パジャマパーティーですぞ(男)
誘い
ダグ「そうだ、レスト!」
ダグ「明日、
アーサーの部屋でな、男連中で集まるんだけど、来るだロ?」
行く行く・明日はちょっと……
▼明日はちょっと……
ダグ「なんだヨー。」
ダグ「そういうことは早く言っとけヨ。」
ダグ「まあ、いいワ。」
ダグ「また今度ナ。」
▼行く行く
ダグ「んじゃ、明日の夜19時にアーサーん家ナ。」
ダグ「そうそう、寝巻きを持ってたら着てこいヨ。」
ダグ「その方が盛り上がるからナ。」
ダグ「集まりは明日だゾ。」
会話
ダグ「約束は今日だからナ。忘れんなヨ。」
ダグ 「よーし、来たナ。」
ダグ 「他のやつもそのうち来るから待っとケ。」
会話パターン A
キール 「お姉ちゃんが、服がきついって言ってたんだよね。」
ダグ 「そうか、
フォルテの胸がでかくなったのカ。」
キール 「へ?」
ビシュナル 「ええ!?」
ダグ 「なんだ、ビシュナル。お前知らなかったのカ。」
ダグ 「女が服がきついって言ってるときは大抵胸が大きくなったときダ。」
ビシュナル 「そ、そうなんですか……。」
ダグ 「いいか、ビシュナル。」
ダグ 「女ってのはな、胸で出来てると言っても過言ではなイ!」
ビシュナル 「そうなんですか?」
ダグ 「あァ……。」
ダグ 「よく覚えておケ。」
ダグ 「『女の価値は乳にあり』」
ダグ 「昔、えらい人が残した格言ダ。」
ビシュナル 「そんな格言があったんですね……。」
ダグ 「これぐらい知っておかないと執事としてはずかしいゾ。」
ビシュナル 「し、知りませんでした。」
ダグ 「お前も
クローリカに教えてやるんだゾ。」
ビシュナル 「はい!」
いや、やめておいた方が…… / がんばってね
▼いや、やめておいた方が……
ビシュナル 「え?」
アーサー 「そうですね。たぶん拳が飛んできます。」
ディラス 「近くに
マーガレットがいれば、罵声も飛んでくるだろう。」
レオン 「さらに。近くにフォルテがいれば、剣も飛んでくるだろう。」
ビシュナル 「ええっ!!!」
ダグ 「あー……もう少しでおもしろくなりそうだったのニ……。」
▼がんばってね
ビシュナル 「はい!」
ビシュナル 「よ~し!」
ビシュナル 「さっそく、明日クローリカさんに教えてあげよう!」
ダグ 「おう、いってこイ。」
ディラス 「お前ら……。」
レオン 「やるな……レスト。」
アーサー 「それで結局、なぜ服がきつかったんですか??」
キール 「なんか運動のしすぎで腕が入らなくなったって言ってたよ。」
アーサー 「ああ、筋肉がついたんですね。」
会話パターン B
ダグ 「ふむ。」
ダグ 「やっぱりアレだナ。」
レオン 「なんだ?」
ダグ 「女子分が少なイ。」
確かに / またそんな事…… / 眠いなあ
▼確かに
ダグ 「だろウ!?」
▼またそんな事……
ダグ 「大事な事だ、聞ケ。」
▼眠いなあ
ダグ 「こら、そこ、無視すんナ。」
ディラス 「別にいーじゃねーか。これってそういうモンだろう?」
ビシュナル 「男だけの集まりですからね。」
キール 「う~ん。」
キール 「それならお姉ちゃんを呼んでこようか?」
ダグ 「フォルテをカ……。」
ダグ 「いや、いい……。」
キール 「そう?」
ビシュナル 「ダグに気をつかわなくていいんですよ。」
レオン 「ああ、無視でも優しいくらいだ。」
ダグ 「オイ!どういうことダ!」
アーサー 「まあ、でも、確かにダグの言う事も一理はあります。」
ダグ 「オ?」
アーサー 「女性がいたほうが、場は華やかになりますね。」
ダグ 「だろウ?」
ダグ 「誰だよ、男だけで集まろうって言ったヤツ。」
ディラス 「お前だ。ああ、お前だ。」
アーサー 「それなら、ダグさんは今度から女性陣の集会に参加してみたらどうですか?」
ダグ 「オレ一人でカ?」
ダグ 「んなことできるかよ!!」
アーサー 「うるおいを求める割には純情な所、私は好きですよ。」
ダグ 「ほ、ほっとケ!!」
会話パターン C
キール 「ん、うぅん……。」
レオン 「眠そうだな。」
キール 「ちょっと眠いかも。」
レスト 「ムリせず寝ていいよ。」
キール 「じゃあ、そうする~。」
キール 「おやすみなさい。」
ダグ 「…………。」
ダグ 「おい、キール!」
キール 「ふぇ!?」
ダグ 「ああ、すまン。」
ダグ 「なんでもなかっタ。」
キール 「そっか……。」
ダグ 「そうだそうダ!!」
キール 「!?」
ダグ 「あ、わりぃ、わりィ。」
ダグ 「なんでもなかったワ。」
キール 「…………。」
レスト 「さっきからなしにてるの!」
ダグ 「いヤー。」
ダグ 「キールにはなんかいたずらしたくなるんだよナ。」
レスト 「子供みたいな事しないでよ……。」
レオン 「危ない!!」
キール 「えっ!?」
レスト 「レオンさんまで!?」
レスト 「だ、大丈夫だよキール。」
レスト 「何も危なくないから。」
キール 「ほんと?」
レスト 「うん。」
キール 「よかった……。」
ダグ 「にっしっしっシ。」
レスト 「もう、2人ともやめなよ!」
レオン 「なかなか面白いもんだな。」
アーサー 「仕事がっ!?」
キール 「はえっ!?」
レスト 「アーサーさんまで!?」
キール 「仕……事?大変なの?」
レスト 「だ、大丈夫だよ。」
キール 「そう……。」
ディラス 「……どりゃああああああ!!!」
キール 「うわぁ!!!」
レスト 「ディラスッ!?」
キール 「さっきからなに……?」
レスト 「な、なんでもないから寝て良いよ。」
キール 「そう……。」
レスト 「ディラス!!」
ディラス 「……案外おもしろいな。」
ダグ 「ははは、だロ?」
レスト 「…………。」怒
ビシュナル 「ぼ、僕はやりませんよ。」
ダグ 「なっはははハ。」
次は怒るよ!! / みんな静かにしてください…… / どりゃああああああ
▼次は怒るよ!!
キール 「うえ!?」
レスト 「あ……!」
キール 「どうしたの……?」
レスト 「ご、ごめんね。」
キール 「レストくん……。」
レスト 「なぁに?」
キール 「静かにしてね?」
レスト 「……はい。」
レオン 「くっくっく……。」
ダグ 「レスト、静かにしないとダメだゾ。」
レスト 「くぅ……。」
レスト 「なんで僕が怒られるんだ……。」
▼みんな静かにしてください……
ダグ 「残念。」
レスト 「なにが残念なんだか……。」
アーサー 「まあ、いいじゃないですか。」
ダグ 「そうそう、おもしろかったんだかラ。」
レスト 「ちっともおもしろくないよ……。」
▼どりゃああああああ
キール 「………………。」
アーサー 「もう寝てしまったみたいですね。」
レスト 「…………。」
ビシュナル 「レストさん……。」
レオン 「残念だったな。」
レスト 「くぅ……。」
会話パターン D
ビシュナル 「アーサーさん!?」
ビシュナル 「ここまで来て仕事ですか!」
アーサー 「すみません。スケジュールがやや遅れていまして。」
レオン 「結局、持ってきたのか。」
キール 「どれくらいあるの?」
アーサー 「寝なければ朝には終わりますよ。」
ダグ 「うへ……どんだけ仕事人間なんだヨ。」
アーサー 「それほどでもありませんよ。」
ダグ 「ホメてねえかラ。」
ビシュナル 「仕事ばかりで大変じゃないですか?」
アーサー 「大変じゃありませんよ。」
アーサー 「仕事は好きですし、自分で決めたことですから。」
ビシュナル 「かっこいいなあ。」
ビシュナル 「僕も『自分で決めたことですから』とか言ってみたいですね。」
キール 「ビシュナルくん、ビシュナルくん!」
キール 「執事の仕事は辛くありませんか?」
ビシュナル 「自分で決めたことですから、苦ではありません。」
キール 「お――!」
ビシュナル 「お――!」
ダグ 「……なにやってんだよ、お前ラ。」
レスト 「仕事かあ……。」
手伝います / 大変ですね
▼大変ですね
ビシュナル 「じゃあ僕、手伝います!」
(後はどちらを選んでも同文)
アーサー 「え、しかし……。」
ダグ 「まじデ!?」
ディラス 「あぁ、俺にも回せ。それくらい手伝ってやるよ。」
キール 「さんせー。」
キール 「仕事手伝うよ~。」
ビシュナル 「よーし、やりましょう!」
ビシュナル 「僕がんばりますよ!!」
ダグ 「ちッ……。」
ダグ 「しょうがなイ。」
ダグ 「ほんとはイヤだが、おれも手伝ってやろウ。」
レオン 「じゃあオレは寝るかな。」
ダグ 「おいおい、ここは手伝う流れだロ。」
アーサー 「そんなつもりでここに仕事を持ってきたわけでは……。」
レスト 「いいじゃないですか。」
ビシュナル 「そうですよ。」
レスト 「たまにはこういうのも悪くないんじゃないですか?」
アーサー 「みなさん……。」
アーサー 「ありがとうございます。」
レオン 「ちなみに、俺程度の知識だと、そいつの仕事は手伝えないからな。」
ダグ 「ツ!?」
会話パターン E
キール 「ねーねー、今日はどんな話をするの?」
レオン 「ディラス、何かあるか?」
ディラス 「悪い。俺は先に眠らせてもらう。」
ディラス 「ちょっと疲れててな。」
ダグ 「おいおい、なんのために集まったんダ?」
ディラス 「いいだろ。今日の俺は眠いんだ。」
ディラス 「ったく……眠る前にダグの顔を見るなんて、悪夢にうなされそうだ。」
ダグ 「こ……のっ……!」
ビシュナル 「ダグ、お、落ち着いて……。」
ダグ 「……ハッ!まあいいゼ!」
ダグ 「ディラスから浮いた話なんて出てこないだろうシ!」
ダグ 「どーせ、こいつは暗くてモテねーからなァ。」
ディラス 「なんだと、このバカドワーフ!」
ディラス 「だいたいな、俺はお前と違ってモテたいなんて少しも思ってねーよ!」(怒)
ダグ 「ウソつけ!この××馬野郎!」
ディラス 「ぶっとばすぞ△△ドワーフ!」
ビシュナル 「なんだかとんでもない言葉が飛び交っているような……。」
キール 「ねーねー、××とか△△とかって何?」
レオン 「おい、アーサー。説明してやれ。」
アーサー 「キール君。世の中には知らなくて良い事も多いんです。」
ディラス 「ダグ!だいたいテメーは□□□なんだ!!」
ダグ 「おめーこそ○○○なんだロ!!」
レオン 「さあ俺達も寝るぞ、キール。」
キール 「ねーねー、□□□とか、○○○とかって何?」
アーサー 「早く寝ましょう。」
キール 「えーっ、ビシュナルくんは知ってる?」
ビシュナル 「……ね、寝ましょう。」
キール 「えー、レストくんは?」
あのね、それは―― / 何だろう? / お姉ちゃんに聞いてごらん
▼あのね、それは――
アーサー 「レスト君。」
レスト 「……はい、寝ます……。」
キール 「ちぇーっ。(明日お姉ちゃんに聞いてみよう)」
▼何だろう?
キール 「レストくんもわからないのかぁ。」
キール 「ちぇーっ。(明日お姉ちゃんに聞いてみよう)」
▼お姉ちゃんに聞いてごらん
レオン (こいつが一番悪質だな……)
キール 「うん、そうするよ!」
ビシュナル 「だ、大丈夫かな……。」
会話パターン F
ビシュナル 「アーサーさんって女性にモテそうですよね。」
アーサー 「そんなことないですよ。」
レオン 「そういえば、仕事の書類に混じって文が届くことがあるな。」
キール 「えー!!」
アーサー 「さらりとウソを言わないでくださいね。」
ダグ 「モテると言えば、オレだナ。」
ビシュナル 「モテる方法ってあるんですか?」
ダグ 「おい、聞けヨ。」
アーサー 「別にモテているわけではありませんから。」
アーサー 「ビシュナルはここの出身じゃないんですよね。」
ビシュナル 「そうですよ。」
アーサー 「故郷に恋人などいなかったんですか?」
ビシュナル 「い、いませんよ!恋人なんて!」
ディラス 「結構、いい面してると思うけどな。」
ダグ 「イケメンってやつカ。」
ビシュナル 「そんなことはありませんから。」
ダグ 「そっカ……。」
ダグ 「じゃあ、知らない間に、フラグを立ててへし折るタイプなんだナ。」
ビシュナル 「え!?」
キール 「ビシュナルくん、すごいね……。」
ビシュナル 「ちょ、ちょっと!?勝手に変なエピソードを作らないでくださいよ!?」
ダグ 「相手はたまったもんじゃないけどナ……。」
アーサー 「ええ……かわいそうに。」
ビシュナル 「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
会話パターン G
ダグ 「なんかこう……、日々にうるおいってのがねーナ。」
アーサー 「始まりましたね。」
レオン 「なに、いつもの病気だ。」
ダグ 「せっかく町に女の子がいっぱいいるんダ!」
ダグ 「もうちょっとステキな出来事があってもいいだロ!?」
ダグ 「おイ、特にお前ラ!!」
ディラス 「あ?」
ビシュナル 「はい?」
ダグ 「お前ら仮にも女のコと仕事してるんダ!」
ダグ 「なんかこウ、ドキドキするようなハプニングの1つや2つないのカ!?」
ディラス 「そういえば……。」
ダグ 「お、何ダ!?言ってみロ!」
ディラス 「この間マーガレットをナンパしてる客がいたんだ。」
ダグ 「ほほウ。」
ディラス 「めんどくせーなって思って腕回しながら近づいたらよ。」
ダグ 「うんうン。」
ディラス 「『なにするつもり?』ってニラまれた。マーガレットに。」
ディラス 「その上、自分で客をさんざん注意して、追っ払ってた。」
ディラス 「あいつ、すげーな。」
ダグ 「何の話ダ!!?」
ダグ 「お前に聞いたオレがバカだったヨ!」
ダグ 「……で、ビシュナルの方はなんかないのカ?」
ダグ 「こう、風呂場でキャーッみいたいナ!?」
ビシュナル 「あ、そう言えばありました!!そんな事!!」
ダグ 「おお、あるのカ!?」
ビシュナル 「僕が旅館に向かっていると、大浴場から『キャーーッ』って声がして……。」
ダグ 「おうおウ!」
ビシュナル 「あわててかけつけたら着替え場に虫がいただけでした。」
ダグ 「待て、着替え場にかけつけたのカ!?」
ダグ 「ビシュナルってば案外、大胆なのナ……。」
ダグ 「それデ……、見たんだろウ……?どうだっタ……?」
ビシュナル 「
ヴォルカノンさんってあんな高い声出るんですね。」
ダグ 「ヴォルカノンかヨ!!!だから何の話だヨ!!!」
ビシュナル 「お風呂場でキャーッ、ですよね?」
ダグ 「ええい、もうお前らは黙ってロ!純粋すぎるワ!!」
ビシュナル「ひっ、ひどい!」
アーサー「ほめてるんですよ。」
ビシュナル「本当ですか!?」
ダグ 「レスト。もうお前が頼りダ……。」
ダグ 「なにか、なにかないのカ!?」
ありすぎて…… / なにもないよ
▼ありすぎて……
ダグ 「なにィ!?」
ダグ 「だ、だめダ……。」
ダグ 「レストとは生きてる世界が違ウ……。」
ダグ 「一体この差はなんなんダーッ!!!」
▼なにもないよ
ダグ 「……仲間だナ。」
アーサー 「レスト君と一緒にしないで下さい。」
ダグ 「エッ!?」
ビシュナル 「あ、確かにダグとレストさんは違いますね。」
ダグ 「ヲッ!?」
ディラス 「何も無いんじゃなくて、言いたくないだけだろ。お前なんかに。」
ダグ 「ナッ!?」
キール 「ダメだよーっ?聞かれたくない事を聞くのはー。」
ダグ 「いつの間にかオレ悪者ッ!?」
ダグ 「この扱いの差はなんなんダーッ!!!」
会話パターン H
ダグ 「さぁて、今日はどんな話をしようカ?」
ビシュナル 「あ、はいはい!」
ダグ 「お、なんだビシュナル。めずらしいナ。言ってみロ。」
ビシュナル 「アーサーさんにトランプをもらったんです。」
アーサー 「ああ、この前の。」
ビシュナル 「みんなでやりましょう。レストさんもですよ。」
レスト 「うん。」
ディラス 「トランプ?なんだそれ。見せてみろ。」
レオン 「おもしろそうだな。俺にも教えてくれ。」
キール 「わーい。やりたいやりたい!」
ダグ 「このお子様どもメ……。」
エルミナータ (ふふふ……。潜入成功。)
エルミナータ (さあ、キミ達の秘密を暴露しまくりなさい……!)
レオン 「…………ん。」
ダグ 「……どうした、レオン?」
ディラス 「何か変なものでもいたのか?」
レオン 「……ふっ。」
レオン 「いや、ただの気のせいだ。それより早く始めようぜ。」
ビシュナル 「ダグもやりましょうよ。」
ダグ 「……おうヨ!」
ダグ 「ならこうしよウ!」
ダグ 「負けたら自分の好きな人を言ウ!!」
ビシュナル 「ええっ!?」
ダグ 「それくらいやらなきゃおもしろくないだろウ?」
ディラス 「くだらない事を考える能力だけは一人前だな。」
ダグ 「なんダ?そんな事言っテ、負けるのが怖いんだロ?」
ディラス 「やってやるぜ!」
アーサー 「負けなければいいだけです。簡単ですね。」
キール 「ねーねー、はやく始めようよ~。」
ダグ 「よぉシ……、勝負ダ!」
エルミナータ (ふふふ……。おもしろくなってきたわね。)
エルミナータ (この町の恋愛事情は、全て私の手のひらの上よ!)
アーサー 「私、あがりです。」
ビシュナル 「よかった……僕もです。」
ディラス 「ほらよっ。俺もだ。」
キール 「あ、ボクもおわりーっ。」
ダグ 「いよっシ、あぶねエ!あがりダ!」
ダグ 「残るハ……。」
レオン 「…………。」
レスト 「…………。」
レオン 「俺はお前の好きな人とやらを聞いてみたい気もするな。」
レスト 「えっ!?」
レオン 「……まあ、最後は運だ。好きなカードを選びな。」
右のカード / 左のカード
▼右のカード
レスト 「…………!」
レオン 「……ふっ。」
アーサー 「ああっ!」
レスト 「……か、勝った。」
レオン 「……俺の負けか。」
エルミナータ (あら、意外な結果。まあ、誰の好きな人でもいいわ。)
ダグ 「ほらほラ、言えヨ~。レオン、誰が好きなんダ?」
ディラス (こいつ、好きな奴なんていんのか?)
ビシュナル 「どきどき……。」
レオン 「……そうだな。俺は―――」
レオン 「エルミナータ! が好きだ!!」
ダグ 「おオッ!!」
ビシュナル 「わーっ!!」
キール 「へーっ。」
ディラス 「……本当か?」
アーサー 「…………。」
エルミナータ 「ぶええーーーーーっ!?」
ダグ 「……おイ、今確実に何か聞こえただロ?」
レオン 「気のせいだな。」
レオン 「さあ、もういいだろ。寝るぞ。」
アーサー 「訂正はしておいたほうがいいんじゃないですか?」
レオン 「ああ、そうだったな。」
レオン 「まあ、ウソだけどな!!」
レオン 「……よし、寝るか。」
アーサー 「まったく。あなたは本当に意地悪な人だ。」
レオン 「はは。お休み。」
エルミナータ 「って、ウソってなによおおおおおおお!!!こんちくしょおおおおおおおう!!!」
▼左のカード
レスト 「…………!」
レオン 「……ふっ。」
ビシュナル 「ああっ!」
レオン 「残念。お前の負けだ。」
エルミナータ (お、おお……!レストくんの好きな人……。)
ダグ 「はは、レストの負けカ!」
アーサー 「おやおや。」
キール 「もっかいやろーっ!」
ダグ 「ま、まてまテ、それは後ダ!」
ダグ 「……わかってるナ?レスト。」
レスト 「ええ~……。」
エルミナータ (どきどき……。めもめも……。)
ダグ 「さあ答えロ!誰がすきなんダ!?」
クローリカ / フォルテ / マーガレット /
シャオパイ / コハク / ドルチェ / ピコ / エルミナータ / リンファ /
ブロッサム / ナンシー /
ポコリーヌ / いない
▼クローリカ
ビシュナル 「えっ、ええっ!?」
ディラス 「何だ?ビシュナルも好きなのか?」
ビシュナル 「ちっ、違いますよ!仕事仲間だから驚いたんですっ!」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼フォルテ
キール 「うん。ボクも好きー。」
アーサー 「意味が違うと思います。」
キール 「ん?そうなの?」
ダグ 「なるほどなー。レストはフォルテのことガ……。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼マーガレット
ディラス 「あ、あの口うるさいやつが?」
アーサー 「ディラスの見る目がないだけですよ。」
ディラス 「ほっとけ!」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼シャオパイ
レオン 「はは、あの不器用なやつか。」
ビシュナル 「でも、がんばりやな所、レストさんに似てますね。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼コハク
エルミナータ 「ええーーーーーーーーっ!」
ダグ 「……ん、今なんか聞こえたよナ?」
レオン 「気のせいだな。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼ドルチェ
レオン 「ほお、レストは静かな女が好きなのか。」
アーサー 「彼女のまわりは黙っていないでしょうけどね。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼ピコ
ダグ 「あのやかましいユウレイのことカ。」
レオン 「ドルチェと一緒に、とか思ってるんじゃないのか?」
レスト 「えっ……。」
ダグ 「二人分だト!?」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼エルミナータ
エルミナータ 「ぶええーーーーーっ!?」
ダグ 「……おイ、今確実に何か聞こえただロ?」
レオン 「気のせいだな。」
エルミナータ (……っ!……っ!?ぎゃーーーーっ!!!)
▼リンファ
ビシュナル 「本当ですか!?」
ディラス 「お前……。」
ダグ 「これは……すごい事を聞いてしまったナ……。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼ブロッサム
ダグ 「なにいッ!!?!?!?」
ビシュナル 「これは……聞いてよかったのでしょうか……!」
ダグ 「え……あ……ア……!?!??!」
アーサー 「ダグ、混乱してますね。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼ナンシー
キール 「え、でもナンシーさんは結婚してるよ。」
ダグ 「おい、そんな冷静なツッコミしてる場合カ。」
アーサー 「レスト君、応援は出来ませんが、がんばってください……。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼ポコリーヌ
ディラス 「…………。」
ダグ 「…………。」
レオン 「……どんな言葉をかけたらいい?」
アーサー 「……まあ、人それぞれですから。」
エルミナータ 「めもめも……いっただき~。悪いわね、レストくん♪」
▼いない
レオン 「なんだ、勝ち損か。」
エルミナータ (……はりこみ損じゃない。)
ビシュナル 「ま、まあまあ。いないなら仕方ないですよ。」
ダグ 「…………寝ル。」
レオン 「恥ずかしいなら後でこっそり、俺にだけ教えてくれてもいいんだぞ?」
ディラス 「なんだ、本当はいるのか?だったら俺にも聞かせろ。」
アーサー 「興味津々ですね、ディラス。」
ディラス 「う、うるせーな、そんなんじゃねーよ!」
レオン (こんなんなら負けておけばよかったな。)
会話パターン I
ダグ 「なあ、オレ、この間サ……。」
ダグ 「ポコの旦那が女性と歩いてるのを見たんだガ……。」
キール 「それって恋人?」
ダグ 「なっ!あのオッサン、恋人なんていたのカ!?」
レオン 「それは意外だな。」
ディラス 「…………。」
ビシュナル 「あ、そう言えば僕も見ました。男性でしたけど……。」
ダグ 「彼氏までいるのカ!?」
アーサー 「ポコリーヌさんが異国の文字を使って手紙を書いてる所を見たことがあります。」
アーサー 「つまり、異国の方との交流とも考えられますね。」
ダグ 「あ、そう言えば女の人は耳が長かったナ。」
アーサー 「エルフかもしれませんね。」
ダグ 「だいたいあの人、色々とヘンだよナ!」
ダグ 「あんなデカい家に食堂があって、
飛行船まで持ってるんだろウ!?」
ダグ 「ヴィヴィアージュ家って一体どんな商売してるんダ……?」
アーサー 「でも本人は商売どころか、お金にすら興味はなさそうですね。」
アーサー 「私に無償で飛行船を貸してるくらいですし。」
アーサー 「おっと、住む場所も仕事場もそうでした。」
ディラス 「……俺も仕事と居場所をもらってるしな。」
キール 「懐が深い人なんだねー。」
ダグ 「おい、ディラス。あの人の事、なんか知らねーのカ?」
ダグ 「実は結婚してるとカ。」
ディラス 「…………。」
ディラス 「……前に、少しだけ、話してくれた事がある。」
ダグ 「オ?何ダ?」
ディラス 「あの人は昔、恋人を亡くしたと言っていた。」
ディラス 「エルフの……恋人を。」
ダグ 「エッ……。」
ディラス 「打つ手のない、病気だったらしい。」
レオン 「病気か……。」
アーサー 「それはさぞかし、辛い出来事だったでしょうね。」
ディラス 「ああ。」
キール 「エルフって長寿なんだよね?」
ディラス 「そうだ。」
ディラス 「だから、まさか自分より先にこの世から去るなんて思わなかっただろうな。」
ビシュナル 「もしかして、その人の事が忘れられなくて今も結婚しないんでしょうか……?」
ディラス 「さあな……。」
ディラス 「ただ、1つ言える事があるとすれば……。」
ディラス 「ポコリーヌさんは人一倍、大切な人を失う悲しみを知ってるって事だ。」
ダグ 「…………。」
アーサー 「……私達に無償の愛を振りまく理由が、そこにはあるのかもしれませんね。」
ディラス 「……かもな。」
ダグ 「…………。」
会話パターン J
ダグ「なあ、レストの好みのタイプってなんダ?」
レスト「えっ……好み?」
キール「なんか大人な会話だね♪」
ディラス「大人……か?」
ダグ「で、どうなんだヨ。」
レスト「え、えっと──」
やさしい人かな ・ おもしろい人かな ・ ふしぎな人かな
▼選択肢で変化なし
ダグ「いやいや、そういうことじゃなくてだナ。」
レスト「どういうこと?」
ダグ「ほら、他にも色々あんだロ?」
ダグ「かわいいとか、キレイとカ。」
ダグ「こういうスタイルがそそるとかヨ。」
ダグ「そういうのあんだロ?」
レスト「……?」
ダグ「男しかいねえんダ。えんりょしなくていいのニ。」
ダグ「他のヤツらはどうなんダ?」
ビシュナル「僕は元気な人が好きですね。」
ビシュナル「一緒にいると力がわいてきます。」
ダグ「おまえ、人の話聞いてたカ?」
アーサー「私は仕事が恋人なので。」
レオン「お前らしいな。」
キール「ん~、僕はやさしい人がいいな。」
キール「レオンさんは?」
レオン「オレか?」
レオン「オレは……そうだな。」
レオン「秘密だ。」
キール「秘密かあ~。」
ダグ「じゃあディラスはどうなんダ?」
ディラス「別にねーよ。んなもん。」
ダグ「なんだよ、つまんねーノー。」
キール「ダグさんは?」
ダグ「お、よくぞ聞いタ!!」
ディラス「さて、寝るか。」
ビシュナル「あ、もうそんな時間ですね。」
キール「あ、そっかー。」
レオン「ほら、キール。こっちの布団を使え。」
キール「うん。ありがとう♪」
アーサー「それでは、お休みなさい。」
ダグ「あ、あレ?興味なシ?」
パーティー後、少人数会話
《1》
レオン 「華はないが、男だけで集まるのもいいもんだな。」
レオン 「本当に華はないけどな。」
レスト 「華がないほうが楽しいときだってありますよ。」
レオン 「おまえ、そっち系の趣味が……?」
レスト 「え?」
レオン 「寝るときこっちに来るなよ。」
レスト 「なんで……?」
《2》
キール {ZZZ……。}
レスト 「キール、寝ちゃったね。」
アーサー 「たくさん話して疲れたのでしょう。」
アーサー 「私たちも寝ましょうか。」
レスト 「そうですね。」
アーサー 「おやすみなさい。」
レスト 「おやすみなさい。」
《3》
アーサー 「そろそろ寝ましょうか。」
レオン 「ああ、眠いときは素直に寝た方が良い。」
レオン 「そんなわけでオレは寝る。」
レオン 「おやすみ。」
レオン {ZZZ……。}
レスト 「寝ちゃった。」
アーサー 「マイペースな方ですから。」
キール 「僕もそろそろ寝るね。」
アーサー 「おやすみなさい。」
レスト 「アーサーは寝ないんですか?」
アーサー 「私ももう寝ますよ。」
アーサー 「仕事もありませんしね。」
アーサー 「こうやってゆっくりみんなと休めるのもダグさんのおかげです。」
アーサー 「またやりましょうね。」
レスト 「ええ。」
《4》
ダグ 「あー、騒いだ騒いダ。」
ダグ 「眠くなってきたし、寝るワ!」
ダグ 「おやすミ!」
ダグ 「…………。」
ダグ {ZZZ……。}
キール 「寝ちゃった……。」
ビシュナル 「早いですね……。」
ディラス 「勝手なヤツだ。」
アーサー 「でも自由なところがダグさんのいいところですよね。」
レオン 「自由っていうかわがままなんじゃないか?」
ダグ 「ぐがーっ。ぐがーっ。」
《5》
ビシュナル 「結構話しましたね。」
ビシュナル 「そろそろ寝ましょうか。」
ダグ 「ハ?まだ早くネ?」
ビシュナル 「いえ、睡眠は規則正しくとらないといけないんですよ。」
ダグ 「今日くらいいいじゃねえカ。」
ビシュナル 「いいえ、いけません。」
ビシュナル 「いいですか、ダグ。そもそも睡眠とはですね。」
ダグ 「あー、いいよ、わかったわかっタ!」
ダグ 「寝るから長くなりそうな講釈はやめてくレ。」
ビシュナル 「わかっていただけたなら結構です。」
ビシュナル 「では、寝ましょうか。」
ダグ 「へいへイ……。」
ダグ 「おまえ、少しヴォルカノンに似てきたナ……。」
《6》
ダグ {ズゴゴゴゴゴ。}
ビシュナル 「すごいイビキですね。」
ディラス 「寝ててもうるさいやつだな。」
ディラス 「……肌掛けくらい掛けてやるか。」
ビシュナル 「……意外と優しいんですね。」
ディラス 「ちっ、ちっげーよ!」(大声)
ディラス 「こいつが引いた風邪なんかうつされたくないだけだ!」(大声)
ビシュナル 「本当ですか?」
ディラス 「うるさいっ!寝るぞっ!」
ビシュナル 「ふふ、おやすみなさい。」
《7》
ディラス 「なあ、レオン。」
レオン 「どうした、そんな深刻な顔して。」
レオン 「似合わんぞ?」
ディラス 「……わかってら。」
レオン 「よっと。」
ディラス 「悪いな、起こして。」
レオン 「なに、他の奴らが起きてると話しにくい事なんだろ。」
レオン 「いいから肩の力を抜け。どれ、言ってみろ。」
ディラス 「あぁ……。」
ディラス 「なあ、お前は……、過去に戻りたいと思った事はあるか?」
レオン 「守り人になる前の頃、にか。」
ディラス 「ああ。」
レオン 「お前は戻りたいのか?」
ディラス 「……いや。」
ディラス 「ただ、町のみんなの事がたまにだけど気にかかるんだ。」
レオン 「……つまり、まだお前がいた頃。昔のこの町の住人達だな。」
ディラス 「俺はセルザを守るため、町の人を守るために守り人になった。」
ディラス 「俺が守り人になった後――」
ディラス 「町の人達は幸せに暮らせたのかなって。」
ディラス 「それが、気になるんだ……。」
レオン 「なんだ、そんな事か。やっぱりお前はバカだな。」
ディラス 「なっ、何だと!!」
キール 「うう~ん……。」
ディラス 「あっ……と。」
レオン 「いいか、ディラス。よく聞け。」
レオン 「まずこの町の人々の顔を思い出せ。皆、いきいきとしてるだろ。」
ディラス 「だから何だ。」
レオン 「そしてこの町の姿だ。」
レオン 「お前がいた頃がどうだったかは知らないが、俺のいた頃に比べたらはるかに発展してる。」
ディラス 「ああ、俺がいた頃と比べてもそうだ。それが何だってんだ。」
レオン 「これが不幸になった町の人々に出来るかって話だ。」
ディラス 「…………それは……。」
レオン 「当時の人間には、きっとお前に報いる気持ちだってあったはずだ。」
レオン 「お前は信じてないのか?お前が命がけで守った人々を。」
ディラス 「……そんなワケあるか。」
レオン 「だったら何も心配する事はないだろう?」
レオン 「お前がするべき事は簡単だ。」
レオン 「この立派な町を作った人達のためにも悔いなく今を生きる。」
レオン 「それだけだ。」
レオン 「どうやったって……、過去へは戻れないからな。」
ディラス 「レオン…………。」
レオン 「まあ、だた1つ。この町に欠点をあげるとすれば―――」
ディラス 「……?何だ?」
レオン 「俺達を称える像がないのが不満だな。」
ディラス 「―――ハッ。」ニヤリ
ディラス 「何言ってやがる!誰がお前の像なんか欲しがるかよ!」
レオン 「はは、全くだ!俺もいらん!」
ダグ 「んが。」
レオン 「―――おっと。」
レオン 「さあ、寝るぞ。俺達には明日があるからな。」
ディラス 「ああ。」
ディラス (……ありがとう。)
起床
ダグ「またヒマ見つけて声かけるワ。」
キール「うん、楽しみにしてるよ。」
ディラス「…………まあ、たまにはいいな。」
ビシュナル「また集まりましょうね!」
レオン「またな。」
アーサー「みなさん、気をつけて帰ってくださいね。」
解散後
ビシュナル「もしかして女性陣も夜の集まりとかしてるんでしょうかね?」
アーサー「夜更かしをしても、仕事に影響はないので大丈夫ですよ。」
アーサー「いつものことですから。」
キール「今回も盛り上がったねー。」
キール「今度はどんな話をしよっか?」
ダグ「また集まる時は呼ぶからヨ。」
ダグ「楽しみに待ってナ。」
ディラス「浮いた話の好きなやつらだ。
ディラス「……いや、そんなのダグだけか?」
レオン「夜に集まって集会か。」
レオン「大人連中も混ぜたらおもしろくなるんじゃないか?」
最終更新:2023年02月21日 22:35