書名
風俗の神話学 挑発としての都市
書誌情報
- 出版社(叢書・シリーズ名)
- 発行年月日
- 版型 造本データ ページ数
- 定価
- 装丁
目次
- I 風俗の解読
- 渇きと怖れ 広告の中の〈水〉 12
- トラッドとリバイバル 浅草・上海・ベルリンへのノスタルジー 16
- ブロンドの誘惑 メディアとブロンドガール 20
- ジョン・レノンとジャパン ジャポニスム再考 24
- ファイティング・スペクタクル ボクシング映画の〈暴力〉 28
- アメリカの戦慄 暴力と想像力 32
- ボックス・コンプレックス グラフィック社会の現実 36
- 八〇年代のヒップ ヒップ・カタログの感性 40
- パパラッツォの美学 窃視文化の現在 44
- 五〇年代の気分 〈青春〉の喪失 48
- エイシアン・ノベルの流行 アジアを舞台にした小説群 52
- 天国の門は開くか 八〇年代の空しさ 56
- 記号論とお尻の流行 顔のない時代のイリュージョン 60
- 酸っぱいヴァイオリン 記号社会の〈魔術〉 64
- ジャンパーネスク 若者文化の防衛性 68
- 少女趣味とセクシー シールズ人形を愛玩する大人たち 72
- 私の身体はどこに属するか 〈闇のカーニバル〉と山海塾 76
- 二重露出の時代 俳優を演じる俳優 80
- 風俗を見る眼 ブリッ子と訳知りおやじ 84
- 公園に集まってはならない 数寄屋橋公園改修 88
- ラケットピア 軽井沢のテニス・ギャル 92
- 未来はオリエンタル SF都市〈東京〉 97
- 贋作の記号学 三越と竹村健一著作問題 101
- 街はニュー・ペインティング 〈現実世界〉のエポケー 105
- ファッションとナショナリズム ハイブリッド・カクテル〈パリ・コレ〉 109
- 文化へのラブコール 〈芸術と革命〉展の革命性 113
- 八〇年代の性 ホモセクシャルと都市の快楽地図 117
- スパイの季節 隠蔽される〈個人の声〉 121
- II 肉体とファッション
- 風俗と肉体 メディアになった〈私〉 126
- 性の記号化と欲望 ニューヨークのポルノ新聞 137
- 都市空間を着る 空間化した性と身体 139
- 街から衣服へ、衣服から街へ ヨーガン・レールのデザイン 141
- 記号としてのファッション ファッションへの新しい視点 146
- 八〇年代ファッションとポスト・モダン ファッションのリアリティ 150
- 二十世紀末の女 モデル神話の崩壊 153
- III SFゾーン
- アリスの二つの国 異次元へのパスポート 162
- 笑うロボット 機械文明の悪魔祓い 175
- ハイテックの真空 〈白〉の研究 178
- SFイメージの力 〈空想〉の現実化と未来映像 180
- 夢の再訪 〈革命〉の病跡 182
- SF小説の未来 メルヴィルの〈部分〉と〈全体〉 184
- 風景への旅 コスミックな風景の中へ 188
- IV 二十世紀末都市
- 都市のコンセプト 神話への回路 200
- 広場の周辺 演劇空間の痕跡 203
- 京都の乳房 メタファーとしての都市 209
- 街路の光と闇 アンダーワールドの戦慄 214
- 一九二〇年代の大阪 水上のモダニズム 219
- ニューヨーク・フラグメント 象徴都市・ニューヨーク 224
- 未知なる世紀末ジャポン 〈純粋日本〉の失語症 234
- 世紀末ふたたび 視覚芸術の現在 238
- 広告の八〇年代 失われる消費神話 243
- ヴィスコンティの魅力 女たちのアイロニー 246
- モデルの崩壊 連鎖する閉塞性 251
- 非文化の現在 ハイブリッドからの蘇生 257
- 〈東京〉の二〇年代 未分化都市・東京への視点 263
- 世紀末都市〈東京〉 飽和する記号都市 266
- 二十世紀末都市/ニューヨーク=東京 メトロポリスの頽廃 270
- あとがき 279
あとがきより
主な初出
補記
最終更新:2008年05月22日 00:39