語順
ヴィチェルカ語の基本的な語順はSVO ANです。
SOVやOVSに変えて、目的語を強調することもできます。
名詞
名詞には明名詞、暗名詞、通性名詞があります。
フランス語などにある名詞の性の区別と同じようなものです。
これらどのタイプに属するかは、語末の音によって決まります。
aかeかiで終わる名詞は明名詞、oかuなら暗名詞、子音で終わるなら通性名詞です。
明るい感じがするものの名前が明名詞、その逆が暗名詞などといったことはありません。
たとえば、太陽は明るい感じがしますが、zowという暗名詞です。
ヴィチェルカ語の名詞の性は、韻を踏んで聞いた感じを綺麗にするために生まれました。
そのため、区別に特に深い意味はありません。
単数・複数の区別は、日本語と同じで、普段はしません。
複数を明示したい場合は、名詞に日本語でいう「〜たち」をつけます。
「〜たち」は名詞の性によって形が異なります。
|明名詞|wxa|
|暗名詞|wxo|
|通性名詞|ix|
存在動詞
ヴィチェルカ語には、英語でいうbe動詞にあたるものの現在刑がありません。
「AはBです」と言うときは、「A B」と言うだけです。
ただし、過去形はあります。
それについては別の項で説明します。
冠詞
ヴィチェルカ語に冠詞はありま
せん。
形容詞
形容詞は名詞に前置します。
原型はirで終わります。
原型のままだと、形容詞としては使えず、副詞として機能します。
名詞を修飾するときには、irを名詞の性によって下のように変化させます。
|性|変化語尾|
|明名詞|a|
|暗名詞|o|
|通性名詞|irを取る|
副詞
副詞は文頭、動詞の直前、または動詞の直後に置きます。
最終更新:2013年02月09日 22:10