バイエルの『ウラノメトリア』において、エリダヌス座のο星の辺りには、3っつの星が―Wagman の言を借りれば―南東から北西へ直線状に並んでいる。仮に、この3星を「西北星」「中央星」「東南星」としよう。バイエルは、このうち北東側の2星、すなわち、西北星と中央星を4等星として "ο"、東南星を5等星として "d" としている。ところが、実際のところこの辺りには4っつの星が存在するため、それらに与えられたバイエル符号と現行星との同定に混乱が生じている。
その現行星は:
の4星である。まず、フラムスティードの「大英恒星目録」では、38蕃星を "ο"、40蕃星を "d" としている。すなわち:
なお、これに先立つハレー版では、38蕃星、40蕃星ともに "ο"としている。
後のベイリー版も、さらにべヴィスもフラムスティードを踏襲しているが、ベイリーは『BAC星表』では現行の通りに改めている。