重農主義とは、かの有名なフワンソワ・ケネーが、
提唱した農業重視の経済思想のことですが、
仏蘭西の今日における経済状況においても
農業は重要な役割を担っていると云えます。
それは、ケネーによる思想が未だ根強く
この芸術とフットボールの国に影響しているのではないかと
個人的には思ってたりなんたりで。
ここでケネーの「重農主義」について、
拙い文章で説明してみようと思います。
まずは重農主義における重要な要素である
「純生産物」の説明から。
「純生産物」とは、生産物の売上価値から
必要経費を控除した余剰のことをいいます。
ケネーによれば「純生産物」を生み出すのは、農業だけらしいです。
このことは反面では、工業や商業、これらはもちろん
農業部間で生産された農産物に加工を施したり、
その加工品を輸送・販売したりする産業です。
この「純生産物」を生み出さないという主張の裏返しでもあります。
それ故か、ケネーは、農業に従事する階級を「生産階級」
工業や商業に従事する階級を「不生産階級」と呼びました。
不生産的だからといって、
工業や商業がなんの役割も果たさないということでは
ないらしいのですが、
しかし、一国の富の源泉は何と言っても
「純生産物」を生み出す農業にある!!
というのがケネーの根本的な見解なのです。
これがケネーの「重農主義」についての簡単な説明です。
ここでケネーの言葉を引用すると↓
「君主も国民も、土地こそが富の唯一の源泉であり、
富を増加させるものはまさに農業であるということを
けっして忘れてはならない。
けだし、富の増加があってこその人口の増大が保証され、
しかも人間と富があってこその
農業の繁栄、商業の拡大、工業の活況を招来して、
富の増加とその永続とを可能ならしめるからである。
王国のあらゆる行政部門の成否は、
一にこの源泉の豊かさにかかっているのである。」
つまりはこれを簡素にわかりやすく解釈すると、
「工業や商業もいいけど、農業あってこその国家なんだから粗末にすんな!!」ってことですね。
これは現在の日本にも云えることではないでしょうか。
ついつい農業を粗末にし、雇用対策で
農業への就職を提唱したりしているようですが、
もっと根本的な経済的観念に
日本政府も気づくといいですね♪
~重農主義について~完
最終更新:2009年04月24日 00:22