第3話
パティ「それでですね……『ララサーバル中尉って髪キレイですよね』って言ったら顔を真っ赤にして怒りだしちゃって…。」
俺「ハハハッ…アイツ容姿とか褒められるの苦手だからなぁ。大丈夫ですよ。決して嫌だったわけではないと思います。」
パティ「そうですかねぇ…。」
俺「…スイマセン、アイツに色々世話焼いてくださって。」
パティ「いえいえ、こっちが好きでやってることなんで。なんとなくあの人と仲良くなりたいなぁ、と思うんですよね。」
俺「アイツ、素直じゃないだけで悪い奴ではないですから…これからもよろしくお願いします。」ペコリ
パティ「ハイ♪
なんだか、俺曹長ってララサーバル中尉の保護者っていう感じですね。」
俺「う~ん…保護者っていうとちょっと違うかなぁ…?
俺はアンジーよりもほんのちょっと器用なだけなんです。
だから、不器用なアンジーには出来ないことをしている。」
73 :俺とララサーバルとパトリシア[sage]:2011/08/23(火) 01:54:46.29 ID:2psAZAw00
パティ「本当にあの人は不器用ですよね。」クスクス
俺「でも、アイツにしか出来ないことだってたくさんある。ネウロイと戦うのはもちろん、規律を乱した奴に軍人としてきちんと処罰することだって俺には出来ない。
俺とアンジーはとてもいい協力関係にあるんですよ。持ちつ持たれつってやつです。」
パティ「うん。でも、お互いにとって都合がいいからいっしょにいるわけじゃないんでしょう?」
俺「まぁ…そうですね。アイツがどう思っているのかは知らないですけど。不器用に頑張っているアンジーを見ていると、どうもジッとはしてられないんですよね。」
パティ「その気持ち、ちょっと分かります。」ニコニコ
俺「俺も大概不器用なんですけど、なんとか器用に振る舞えるように努力をしました。
嫌な上司にも笑顔で媚びへつらい、時には誰かを非常に切り捨てたりもした。
その結果が今の曹長という身分不相応な地位ですよ。正直、俺には荷が重いとは思うんですけど、これでちょっとでもアンジーの近くに手が届くなら……。」
パティ「………。」
俺「あっ…スイマセン。自分ばっかり喋ってしまって…。」
パティ「いえいえ。俺曹長のそのボロボロの作業服がその努力を物語っていますね。」
俺「あぁ…これ最近買ったばかりなのに……。
まったく、アイツがあんまり世話を焼かすから…。」ニッ
パティ「」ドキッ
74 :俺とララサーバルとパトリシア[sage]:2011/08/23(火) 01:57:01.56 ID:2psAZAw00
俺「シェイド中尉、もう遅いのでそろそろお休みに……ってシェイド中尉?」
パティ「へっ!? そ、そうですねっ! そろそろお開きにしましょうっ!!」アタフタ
俺「? まぁいいや。今日は楽しかったですよ、シェイド中尉。」
パティ「わ、私も楽しかったですっ!」
俺「それではおやすみなさい。」
パティ「お、俺曹長っ!」
俺「ハイ?」
パティ「また……こうしてお話をしていただけますか?」ニコッ
俺「ハイ。俺で良かったら喜んで。」ニッ
おわり
最終更新:2013年02月07日 00:23