自警団の報告メモ
警備兵の話
「あの家に住んでる魔術師だって?いや、直接会ったことはないよ。
たまに異臭がしてたから一度文句を言いにいったんだが、結局出てこなかったからな。
まあロクな奴じゃなかったらしいし、これで一件落着ってところだな。」
近所の女性の話
「聞きましたよ!なにやら怪しげな人体実験をしてたみたいじゃないですか。あの人が越してきてから、たまに臭いにおいは流れてくるし、不気味な呪文みたいなのが聞こえてくるしで困ってたんですよ。怖くて子供も外で遊ばせられなかったんですから。」
槍局のウィザードの話
「そういえばヤツの事かどうかは分からんが、2年ほど前に禁呪に手をだしたとかでアカデミアを放校になったネクロマンサーがいたって話だ。私は面識がなかったから確証をもって関係があるとはいえないが、禁呪がらみの事件なんてそうもないだろう・・・」
路傍の子供の話
「あの家のおじちゃん?たまに見たよ。朝早くとか夜にコソコソッって家の中に入っていくんだ。だいたいなにか抱えてた気がするなあ。何をやってた人なの?」
魔術師の家から見つかった書類
- 燃え残った書簡。さらに水に濡れているために状態は悪い。かろうじて「鷹の・・・」という署名が見える。サザンの盗賊ギルド頭目、”鷹の目”のジールと関係があるのだろうか?
- 書簡が残っている。内容は人体を魔術で強化するための方法について。禁呪に関係する書類であるために即刻処分が必要である。
- 走り書きのメモ。日付と共に「1体、男」「2体、男女」「1体、子供」などと書いてある。これはなんであろうか?
家の中にはネコや犬の死骸が転がっていた。調査の結果、これらはウォーレス市内で行方不明になっているものらしい。死体の一部には人間やその他の動物の手足など、通常ではありえないものが生えている。また例外なくこれらの死体の皮膚は爛れ、ずり落ちている。
これらの証拠から推し量るに、この家の主はサザンのアカデミアを放校になったネクロマンサーその人であったと考えられる。詳しいことは分からないが、人体実験を伴う強化魔法の研究をしていたようだ。その技術に目をつけた”鷹の目”のジールと関係があったようだが、物証がない。
これ以上の捜査は政治問題になる可能性があるものと思い、上の判断を仰ぎたいと思う。
最終更新:2008年02月20日 02:09