。そして手術台に向かう間、、「さあ、やるぞ!」と妙な感慨を覚えた。手術台に横になると、麻酔薬のマスクを鼻口にあてられた。だんだん意識が遠のいていく。「手が冷たくなった」「手をもんであげて」手をもまれているのが不思議と気持ちいい。そして意識が完全になくなった。
「終わりましたよ!」に冷たい水をかけられたような、ほっぺを軽く叩かれたような、そんな風に無理やり起こされた。手術が終わったらしい。「うまくいきましたか?」自分で聞いたのかどうかもはっきり覚えていない。「手術は成功です」その後、いろいろ注意をされたような・・・。弟が「おっそかったなー」自分が起きているのか、眠っているのかもはっきりしない。麻酔がまだ完全に切れていないらしい。「じゃあ、もう帰るからな」弟のぶっきら棒な声がした。とにかく来てくれてサンキュ。その後も、男の看護師さんが、「痰吸うからね」喉に管が入れられて吸引された。「同じ姿勢は疲れたやろ。ちょっと向き変えようか」背中とこ腰に枕を入れられた。何だか全てが遠い世界の出来事のようだった。
やがて、靄が晴れるように、頭がはっきりしてきた。ぼやけた世界が、目の焦点が合うと、そこに知らない女性の看護師が立っていた。妙に明るい。もう朝かと思って「今何時ですか」と尋ねてみた。「1時半。夜中の1時半ですよ」えっ、まだ夜中。どうやら、明るいのはこの部屋だけらしい。気がつくと、僕の体には、生命維持装置(VITAL)というものがつけられているらしい。点滴も何本もあるし、痛み止めの太い注射記みたいなものが管を通して背中に繋がっている。心電図もある。とにかく、自分の体は管だらけで、ベッドに縛り付けられているみたいだ。僕は自分の力で生きていないんだろうか?いつまでこの状態なんだろう。不安になって「この管いつ取れるの?いつ歩けるようになるの?」と聞いてみた。「さあ。長い人は3,4日このままのこともあるからね。気が動転して、自分で管を切っちゃう人が時々いるから、気をつけてね」ますます不安になるじゃないか!がっかりした。そんなに酷い状態なのかな?
でも落ち込んでいる訳にはいかない。気を取り直すとお腹がすいていることに気づいた。手術の前から絶食だったから、昨日の朝食以来、一口も食べていないし、一滴も飲んでいないことに気づいた。「いつから食べられるんですか?」VITALに繋がれた患者の言うセリフじゃないな。僕の食欲はやはり最強だ。さすがに呆れられたかな?「うーん、今日から食べられるかもね。先生に聞いてみるね」食欲があるのは、いいことらしい。聞いてみて良かった。少し元気が出た。こんな状態では、食べることくらいしか楽しみがないんだもの。
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怪我・病気] - &trackback() - 2007年03月24日 16:24:04
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最終更新:2007年04月30日 23:45