エルミナータ「私さ、セルフィアはもっと花に満ちあふれてていいと思うのよね。」
エルミナータ「フレイはそう思わない?」
思います・思いません・それよりもお腹すきました
▼思います
エルミナータ「でしょ!!」
エルミナータ「フレイもわかってるじゃない。」
エルミナータ「どこか花を増やせそうな場所、探してみようかしら。」
エルミナータ「今から。」
エルミナータ「探偵の基本は足を動かすこと!花を増やせそうな場所はどこ!?」
エルミナータ「う~ん……。」
主人公「エルミナータさん?どうしたんですか?」
エルミナータ「う~ん……。」
エルミナータ「物足りないわねえ。」
主人公(聞こえてないのかな……?)
主人公(集中してて、私に気付いてないみたい。)
エルミナータ「ねえ、フレイもそう思うでしょ?」
主人公「あれ、私がいる事に気づいてたんですか?」
エルミナータ「ふふん、名探偵にわからないことはないわ!」
主人公「わかってて私の問いかけを無視してたんですか。」
エルミナータ「そんなことより、ここらへんよ、ここらへん。」
主人公「え?」
エルミナータ「物足りなくない?」
そうですね・そうですか?
▼そうですね
エルミナータ「やっぱりそうおもうわよね!」
エルミナータ「う~ん……なにかないかしら。」
エルミナータ「う~ん……さみしいわよねえ。」
コハク「るんるんら~♪」
主人公(楽しそうだなあ……。)
エルミナータ「ぎゃあああああああああああ!!!」
主人公「どうしたんですか!」
エルミナータ「み、み……み……、店の花が足りないわ!!!!!!!」
主人公「花が……?どうしてですか?」
エルミナータ「わからないわ。」
エルミナータ「店のカギはちゃんと閉めてたし……。」
エルミナータ「……まさか……ドロボウ?」
主人公「ええっ!?」
エルミナータ「おのれ……怪盗花ドロボウめ!!」
エルミナータ「絶対に許さないわ!!!!!!」
エルミナータ「待ってなさい……!」
エルミナータ「この名探偵エルミナータがその悪事を必ず暴いてあげるわ!!」
シャオパイ(ど、どうしたものか……。)
シャオパイ「見てしまったが……。」
シャオパイ「いや、しかし、何か事情があるのかも……。」
シャオパイ「ああ、もう!どうしたらいいか分からないが!」
エルミナータ「出てきなさーい!」
エルミナータ「あなたは完全に包囲されてるわ!」
エルミナータ「大人しく出てきなさい!」
エルミナータ「あっ、フレイ。」
エルミナータ「この辺りで犯人を見なかった?」
主人公「は、犯人ですか?」
主人公「そもそも誰が犯人かわかったんですか?」
エルミナータ「いいえ、まだよ。」
主人公「それじゃあ、わかりませんよ……。」
エルミナータ「なんとなくあやしいのが犯人に決まってるじゃない。」
エルミナータ「怪しいやつをみつけたら、ただちに私に報告しなさいね。」
シャオパイ(…………。)
主人公「どうかした?」
シャオ「だ、大丈夫だか!!」
エルミナータ「ほんとにっ!?」
ナンシー「ええ、ほんとうよ。」
ナンシー「夜中なのに歌いながら湖に向かってった人がいたわ。」
エルミナータ「私の花を隠すつもりね!」
エルミナータ「おのれ……!」
エルミナータ「ご協力感謝します!!!」
シャオパイ(ああ……!これ以上は見てられないが……!)
シャオパイ(でも、どうすれば……。)
ナンシー「あんな夜中に歌いながら歩いて……、何をしてたのかしら……。」
シャオパイ「フレイ……。」
シャオパイ「エっちゃんの話についてな……。」
シャオパイ「実は……。花を盗んだ犯人に心当たりがあるようだ・・・・・・。」
主人公「えっ!誰なの!?」
シャオパイ「すまない。それは言えないが……。」
シャオパイ「だが、信じてほしいようだ!」
シャオパイ「悪い人じゃない!だから……なにか訳があったに違いないが!」
シャオパイ「お願いだ!エっちゃんを止めるのに協力してくれ!」
主人公「……わかりました。」
主人公「シャオさんを信じましょう!」
シャオパイ「うん!ありがとう!!」
シャオパイ「じゃあ、エっちゃんを止めに行くようだ!」
主人公「エルミナーー」
エルミナータ「ちょっと静かにしてもらえる?」
エルミナータ「今、考え事をしてるの。」
シャオパイ「だか、大事な話があるようだ……!」
エルミナータ「ごめんね。」
エルミナータ「また後で聞くから。」
シャオパイ「エっちゃん、話を聞いてくれないが……。」
主人公「うん……。」
シャオパイ「…………。」
シャオパイ「湖に行くようだ。」
シャオパイ「エっちゃんを止めるより先に、本人に話を聞けばよかったが!」
主人公「それって……。」
シャオパイ「行こう!フレイ!」
エルミナータ「うおおおおおおおおおお!」
主人公「なに!?」
シャオパイ「あ、あれ!!!!」
主人公「エルミナータさん!?」
シャオパイ「こ、こっちに来るが!」
シャオパイ「……いや、止めるしかない!!」
主人公「あれを!?む、ムリだよ!」
シャオパイ「あきらめたらそこで終了だが!!」
シャオパイ「--バッチこおおぉぉい!!!」
主人公「うう……っ。」
シャオパイ「と、止められなかったが……。」
エルミナータ「コハク。」
コハク「あ、エっちゃんなの♪」
エルミナータ「この辺りであやしいやつをってーー」
エルミナータ「あなたそれ……。」
コハク「へへ~。」
コハク「見て見て~!」
コハク「お花を植えたんだよ!」
コハク「どうかなあ?キレイだよねえ。」
コハク「!?」
シャオパイ「エっちゃん!」
コハク「え……どうしてたたくの?」
エルミナータ「コハク、その花、どうしたの?」
コハク「……お家から持ってきたの。」
コハク「ここに植えようと思って……。」
エルミナータ「その花はお店の花よ。」
エルミナータ「勝手に持ってっていいものじゃない。」
エルミナータ「わかるわよね?」
コハク「で、でも……。」
エルミナータ「でもも、かかしもないわ!」
コハク「うぅ……。」
シャオパイ「エっちゃん!待ってほしいようだ!」
シャオパイ「コハクの話も聞いてあげるべきだが!」
エルミナータ「……モチロン、分かってるわ。」
エルミナータ「コハク。」
エルミナータ「どうして店の花を勝手に持って行ったの?」
コハク「うぅ……。」
コハク「……この前、エっちゃんが花がなくてさみしいって言ってたから。」
コハク「だから、ここに花を増やそうと思ったの。」
コハク「内緒にしてたほうがエっちゃんもビックリしてくれるって。」
コハク「そう思ったの……。」
コハク「でも……でも……ごめんなさい……。」
エルミナータ「……そういうことだったのね。」
コハク「うぅ……。」
エルミナータ「まったく……。」
エルミナータ「コハク……。」
コハク「……はい。」
エルミナータ「いい、今後、どんなことがあってもお店のものを勝手に持っていっちゃダメよ。」
コハク「……うん……ごめんなさい。」
エルミナータ「もう、いいのよ。」
エルミナータ「私のためにありごとうね。コハク。」
コハク「エっちゃんーーーーっ!」
エルミナータ「よしよし。」
エルミナータ「あのさ、フレイとシャオシャオ。」
主人公「はい。」
エルミナータ「悪いんだけど、家から種持ってきてくれないかな。」
エルミナータ「ここに、植えたいんだ。」
主人公「分かりました。」
シャオパイ「ちょっと行ってくるようだ。」
コハク「いいの!?」
エルミナータ「ええ、今日だけの特別サービスよ。」
コハク「わあい♪出血大サービスなのー!!」
エルミナータ「……ええ、本当にね。」
エルミナータ「これで、よしっと!」
コハク「早く、お花咲かないかなあ。」
シャオパイ「ここが花でいっぱいになるといいな。」
エルミナータ「心配しなくても大丈夫よ。」
エルミナータ「私たちが植えた花だから元気に育つに決まってるわ!」
エルミナータ「花にはちゃんと水をあげないとね。」
エルミナータ「そうすれば、まだ種みたいなコハクだって、いつかきれいな花を咲かせるわ。」
コハク「お花、きれいに育つといいな。」
シャオパイ「あれ?何の種を持ってきたんだっけ?」
シャオパイ「…………変なものが育たないといいが。」
最終更新:2015年05月04日 23:05