偽装寝ゲロ 作詞・作曲 OGUMA
あれは我々25期が2男の頃の夏合宿のことだったであろうか。
大部屋でいつものごとく飲みがあり、死人が何人か出ていた時のことである。
その死人(飲んだくれて寝ている)の1人に当時の学習院キャプテンの
24期にっし〜(敬称略)がいた。
そのにっし〜をめざとく観察していた私とリーダーとよ〜たろ〜とふっし〜。
(確かそんなメンバーだったような気がする。)
その時、リーダーが、
「にっし〜が寝ゲロしたようにしむけるっしょ。」的な一言を発する。
メンバーが完全同意するのにそう時間はかからなかった。
そこからのメンバーの動きはテニスをする時のそれよりも
軽快かつ俊敏であった。
すっかり寝潰れているにっし〜の周りにビールの空き瓶を
自然に転がっているような向きで数本転がし、
未使用のトイレットペーパーをあたかも寝ゲロを処理した後のように
ちぎってはくしゃくしゃにして丸め、にっし〜の周りに
転がしておく。
そして、何気なくにっし〜が目覚めるのを待っていた。
その内、にっし〜が「う〜ん」と苦しそうに起きだした途端、
メンバー全員で、
「にっし〜、マジありえないよ〜。」
「ちょ〜寝ゲロしてましたよ〜。」
と、一斉に罵倒し始めたのである。
「えっ?マジで?覚えてない。」
「ってゆ〜か、ぜんぜん口汚れてないよ。」
と、必死に弁解するにっし〜であったが、
「いや、ゲロ自体はちょっとでしたけど。
(手で「ちょっと」っていうジェスチャーをしながら。)」
「いきなりコポコポ出てきたんで。」
「いや、マジですよ。」
と、笑いそうになりながらも、必死にリアルに寝ゲロがあったと主張する
メンバー。
と、そこに同じにっし〜の同期であるマエスナさんが大部屋に入ってきて
事の重大さに気づき、ホストばりに前髪をかき上げながら、我々メンバーに
「あ〜、マジごめんね。」←福山雅治のような声で。
そして同じくにっし〜の同期であるヤスダ・ティゲルさんが、
同じく大部屋に入ってきて事に気づき、目を見開きながら、
「おまっ!ぬぁっ!ぬわっ!ぬわぁ〜にやっとぅんどぅわよ〜!」と
2人とも全く「偽装寝ゲロ」とは気づかずに驚いていたのであった。
それを聞いたにっし〜はさすがに観念したのか、
「いや〜、悪かったな〜。」と認めてしまったのであった。
メンバーも「まっ、しょ〜がないっしょ。」と言ったのであった。
その翌日、寝ゲロ(偽装)したことを悪く思ったにっし〜が、
リーダーにジュースをおごってしまったのはここだけの話である。