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パパは2日の午後、透析を済ませて、転院先のM病院を退院した。ただ、退院時にコチラの先生には「植え込んだ器械のチェックはウチでやりますが、それ以外の、外来通院と薬の処方は元のS病院でお願いします」といわれる。んんん、M病院とS病院と二股通院しなきゃいけないのか~。
そして今後の透析についてどうなるのか、M病院の透析センターでは何も伝えられず、パパも元のS病院で現場のスタッフに「向こう(M病院)を出たら、一旦ウチ(S病院)に戻ってウチから外部クリニックを紹介する」と聞いていたので、元いた病院の腎臓内科に電話確認してみることにした。
すると電話に出た部長先生、「そんな話は聞いていない。私は転院すると聞いたから、向こうの病院に、ソチラから外部クリニックを紹介するよう手紙を書いたのだ!」と電話口で怒鳴られ、パパが事情説明すると「○○さん(←パパのこと)、向こうをほっぽり出されたんだ~!」と一言、トドメを刺してくれた。
手術を終えたばかりで心身ともに弱気になってる患者に、なんて事を言うんだろう。患者は荷物じゃないぞ。ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆
パパはショックを受け、とっても傷ついた。それでもパパは、その根性悪の、後ろからケリを入れてやりたい部長先生に平身低頭、頼み込んで、外部クリニックが決まるまで当面、透析をしてもらえることになった。
『たそがれ清兵衛』の中で、清兵衛が日々の暮らしの中で子供の世話や近所とのつきあいに追われて自分の身の回りをかまわなくなり、段々と薄汚れていく様が子供心にも悲しかったという娘の心情を吐露する場面でのナレーションがある。
うらんは、パパが役職付きで、堂々と働いて相手と対応していた頃の姿に比べて、本人には何の落ち度もないのに、医師に必要以上に気を使い、へり下る姿が悲しかった。
翌日、確認とお願いのためにパパの代わりにうらんが病院に行くことになった。(ーー;)パパは「色々とご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いしますって必ず言ってくれよ」なーんて念を押す。
やだよ。うらんはそんな事、絶対に言わないからね。
ご迷惑をかけたのは病院のほうだよ。転院も突然決まり、転院の本当の理由も明かさず、かつ、循環器科と腎センターとの間で、ちゃんと連携も取っていないから、うちらは更生医療の手続きも後先になり、腎臓内科の部長先生には暴言を吐かれた。
転院にしたって、うちらが転院したいとか、M病院に移りたいとか言ったわけじゃないもん。病院側が「うちで手術できます。12月には手術の予定です」って言うから、更生医療の必要書類も渡しておいたのに。病院の言うとおりに動いただけなんだから、パパは悪くないよ。
診療科間で仲が悪いとか、病院のプライドとか、くだらない問題に患者を巻き込まないでほしい。
翌3日、憤りを感じつつ、朝一で病院の腎センターに行き、看護師さんに予約の時間と手順を説明してもらった。担当の看護師さんに「これこれこういうわけで、しゅ人はどこの病院で診てもらえるのか、大変不安に思っておりますの。」と話し、続いてつい、「色々とご迷惑をおかけしますが何分よろしくお願い致します。。」って、、ああっ言っちゃってるじゃん、σ( ̄◇ ̄;)自分。
病人は、患者は、そして患者の家族も、弱い立場でございます。
パパが倒れるまでは、うらんは勉強会に参加し、医療ジャーナリストの講演を聴き著書も読み、医療はサービスだ、医療は患者本位であるべきだ~とか、いっちょまいに考え、実行したいと思ってきたけれど、いざ本番、現場に身をおくと、まるっきり「違う!」と痛感する。
医療はサービスじゃない。
シェリーちゃん: バニラママにシェリーは元気ですって伝えてね。
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パパの病気] - &trackback() - 2005年12月06日 12:00:34
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最終更新:2005年12月07日 19:48