ss(短編)のまとめです。
順序は投下された順にしているつもりです。
20話ごとに分けています。




数学「これを公式に当てはめて、答えがこう!わかった?」
  「それ・・計算間違ってない?」
数学「ふぇっ?あぁぁぁ!!(///)」



数学「おねえちゃん、助けて!」
物理「どうしたの数学。」
数学「この問題が分からないの。どうやって解けばいいの?」
物理「それはね・・・これをこうして・・・」
数学「良く分かったよ。ありがとうおねえちゃん」
物理「お礼に私の実験に付き合ってね(ハァト)」
数学「ふぇええええ?」



英語「この単語の発音は分かるかな?」
現代文「分かりません」
古文「分かりません」
漢文「分かりません」
英語「そうか。みんな分からないのね。じゃあ教えてあげるわ」
そう言うと英語は現代文の口にキスをして口を動かした
現代文「えええええええ?!!何?!何?!」
英語「発音の仕方を教えただけじゃないの。何か驚く事でも?」
その後古文漢文が逃げ出したのは言うまでもない。



各人が「世の中で一番強い物は何か」について議論していた。

政治経済「みんな間違ってるで。所詮な、世の中金やねん。金の力が一番強いんや。」
数学「そんな事ないよ!論理の力はお金になんか負けないからね!」
生物「一番強いのは性よ。人間である限り逃れられないわ」
古文「この世で一番強いのは文化よ。この国いる限り影響を受ける」
現代文「あら、それを言うなら言葉じゃないかしら?文化の最もたるものよ」
世界史「一番強いのは歴史だよ。人類の歴史の力は偉大なの。」



地理「ねぇねぇ地学?この地球儀買わない?」
地学「ぇ・・・。地球儀?」
保健「なにこれ、なにこれ。なんか面白いw」
地理「ちょっと、乱暴に回さないでよね。」
地学「え、えと・・・。どうしようかな。。。」
地理「レトロな感じだし部屋に置くだけでも良いよ。安くするよ!」
保健「あ、エロマンガ島はっけ~んw」
地学「///」



数学「はぁ・・・」
給食「どうした?」
数学「給食ちゃんには分からないよ・・」
給食「身長の事か」
数学「なっ・・!ち、違う!別に背が低いから給食ちゃんが羨ましいとかってそんなことはないからっ!」
給食「・・・自分からカミングアウトか、ベタで分かりやすい奴め」
数学「ぁうー・・・上から見下ろして頭なでるなぁ!」
給食「運動すりゃ多少は伸びるだろうに


    あ、運動できないのか」
数学「わざとらしく間をあけるなっ!確かに苦手だけど出来ないってことはないんだから!」
給食「そうか、それならみんなを誘ってバスケットボールでもやるか?
    それともバレーボールがいいか?」
数学「なんで高さが要求されるものばっかりなのさ!!」
給食「というかだね、好き嫌いが多すぎるんだよ、数学は。牛乳飲め牛乳」
数学「に・・苦手なものは無理なのよーぅ・・」
給食「小さいままでいいのか?」
数学「ぅー・・・わかった・・・頑張る・・・」
給食「よしよし、頑張ったらご褒美にお菓子買ってあげよう」
数学「本当!?」
給食「子供ね・・・・」
数学「子供っていうなぁっ!!!」




保健「風邪ですか?」
日本史「ぉわっ!?・・びっくりさせんじゃねぇよっ!」
保健「バレてないって何ですか?・・・まさか非合法なクスリでも・・」
日本史「テメェ・・・俺を何だと思ってんだ?」
保健「ヤクザ屋さん・・・?」
日本史「お前な・・・」
保健「冗談ですよーぅ」
日本史「リアルなんだよ、お前の発言は」
保健「ははは、よく言われますぅ」
日本史「まったく・・・まぁ、いいや・・お疲れー」
保健「お疲れ様ですー」


日本史「まったく・・迂闊に口を滑らせるわけにもいかねぇな・・・」
ぬこ「にゃー」
日本史「お、よーしよし、いい子で待ってたか?今ご飯用意しまちゅからねー」
ぬこ「にゃーん」
日本史「っくぅ~・・・かぁ~いぃ~!・・ほぉ~ら、ご飯でちゅよー、た~っぷりありまちゅからね~」
ぬこ「にゃー」
保健「にゃーん」
日本史「あら、今日はお友達も連れてき・・・た・・・の・・」
保健「にゃーん」
日本史「お・・・お・・・おまっ・・・!!!!?」
保健「おま・・・おま○こ?」
日本史「あ゛あああああああああああああああああああ!!!!!??なんだ!?何でテメェがぁぁぁぁああ!!?」



英語:とりあえずゴネる、訴えるとか言い出すが面倒になって文句をたれながら通過
現文:とりあえず今の気持ちで一文書く。
古文:とりあえず今の気持ちで一句詠む。
漢文:とりあえず今の気持ちで七言絶句。
数学:皆ランダムな量の中、確率的にはこんなものだと自分を納得させる。
物理:水量を測り他との誤差が大きすぎる、無効だからやり直せとゴネる。
化学:自前の蒸留水で水増し。
生物:この量では消費した水分を取り戻せないと熱論、ついでにただの水では吸収効率が悪いと主張。
地学:自分の分の水が用意されていたことに驚く。
体育:これも何かの試練と解釈、用意した人に感謝する。
政経:ゴネる、均等な水の配分がなされてないと主張。
美術:キレて水をぶちまける。が、それを見てインスピレーションが湧いたらしく補給なしで嬉々として通過
書道:キレて筆を取る。会心の作が出来上がるも墨をするのに水を消費、冷静になってから凹む。
保険:これも何かのプレイと解釈、変な汁が出てさらに水分消費




意中のあの人にアプローチ!

英語:積極的にゴーゴー!「I love you! I need you! I want you!」
現文:ラブレターを贈る。「拝啓、秋も近づき~・・・」
古文:目の前で一句詠む。が、肝心の掛詞が気付かれず半泣き。
漢文:目の前で自作の漢詩を披露。が、相手に全く意味が伝わらず凹む。
数学:「二人の出会いは確率的に奇跡としか言いようがありませんわ」
物理:「二人は互いの引力で引き寄せられてるの」相手は遠心力で逃げようと必死。
化学:惚れ薬を作ろうとする。自分を魅力的に見せようとかは考えない。
生物:「動物は好き?ペットを飼ってみたいとか思わない?私なんかはどうかな?」
地学:「も、もしよかったら、い、いっしょに星を観に行きませんかっ?」
地理:「旅に出てみません?」
政経:「一人より二人の方が経済的やと思うけど?」
倫理:「・・・二人が出会うのは必然、あの方もそうおっしゃってるわ」
現社:「き、近年少子化がますます進んでるようですがど、どど、どう思われますかっ?」
体育:「今度の大会で優勝したら、あの人に告白するんだ」下手すると死亡フラグ。
美術:相手をモデルにした絵を描く。が、先鋭的過ぎて理解不能
音楽:「貴方の演奏、心がこもってないわね。これは愛を謳った曲なんだから・・・ためしに誰かと付き合ってみるとかどう?」
書道:書として文字に表す。『愛』
家庭:「私料理好きなの、今度お弁当作ってあげようか?」
保険:「ねぇ、女の子の身体に興味ない?」




現文「・・・では文化祭の出し物についてですが、喫茶という案が出ておりますけど何か意見はありますか?」
家庭「あ、じゃあ私が服を作ります~、可愛いのいっぱい作るね」
政経「おいおいあんま凝ったもの作って収支大丈夫なんかいな?」
家庭「私個人で作るからいいのっ」
技術「ん、それじゃあ小道具とか設備は私がやるわ、体育は力仕事手伝ってな・・・美術は?」
美術「私も手伝いたいけど・・・私は学校全体の看板とか飾りつけやってるからあんま手伝えないかも」
現文「それじゃあ、飾りつけは技術さんが仕切ってください・・・他には?」
数学「会計は私にやらせてください!」
物理「え、わ、私も!」
漢文「物理はときおり計算合わないからやめたほうがいいネww」
物理「そ、そんなことないわよ!」
数学「物理ちゃんは端数を誤差とか言って切り捨てたりするからいけないんじゃないかなぁ?」
現社「あはは・・・あ、そういえば最近だとメイド喫茶って言うのが流行ってるみたいだけど、どうなのかな?」
保険「・・・・・・メイド?」
音楽「いいんじゃない?せっかくだから私なんか演奏しようか?BGMで」
書道「いいなそれ、私は・・・お品書きくらいかな、手伝えるのは」
生物「食べ物関係は、許可が必要・・・細菌検査とか」
現文「あ、そうですね・・・そこらへんは保険さんが得意かしら?」
保険「・・・え?あ、はいっ許可の話ですねッ!?」
政経「ボーっとしてたけど本当にわかってんの?何の許可か言うてみ」
保険「えーッと・・・風営法?」
全員「何故!?」



男子「ねぇ今暇?いっしょに回らない?」
地学「あ、いえ仕事中なので・・・きゃっ!?」
男子「いいじゃん、友達がバンドやってるから観に行こうよ」
日本「ちょっとアンタ!うちのシマで何勝手なことしとんの?」
男子「ヒッ!?」
日本「うちの従業員(モン)に手ェ出したらただじゃおかないよ!」
男子「す、すすすみませんっ!」
現文「・・・日本史さんを用心棒にってアイデアは正解みたいね」
漢文「ウチのクラス結構レベル高いからネー」
政経「まま、とりあえず侘びの言葉より注文の言葉が聞きたいなー。ケーキセットでええな?」
男子「あ、はい・・・」
現社「・・・・・・はぁ、政経さんのやりかたってどうなのかしら・・・・・・」
生物「・・・美人局・・・・・・ぼったくり喫茶」
保険「もう一つケーキ買ってくれたら・・・ちょっとだけね?」
生物「・・・のーぱん・・・おさわり喫茶」
現文「止めて!早く誰か保険さんを止めて!」



地理「ほーいお土産だよー金取るけど」
世界「あらあら真っ黒、どこ行ってきたの?」
地理「ま、いろいろとね・・・地学、これどう?隕石」
地学「・・・本物?だったら買うけど」
地理「さぁ?怪しいもんだったし300でいいや」
地学「本物だったらそんなに安くないと思うけど・・・一応調べるか、化学、研究室借りるね」
化学「どうぞー、奥の机が空いてるはずだから勝手に使って」
地理「んー・・・物理、これ買わない?」
物理「な、なんで私がそんな変な置物買わなきゃいけないのよ!?冗談じゃないわ!!」
地理「・・・・・・胸が大きくなる効果があるとか」
物理「買うわ。いくら?」
美術「・・・なぁ、これなんだ?」
地理「ああ、これ・・・古物商においてあった絵なんだけど・・・いる?」
美術「いや、ただどっかで見たような・・・」
政経「お、まさかの掘り出し物?」
美術「いきなり湧いてくるな!・・・塗りといい紙といい、贋作だな」
地理「そうかー残念」
美術「んーいや、だが結構いい勘してるぞ、安かったら買うが」
地理「お、まいどー♪書道書道ー、これさ文鎮代わりにいらない?」
書道「あーいや、それを文鎮にするセンスはないなー・・・」
保険「古代の秘薬とかはないのかしら?」
地理「え?んー、香水とかお香はあるけど」
保険「相手をメロメロにさせて一日中ケモノのようにしてしまうような媚薬とかは」
地理「いやありませんがそんなもの買って一体何をするつもりなのでしょうか保険さん」


理数系で一番は?
生物「私たちは擬人化とはいえ人間、生き物なんだから生物が一番だろ」
化学「生物の体内反応なんて所詮化学反応でしょ?wwだったら化学のほうが上ね」
生物「・・・」
物理「・・・ふんっ!その立派な化学反応も結局は物理的法則から行われてるわけだし、物理に勝てないわね」
化学「くっ・・・」
数学「・・・あ、あのぉ~、物理さんも数学を用いて法則を導いたり結果を予測したりするわけですから・・・
   数学の方が上なんじゃないでしょうか・・・」
物理「・・・ぅう・・・・・・」
化&生「・・・・・・」
数学「・・・あ、じゃあ私が一番ってことでいいですか?」
地学「・・・・・・じゃあ数学さん、数学を用いて生物の適応放散を説明できる?」
数学「ぇ・・・そ、それは・・・」
地学「ミクロ的なものの見方をすれば確かに理数系の根源は数学ね、でもそれで生物化学物理地学のすべてを説明できるわけじゃない」
数学「・・・」
地学「それぞれの分野にも得意不得意があるのだからどれが一番かなんて比べることはおかしいわ、
   真理を見つける上で大事なのはどれだけ多面的な見方が出来るか、つまり私達がどれだけ力を合わせられるかってことなの」
物理「・・・ふん」
化学「・・・・・・」
生物「・・・・・・」
地学「と、いうわけで・・・・・・
   ・・・・・・なんでみんなで話してるのに私だけハブられてるのよぉっ!?混ぜなさいよッ!!」
化学「え、いやだっていつも一人で本読んでるし」
物理「なんか邪魔しちゃ悪いかなーって」
生物「・・・・・・寂しかっただけなのね」




科目ネタでしりとり。物理の「り」から
物理「り・・・流動!」
政経「ウォルマート」
音楽「ト音記号」
地理「ウクライナ」
保健「中出し」
物理「・・・シュレディンガーの猫」
政経「コストパフォーマンス」
音楽「ス、ス・・・ストラヴィンスキー!」
地理「一体誰だよ・・・イタリア」
保健「アナル」
物理「・・・・・・」
地理「・・・ちょっとまって、それ保健ネタ?」
保健「当然よ・・・え、何でみんな目をそらすのよぅ?」
音楽「えーっと・・・物理の"つ"からな、はい物理」
物理「つ、対消滅」
保健「な、何で私飛ばされてるの?ねぇ?」




保健「問題です。興奮すると大きくなるものなぁんだ?」
日本史「なっ、何て問題出しやがる!?」
給食「…プッ」
日本史「なぁに笑ってやがんだゴルァ!!」
給食「あんたねぇ、それ引っかけ問題よ?」
日本史「え…?」
給食「そそ、答えはどう…」
保健「答えはおちんちんよ、給食ちゃんは惜しいけど
童貞じゃなくても大きくなるから」
給食「私は瞳孔と…」
日本史「何なんだコイツ等…」
給食「まぁ、日本史がエロい答えイメージしてたのは分かったがな」
日本史「しっ、してね~よ!バァーカッ!」
保健「寂しい時は相手するわよん」
日本史「いらねぇっつーの!」



化学「リゼルグ酸買えないか・・・。合成屋じゃないし、どうしよ。」
生物「あ、化学、どうした?」
化学(きゅぴーん)「フヒヒ!生物!お願いがあるんだけどぉー」
生物「な、何…?」
化学「あのさ、麦角菌培養してくれない?麦角菌!」
生物「…化学、だめだ」
化学(ちっ、ばれたか・・・)
生物「どうせ化学は私がせっかく培養しても殺しちゃうんだ。だめだよ。かわいそうだ!」
化学( ゚д゚ )



写真

生物「・・・・・」パシャ・・・パシャ・・・
男 「あれっ?生物、中庭で何撮ってんの?」
生物「・・・これ」
男 「・・・・毛虫?」
生物「・・・正確にはチャドクガの幼虫」
男 「ふ~ん、撮ってどうするの?」
生物「・・ノートにまとめてる。一冊目は犬、2冊目は猫。今が三冊目」
男 (何故ネコから虫へ・・・?)「好きなんだな・・・生き物が」
生物「・・・やはり虫は変かな?」
男 「いや、別にいいんじゃないかな?人それぞれ好きなものってあると思うし」
生物「・・・そう」
そう言って生物はその場を去っていった。その時見た横顔は、少し嬉しそうに見えた・・・


最終更新:2006年09月03日 19:03