127mmFlak.Ⅵ
フードル・ペッカー127mm電磁投射砲は、
フードル・ペッカー造船所が開発した艦砲。現在までに4タイプが発表されているが、とくにコンパクトとシャープシューターは、高い速射力と追尾能力をもち、対空・対水上に使用できる高性能な両用砲でありながら、きわめてコンパクトに収められている。
flak.Ⅵ
フードル・ペッカー造船所が最初に生産した同型127ミリレールガンはTYPE・6と呼ばれるものであった。これは先行して試作された120mm砲であるEMC5(ElectroMagneticCannon 5)の改良型として、2138年より開発が開始され、2142年から生産に入った。これは多くが輸出され様々な派生型が生産され、2160年代から2170年代にかけて同社製戦闘艦の主力対空・対艦砲として使用された。現在は旧式化が進み、殆どが姿を消している。
口径:127mm
口径長:50口径
127mmコンパクト砲
TYPE・6の開発で得たノウハウを生かして開発された、第2世代の40口径127ミリ砲がコンパクト砲である。2164年より開始された開発は2165年に完了し、2167年より量産に入った。この砲の特徴は以下のようなものである。
・小型艦艇にも適応できる軽量さ - 従来比40%減(TYPE・6との比較)
・高い発射速度 - 従来比30%増(同上)
・高効率化による初速の維持
・高い追尾速度
軽量さに関しては、この砲の最初の搭載例である
ヴァンアレン級軽量戦闘艦の高い性能が物語っている。発射速度に関しては、自動装填装置の完全電子制御化と電磁加速バレルの高反応化改良によって成された。また、電磁加速バレルの高効率化に伴って初速はそのままに、口径長は減ぜられ、軽量化に一役かっている。
127mmシャープシューター
127mm砲の60口径型が、シャープシューターである。高効率化された電磁加速バレルを60口径長まで延長し、射程の延長と初速の向上を施した現行型であり、離脱電磁誘導装弾筒付徹甲弾を150kmもの遠距離まで到達させることが出来る。現在、
サンヘドリン海軍の戦闘艦の殆ど全てに搭載されており、対空・対水上、対地両用の万能砲として運用されている。
口径:127mm
口径長:60口径
176mm Flak.fv
127mm砲のスケールアップ・モデルとして開発された速射砲システム。大口径化に伴う発射速度の低下を初速の向上と大射程化、また発射砲弾の大重量によって賄っている。対空戦闘においては、ディスペンスドシェルと呼ばれる対空砲弾を使用できる。この砲弾は、従来の調整破片型対空砲弾とは異なり、推進方向に向かって、重量3kgの棒状散弾(徹甲弾)を24個放出するものであり、散弾は砲弾の飛翔速度を受けて目標を破壊する。そのほかにも、対艦砲弾、対地支援用の誘導砲弾、離脱電磁誘導装弾筒付徹甲弾等を使用できる。
口径:176mm
口径長:65口径
最終更新:2014年01月19日 23:40