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小説02 - (2006/05/08 (月) 10:34:57) の編集履歴(バックアップ)


第二章 アネハの野望

ブーンとドクオは地下通路をなんとか越えることができた。
そして、広大な草原を小一時間歩くと、大きな塔が見えてきた。
そこから十分もかからない内にガイドラインの町に着いた。
ガイドラインの町はアナゴ村より都会で、ブーンはこの町に憧れを抱いていたが、
町の人達は暗い面持ちを浮かべていた。

ブーンは気になってベンチに座っている人に話しかけてみた。

(;^ω^)    「どうしたんですかお?」
( '_>`)     「今、この町ではアネハが凄い問題になってるんだ!」
( ^ω^)     「誰だお?」
( '_>`)     「アネハを知らないのかい?
         この町へ来る時に塔を見ただろ?
         アネハはあそこに住んでるんだ。
         アネハには部下がいて、その部下が町の人をさらって行ったりするんだ・・」
(#^ω^)    「ひどいお!」
( '_>`)     「旅の人やショボンさんまでさらわれちゃったよ・・・」
(;^ω^)('A`;) 「な、なんだってー!!」
( '_>`)     「とにかく今は大変な状態なんだよ・・・」

そう言うと、ベンチに座っている人は俯いてしまった。

(;'A`)      「どうしよう・・・」
(;^ω^)    「とりあえずショボンさんの家に行ってみるお。」

ショボンさんの家は他の家より少し大きめだった。

( ^ω^)    「お邪魔しますお。
          あれ?誰もいないお。」
( 'A`)      「地下室があったりするんじゃないのか?」

実際に地下室への階段が部屋の隅にあった。
入ってみると、一人の男が部屋の中にいた。

( ´ー`)    「ショボンさんに何か用ですか?」
( ^ω^)    「そうですお。」
( ´ー`)    「すみません・・・ショボンさんは今アネハの所に・・・」
( 'A`)      「俺達はショボンさんに会いにこの町に来たんです。」
( ^ω^)    「危険でもいいからショボンさんに会いに行けないですかお?」
(;´ー`)     「行く方法はありますが・・・危険ですよ、やめたほうが・・・」
( ^ω^)    「どうしても会いたいんだお!」
( ´ー`)    「・・・町の外にある筏をお貸しします。でも気をつけて下さいね。」
(*^ω^)    「ありがとうだお!」
( ´ー`)    「ショボンさんのこと、宜しくお願いしますね。」

ブーンとドクオは町を出て、筏を漕いでアネハの塔がある島へと向かった。
難なく島へと着いた二人は、気を引き締めて塔の中に入った。
出来るだけ音を立てないようにしていたが、最初の角を曲ろうとする時に二人のアネハの部下に見つかってしまった。

( 'A`)   「仕方ないか・・」

ドクオはそう言いアネハの部下を切り付けた。
しかし、致命傷にはならず、アネハの部下に反撃されて投げ飛ばされた。

( 'A`)   「うっ・・」
(;^ω^)  「大丈夫かお?」
( 'A`)   「ああ・・何とかな。」

もう一人のアネハの部下はブーンに攻撃して来た。
それを素早く避けたブーンは、ドクオの攻撃で多少弱っている敵に狙いを定めた。

(#^ω^)  「これでもくらうお。」

ブーンの攻撃は命中したが、それでもアネハの部下は倒れなかった。

( ^ω^)  「ドクオ・・そろそろ回復しないとやばいお・・」
( 'A`)    「回復マンドクセ・・」

ドクオがそう呟くと、アネハの部下とドクオは光に包まれた。
すると、アネハの部下は倒れ、ドクオは回復した。

( ^ω^)  「すごいお・・」
( '∀`)   「まあねw」
<#`∀´> 「よくもやってくれたニダ!」

もう一人の方は怒りだし、魔法を唱えた。

<ヽ`∀´>「 バ ル ス ! ! 」

鋭い風に切り刻まれ、ブーンとドクオは傷を負った。
しかし、二人はすぐににアネハの部下を攻撃した。
アネハの部下は倒れ、動かなくなった。

(;'A`)   「おもったより強かったぞ・・」
( ^ω^)  「町に戻って武器を買ってくるお」

二人は町に戻り、宿屋に泊まった後でそれぞれしょぼい弓を買った。

( ^ω^)  「これで大丈夫だお」
( 'A`)   「油断するなよブーン」

そう話しながら再び二人は塔の中に入って行った。
途中で三羽の鳩が現れたが、二人が矢を放つとすぐに倒れた。
そして階段を幾つか通ると、ショボンさんと二人のアネハの部下が見えた。

<ヽ`∀´>「おとなしく牢屋に入れ!」
(;´・ω・) 「何で僕が牢屋に入らないといけないんだ!?
       何にも悪いことしてないじゃないか。」
( 'A`)   「ショボンさん!!」
(;^ω^)  「ショボンさんを助けるお!」

ブーンとドクオはショボンさんに加勢し、矢を解き放った。
しょぼい弓の威力は抜群で、アネハの部下はすぐに倒れた。

(´・ω・`) 「ありがとう。君達のお陰で助かったよ。」
( 'A`)   「あなたがショボンさんですか?」
(´・ω・`) 「ああ そうだけど何か?」
( ^ω^)  「あなたに聞きたいことがあるんですお。」
(´・ω・`) 「なんだい?」
( 'A`)   「・・・魔王について教えて頂きたいんです。」
(´・ω・`) 「えっ?・・・なぜ魔王について知りたいんだい?」
( ^ω^)  「実は・・・カクカクシコシコチンチンという訳なんですお。」
(;´・ω・) 「やはり魔王が復活したのか・・」
( 'A`)   「詳しく教えてくれませんか?」
(;´・ω・) 「それはつかまった人を助けてからの話だ。
       僕も手伝うよ。」
(*^ω^)  「ショボンさんありがとうだお。」
(´・ω・`)  「ショボンでいいよ。それから牢の鍵はアネハが持ってるみたいだからね。」
(´・ω・`) (僕の予想が正しければアネハも魔王に関与してるはずだ・・)

途中で会ったアネハの部下から逃げ出し、階段を上り続けると、不自然な壁が見えた。

(´・ω・`)  「・・この壁怪しいと思わない
(;^ω^)  「そういえば・・何か塗り替えたみたいだお。」
(´・ω・`)  「ぶち壊すぞ」

 ド ゴ ー ン

ショボンの空手チョップで壁は無残にも壊された。
案の定、扉の形に窪みが出来て、その先に階段があった。
その階段を上ると地上を眺めるアネハが立っていた。

(#^ω^)  「お前がアネハかお!」
(  ∀)  「こ、ここまで来るとは!なかなか骨のある奴らだな・・・
        だが私は力を頂いたのだ。四天王の一人であるしぃ様にな!
(;'A`)    「四天王!?」
(´・ω・`)  (やはり・・)
(  ∀)  「その恩義に報いる為、人々をここに集め、南の古城へ送っているのだ。
        使い道は知らないがな。」
(´・ω・`)  「しかし、そんなことをベラベラ話してしまっていいのかい?」
(;  ∀)  「あっ!しまっ・・いや問題ない
        これから死ぬゆくものへのせめてもの手向けだ」
(#^ω^)  「冗談じゃないお!こうなったら力ずくで行くお!
        アネハ!覚悟するお!!」
(  ∀)  「かっ、覚悟だと?覚悟するのは貴様らだ!
       もうカツラなど必要ない!こいっ!」    
( ^ω^)  「くらえっ!」
( 'A`)   「とうっ!」

ドクオは宝箱に入っていたなまくら包丁でアネハを攻撃し、ブーンも弓を放った。
しかし、アネハは全く動じずにドクオを右手で殴り、怯んだところを左手でも殴った。

(;'A`)    「うっ!」
(  ∀)   「どうだ!これがしぃ様から頂いた力だ!」
(  ∀)   「 バ ル ス ! ! 」

三人は鋭い風で切り裂かれ、ダメージを受けた。

(;^ω^)  「やっぱり強いお・・」
(;'A`)     「これが四天王の力・・」
(´・ω・`)  「大丈夫!僕が付いてる。
        > > 1 - 1 0 0 0 イ ヤ ス !」

三人を聖なる光が包み、風で受けた傷は癒えた。

(; ∀)  「小癪な・・」

アネハはショボンに体当たりして攻撃した。
ショボンはダメージを受けたようだが、何とか体勢を立て直した。

( ^ω^)  「くらうお!」
( 'A`)   「回復マンドクセ。」
(´・ω・`) 「回復だけじゃ華じゃないよ!」

三人は連続で攻撃した。
流石のアネハも疲れが出てきたようで、弱弱しくブーンに攻撃したがかわされてしまった。

(;'A`)    「しぶといな・・」
(; ∀)   「貴様らこそ!」
( 'A`)    「くらえ!」
(; ∀)   「うっ・・」

ドクオの攻撃はアネハの弱点を捉えたようで、アネハは致命傷を負ったようだ。
そこにブーンが矢を力の限り引っ張り、アネハに止めを刺した。

(; ∀)  「ぐああああ!くっ馬鹿な・・・
       力を頂いたはずなのに・・・何故・・・
       もっと力を・・・しぃ様・・・げぼあぁ!」

アネハはそう言い残すと黒い光に包まれて消え去った。

(;^ω^)  「消えたお・・・」

ブーンはそういいつつアネハが落とした鍵を袋に入れた。

(´・ω・`) 「力を得た代償さ。
       傷ついた体では抑えられなかったんだろうな。」
( 'A`)   「本当は・・アネハって可愛そうな奴だったのかな・・」
(´・ω・`) 「アネハが悪いんじゃない人の心につけこんだ魔王が悪いのさ・・
       利用された人達の為にも魔王は絶対倒さないといけない。」
( 'A`)   「そうだよな・・・倒さないと駄目だよな!」
( ^ω^)  「・・・だお!」
(´・ω・`) 「この鍵で牢が開けられる。行こうか。」

三人は牢の鍵を開け、閉じ込められた人達を救出した。

ξ ゚⊿゚)ξ 「なによ遅いじゃない!」
ξ;゚⊿゚)ξ 「・・・ってあんたボロボロじゃない!一体どうしたのよ?」
( ^ω^)  「アネハとドンパチやってたんだお。」
ξ;゚⊿゚)ξ 「あんたがアネハと・・・」
(;^ω^)  「そうd・・ちょっと痛いお・・」
ξ;゚⊿゚)ξ 「ちょっと見せてみなさいよ!」
( ^ω^)  「心配してくれてるお?」
ξ////)ξ 「そ、そんなわけじゃないわよ!」

ベシッ
ブーンは肩を思いっきり殴られた。

(;^ω^)   「アウアウ!
        と、とりあえず町に戻るお。」

ブーンとドクオは、さらわれた人達を家に送った後、ショボンの家に集まった。

(´・ω・`)  「良し!みんな集まったみたいだね。
        じゃあ僕の知ってる魔王のことを話させてもらうよ。」

ショボンがそう言うと誰もが神妙な顔になった。

(´・ω・`)  「かつて魔王が大暴れしていたのはみんな知っているよね。
        その時、魔王を封印したのは天界人だとされているんだ。
        その封印には多くの天界人の魂とその外の魂の犠牲が必要だったんだ。
        当時、研究が進んでいたとされる召喚の技術によりどうにか封印に成功したそうなんだ。
        今となっては天界人もごく少数に減ったけど、
        今でも地上に住んでいる天界人が、召喚の術やそのクオリティを持っているらしい。
        僕が知っているのはここまでだよ。」
( ^ω^)   「天界人がいれば魔王が倒せるんですかお?」
(´・ω・`)  「確実ではないけど、それしか方法はないんじゃないかな?」
( ^ω^)   「そうかお。・・・ドクオ。」
( 'A`)    「・・何だ?」
( ^ω^)   「ブーンは天界人を探しに行くお。
        だから・・・ドクオも一緒に来て欲しいお。」
( 'A`)    「ったくお前はいつもそうなんだから・・・
        もちろん俺も付いて行くよ。お前だけじゃ危なっかしくてしょうがねぇ。
(*^ω^)   「来てくれるなら安心だお。ドクオには世話になってるお。」
( 'A`)    「まぁその性格は昔からだしな。今さら何も言うつもりはないよ。」
(*^ω^)   「わかってるお。今までも、これからも。ドクオはずっとブーンの友達だお。」
( '∀`)    「ならいいんだよ。早速支度しようぜ。」
(´・ω・`)  「待ってくれ。僕も連れて行ってくれないか?
        天界人のこと、魔王のこと、僕も気になることがある。
        祠でのことやアネハに関しても何か大きなことが動いているように思えてならない。」
( ^ω^)  「わからないことだらけだからショボンも来てくれたら助かるお!」
( 'A`)    「いいのかのかショボン?」
(´・ω・`)  「確かに少し心配だけどね。シラネーヨ、留守を頼むよ。」
( ´ー`)   「わかりました。気をつけて行ってらっしゃいませ。」
(´・ω・`)  「確かアネハはさらった人達を南の古城へ送るとか言ってたな。
        南には・・確かニー速とかいう村があったな。」
( ^ω^)   「じゃあそこに行ってみるお!」
(´・ω・`)  「そうと決まれば善は急げだ。早速出発しよう。」
(;^ω^)   「ショボンせっかちだおwwwwwww」
( ´ー`)   「気をつけて下さいね。あなたにもしものことがあったら。」
(´・ω・`)  「心配しなくていいよ。僕は大丈夫さ。」

三人は席を立ち、家の外に出た。
すると、牢屋に閉じ込められていた少女が待ち構えていた。

ξ ゚⊿゚)ξ 「ちょっとあんた!」
( ^ω^)  「・・・お?君はアネハの塔にいた?」
ξ ゚⊿゚)ξ 「さっきからあんた達の話を聞いてたたんだけど・・・」
(;^ω^)  「ちょwwwwwwww盗聴かおwwwwwwwwww」

ベシッ

ブーンはまた思いっきり肩を叩かれた

(;^ω^)  「アウアウ!」
ξ ゚⊿゚)ξ 「何か天界人探すとか言ってたわよね?」
( ^ω^)  「魔王を倒すには天界人の力が必要なんだお!」
ξ ゚⊿゚)ξ 「あんたたちが天界人とやら探すの手伝おうと思うんだけど。」
ξ////)ξ 「か、勘違いしないでよ!別にあんたと一緒に行きたいって訳じゃないんだから!」
        アネハの塔で助けてもらったお礼なんだからね!
(;^ω^)   「わ、わかったお。仲間は一人でも多いほうがいいお!」
( ^ω^)  「僕はブーンだお!これからは仲間だお!
ξ////)ξ 「あ、あたしツン。」
(*^ω^)  (テラカワイスwwwwwww)  

そして四人は活気の戻ったガイドライン町を後にし、ニー速村へと旅立った。

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