書名

ファンタジー文学案内

書誌情報

  • 出版社(叢書・シリーズ名)
    • ポプラ社
  • 発行年月日
    • 2008年12月22日
  • 版型 造本データ ページ数
    • 四六判 上製 307ページ
  • 定価
    • 1800円
  • 装丁
    • ミルキィ・イソベ(ステュディオ・パラボリカ)
    • 本文レイアウト:明光院花音(ステュディオ・パラボリカ)

目次

  • プロローグ 1
  • 第一章 ファンタジー入門 9
    • ファンタジー小辞典 65
  • 第二章 『指輪物語』 101
  • 第三章 『ナルニア国物語』 165
  • 第四章 『ゲド戦記』 239
  • エピローグ 301
  • あとがき 304
  • 参考文献 306

あとがきより

〈ファンタジー〉はしばしば、子どもの文学と限定されてしまう。しかし私は、子どもから大人へ、大人から子どもへと自由に往来する想像力の冒険として、このファンタジー論を書きたいと思った。

まずファンタジー文学とはなにか、ファンタジー文学がどのような歴史を持っているかを書き、現代の〈ファンタジー〉を代表する『指輪物語』『ナルニア国物語』『ゲド戦記』という三つの作品を読んでいくことにした。そしてはじめに〈ファンタジー〉への私の思いをのべたプロローグをつけ、ファンタジーのキャラクターや象徴についての小辞典をつけた。

この本は、思いがけないきっかけから生まれた。『海野弘 本を旅する』(ポプラ社)を出した時、神戸の海文堂書店で話をする機会があった。その時、書店の女性が「『ゲド戦記』について書いてください」といったのである。そこにいた編集部の矢内裕子さんがその話を実現してくれた。

主な初出

書き下ろし

補記

サイトの紹介文より
小説、ゲーム、アニメ、映画とあらゆるジャンルにまたがる<ファンタジー>の魅力を、歴史を追って明解に紹介。クリエイター志望者、必読の一冊!
最終更新:2008年12月21日 16:01
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