ラブ・マーガレット

• 花屋にて

マーガレット「う～ん、どれにしようかなあ……。」
エルミナータ「メグちゃ～ん、どれでも良いじゃあ～ん。」
マーガレット「ダメだよ。お店に飾る花だもん。ちゃんと選ばないと。」
エルミナータ「え～。じゃ～もう好きに選んどくれ。」
レストが部屋に入ってくる
エルミナータ「あ、レストくん。ちょうど良い所に。」

レスト「なんですか？」
エルミナータ「一度あなたの体を調べたかったのよ。」
レスト「えっ！？」
エルミナータ「身体検査っていうの？」
エルミナータ「ほら、少しくらい怪しいもの持ってるんでしょ？」
レスト「持ってるわけないじゃないですか……。」
エルミナータ「あと指紋とかとっておけば、犯人確保に役立つし。」
レスト「犯行前提にして疑われた！？」
エルミナータ「あと髪の毛も採取しておこう。他にはぁ～……。」
レスト「わーっ、わーっ！！」

エルミナータ「フフフフフフフ。ここは私の庭。逃げ道は……ナイ！」
エルミナータ「観念しなさい！レストくん！」

マーガレット「エッちゃん、これに決めたよ♪」
マーガレット「……って、何してるの！？」
エルミナータ「ちょっとレストくんを追いかけまわしてるの。」
マーガレット「へ～……。」
マーガレット「って、こらぁ！！」

マーガレット「もうっ、エッちゃん！！レストくんがかわいそうでしょ！」
マーガレット「いじめないでよ！」
レスト「マーガレット……、ちょ、ちょっと……。」
マーガレット「もう、エッちゃんはいっつも無茶するんだから。」
マーガレット「レストくんがおびえてるでしょ！？」
レスト「むがふが……。」
エルミナータ「メグちゃん、そんなにきつく抱きかかえてたら死んじゃうよ。」
マーガレット「え？」
レスト「むぐぐ……。」
マーガレット「ぁっ！！」

マーガレット「ご、ごめんねレストくん。大丈夫？」
レスト「う、うん……。」
エルミナータ「もう、メグちゃんったらあんなにぎゅーっと抱きしめるなんて……。」
エルミナータ「だ・い・た・ん♪」
マーガレット「ええっ！？」
マーガレット「そっ、そんなんじゃないもん！」
エルミナータ「顔真っ赤にしてー♪　なになにー、わざとー？」
マーガレット「ち、ちがうってば！！ちがうの！！！」
エルミナータ「レストくんだってマンダラじゃないんでしょ？」

それを言うなら『まんざら』　・　はい

▼それを言うなら『まんざら』
エルミナータ「つまり、まんざらじゃないと……。そう言いたいわけね。」
レスト「えっ！？」
エルミナータ「だってさ、メグちゃん。」
マーガレット「えっ……。そ、そう……なの？」
エルミナータ「事件……これは事件だわ！！」
マーガレット「って、からかわないでよエッちゃん！！」
▼はい
マーガレット「えちょちょちょちょちょ、レストくん・え・え・え！？」
エルミナータ「きゃーっ、なになに事件？」
マーガレット「もうっ、エッちゃんのバカ！！」

マーガレット「お花の代金ココに置いておくからね！」
マーガレット「さっ、ささささようならっ！！」

• 再度話しかける

エルミナータ「なはは♪２人ともからかいがいがあるわね。」

マーガレット「えっと、レストくん……。さっきのって……。」
マーガレット「わーっ、やっぱりなんでもないです～……！」