イクサミコ

独立戦闘支援AIユニット。
様々な機動兵器の制御もしくは戦闘支援を目的に開発された、バイオコンピューターを中枢とした女性型戦闘支援ユニット。
人との円滑なコミュニケーションを可能とするためにバイオロイド方式がとられ、一部の骨格及び電子系統以外は有機合成パーツで構成されている。
躯体自体は格別戦闘能力が高いわけではないが、少なくとも人間よりは堅牢。脳殻さえ残っていれば調整槽による身体の再構成が可能。不確定性因子により個体ごとに身体的特徴が異なるが、性能的に変化があるわけではない。
様々な機材と物理的に接続するための接続端子が首下にある。
肉体的構造は人間と同一。
生体部品の維持には通常の食事で問題は無いが、その場合調整槽によるメンテナンスが必須。そのため通常は蛋白質、アミノ酸、グルテン、ヒアルロン酸、コラーゲン、修復ナノマシンを混合したリペアキットをチューブで経口摂取する。
尚、個体識別ナンバーは先の4文字が製造工場の地区番号を表し、後の5文字が製造日と製造番号を表している。
バージョンの違いは主にOSの更新とバイオコンピューターの機能拡張であり、ロールアウト後からでもバージョンアップは可能。

日々主人に合わせて最適化されるため、パートナーとしては申し分ない。イクサミコはどのような状況下であっても主人を尊重するように作られているが、パイロット(ユーザー)との高度最適化にあたって感情プロテクトが解除された個体はその限りではない。
エステル曰く、「イクサミコは人間に従うように作られているが、愛するようには作られていない」。
現在は軍事関係者にのみ支給されている。
製造は実質的にNBC社が独占しているが、一部の実験体などはその限りではない。


構造


●ソフトウェア
【TMIOS】
ターニングマシンインターフェースオペレーションシステム。
人体と電子機器との接続、ネットワーク同調プログラムであり、OS。
イクサミコの主要機能であり、最も重視される要素。
verの違いはこのプログラムによるものである。
二次記憶領域が機械的な部分にあるので、バイオコンピューターの主機能(人格)に直接影響を与えることはない。

【VLS】
ヴァリアントリードシステム。
イクサミコがヴァリアントの行動予測を可能とするシステム。
超高速確率分岐予測ソフトであり、機械的演算領域とバイオコンピューターの有機的演算領域に同時演算させその数値の差異をもとに確率演算する。
性能で劣るHMAがヴァリアントに対抗できるのはこのシステムによるものが大きい。
ギャンブルに悪用できる。


●ハードウェア
【バイオコンピューター】
中枢器官。
生体素子の高度結合構造体。1800億個以上の生体素子で構成されており、10の23乗ビットオーダーの容量を持つ。
イクサミコのものには機械的なデバイスが内蔵され、各種ハードウェアと機械的に接続することが可能となっている。

【合成躯体】
人間の遺伝情報を元に、バイオコンピューターを中核に合成された肉体。




現在確認されているイクサミコのver及び個体識別No


エステル :不明(verX No.0000-00000)
イズナ  :ver1.50 No.6077-31005
春雪   :ver1.60 No.2170-00101
サラ   :ver1.88 No.8894‐27012
イオ   :ver1.89 No.8894‐77110
最終更新:2013年08月21日 17:23