この箱、スペースオペラ専用なんだからリアリティーは不要。不老不死、機械化、猫耳、犬耳、天使萌えは男のロマン。
でもリアリティーある設定作りこそ箱庭の醍醐味。なんてお嘆きのアナタ。
今回特別に死ぬほど忙しいユーク君が無料で解説してあげるよw
不老不死
永遠に生き続けることは古より人類の最大の夢と言っても過言ではない。
でもどうせ生き続けるなら、健康で若さ漲る体で在り続けたい。
それがそう、不老不死。
けれども死なないのは大問題。第一に、死なないなら子を儲ける必要は無い。
第二に死なないなら、何時しか基礎教育は不要となる。なぜなら、子供が存在しないから。
第三に子を産まなければ、家族意識が薄まってしまうし、結婚といった人生のイベントも意味を成さない。したがって、夫婦、家族という概念が消滅する。
無理にでも子を産ませれば、人口爆発が起き、逆に死んでもらいたければ殺すしかない。
第四に大災害によって、人口が急減したとき、いざ子供をと思っても、子供を産み、育てる、教育するというノウハウが失われている。
万が一の際に絶滅という大きなリスクが圧し掛かる。
これは困る。不死というのはかなり考え物だ。
よって結論から言えば、長命というのがベスト。不老はそのままでもいい。若返りというパターンもありかもしれない。
機械化と機械
機械の諸君、自然は必要か。綺麗な海は必要か。美しい景観は必要か。澄んだ空気や川の流れが必要か。
答えはNO。
人類やその他生命体に欠かせないものも、機械化の諸君には不要なものばかりだ。
合理的考え方を望む機械の諸君。己に不要な環境を保全する必要があると思うか。
答えはNO。
いらないものはいらない。さっさと淘汰されるべき。むしろ環境保護なるは人類的な思想であり、排除が望ましい。
結果、機械の諸君が住む星は生命体には厳しいだろう。幾何学的な都市が広がる。田園風景などもちろん存在しない。
食文化があったとしても、工場で生産されたもの程度だろう。
大気なんてものもないかもしれない。
よって結論を言えば、機械の諸君が惑星設定を作りにあたり、最初から地球っぽい星ならまだしも、
火星みたいな荒涼の大地をテラフォーミングし、地球っぽい環境にするのは無駄ではなかろうか。
機械には機械らしい生活を!
※原住種や人類と共存しているならば話は別。
また機械化人間の場合。人間の意識が存在し続ける場合においては上は成り立たない。
犬耳、猫耳、天使
獣人諸君。特に犬、猫耳を持つ種族たち。
なんでそんな耳を必要とするのか。彼ら犬、猫の持つ耳は人間をはるかに上回る感覚が備わっている。
文明社会には不要な代物だ。文明には騒音が付き纏う。目障りではないか。
したがって、そんな耳を有する諸君は、きっと過去に何らかの原因で必要を迫られていたのだろう。
たとえばこれだ。
人類にも数キロ先まで見通せたり、物音を感じ取ったりできるやつが居るらしい。
そういう奴らは決まって山岳地帯や砂漠地帯、平原の民族だ。特に狩猟民族に多い。
そういった地域に住む民族にとって、言わずもながら伝達手段は限定される。
狩猟を行うなら、目が良くなければならない。したがって、人間本来の感覚器官だけが頼りになる。
なぜ農耕民族じゃだめなのか。
農耕は労働集約型であり、人口密度は高くなる。定住村落が形成される。よって伝達手段に困らないからだ。
よって結論を言えば、犬耳、猫耳諸君は、そういった人口密度の低い地域に住んでおり、狩猟民族であったというバッグボーンがほしい。
無論、文明を持った今、そんな原始的生活を営んでいるとは思えないが、進化のスピード上、すぐにその形質が失われるとは考えがたい。
犇く音源に如何に対処すべきか。耳栓とか耳あてとかか?静穏技術がきっと発達しているに違いない。
一番扱いに困るのは天使諸君だ。
なぜ彼らは空を飛ぶ必要があるのか。神の使いでもあるまいし。
羽があるなら、足は何のためにあるのか。
鳥たちの足が3本指で5本指でないのは、休息のために木や不安定なところに着地したりするからで、
そもそも二足歩行すると体のバランスが不安定になるのにあえて二足歩行を選んだ人類が加えて羽を生やす理由はどこにあったのか。
人類は天敵に打勝つべく道具を開発してきた。だが、飛べる彼らに地上に天敵は存在し得ない。道具を作る必要性にも欠ける。
いや空を飛ぶということは、きっと空に敵が存在したかもしれないし、地上には狩人が存在したかもしれない。
だが飛びながら道具を振り回すのは困難なので、投擲系、防御系が多くを占めただろう。
では人間に羽が生えた理由。バイオテクノジーでないとしたら・・・。
こういう仮説はどうか。
人類は猿から派生したが、天使諸君は鳥から派生した。
鳥は猿並みの知能を有していて、その鳥を祖先とする天使諸君は人類並の知能を有する。
これで羽問題は解決。だが足がいまだ問題である。
地上を歩く鳥たちは総じて飛べない鳥たちである。ペンギンとかダチョウとか。
歩くなら飛ばなくていいし、飛ぶなら歩かなくていい。
なら普段は地上で農耕しつつ、危難が迫ると空を飛ぶ。こういう感じでしょうか。
空を飛ぶことは最大の敵回避であるが、飛ぶという行為は体力の消耗が激しい。
鳥たちが猿並みの知能を持っていたなら、地上で耕作したほうが断然効率的と考えただろう。
だがら二足歩行を選んだ。
だが彼らの星の生態系はシビアで、恐ろしく足の速い捕食動物が存在する。
猿と違い、鳥は武器で対抗するより飛んだほうが楽なので、結果、羽を持つ人間っぽくなった。
羽があるなら、移動に便利なので移動手段もそれほど発達しなかった。
天使が一番説明しにくいw
人類と違い、進化の初期段階において武器を発明する理由がなかったわけだから、性格的には温厚になるのかな。
元は鳥だし卵生だろう。
最終更新:2008年12月10日 02:30