笑顔を見せる・変な顔をする
▼笑顔を見せる
主人公「こう?」
ディラス「…………!」
主人公「え? 何? どうしたの?」
ディラス「……なんでもねぇよ!」
▼変な顔をする
ディラス「ぶっ!」
ディラス「ばばっばばばかやろう……。 おれをわらわらわしてどうする!?」
ディラス「ウェイターは笑顔が大事だと……、 聞いたから……。」
ディラス「とりあえず笑顔を見て 勉強をしようと思ってだな……。」
主人公「まさかそれで『笑え』なんて 言ったの……?」
ディラス「……そうだ。」
ディラス「べ、別にいいだろ! 俺はこれでも真剣なんだ!」
主人公「そ、そっか……。 それで、うまく笑えるようになった?」
ディラス「フン。簡単だ。」
主人公「見せてくれる?」
ディラス「よし、見てろ。」
よく出来ました・ないない・さあ、本番行こうか
▼よく出来ました
ディラス「そうだろう。」
ディラス「だがな、これをやったら客が逃げた。 なぜか。」
主人公「当たり前だね。」
ディラス「なにっ!? 今のはウソかっ!?」
▼ないない
ディラス「ダ、ダメか……。」
ディラス「この前、これを客の前でやったら 逃げられたしな……。」
▼さあ、本番行こうか
ディラス「いや、今の本番だったんだが……。」
ディラス「つまりダメか……。」
ディラス「この前、これを客の前でやったら 逃げられたしな……。」
ディラス「なあ、レスト(フレイ)。」
ディラス「俺の……、その、 笑顔の練習に付き合ってくれないか?」
いいよ・あきらめよう
▼あきらめよう
ディラス「それは……出来ないんだ……。」
主人公「?」
▼いいよ
ディラス「ほ、本当か?」
主人公「うん。」
主人公「でも、どうしたらいいかなぁ?」
ディラス「笑顔の得意な奴がいれば そいつが参考になるかもしれん。」
主人公「笑顔の得意な人か……。」
ディラス「とりあえず、何人かの笑顔を見てみたい。」
主人公「じゃあ、誰かにお願いしてみようか。」
ディラス「ちょ、ちょっと、待ってくれ!」
主人公「ん?」
ディラス「それは良いんだが……、
ポコリーヌさんの所にだけは行くな。」
主人公「……何で?」
ディラス「い、いいだろ、別に……。」
主人公「うん……。」
ディラス「よし、それじゃあ行こう。 誰の所でも構わない。」
ディラス「っと……誰か連れているな。」
ディラス「なら、そっちの用が終わったら頼む。」
ディラス「よし、それじゃあ行こう。 誰の所でも構わない。」
ふとんがふっとんだ!・今日もかわいいね
ドルチェ「2人そろって、何?」
ディラス「お前、笑ってみろ。」
ドルチェ「は?」
主人公「
ディラス……。」
ピコ『ホホホ!こっちが笑っちゃいますわ!』
主人公「わっ、ピコ!」
ピコ『ちゃんちゃらおかしな話ですわね!』
ピコ『ルーちゃんは笑わなくても 十分かわいいですの!』
ピコ『それにこのク~ルなところが 良いんじゃあ~りませんか!』
ピコ『まったく、あなたは何も わかっていないですのね!』
ピコ『第一、ルーちゃんが笑顔なんて 出来るワケがないですわ!』
ドルチェ「ジロリ。」
ピコ『あれ、目線が物理的に痛いですわ。』
主人公「い、行こうか、
ディラス!」
ディラス「あ、ああ。」
アーサー「おや、
ディラス君と一緒とは。 どうしました?」
ディラス「実はな……どうしたら笑顔が 得意になれるかと思ってな……。」
アーサー「笑顔……。なるほど、 そういう事ですか。」
ディラス「な、なんだよ。」
アーサー「いえ、どうやら今回、 私が手助け出来る事はなさそうです。」
ディラス「そ、そうか……。 悪かったな……。」
アーサー「正しくは手助けする必要がない、 という事ですが。」
ディラス「何か言ったか?」
アーサー「いえ。」
アーサー「レストくん(フレイさん)、
ディラス君をよろしくお願いします。」
主人公「え? は、はい。」
ダグ「げっ、
ディラス。 あっち行けあっチー。」
ディラス「それはこっちのセリフだ。」
主人公「まあまあ、
ディラス。 そうじゃないでしょ。」
ディラス「こんなやつに頼る必要はない。」
ダグ「なんだなんダ? もしかしてオレの力が必要カ?」
ダグ「だったら
ディラス、三回まわって ヒヒーンって鳴いたら協力してやるゼ。」
ディラス「なんだと!」
ダグ「ダハハハハハ!」
主人公「ほら、笑ってる! 笑ってるから!」
ディラス「む。」
ディラス「む~……。」
ダグ「な、なんだヨ。じっと見テ。」
ディラス「あ、待て。もっと笑ってろ!」
ダグ「んわア! おいレスト(フレイ)! コイツ変だ! 変だゾ!?」
主人公「ダグ、耐えて。」
ダグ「エエーーッ!?」
ブロッサム「おや、2人そろってどうしたね?」
主人公「自然な笑顔……かんぺきだ!」
ディラス「ばあさん、ちょっと笑ってみてくれ。」
主人公「節穴か!」
バド「お、
ディラス。 武器でも買って行かないカー?」
ディラス「いらん。」
ディラス「それよりお前、笑顔は得意か?」
バド「得意だヨー。」
バド「なんせおもしろくなくても 笑ってればモノが売れるからナー。」
ディラス「なるほど。参考になるな。」
主人公「参考にしていいのかな……。」
セルザ「なんじゃ。2人そろって。」
ディラス「……おいフレイ。参考になると思うか?」
主人公「さ、さあ……。」
セルザ「なんじゃかわからんが、すごく失礼なのはわかるぞ、お前達。」
ディラス「大分話を聞いて回ったな。 そろそろ終わるか?」
もう少し聞いて回る・終わろう
▼もう少し聞いて回る
ディラス「そうだな……その方が良いかもな。」
▼終わろう
ディラス「ああ、そうしよう。」
ディラス「……そろそろ帰ろうぜ。」
ディラス「お前のおかげで、なんとなくだけど 笑顔のコツがわかった気がする。」
主人公「本当に?」
ディラス「ああ。」
ディラス「まあ、がんばってみるさ。」
ディラス「今日は付き合わせて悪かったな。」
主人公「そんな事ないよ。」
最終更新:2018年07月12日 10:07