しんこんモード-フォルテ-

1日目

  • 自室
レスト「紅茶を入ったよ、フォルテさん。」
フォルテ「ありがとうございます。いい香りですね。」
レスト「今日はゆっくり、夫婦水入らずの朝を過ごせそう……。」

シャオパイ「フォルテさん、お願い!力を貸して欲しいのだが。」

レスト「って訳にはいかなそう。」
フォルテ「シャオパイさん、どうされましたか?」
シャオパイ「うちの軒先に小さなホーネットが飛んでいるようだ。」
シャオパイ「追い出したいのだが、ワタシとマーマじゃ危なっかしくて……。」
シャオパイ「フォルテさんの力を貸して欲しいのだが?」
フォルテ「それは危険ですね。わかりました、すぐに対応しましょう。」
フォルテ「レストさん、行ってきますね!」
レスト「僕も手伝うよ。」
フォルテ「それには及びません。これは神竜の騎士たる私の務め。」
フォルテ「では!」
レスト「もう少し2人でゆっくりしたかったけど……。」
レスト「みんなフォルテさんを頼りにしてるんだから、我慢しないと。」

フォルテ「ただいま帰りました。」
レスト「おかえり!ずいぶん遅かったね。」
フォルテ「すみません。ホーネットはすぐに終わったのですが……。」
フォルテ「そのあと、ブロッサムさんに屋根の修繕を頼まれたんです。」
フォルテ「それが終わったら、今度はアーサーさんに書物の整理を手伝ってほしいと頼まれて……。」
レスト「大変だったんだね。」
フォルテ「ひとりきりにして、すみませんでした。」
レスト「そんなの気にしなくていいよ。みんなを助けるのが騎士の務めなんだから。」
フォルテ「……後悔していませんか?こんな私と結婚したこと。」
レスト「そんなフォルテさんだから結婚したんだよ。」
レスト「みんなのために一生懸命なフォルテさんが好きなんだ。」
フォルテ「そ、そう言っていただけると、身に余る光栄、と言いますか……。」
レスト「はは、夫婦なのに堅苦しいよ。」
レスト「疲れたよね?紅茶入れるよ。」
フォルテ「ありがとうございます!」

ビシュナル「フォルテさん、よかった、おられましたか。」

レスト「ううっ……。」
ビシュナル「お願いしたいことがあるんです。」
フォルテ「なんでしょう?」
ビシュナル「実はここ数日、ヨクミール洞窟の数を増やしているようなんです。」
ビシュナル「そこで、町の人や旅人に被害が出る前に、モンスターの調査をお願いできないでしょうか。」
フォルテ「承知いたしました!すぐに向かいます。」
フォルテ「誰かに被害が及ぶ前に、モンスターをなんとかしないと。」
フォルテ「すみません、レストさん。行ってまいります!」

レスト「行っちゃった……。」
レスト「仕方ないよね。これがフォルテさんの仕事なんだし。」
レスト「……仕方ない、か。」
レスト「うーん……。」
レスト「いや……仕方なくない!」
レスト「このままじゃ、いつまでたっても夫婦水入らずでなんて過ごせない!」
レスト「第一、こう忙しくちゃフォルテさんの身がもたないよ。」
レスト「こうなったら僕もフォルテさんの仕事を手伝おう!」

  • ヨクミール森
レスト「フォルテさん!」
フォルテ「レストさん!どうしてここへ?」
レスト「僕も手伝うよ、モンスターの調査!」
フォルテ「しかし……これは騎士である私の務め。」
フォルテ「レストさんの手を煩わせるわけにはいきません。」
レスト「水臭いこと言わない。僕たち、夫婦なんだよ?」
レスト「もっと頼ってほしいんだ。」
レスト「そうすればフォルテさんの負担も減るし、2人でゆっくり過ごせる時間もできると思う。」
フォルテ「……いいんですか?」
レスト「僕がそうしたいんだ。」
フォルテ「ありがとうございます!」
レスト「決まりだね!」

   フォルテ「レストさん、腕が上げましたね。私も負けてはいられません!」


  • ヨクミール洞窟
フォルテ「ビシュナルさんの話通り、モンスターの数が増えていますね。」
フォルテ「放っておいては危険です。対処しましょう!

フォルテ「この辺のモンスターは、あらかたおとなしくなったようですね。」
フォルテ「レストさんのおかげで思っていたより早く終りました。」
フォルテ「ありがとうございます。」
フォルテ「やはり、私の後ろを任せられるのはレストさんだけです。」
レスト「僕も、フォルテさんが一緒だと安心して戦えるよ。」
フォルテ「こんな夫婦、なかなかいませんよね。」
レスト「あはは、そうかもしれないね。」
フォルテ「では、ビシュナルさんに報告しましょう。」
レスト「うん。」

   フォルテ「レストさん、今度こそ。私も全力を尽くします!」


  • セルフィア
ビシュナル「ヨクミール洞窟のモンスター調査、ありがとうございました!」
ビシュナル「レストさんにもお手伝いいただいたんですね。」
ビシュナル「これでみんな、安心して出かけられます。」

  • 自室
フォルテ「お手伝いありがとうございました。」
フォルテ「レストさんの姿を見たとき、本当は嬉しかったんです。」
レスト「よかった。最初は出しゃばりすぎじゃないか、気になったんだけど……。」
レスト「変なエンリョはしないことに決めたんだ。」」
フォルテ「私もエンリョせずに好意を受けたいと思います。」
レスト「うん!」
レスト「2人で分担すれば苦労も時間も半分で済むはずだよ。」
レスト「そうすれば、もっとゆっくり過ごせると思うんだ。」
フォルテ「はい。私もレストさんとの時間がもっとほしいです。」
フォルテ「これから家族が増えたらもっともっと時間が足りなくなるんだろうし……
。」
フォルテ「あっ、あっ、私は何を言っているんだ!」
レスト「お、おかしなことは言ってないと思うよ……。」
フォルテ「……はい。」
レスト「よーし、これから張り切ってフォルテさんの仕事を手伝うぞ!」

2日目

レスト「おはよう、フォルテさん。」
フォルテ「おはようございます、レストさん。」
レスト「今日はまだ、誰も来ないね。」
フォルテ「はい。しかし、油断は禁物です。」
レスト「大丈夫だよ。モンスター調査でも捜索でも僕が手伝うから。」

ポコリーヌ「フォルテさん!助けてくだサイ!」

レスト「来た来た。どうしたんですか?」
ポコリーヌ「お手洗いが詰まってしまって困っているのデス!」
レスト「へ?」
ポコリーヌ「なんとかしてくだサイ!」
レスト「お、お手洗いって……そんなのわざわざフォルテさんに頼まなくても……。」
フォルテ「わかりました!すぐに行きましょう。」
レスト「うーん、それじゃ僕も。」
ポコリーヌ「おお、レスト君も!心強いデス!」

レスト「ふぅ、大騒ぎだったね。」
フォルテ「レストさんが手伝ってくれたおかげで助かりました。」
レスト「さてと、ゆっくりお茶でも飲もうか……。」

コハク「フォルテちゃん。」

フォルテ「コハクさん、どうされましたか?」
コハク「大切なお花の種を落としてしまったの……。」
コハク「ううっ、一緒に探して欲しいの!」
フォルテ「コハクさん、落ち着いて。今日歩いた場所を一緒にたどってみましょう。」

レスト「今度は落とし物探しか……。」
レスト「とにかく僕も行こう!」

レスト「あれだけ探し回って、結局ポケットの中って……。」
フォルテ「ふふ、でも見つかってよかったです。」
レスト「うん、そうだね。」
レスト「疲れてない?何か飲み物でも入れようか?」
フォルテ「そんな、気を使っていただかなくても……。」

マーガレット「フォルテー!」

レスト「わっ。」
レスト(みんな狙ったようなタイミングで来るな……。)
マーガレット「小鳥が私の洗濯物くわえて飛び回ってるんだ!」
マーガレット「捕まえて!お願い!」
レスト「それなら僕が……。」
マーガレット「ダメ!どうしてもフォルテに頼みたいの。」
レスト「小鳥なら、みんなで探した方が早いよ。」
マーガレット「男の人には見られたくない洗濯物なの!」
レスト「!」
レスト「ご、ごめん。」
フォルテ「それでは、留守を頼みます!」
レスト「小鳥の捜索まで……これって騎士の務めなのかな?」

ブロッサム「おや、フォルテは留守かい?」

レスト「今度は何かな……。」
レスト「あいにく僕だけなんです。どうかしましたか?」
ブロッサム「昨日の夜は風が強かったようでね、竜の湖に色々なものが散らかってるんだよ。」
ブロッサム「年寄りの細腕じゃ、拾うにも骨がおれてね。フォルテに頼もうと思ったんだけど。」
レスト「それなら僕がキレイにします。」
ブロッサム「いいのかい?」
レスト「はい!」

   フォルテ「小鳥を捕まえることも修行のうちです。何事も無駄にはなりません。」


  • 竜の湖
レスト「本当だ。色々なものであふれかえってる。」
レスト「よし、片付けるか!」

レスト「だいぶ片付いたけど、まだ小さいゴミがあるみたいだ。」

レスト「これでよし!」

  • 自室
レスト「ただいま。」
フォルテ「おかえりなさい。」
フォルテ「小鳥は1羽捕まえるのに、思いのほか時間がかかってしまいました。」
フォルテ「まだまだ修行が足りませんね。」
フォルテ「レストさんはどちらへ?」
レスト「ブロッサムさんに頼まれて竜の湖をキレイにしてたんだ。」
フォルテ「留守の間の仕事をお任せしてしまいすみません。」
レスト「いいんだ。少しでもフォルテさんを手伝いたいから。」
フォルテ「ありがとうございます。」
フォルテ「さてと。それでは私は、ヴォルカノンさんと警備の打ち合わせをしてきます。」
レスト「え、今から?」
フォルテ「ヨクミール洞窟でモンスターが増えた件もあって、あらためて町の警備を見直そうと思うんです。」
フォルテ「レストさんは先に休んでいてください。では!」

レスト「はあ……。」
レスト「夫婦水入らずの時間を過ごせるのは、いつになるんだろう?」

3日目

レスト「ふわぁ……おはよう、フォルテさん。」
レスト「あれ?いない。」
レスト「外で体操してるのかな?」

  • 広場
レスト「あ、いたいた。」

フォルテ「てやーっ!」
レスト「イタタ……!僕だよ、フォルテさん!」
フォルテ「!」
フォルテ「レストさん、すっ、すみません!」
フォルテ「何をやってるんだ、私は……。」
レスト「いや、黙って後ろから近づいた僕が悪いんだ。」
フォルテ「いえ、レストさんの気配がわからないなんて……。」
フォルテ「騎士としても妻としてもなんて未熟なんだ、私は!」
レスト「フォルテさん……疲れてるんだよ。」
レスト「モンスターの調査ならともかく、みんな雑用をフォルテさんに頼みすぎだと思う。」
レスト「フォルテさんは騎士なんだ。雑用まで引き受けなくてもいいよ。」
フォルテ「いいんです。みんなの役に立てることは、私の喜びですから。」
レスト「でも、休みなく働いてるし……がんばりすぎだよ、フォルテさん。」
レスト「僕はもっと……もっと……。」
フォルテ「え?」
レスト「もっとフォルテさんと一緒にいたいんだ!」
フォルテ「!」
レスト「僕はもっと一緒にいたい!全然、足りない!」
レスト「……ごめん、わがまま言って。」
レスト「でも、これが僕の本当の気持ちなんだ。」
フォルテ「レストさん……。」

フォルテ「そ、それは……。私も、です……。」(ムービー)

フォルテ「私も、もっと一緒にいたい……。」
フォルテ「でも、みんなのお願いも大切にしたいんです。」
レスト「そうだね、じゃあ……。」
レスト「みんなからのお願いは、僕が受ける。」
フォルテ「レストさんが?」
レスト「フォルテさんの気持ちもわかるんだ。どんなことでも人の役に立てるのは嬉しいよね。」
レスト「だから、これから雑用は僕に頼んでもらおうと思うんだ。」
レスト「フォルテさんは騎士の仕事に専念してほしい。これは僕からのお願いだよ。」
フォルテ「レストさんが、そう言ってくれるなら……。」
フォルテ「わかりました!それでは、お任せします。」

  • 自室
レスト「雑用は僕にって伝えて回ったら、さっそくたくさん頼み事をされちゃった……。」
フォルテ「大丈夫ですか……?」
レスト「とりあえず、明日からがんばるよ!」

4日目

レスト「うーん、おはよう、フォルテさん。」
フォルテ「おはようございます、レストさん。」
フォルテ「今朝は私が紅茶を入れたんです。」
レスト「え、フォルテさんが?」
フォルテ「どうぞ、飲んでみてください。」
レスト「それじゃ……いただきます。」
レスト「んぐっ……。」
フォルテ「どうでしょうか?」
レスト「うん……なかなか、目の覚める味だね。」
フォルテ「よかった!」
レスト「はは……。」
フォルテ「レストさんに雑用を受けてもらって時間に余裕ができました。」
フォルテ「これから一緒に、剣の稽古はいかがですか?」
レスト「それが、もうたくさん用事を頼まれちゃって……。」

バド「おはよウ。」

バド「お願いしてたあきかん集め、もう終わったかナ?」
レスト「バドさん、もう少し待ってください。」
バド「早めに頼むナー。」

レスト「……こういう訳なんだ。」
フォルテ「すみません、私のかわりに忙しい思いをさせてしまって。」
レスト「気にしなくていいよ。フォルテさんは騎士の仕事をがんばって。」
フォルテ「私には時間ができたのに、今度はレストさんが時間に追われるなんて。」
フォルテ「……うまくいかないものですね。」
レスト「なれればそのうち、時間も作れるよ。」
レスト「それじゃ、僕はあきかん集めに行ってくるね。」
フォルテ「はい、お気をつけて。」
レスト(あきかんか……釣り上げるのが手っ取り早いかな?)

   フォルテ「急に忙しさから解放されて、少しとまどいを感じています。」


  • バドにあきかん渡す
バド「もっと必要だナ。」

  • 9回目
バド「ありがとう、助かるヨ。」
バド「フォルテを助けてやってるんだナ。」
バド「レストも無理しちゃダメだゾ。」
レスト「はい、ありがとうございます。」

  • 自室
レスト「ただいま。」
フォルテ「おかえりなさい。」
レスト「ん?このにおいは……。」
フォルテ「お腹が空いてると思って、オムライスを作ってみたんです。」
レスト「えぇっ!」
フォルテ「見た目は少しいびつですけど、味はきっといいと思うんです。」
フォルテ「さあ、召し上がれ!」
レスト「ううっ……ドキドキする。」

ヴォルカノン「ウオォォーーーーン!」

レスト「ヴォルカノンさん!どうしたんですか?」
ヴォルカノン「小鳥が、吾輩のハンカチを!」
ヴォルカノン「レスト殿、お願いです、早く捕まえてください!」
フォルテ「小鳥の追跡なら、私にお任せを。」
フォルテ「今度はもっと手際よく見つけてみせます。」
フォルテ「レストさんはゆっくりオムライスを食べていてください。」
ヴォルカノン「なりません!」
フォルテ「えっ?」
ヴォルカノン「実はハンカチではなく、ご婦人には見られたくない洗濯物なんです!」
レスト(どんな洗濯物なんだろ……。)
レスト「フォルテさん、雑用は僕の仕事だよ。」
レスト「とにかく、その小鳥を捕まえよう!」

フォルテ「オムライス、冷めてしまうな……。」
フォルテ「忙しすぎてわからなかったけど、私もこんな思いをさせていたのか……。」

ビシュナル「フォルテさん。」

ビシュナル「また力をお貸し願いたいのですが……。」


レスト「ただいま。」
レスト「それにしても、ヴォルカノンさんがあんな趣味してたなんて」
レスト「……ブーメラン。」
レスト「……フォルテさん?」
レスト「どこ行ったのかな?」
レスト「オムライス、冷めちゃってる。」
レスト「ぱく……もぐもぐ)
レスト「……甘い。」
レスト「でも、フォルテさんの優しさがたくさん詰まって……おいしいよ。」
レスト「……フォルテさん?」
レスト「本当に、どこ行っちゃったのかな。」
レスト「まさか……一人ぼっちにしたもんだから、出てっちゃったんじゃ……?」

  • 執事の間
レスト「フォルテさんの姿が見当たらないんだけど、何か心当たりはないかな?」
ビシュナル「え!」
ビシュナル「まさか、フォルテさん……ひとりで?」
レスト「どういうこと?」
ビシュナル「実は、ヨクミール洞窟のモンスターがまた増えてきたんです。」
ビシュナル「それも、以前より凶暴なモンスターばかり。」
ビシュナル「それで、フォルテさんにモンスター調査をお願いしたんです。」
ビシュナル「危険なのでレストさんと2人で行くように言ったんですが……。」
ビシュナル「もし一人で行っているなら大変です。」
レスト「フォルテさん!」

  • ヨクミール洞窟最奥
レスト「!」
フォルテ「おのれ、次から次へと……キリがない!」
フォルテ「うっ!」
レスト「フォルテさん!」
フォルテ「!」
フォルテ「レストさん!」

レスト「フォルテさん!大丈夫?」
フォルテ「はい。ありがとうございました。」
レスト「どうして何も言わずにこんなところへ!」
レスト「心配したんだよ?」
フォルテ「……すみません。」
レスト「言ってくれれば一緒に来たのに。」
フォルテ「モンスターの調査は騎士の務め。」
フォルテ「これ以上レストさんに負担をかけたくなかったんです。」
フォルテ「ただでさえ、町のみんなのお願いを任せているのに……。」
レスト「……ごめん。」
フォルテ「え?」
フォルテ「レストさんが謝ることではありません!」
レスト「ううん、フォルテさんの気持ちに気づかずに空回りしてたよ。」
レスト「フォルテさんの負担を減らそうとしたつもりが、かえって心の負担を増やしてしまったみたいだ。」
レスト「これからは、なんでも2人で協力してやっていかない?」
フォルテ「私も、そう思っていたところです。」
フォルテ「仕事を分けるのではなく、なんでも2人でやれば、ずっと一緒にいられますし。」
レスト「そうだね!」
レスト「これからはずっと一緒にいようね。」
フォルテ「……はい。」
レスト「それじゃ、帰ろうか。お腹もすいたし。」
フォルテ「そういえば……オムライス。」
レスト「あ、うん……食べたよ。」
フォルテ「どうでしたか?自信があったのですが。」
レスト「フォルテさんの優しさたっぷりの甘い味だったよ。」
フォルテ「それは……おいしかった、ということでしょうか?」
レスト「……おいしいとかおいしくないとかを超えた、フォルテさんにしか作れない味だよ。」
フォルテ「……嬉しいような、嬉しくないような。」
レスト「食事の用意も、2人でやろう。きっと楽しいし、上達するよ!」
フォルテ「お願いします!」
レスト「まずは帰って、ビシュナルくんに報告だね。心配してるはずだから。」

  • 執事の間
レスト「ヨクミール洞窟のモンスターたちはやっつけたよ。」
ビシュナル「ありがとうございます!」
ビシュナル「よかった……フォルテさん、無事だったんですね。」
フォルテ「ご心配をおかけして申し訳ございません。」
ビシュナル「いえ、ただ、あまりひとりで無理をしないでくださいね。」
フォルテ「はい、これからは何事も夫と2人で協力してやっていくことにしたんです。」
ビシュナル「それはいいですね!」
ビシュナル「ちょうど町のみなさんが、特別に2人に頼みたいことがあるようなんです。」
ビシュナル「必ず2人で協力しおこなってくださいね。」
レスト(特別に頼みたいこと……なんだろう?)

  • 自室
フォルテ「あらためて、ありがとうございました。」
フォルテ「レストさんが駆けつけなければ、どうなっていたことか……。」
フォルテ「でも……心のどこかで、必ず来てくれるという気持ちもあったんです。」
フォルテ「こんなことを言うと、甘えだと怒られそうですが……。」
レスト「僕も必ずフォルテさんを助け出せる自信があったよ。」
レスト「フォルテさんがどこにいても見つけ出せる。」
レスト「この広い世界で、フォルテさんと結ばれることができたんだから。」
フォルテ「……うれしい、です。」

ブロッサム「ごめんよ。」

レスト「わっ。」
ブロッサム「おや、お邪魔だったかね?」
フォルテ「い、いえ。」
ブロッサム「また、お願いがあってね。」
ブロッサム「今回は町の住人全員からの依頼だよ。」
レスト「みんなからの?」
ブロッサム「とっても大事なお願いなんだ。必ず引き受けてほしいんだがね。」
フォルテ「どんなことでしょう?」
ブロッサム「2人にフィーニス島へ行ってきてほしいんだよ。」
レスト「フィーニス島って、あの観光名所の?」
ブロッサム「そうそう、そのフィーニス島を2人に満喫してきてもらいたいんだよ。」
フォルテ「ど、どうして……?」
ブロッサム「ただ遊んでくるだけじゃないよ。」
ブロッサム「帰ってきたら、みんなに土産話をたっぷり聴かせるのが今回の仕事さ。」
ブロッサム「みんな、外の話に飢えてるからね。ぜひお願いしたいんだよ。」
フォルテ「でも……。」
ブロッサム「フィーニス島には剣を生業とした武人もいるそうな。」
ブロッサム「決して悪い話ではないと思うがねぇ。」
ブロッサム「旅行券と旅費はみんなからのせめてもの気持ちだよ。」
ブロッサム「ここに置いてくからね。頼んだよ。」
フォルテ「あ、待ってください……。」

レスト「びっくりした……。」
レスト「ビシュナルくんが言ってたのはこのことだったんだ。」
フォルテ「でも、こ、これではまるで……その、新婚……旅行ではありませんか。」
レスト「……これは、みんなからの贈り物だね。」
レスト「フォルテさんのがんばりを、ちゃんと見ていてくれてたんだよ。」
フォルテ「みんな、こんなことしてくれなくても……。」
レスト「行こうよ!」
フォルテ「えっ。」
レスト「それとも行きたくない?」
フォルテ「……いえ。みんなの好意をむげにはできません。」
レスト「じゃあ、決まり!」
レスト「さっきの続きは新婚旅行でね。」

フォルテ「あっ……えっと……はい。」(イラスト)

通常会話

フォルテ

レスト「新婚旅行、行ってみたくない?」
フォルテ「えっ、し、しかし、私には騎士の務めがありますから……。」
レスト「そうだよね。」
フォルテ「で、でも……あこがれは、あります。」


フォルテ「町のみんなの笑顔が見られたら、疲れも飛んでいってしまいます。」
レスト「僕はフォルテさんの笑顔が見たいな。」
フォルテ「ま、またそんなことを!」


フォルテ「まだまだ修行が足りないようです。」
レスト「そうかな、かなりの腕前だと思うけど。」
フォルテ「評価していただけるのですか?私の料理の腕を。」
レスト「あ、そっち……?」


フォルテ「レストさん、私のために無理はしないでくださいね。」


フォルテ「たまには夫婦水入らずで……。」
レスト「うん!」
フォルテ「剣の稽古はいかがです?」
レスト「はは……それも悪くないかもね。」


フォルテ「いくつになっても、弟には心配させられてしまいます。」
フォルテ「同じようなことを弟も言っていたらしいのですが……。」


フォルテ「疲労回復のために、甘いものを食べるようにしています。」
フォルテ「決して、甘いものに目がないからと言うわけではありませんから!」


フォルテ「もし、2人でゆっくり過ごせる時間ができたら、どんなことがしたいですか?」
フォルテ「私は……レストさんのそばにいられたらなんでもいいです。」


フォルテ「そっと後ろには立たないでくださいね。」
フォルテ「反射的に攻撃してしまうことがあるんです。」

マーガレット

マーガレット「ふふ〜ん♪ふ〜ふ〜ん♪」
マーガレット「まだキミたちの結婚式の余韻が街に残ってるみたい♪」


マーガレット「知ってる?セルフィアは空前の恋愛ブームなんだよ。」
マーガレット「キミたちの熱にあてられちゃったかな? あはは。」


マーガレット「新婚さんは足取りがリズミカルでいいね♪あ!なんだか新曲が浮かびそう!」

シャオパイ

シャオパイ「今、スキップしてなかったか?幸せそうでなによりだが。」


シャオパイ「レストくん、少しふっくらしたが?これがウワサの幸せ盛りのようだ。」


シャオパイ「む、なんだか幸せな気を感じると思ったら新婚さんが来ていたようだ。」

ドルチェ

ドルチェ「顔がゆるんでるわよ。まあ、それだけ幸せということなんでしょうね。」


ドルチェ「新婚だって言うのに忙しそうね。それとも新婚だからかしら。


ドルチェ「……なんだか浮かれてるわね。結婚ってそんなにいいものなの?」
ピコ『私と結ばれたらルーちゃんにもわかりますわよ!』
ドルチェ「寝言を起きたまま言うなんて器用ね。」
ピコ『あれー?』

クローリカ

クローリカ「ふう……。私もレストくんと結婚したいです。」
レスト「ええっ!?」
クローリカ「ああ、まちがえました。レストくんみたいな結婚がしたいです。」
レスト「びっくりした……。」


クローリカ「ちゃんと奥さんに好きって言ってますか?毎日伝えてあげてくださいね〜。」


クローリカ「うふふ〜新婚さん見〜つけた♪幸せそうなオーラが出たらすぐわかりました。」

コハク

コハク「ひゅ〜ひゅ〜♪あついね!」
レスト「どうしたの急に?」
コハク「レストくんを見かけたら言ってやれってエッちゃんが♪」
レスト「そ、そう。」


コハク「しんこんさんは、見てるだけでウキウキしたきもちになるの〜♪」


コハク「レストくん、えがおなの。しんこんさんだもんね〜。」

キール

キール「お姉ちゃんのことよろしくね、お義兄ちゃん♪」


キール「お姉ちゃんがたまに思い出し笑いしてるんだ。」
キール「きっとレストくんのこと思い出してるんだろうね。」


キール「ああ見えて、お姉ちゃん押しによわいからごういんに迫ってあげてね♪」

ダグ

ダグ「…………。」
レスト「なに?」
ダグ「オマエ、ちょっとカッコよくなってねーカ?くそう、これが結婚パワーってやつカ。」


ダグ「あー、オレも結婚してエ。こんな気持ちになったのはオマテのせいだからナ。」


ダグ「結婚したからって男の友情忘れんなヨ。何かあったら、いつでも相談してこイ。」

ビシュナル

ビシュナル「結婚しても僕はレストさんの執事ですから」
ビジュアル「なにかあれば遠慮なく言ってくださいね!」


ビシュアル「僕もレストさんみたいに一人前の男になってみせます!」


ビシュナル「好きな人と結婚できるって幸せですよね♪」
レスト「うん。毎日、幸せをかみしめてるよ♪」

アーサー

アーサー「おや、お忙しそうですね。」
アーサー「結婚生活が落ち着いたら、紅茶でも飲みながら話を聞かせてくださいね。」


アーサー「あなたたちの結婚式のすばらしさを見て以来、」
アーサー「セルフィアでの式を町の売りにできないか思案中です。」
レスト(あいかわらず仕事熱心だなあ。)


アーサー「これまでは身を固めるより仕事を、と思っていましたがーー」
アーサー「あなたの幸せそうな様子を見ていると、縁談に耳を傾けてみようかという気になりますね。」

ディラス

ディラス「あんまり俺に近づくな。お前の幸せオーラで耳の先がむずむずする。」


ディラス「新婚に飽きたら釣りにでも行くか?いつでも声をかけてくれ。」


ディラス「結婚ってのはいいものらしいな。」
ディラス「まさか、俺がこんなことを思うようになるとは。お前に影響されちまったらしい。」

レオン

レオン「新妻にべったりもいいが、たまには遊びにも付き合えよ。」


レオン「幸せなのは新婚のうちだけ……と言いたいところだが、」
「お前たちは死ぬまでそのまま笑ってそうだな。」


レオン「お前は結婚しても落ち着かないな。おおかた妻のために走り回ってるんだろう。」

セルザウィード

セルザウィード「いつになく幸せそうしておるな。なによりじゃ。」
セルザウィード「ただ、幸せとは努力なしには続かぬものじゃ。これからも精進するがよい。」


セルザウィード「レスト。最近、わらわに冷たくなっておらぬか?」
セルザウィード「結婚したからと言って態度を変えるのはいかんぞ。」
セルザウィード「いや、決してさみしいから言っておるわけではない。」


セルザウィード「結婚したら少し落ち着くやもと思っておったがそちは相変わらずのようじゃのう。」
セルザウィード「わらわは安心したぞ。」
セルザウィード「落ち着いたレストなどらしくないからの。」

ブロッサム

ブロッサム「ずいぶん頼りがいのある面構えになったねえ。」
ブロッサム「あたしがもう少し若けりゃ放っておかないところだよ。」


ブロッサム「あんたたちの幸せそうな様子を見て、ダグも身を固める気になってくれればいいんだけど。」


ブロッサム「あんたたちも、ジョーンズとナンシーのような仲のいい夫婦におなりよ。」

リンファ

リンファ「先に家に帰ったときは、部屋をあたたかくしてあげて下さいね。」
リンファ「帰るところはあたたかいほうがうれしいですから。」


リンファ「仲良しの新婚さんを見ていると、パパさんとのことを思い出します。」


リンファ「レストくんはずっと奥さんのそばにいてあげて下さいね。」
リンファ「根無し草になっちゃダメですよ?」

ナンシー

ナンシー「レストくん、いま幸せ?なんて、聞くまでもなかったわね。」


ナンシー「目が少し赤いようだけど、寝不足かしら。まあ新婚さんだものね、うふふ。」


ナンシー「奥さんに毎日ちゃんと愛してるって伝えてあげなきゃダメよ。」

エルミナータ

エルミナータ「クンクン……事件のニオイがしない。うまくやってるようね。」


エルミナータ「愛というナゾを解き明かした名探偵ーー」
エルミナータ「レストくん、あなたをライバルとして認めるわ。」


エルミナータ「いくら新婚だからって、私の前でイチャイチャしたら逮捕するわよ。」

ジョーンズ

ジョーンズ「夫婦円満のヒケツは、先にあやまることです。意地になっても、いいことは何もありませんから。」


ジョーンズ「もしものときのために、家に薬箱を置いておくといいですよ。」
ジョーンズ「夫婦げんかで流血しても安心です。」


ジョーンズ「おや、医者いらずの幸せそうな顔をしていますね。私もあやかりたいものです。」

ポコリーヌ

ポコリーヌ「しあわせな人を見るとおなかが空きマス。」
ポコリーヌ「レスト君を食卓に置いておいたら無限にごはんが食べられそうデスね♪」


ポコリーヌ「レスト君の顔がりりしいデス!これが守るもののある男の顔なんデスね!」


ポコリーヌ「グレードおめでとうございマース!シンコン生活はどうデスカ?」

バド

バド「キミたちの結婚式用に花を仕入れたが、いまいち売れなかったんダ。」
バド「やっぱり花は花屋ということらしイ。商売ってヤツは難しいナー。」


バド「新婚をカモにする商売を考えようと思ったけど、キミの顔を見てるとやめとこうって気になるナ。」


バド「新婚さんはウキウキしてるナー。サギにあわないように気をつけなヨ。」
レスト「……はい、気をつけます。」
バド「なんでオレをじっと見るんダ?」

ヴォルカノン

ヴォルカノン「先日は良い結婚式でしたなぁ。」
ヴォルカノン「今もこうして目を閉じると感動がまぶたの裏によみがえりますぞ。」


ヴォルカノン「結婚して、レスト殿の男ぶりに磨きがかかっておりますな!」


ヴォルカノン「ホッホッホ。昨日よりも幸せなご様子。幸せ記録、日々これ更新ですな。」

トゥーナ

トゥーナ「磨いた鉱石よりもピカピカしてる……。あなた今……幸せなんだね。」


トゥーナ「みんな……まだあなたの結婚式のこと話してる。いい町なんだね……ここは。」


トゥーナ「あなたの笑顔を見てると……あの人に会いたくなる。」

バレット

バレット「女は……結婚したら変わるぞ。覚悟しておいたほうがいい。」
バレット「もっとも、向こうもそう思っているだろうがな。」


バレット「お前はいつも笑っているな。幸せそうで何よりだ。」


バレット「うぷ……まったくあの飛行船ってやつは……。」
レスト「大丈夫ですか?」
バレット「大丈夫だ……が、お前を見ていると幸せ酔いしそうだな。」
バレット「まあ乗り物酔いによりははるかににましだが。」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年10月15日 09:46
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。