プレッシャーカノン

AC社製重力波射撃兵器。
極度に圧縮した重力波フィールドによって強制的に歪曲させた空間の復元力を、コヒーレント化して指向性を与え打ち出す事により、発生する衝撃波によって目標を破壊する。
この衝撃波は空間そのものの振動が伝播するものである為、物理的な距離を進行することでそのエネルギーが減衰することはない。
その為空間歪曲に反発して発生する空間の自己復元力のエネルギーの実質上粗全てを目標に叩きつける事が出来るのである。
目標は自身の存在する空間ごと振動し、基礎構造から破壊されることになる。
起動と同時に常時スタンバイ状態で運用される。
スタンバイ状態では常時機関内で空間圧縮が行われており、最大圧縮状態に達するとそれを維持する。
圧縮された空間はトリガーを引くことで開放される。開放する空間量は射撃時に調整が可能。
最大圧縮状態から通常出力での連射可能数は12発程度。
射撃にタイムラグがあればその間に空間圧縮が行われる為、適切な射撃間隔であれば銃身が壊れない限り撃ち続けることが可能。
最大出力で撃った場合発動用の圧縮空間までも開放する為、必要最低限の空間圧縮が完了するまでに時間がかかる。
常にフルチャージを維持するようにできている為、撃つ時にチャージするのではなく、撃ってからチャージを行うのであるが、故に自壊の危険性に常に晒されている点が最大の欠点である。
プレッシャーカノンの特徴である円柱形の機関は空間圧縮領域である。
内部からの圧力によって銃身が崩壊するのを防ぐ為に無数の穴が空けられている。
スタンバイ時はこれが常時高速回転を行い、空間圧縮と余剰圧力分散、更に銃身の冷却を同時に行っている。

●EPC
Easy Pressure cannonの略。
HMAサイズに小型化されたプレッシャーカノン。HMA-h3に正式採用された。
距離によって減衰せず、対象の防御能力を無視してダメージを与えることが可能。
射程距離と有効距離が完全に同じという今までに無い兵器。
威力はディカイオスのものと比べると微々たるものだが、HMA用の兵装としては最強クラスの威力を誇る。
最終更新:2013年12月09日 21:17