エメラルドタブレット

 ハイランダー家の所有するスペイン外資系の総合美術館。館長はファナハイランダーであり古今東西様々な美術品を展示したりワークショップのためにキュレーターに貸し出したりもする。美術館としての収入以外に、裏稼業として他の美術館や個人から盗難されたアーティファクトを奪い返し持ち主に売り戻す、或いは持ち主の意向によっては安全に破棄する手助けをするという法的にグレーな業務も行っている。そのため、警備会社への委託ではなく直接ファナが警備部の人員はヘッドハンティング方式で雇っており、彼彼女らの出身や出自は多様性を極めている。

 新宿近辺に資本拠点を多く持ち、特にレストラン、ホテル、バー、劇場などアッパーカーストな人々の娯楽の場にコネクトを多く持っている。ハイランダー家の財力もあってか行事は華やかだし貸切が多い。有事になると警察よりもそういった草の根の企業と協力して問題に当たることが多いため警察側からも煙たがられている。

 

 名前の由来は錬金術士の基本思想を記録してあるという同名の石 エメラルドタブレット。語り継ぐべきものを次の世代に受け渡し、理のために善く死に、人々の喜びのために善く生きることを社訓としている。

 部署は、以下のように分かれている。

総括部:ファナ本人と秘書のみさご、あと多分税理士などの核の部分。人事部と経理部を兼ねてる感じの。
展示部:展示企画の運営や広報関係の仕事を行っている表の顔の主力。
警備部:館内警備やアーティファクト奪還の任を受けてる裏の顔の主戦力。
蒐集部:ディレッタントや古美術商や研究機関とやりとりをしてアーティファクトの収容や管理・記録を行う部署。

 

■警備部

 裏稼業の仕事から館内の軽い案内まで務めるファナの私兵とも言える部署。

制服はダークグレイッシュブルーに白のラインというシンプルなもので部署章として太極図状の勾玉に3つ線があしらわれている。

 

 

■主な人物

 ファナハイランダー:館長

 金守みさご:秘書

 異綱雷光:警備部

 ケイロン・レティクル:警備部

 イーヴァル・ランゲ:警備部

 加賀屋好志郎:警備部

 羽田 野乃花:警備部(ロスト)

 鵜野森 泰:警備部

 

■収容・処分済みアーティファクト

 黄金の塊/魔力の篭ったナイフ/魔力の篭った鏡の破片/顔の凹凸がない黒いスフィンクス像/夢見の石碑/2本の勺/ガルの鏡(大破)/消えた少女の絵画と胸像

 

最終更新:2019年03月05日 00:59