競馬データをチェック

競走馬のデータや過去の成績を公開しているサイトや、雑誌は沢山ありますが、今回はJRAのデータファイルを例に競走馬のデータの見方を説明します。

『ディープインパクト』のデータを参考にしてみます。

JRAのデータファイルの「競走馬検索」では下の画像の内容のデータが公開されています。

現役馬と2000年以降の登録抹消馬の検索が可能です。

【プロフィール】

競走馬のデータ

↑見れば大体分かると思います。

  • 馬名・・・馬名に使用できる文字はカタカナのみ。2文字以上9文字以下。
  • 性別・・・牡馬は牡馬(ぼば)、雌馬は牝馬(ひんば)、虚勢している馬はセン馬と呼びます。
  • 馬齢・・・生まれた年を1歳として、年が明けるごとに1歳づつ増えていきます。
  • 毛色・・・毛色は鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、栗毛、栃栗毛、青毛、芦毛、白毛の8種類に分けられる。
  • 馬主・・・馬の所有者のこと、馬にかかる費用をすべて負担します。
  • 調教師・・・競走馬の管理や調教を行なう人。
  • 生産牧場・・・生まれた牧場。繁殖牝馬(お母さん)がいる牧場。
  • 産地・・・生まれた土地。

【賞金】

競走馬の獲得賞金

↑その馬がどれだけの賞金を稼いだのかが分かります。賞金は本賞金、付加賞金、各種奨励賞金に分かれます。

中央競馬のでは出走奨励金として、6着馬に1着本賞金の8%、7着に7%、8着に6%の金額を交付されます。

  • 総賞金・・・入着して(1~5着)稼いだすべての賞金。中央競馬では1着が100とすると、2着が40、3着が25、4着が15、5着が10という割合になっています。
  • 付加賞金・・・レースに登録する際に支払われた特別登録料の総額を、1着から3着までに与えるもの。(1着:2着:3着=7:2:1)
  • 収得賞金・・・獲得した本賞金を競馬会の規定に従って計算したもの。この金額で条件が決まります。

そのほかにも、1800m以上のレースの1着~10着馬に交付される「距離別出走奨励賞」、混合戦、国際戦で交付される「内国産馬所有奨励賞」、着順に関係なく出走馬全頭が対象の「出走手当」、3着馬までの生産者に交付される「生産者賞」、事故による競走馬のケガや死亡には「事故見舞金」の支給もあります。

こうして獲得した賞金は、馬主からの「進上金」として調教師に10%、厩務員と騎手にそれぞれ5%ずつ支払われます。

【出走レース】

競走馬の過去成績

↑戦歴

  • 年月日・・・レースが開催された日付。
  • ・・・レースが開催された競馬場。
  • レース名・・・出走したレース名
  • 距離・・・芝コースは「芝」、ダートコースは「ダ」と表記。その後の数字がレースの距離です。2500メートルなら「2500」と表記されます。
  • 馬場・・・馬場の状態。馬場の状態は4段階(良/良馬場、稍重、重/重馬場、不良)であらわします。
  • 頭数・・・レースに出馬した競走馬の全頭数。
  • 人気・・・レース当日の人気。レースでどれくらい支持されたのかが分かります。
  • 着順・・・何着でゴールしたのかが分かります。
  • 騎手・・・騎乗した騎手。どの騎手のときによく勝っているかで、騎手との相性も分かります。
  • 負担重量・・・背負った負担斤量。ちなみにこの重さは「騎手+鞍+その他馬具」の重さです。
  • 馬体重・・・出走前に計測した馬体重。
  • タイム・・・走破タイム。
  • 1着馬(2着馬)・・・出走したレースの勝馬。その馬自信が1着の場合()で2着馬が表記されます。

【勝率・連対率・3着内率】

競走馬のデータ

そして、なかなか役に立つデータが【レース成績】【条件別成績】(上の画像)。

このデータでは、「勝率」「連対率」「3着内率」が分かります。

また、コース別、馬場の状態別、距離別、人気順別でそれらのデータが出されているので、条件別の成績を見ることで、馬の得意・不得意を見る指標になります。

例えば、重馬場での勝率が飛びぬけて高いなら、「雨が降ったら買い目に入れよう。」とか、中距離の成績は高いけど、短距離だとあまり良くないなら「1600mのレースだったらこの馬にはちょっと短いから届きそうもないな。」なんていう予想が立てられますよね!

 

このページはhttp://beginner.keiba-report.net/thoroughbred-date-4/#jumpからの引用です

 

最終更新:2013年07月26日 11:14