レスト「シャオさん!?」
シャオパイ「…………。」
レスト「……あの、シャオさん?」
シャオパイ「…………また転んだ。」
レスト「……?」
シャオパイ「前とまったく同じ所で……、 また転んだ……。」
シャオパイ「……ワタシは、どうしてこうもドジなのか。」
シャオパイ「……もうイヤだ。」
レスト「シャオさん……、 ほら、立って。」
シャオパイ「…………ヤだ。自分を見つめなおす。」
レスト「そ、その状態で……?」
シャオパイ「だって……、たがか人に 駆け寄っただけなのにこの有様。」
シャオパイ「もう、恥ずかしくてたまらないようだ……。」
レスト「シャオさん……。」
手を差し出す ・ はげます
▼手を差し出す
レスト「ほら、つかんで。」
シャオパイ「……え。」
▼はげます
レスト「シャオさん。 そのままでいいから聞いてください。」
シャオパイ「え?」
レスト「人は、誰だって転びます。」
レスト「転んで、ケガをして……。」
レスト「時にはそうして 少し痛い思いもするんだけど……。」
レスト「でも、また立ち上がるんです。」
レスト「何かにしがみついてもいい。転んで立ち上がる度にまた1つ強くなれる。」
レスト「シャオさんは、誰よりもそんな経験をしてきたんです。」
レスト「悪い事なんてなにもなくて、 むしろ、誰よりも強い証じゃないですか。」
シャオパイ「…………レストくん。」
レスト「それにもし立ち上がるのが辛かったら 僕が手を貸しますよ。」
レスト「駆け寄るのが怖かったら、僕から駆け寄ります。」
シャオパイ「…………。」
シャオパイ「本当に……?」
レスト「はい。」
シャオパイ「…………。」
シャオパイ「あ、ありがとう……。」
シャオパイ「よくわからないけど、今はそれしか言えないようだ。」
レスト「はい。どういたしまして。」
シャオパイ「レストくんの手って……、その……。」
シャオパイ「優しくてやわらかいんだな。
最終更新:2017年07月05日 09:27