探偵の日常


1日目

  • フォルテの家
キール「う~ん……。」
主人公「どうしたの?」
キール「大事なカイチュウ時計が無くなっちゃったんだ。」
主人公「いつも置いてるところは?」
キール「無いんだ……。」
キール「昨日はいつもの場所にあったんだけど……。」
キール「もしかしてユウレイのしわざかな?」
そんなことないと思う・ユウレイかあ……
▼そんなことないと思う
主人公「ユウレイがなんでキールの時計を持ってくのかな。」
主人公「ユウレイじゃないと思うけど……。」
キール「そうかなあ。」
エルミナータ「その通りよ!」

▼ユウレイかあ……
キール「もしかしてほんとにユウレイのしわざかな!!」
キール「どうしよう……。」
キール「大事な時計だからユウレイに返してもらわないと。」
エルミナータ「それは違うわ!」


主人公エルミナータさん!」
キール「いつ入ってきたの!?」
エルミナータ「ふっふっふ。」
エルミナータ「事件あるところに私あり!」

エルミナータ「いいこと?」
エルミナータ「時計の盗難わね。ユウレイのしわざじゃないわ。」
キール「じゃあ、誰なの!!」
エルミナータ「それはね……。」
エルミナータ「ずばり怪盗のしわざよ!!」
主人公「いや、いくらなんでもーー」
エルミナータ「落ち着きなさい!」
エルミナータ「大丈夫。」
エルミナータ「私に任せればあっという間に事件解決よ。」
エルミナータ「あなたたちは大人しくそこで待ってなさい!」

キール「…………。」
主人公「…………。」
キール「ボク、もうちょっと探してみるね。」
主人公「そ、そうだね。」
主人公「どこか別の場所にあるかもしれないからね。」

 キール「ボクのカイチュウ時計、どこ行っちゃったんだろう。」

 エルミナータ「さぁて、犯人はどこかしらね。」

2日目

  • フォルテの家
エルミナータ「どっせい!!」

主人公「はっ!」
主人公「僕(私)は……。」
エルミナータ「もう、なにしてるのよ!」
エルミナータ「あやしいヤツかと思ったじゃない。」
主人公「すみません……。」
主人公「って、何で僕(私)が悪いみたいに!?」
主人公「そもそもエルミナータさんこそなにしてるんですか!?」
エルミナータ「見てわからない?」
エルミナータ「キーくんの時計を盗んだ怪盗をタイホするのよ!」
主人公「ここでですか?」
エルミナータ「そうよ。」
エルミナータ「いい?」
エルミナータ「あなたに大切な言葉を教えてあげるわ。」
エルミナータ「『犯人は必ず現場に戻ってくる』」
主人公「…………。」
エルミナータ「つまり、ココでこうして待っていればいずれは犯人にいきつくのよ。」

エルミナータ「ほら来た!!!!」

主人公エルミナータさん!?」
フォルテ「む、しまった。」
エルミナータ「いててててて。」

エルミナータ「もーなにするのさー。」
フォルテ「すみません……体が動いてしまって。」
フォルテ「って、なんで私が悪いみたいに!?」
フォルテ「だいたい、エルミナータさんこそなにしてるんですか……。」
エルミナータ「私は怪盗を捕まえようとしただけよ。」
主人公「どう見ても怪盗じゃなくてフォルテさんじゃないですか。」
フォルテ「怪盗?」
フォルテ「なんの話ですか?」
主人公キール(くん)のカイチュウ時計が無くなったんだ(です)。」
フォルテ「ほ、ほう。」
主人公エルミナータさんがそれを怪盗のしわざだって言うんですよ。」
フォルテ「な、なるほどな。」
フォルテ「そそそれは許せんな。」
主人公「……フォルテさん、大丈夫ですか?」
主人公「顔色が悪いですよ?」
フォルテ「へっ!?」
フォルテ「ご心配には及びません!」
フォルテ「なんら問題ありませんよ!」

エルミナータ「ははぁ~ん。」

エルミナータ「ふふ~ん。」
フォルテ「な、なんですか。」
エルミナータ「なんでもないわ!」
エルミナータ「じゃましたわね!」

主人公「なんだったんでしょうね。」
フォルテ「さぁ……。」

 フォルテ「…………。」

3日目

  • 鍛冶屋前
主人公「ん? 何か聞こえる……。」
フォルテ「大急ぎで……の部品……む。」
バド「…………言わ……て……。」
フォルテ「……で修理…………だ!」
フォルテ「なんとか…………!!」

  • 鍛冶屋
主人公「ごめんください。」
バド「やあ、いらっしゃイ。」
フォルテ「あ、どうも。」
なにかあったんですか?・修理ですか?
▼なにかあったんですか?
フォルテ「ま、まあそんなところです。」
バド「ははは、フォルテったら慌てちゃっテ。」
フォルテ「バドさん……。」
バド「ごめン、ごめン。もうなにも言わないかラ。」
フォルテ「…………。」
フォルテ「私はこれで失礼します。」

▼修理ですか?
フォルテ「ち、ちちちち違います!!」
フォルテ「えっと……失礼しますっ!!」
主人公「?」

主人公「なにかあったんですか?」
バド「ははは、まあ、アイツにも色々あるんだヨ。」
主人公「は、はあ……。」

 バド「まあ、アイツにも色々あるんだヨ。」
 バド「不器用だからナー。」

  • 鍛冶屋(エルミナータが鍛冶屋にいる時)
エルミナータ「そうなんでしょ!」
エルミナータ「そうよね?」
エルミナータ「そうに決まってるわよね!?」
バド「いや……そ、そノ……。」
エルミナータ「ウソつこうったってそーはいかないわよ!」
バド「オレの口からはなア……。」
エルミナータ「ソウサに非協力的ね……。」
エルミナータ「まあ、いいわ。」
エルミナータ「それだけ聞けただけでも十分よ。」

主人公「どうしたんですか?」
エルミナータ「ふふん♪」
エルミナータ「ちょっと良いこと聞いただけよ。」
エルミナータ「フレイ。近日中にキーくんの家でいいものが見られるわよ。」
主人公「いいもの?」

主人公「なにがあったんですか?」
バド「まあ、考え方は人それぞれってことだヨ。」

 エルミナータ「近日中にキーくんの家でいいものが見られるわよ。」
 エルミナータ「ふふふふふふ……。」

 バド「考え方は人それぞレ。」
 バド「と、言う事で放っておくのが一番だネ。」

4日目

  • フォルテの家の前
主人公エルミナータさん、なにをしてるんだろう……。」
通り過ぎる・声をかける
▼通り過ぎる
主人公(ここはだまって行こう……。)
エルミナータ主人公くん!」
エルミナータ「ちょっとこっちにいらっしゃい!」

▼声をかける
主人公「変なことする前に声をかけといたほうがいいかな。」
主人公エルミナータさん。」
エルミナータ「しっ!!」
エルミナータ「声が大きいわ!!!」
エルミナータ「こっちに来なさい!!」

主人公(なにしてるんですか?)
エルミナータ(今ちょうどいいところなのよ!)
エルミナータ(だまって見てなさい。)
主人公(勝手にのぞくのはよくないですよ!)
エルミナータ(ほら! いいから!)

  • フォルテの家
キール「あっ!!」

フォルテ「どうした?」
キール「無くしたと思ってたカイチュウ時計が机の上に置いてあったんだ!」
フォルテ「見落としていたんだろう。」
キール「そんなはずないんだけどなぁ。」
キール「あれ?」
フォルテ「今度はなんだ?」
キール「時計が直ってる。」
フォルテ「なんだ、壊れてたのか。」
キール「うん……。」
フォルテ「それならそうと言えばいいのに。」
キール「だって……。」
フォルテ「なんだ。」
フォルテ「はっきりしなさい。」
キール「お姉ちゃんからもらった大事な時計だったから……。」
キール「壊れてるって言いづらかったんだ。」
フォルテ「そんなことを気にしてたのか……。」
フォルテ「まあ、直っていてよかったじゃないか。」
キール「うん!」

  • フォルテの家の前
主人公キール(くん)のカイチュウ時計直ったんだ。」
エルミナータ「ふっふっふっ!」
エルミナータ「このときを待っていたわ!!」
主人公「あっ!ちょっと!」

  • フォルテの家
エルミナータフォルテ!!」
エルミナータ「ねんぐのおさめ時よ!」
フォルテ「またエルミナータさんですか。」
フォルテ「今度は何用ですか?」
エルミナータ「ふふん、シラを切ろうったってそうはいかないわよ!!」
エルミナータフォルテさん……。」
エルミナータ「アナタが犯人ですね!!」
フォルテ「なっ……!」
エルミナータ「いいですか。」
エルミナータ「あなたはキーくんの目を盗み、」
エルミナータ「机に置いてあったカイチュウ時計を盗みました!」
フォルテ「な、なにを言うんだ!」
キール「お姉ちゃん、ほんと?」
フォルテ「そんなわけないだろう!」
フォルテ「いいかげんなことを言うな!」
エルミナータ「いいかげんではありません!」

エルミナータ「残念ながら私の推理によって全てアバかれているんです。」
エルミナータ「なぜアナタがキーくんのカイチュウ時計を盗んだのか……。」
エルミナータ「私にはそれがわかりませんでした。」
エルミナータ「しかし、調べているうちにある結論にいたったのです。」
エルミナータ「アナタは必死にカイチュウ時計を直していましたね……。」
エルミナータ「そう、ズバリーー」
エルミナータ「アナタはカイチュウ時計を自分で壊してしまったのです!」
エルミナータ「自分のしたことが信じられなかったのでしょう。」
エルミナータ「でも、壊れてしまったものはいつかはバレてしまう……。」
エルミナータ「時計を直している間、」
エルミナータ「なんらかの事情で時計が無くなってしまえばいい!」
エルミナータ「そうーー」

エルミナータ「だから怪盗のしわざに見せかけ時計を盗んだのです!」
フォルテ「!!!!」

エルミナータフォルテさん……。」
エルミナータ「アナタのしたことは間違いです。」
エルミナータ「ですが、弟のことを思ったその気持ちは…………。」
エルミナータ「忘れないでください……。」

エルミナータ「ふっ、これにて一件落着。」

キール「…………。」
フォルテ「…………。」
キール「時計壊したの……ボクなんだけど……。」
フォルテ「…………。」
キール「怪盗のせいって、なに?」
フォルテ「さぁ……。」
主人公「じゃあ、なんで盗んだりしたんですか?」

フォルテ「……その……キールが時計を見て悲しそうにするから……。」
フォルテ「壊れたことをカンチガイにすれば元気になると思って……。」
キール「お姉ちゃん……。」
フォルテ「ごめんな、キール。」
フォルテ「私が勝手に持っていったからこんなことになって。」
キール「ううん、いいよ。」
キール「ボクのためにしてくれたんだし!」
キール「それにお姉ちゃんが直してくれた時計だってみんなにジマンできるよ!」
フォルテ「そ、それはっ……!」
主人公「いいじゃないですか。それくらい。」
フォルテ「よくない!!」
主人公「ま、まあ、怪盗さわぎも終わってよかったですね。」
キール「うん。」
キール「ありがとうございます。レストくん(フレイさん)。」
キール「あと……。」
キール「お姉ちゃんも。」
キール「ありがとう。」
フォルテ「あ、ああ……。」
フォルテ「……時計、大事にしてくれて、ありがとうな……。」
キール「うん!」

 フォルテ「まさかあんなに時計を大事にしてくれているとは……。」
 フォルテ「……今度はもっと良いのを買ってやろうかな……。」

 キール「大事な時計が直って良かったよ。」
 キール「でも、それよりもお姉ちゃんの気持ちがうれしかったな。」

 エルミナータ「ふっ……。」
 エルミナータ「またもやこの優秀な頭脳をもってして難事件を解決してしまったわ……。」
 エルミナータ「ああ……自分の才能が恐ろしい……。」

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最終更新:2018年07月03日 13:23
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