2006/11/06(月) 00:42:31 ID:0C2hGm7Z
「美しい…絹の糸のようだな」
そう言われて振り向くと、自分の髪の先を持ち上げ口付けしてる男がいる。
「……あんさん何やの?てんごしはったらあきまへんえ」
と凛々しい細眉をひそめて葵は髪を振り払う
こんな軽薄な男に心奪われる羽目になるとは、
まさかその時は葵も思いもよらなかったけど。
舞踊の世界にいるといわゆる「上品な男」は数多く見かける。
葵も年頃になれば、その美貌から稽古帰りに食事に誘われ出かける事もあったが
土地の気質か、最初から他意はないのか本音を話し合う事も感情を出し合う事もなく
ましてやそれ以上の進展もなく終わる事が多かった
いつも同じ辺り障りの無い会話と
亀のような行動力で同郷の男達には正直飽き飽きしていた。
そんな環境の中で晶だけは違っていつも本音で語り自己主張もハッキリしてる彼は
とても新鮮で葵はいつしか心惹かれる気持ちもあった。
だけど前回の大会先でそんな葵の淡い恋心も見事に打ち砕かれてしまうのだけど。
届いた招待状に同封された海外行きのチケット
トーナメント先に向かうには葵は関西空港、
晶は成田空港と便が違うため目的地まで会うことはない
葵は到着した空港を降り立ち、
足早にホテルに向かうべく到着口からタクシーまで向かおうとした時
人ごみの中、待合席で晶が腰掛けているのが視界に入って来た
久しぶりに見かける彼に嬉しくなり、一緒に行かないかと声をかけようとする
「あきらは…」
「アキラ~~~!!」と大きな声が自分の声を掻き消した
振り向くと自分の横を走りさり晶に抱きつく女性がいた
中国女…パイチェンだった…
晶も人前で照れるのか戸惑いつつもパイの背中を抱きしめていた
完全に2人とも自分など視界に入ってない様子に
葵はフラフラと1人寂しくホテルに向かうしかなかった。
だからと言って、誰かに慰めてもらおうなどとはプライドの人一倍高い葵にはありえない
ましてやイタリア男などに。
このやり場のない気持ちを試合で晴らそうと思ったのが裏目にでたのか、
試合は散々なものだった
しかもこの軟派男が試合相手だったので、
どれだけ懲らしめてやろうかと思っていたのに手も足も出なかった。
キックボクシングはもっと粗暴かと思っていたけど
あんなに綺麗に立ち回るものなのかと感動も覚えてしまった
長い足から繰り出されるブラッドの動きを思い起こす。
自分の事を女と思って馬鹿にして声をかけてるのかと思っていたのに
試合中は1人の武道家として敬意を払ってくれたのも
普段の彼のイメージと違っていてとても以外だった…
試合後は少し話しが出来ないものかと
高鳴る胸を抑えながら控え室に出向いたのだけど
また次の試合前にナンパをしているらしく
よりによってあの晶を奪った中国娘に自分と同じような褒め言葉で口説いていた。
一年も前の出来事だが、今思い起こしても腹わたが煮えくりかえる。
聞いた所によると今回も新顔の小娘にも声をかけていたようだし。
よりによってまた中 国 娘 !!
「やっぱり懲らしめてやらなあかん…」
葵はブラッドを呼び出して個人的に対戦を求めることにした。
使用されていない舞台は個人の練習用に開放されている、時間通りにブラッドが来た。
「君からお誘い頂けるなんて光栄だな」
ブラッドは嬉しそうに葵の肩に手を回してくる。
「さっ…触らんといて!今日は遊びやおまへん、
正真正銘あんたはんに対戦を申し込むどす」
「ははっ穏やかじゃないな…いいぜ美人の誘いは断らない主義だ
でもタダの対戦じゃつまらないな…お互い何か賭けないか?」
「かまへんどす。ほな勝った方が負けた方の言うことをを聞くってのはどうどす?」
「いいね…」
願ってもない事だ!
俺が勝てばこのプライドの高そうな美女を意のままに出来るのか…と
葵の着物の襟から覗く白いうなじを見て食指が疼くのを抑えながら構えた。
「うっ…」
……先に跪いたのはブラッドだった。
「ちくしょう…何でだ?」
技を振っても振っても駒を回されるように捌かれて間接を持って行かれるのだった。
得意の連携への流れを止められては成すすべもない
「あんたはんの技は前回経験させてもろうたから、もう研究済みどす。
同じ技は通用しまへんえ、本番やのうてよろしおしたなぁ?
さて…あんたはんはうちに負けたさかい、たんと言うことを聞いてもらいまひょか」
「ああ…約束は約束だな」ブラッドはため息交じりに答えた。
どんな恨みを買ったのか知らないが、
きっととんでもない仕打ちがあるんだろうと腹をくくった。
「今後うち以外の他のおなごと口を利いたらあかん。ええな?」
「は?」
何が何だかブラッドには理解できないでいる。
「せっ…せやから!うちとだけしか喋ったらあかんのや!」
葵の顔は火を噴いたように真っ赤になっていた
ブラッドは完全に葵の心中が読めて笑いが出てきた。
「オッケーだ……でも俺は寂しがり屋でね、
一晩中語り合わないと死んでしまいそうになるんだ」
グイッと葵の手首と腰を掴んで自分の腰に引き寄せた
「勿論あんたが今夜から話し相手になってくれるんだろ?」
「なっ何でうちが……」
「じゃあこの約束は無効にしてくれないと困るぜ、
あんた以外と喋れないんだし1人で寂しく過ごせってのか?」
「うう…し…仕方ないどす」
断って他の女を口説かれても嫌なので承諾したが
こんなに男との展開が早いのは初めてで葵は動揺を隠せない。
結局夜はブラッドが葵の部屋に来る事になったのだった。
「日本人は寝る時も着物を着るのか」
ブラッドは興奮気味に長襦袢姿の葵に見入る
「恥ずかしい…あんまり見んといて…外に着て行くべべとちゃいます」
「へぇ…着物でも薄い生地なんだな」
背中に両手をまわし薄い長襦袢をなぞりながら腰の方まで落とす
ブラッドの掌の熱が生地を通って肌に伝わってくると
「あっ……」葵はビクッと肩を揺らす。
袴付きの胴着姿しか見たことなかったので、体のラインはよく分からなかったが
薄い生地に包まれた葵の体はかなり女らしい見事な体型だった。
ベットの上に座ったままで、葵を目の前に膝をつかせる体制で見ると
前身頃が窮屈そうに2つの膨らみを支えていた
長襦袢を着せたままブラッドは胸の脇から唇と頬を押し付けて柔らかい感触を楽しんだ
「んっ…」
そのまま腰に回していた手を尻に向かって滑らせ、
形の良い小さめの尻の丸みを少し力強く撫で上げる
ムニュッ…グニュ…尻の割れ目を開かせるように揉みあげる
「はぁっ…あぁ…ん…」
少し荒々しい手の動きに、
今まで感じた事のない感覚に堪らず葵は背中に弓なりに体をそらす
胸の敏感な部分を避けて唇で軽く噛むように両胸を交互になぞると
薄い生地からは堅く昂ぶった突起が胸の先端に浮かんでるのが見える
ブラッドはそのまま生地の上から乳首を吸った
「あっ…はぁんっ…!」
長襦袢の上からでも分かる絶妙な舌づかいに感じて
ブラッドの肩に置いた手が強く握られる
「胸が感じるか?」
カリカリと擦るように乳首に歯を当てて刺激した、
もうひとつの膨らみも同じように刺激を与え続ける
「あっあぁん…んんっ…」
尻の割れ目から指をあて生地の上から敏感な部分をなぞるように触ると
「ひんっ…あぁ…嫌ぁ…だめっ…え…」
葵は自分を支えられないくらいに腰をガクガクと震わせる
口を離すと唾液で汚された部分から、はっきりと乳輪が透けて浮かんでいた。
「はっ…あ…」
クタッと葵はブラッドの胸に倒れ込む
「葵…本当に可愛いな」
そのまま仰向けに寝かせて唇を重ねる
キスも慣れてないのか舌を入れても口を開けてるだけで、目を堅く閉じていた
顎を取り葵の舌を吸って自分の口の中に入れるように絡めだした
くちゅ…れる…
「んっ…んんっ…」
葵は舌を出したままどうしていいか分からず、そのままブラットに弄ばれる
嬲られるように舌を吸われたりする内に自らブラッドの舌を自分の口に引き寄せていた
「んっんっ…あ…ふ」
口の中で強引に絡まってくる舌を受け入れる
2人の唾液が口に溜まって苦しい…
ブラッドは少し唇を離して「飲むんだ」と葵を促した
ゴクリ…と葵の喉が鳴ったのを見て、
こんなお嬢様が自分の唾液を飲んでいるのだと思うと
ブラッドは普段は見慣れたはずの何気ない行為に酷く興奮した。
唇を離し葵の耳にキスをすると
「あんっ…こそばい…」と葵は肩をすくめる。
今度からも色々と開発しがいがあるかもな…と思いつつ
ブラッドは葵の後ろ襟を掴んで引きおろしながら首に舌を這わせる。
くすぐったいのと恥ずかしさで、葵は耐えるように肩を震わせながら顔を上にそらした。
襟を引き下ろして肩を出しても胸の下に腰紐が巻かれているので胸元が閉じたままだった
先ほど責めて唾液で濡れた胸の先を口で吸い上げながら、
前に結ばれた紐に手をかけて解く
「あっ…あっ…ぁあ」
肌襦袢の前身頃がはだけて葵の裸体が露になった。
日頃鍛えてるだけあって、
仰向けになっても形を崩さない白い乳房が大きなカーブを描いている
先端には淡い色の乳首が刺激を受けて上を向いていた。
その下は、胸の大きさとはアンバランスな程に細い腰がなだらかな線を描いてる。
「美しいな…見とれるよ…」
ブラッドは葵の腰に手を添え、撫で上げるように掌を滑らせて皮膚の感触を楽しむ
「はっ……ん」
大きな手が自分の体を這う感触に、
体の神経が押し上げられるように胸の先端に向かってビリビリと伝わる
ふいにブラッドの両手が葵の乳房を掴み揉み上げて来た
「あぁっ…!ぅうん…」
包むように丁寧に寄せては上に持ち上げグニグニと形を変える
熱が集まったのか葵の胸は薄っすらと汗の湿り気が帯びて来た。
ブラッドは、ずっと目を閉じたままの葵に意地悪をしたくなり手を止める
葵はそのまま愛撫されるのかと思っていたので、少し戸惑い瞳を薄っすらと開けて見た
ブラッドは葵の顔を覗き込み
「この後どうして欲しい?」と聞く
「や…な、なんで…」思いもよらない言葉に葵は更に顔を赤く染める。
葵の胸に置いた手の下がバクバクと波打っているのが判る
「何処をとうして欲しいのか俺に教えて欲しいんだ」指で胸の谷間をなぞると
「あぁ…っ」ピクンと乳房が震える。
「いっ…いやぁ……ほんま…いけずや…」
「顔を逸らしちゃダメだ。ちゃんと俺の目を見てお願いするんだ」
「あっ…」
こんなに恥ずかしい思いをしてるのに、
自分の下腹部は収縮して熱を帯び次の行為を乞うようにせかしてくる
溢れる感覚に堪えきれずに葵は堕ちた。
「お願いや…胸を…ねぶって…」
ブラッドに言わされてるという恥ずかしさで瞳が涙で潤んだ
ブラッドは葵にキスをして返事すると両胸を持ち上げて舌を這わせた。
「あっ…あぁっ…!はぁっん……あぁっあっ…」
葵も何か吹っ切れたのか先ほどより大きく身体をよがらせて声を上げた。
興奮してるのを告げるように硬くなった乳首の感触が堪らず舌で何度も舐め吸い上げた。
そのまま片手で腹をなぞり下腹部の淡い茂みに手を触れる
「あ…やっ…」
ビクンッと内股を閉じるがブラッドは指を潜らせ肉芽に触れる
「あぁっ…!………あ…あぁんっ…」
指の腹で先に触れるか触れないか位に刺激すると、
葵は膝を擦り合わせるように腰をくねらせた。
ブラッドは指を離し膝を割って身体を重ねると、
唇を内股に滑らせ柔らかい花弁に辿りつく。
「あ…あっ…やぁ…っ」
葵がブラッドの頭を押さえて制止しようとするが、構わずに舌で蜜で溢れた花弁を舐める
「あぁ…ひんっ…あっ…あぁあ…」
葵を味わうように舌を膣口にあてて愛液を吸うように舐め取ると
そのまま溝をなぞり上げながらクリトリスに舌先を押し付け小刻みに刺激し始めた
左指は痛いくらいに昂ぶった乳首を捕らえ、
右指はゆっくりと膣の中に潜り込ませ卑猥な水音を立て始める
ヌプ…ヌチャ…ッ…
「あっ…あっ…あぁあ!」今まで感じた事のない刺激に膣がヒクヒクと痙攣を始めた
指先でブラッドはそれを感じ取ると指と舌の動きを早めて葵を追い詰めにかかる。
「あぁっ!…あっ…あっあっ…!ブラッド…あかんっ…あぁっ…」
ガクガクッと腰が抜け落ちるような強烈な快感が葵を襲う
「あっあっ…イクッ……イクぅ…んんっ…!!ああぁっっ」
ブラッドに絶頂を与えられた葵は全身から汗を噴出し息を荒げてぐったりと果てた。
「ちゃんとイッたか?」ブラッドは葵のこめかみに口づけながら聞くが
息を整えきれない葵の口からは唾液がこぼれ、余韻にヒクヒクと身体を震わせている
そろそろ頂いても良い頃合かな……
本来ならまだまだ彼女の身体を楽しんだ後に取って置きたいのだが
ブラッド自身も久々に限界に近い位腫れ上がっていた。
愛液で濡れた膣口に自分の陰茎を押し当てると葵がピクンと反応した
「あっ…」
ブラッドの筋張ったソレは大きく、自分は受け入れられるのかと不安な顔をした
「大丈夫だ…力を抜くんだ」
膣にゆっくり先を押し入れる…十分濡れきっているのでブラッドの雁首はヌルリと入った
「……あぁっ!!」
膣口が無理矢理押し広げられ鈍い痛みが響く
「はぁんっ……ブラッドの…凄い…」
男の陰茎がこんなに熱を持った堅い物だと初めて知って
葵は痛みの中に微かに興奮を覚えた。
流石にきついな…
ブラッドは腰を押し込んで少しづつ葵の膣中に入れていく
ズッ……ヌズッ…
「あっあぁあっ…!」
葵はシーツを掴んで自分の中に入ってくる異物を必死に受け入れる。
狭い膣内を割ってやや強引に根元まで押し入れた
「んんっ…はっ…あぁ」
ブラッドは涙で濡れた葵の頬にキスをする
「葵…動いてもいいか?」
「ブラッド…うちを…うちをあんたはんのものにして…」
葵はブラッドの首に腕を回して抱きしめた。
「…葵…」
今まで抱いた女は数え切れない程いるが、
こんな気持ちにさせてくれる女は久し振りだった。
ずっと昔に忘れかけていた感情が湧き上がってくる…
本気で彼女の全部が欲しいと思った。
葵の腰を抱きゆっくりと腰を動かして彼女の膣内を探るように動く
2人の繋がっている箇所から自らの陰茎が出し入れされる淫猥な様と
彼女の白い内腿には純潔を散らした証である薔薇の花びらのような体液が目に入る
それもブラッドの情を掻き立てた。
葵を求めて、熱い膣壁に自分のモノを擦り付けるように突き入れる
「あぁっ…!!あ…ああっ…ブラッ…ド…熱い…」
ブラッド自身の熱さが子宮に響いて痛みが快感に飲み込まれた
肉がぶつかる乾いた音から、次第に水音の重なる湿った音に変わって行く
「ひんっ…あぁん…っ…あぁっ…あっあっ…!」
次第に激しく揺らされ葵の身体が仰け反るように押される。
身体を突き上げながら耳…首…鎖骨…乳房…乳首と舌を這わせて彼女を貪った
その都度に甘い声を上げる葵が可愛くて堪らない。
もっと長く彼女の中に居たいと思うが、ありえない程強く締まった膣と
小さな花びらが陰茎に絡みつく刺激に耐え切れそうにもない
葵に深く唇を重ね舌を絡めながら強く腰を押し入れた後、ペニスを抜いて葵の胸に放った
「あんっ…!はぁっ…あぁっ…っ」
白い乳房の谷間に白濁した体液が流れた……
息を上げたままグッタリと動けないでいる葵のこめかみにキスをする
「ん…ブラッド…」顔を向けた葵の唇に唇を重ねた
「葵…」
「ん?」
「どうだった?」と意地悪く聞いてみる
「……あほ…」葵は顔を赤くしてプイッと横を向いた。
そんな怒った顔も可愛くて、ブラッドはもう少し虐めたくなって来た。
「じゃあ葵が答えてくれるまで、今夜はまだまだ語り合わないとな」と
また子供のように意地悪そうに笑って、まだ敏感な彼女の身体に指を這わせる。
「あっ…ほんまにいけずや…」
また自分の胸に顔を沈める直情的なブラッドにまだ戸惑いつつも
心地よい熱さに満たされながら瞳を閉じた…
明日も明日もその明日も2人だけで語りあう夜を過ごすのだ。
最終更新:2007年01月07日 00:19