書名
江戸の夕映
書誌情報
- 出版社(叢書・シリーズ名)
- 発行年月日
- 版型 造本データ ページ数
- 定価
- 装丁
目次
- 異能者 11
- 二人座頭 21
- 通り者 31
- 犬に噛まれた女 41
- 泣かない遊女 51
- 荻の女 61
- 狐の子 72
- 鬼の女 82
- 北斗七星 92
- すき人 102
- 人形使い 113
- 釣仙 124
- 踊る一生 135
- 蕎麦切 145
- 窓の老人 156
- 新選組はぐれ 166
- 櫛の別れ 176
- 貧しき情景 186
- 江戸の夕映 197
- あとがき 207
あとがきより
私は、世紀末とかパリとか、西洋文化やアートについて書いてきたけれど、江戸についての時代小説など手掛けたことがなかった。でも、評論という枠にとらわれず、自由に書いてみたいと思っていた。だから『花椿』から話があった時、喜んで引き受けることにした。
私にとってまったく未知であった江戸の物語への道を開いてくれたのは『花椿』の平山景子さんである。そして『花椿』の編集者が次々と引き継いでくれた。このシリーズに注目してくれて、本にまとめてくれたのは河出書房新社の田中優子さんである。その各巻をミルキィ・イソベさんが夢のような装丁で飾ってくれた。私を導いてくれたそれらの人たちに、私は深く感謝する。どうもありがとう。
主な初出
『花椿』
補記
最終更新:2007年02月01日 02:14