リベリオン合衆国の首都にあるとあるクラブ
おにゃのこ達「俺ちゃんの、かっこいいとこ見てみたい!はい、いっきいっき!」
俺「ごくっごくっごくっごくっごくっ……ップハー!」
支配人「俺様、いつみても見事な飲みっぷりですな」
俺「ありがとーありがとー、よーしもう1本いっちゃうかー!支配にーん、もう1本あけちゃってー」
支配人「かしこまりました、俺様。少々お待ちください」
俺「よし、今日は俺のおごりだからどんどん飲んじゃってよー」
おにゃのこ達「きゃー!俺ちゃんかっこいー!」
支配人「俺様、お待たせいたしました」
俺「一気しちゃうぞー」
おにゃのこ達「いっき!いっき!」
俺「ごくっごくっごくっごくっ……イエーイ」
おにゃのこ「それにしても俺ちゃんってすごいよねー。飛び級に飛び級を重ねて小さいころに博士号とったんでしょー?」
おにゃのこ「それにかっこいいし、しかも家は軍需産業で今イケイケなあのX社でしょー?」
俺「そーそー、俺天才だしねーあと時期CEOだしねー、俺って最強だねーあはははは」
おにゃのこ「そうだ俺ちゃん、またあれ見せてよあれー」
おにゃのこ達「あー私もみたーい」
俺「えー、どうしよっかなー」
おにゃのこ達「おねが~い。 ちゅっちゅ、ぱふぱふ」
俺「でへへ、しかたないなー、いっくかー」
少しの集中の後、俺の頭からピョコンと馬の耳が飛び出し、しっぽも生える
俺「そーれっ!」
俺はちょっと酒の入ったグラスのまわりに魔力を纏わせ、空中へと放り投げた
おにゃのこ達「すごーい、グラスがふわふわ浮いてる~。こぼれたお酒もシャボン玉見たい」
俺「へへへ、もっとがんばっちゃうぞー」
俺の周りにも先ほどのグラスと同様の事を行う
俺「それっ」
おにゃのこ達「すご~い。俺ちゃんも浮いてる~まわってる~」
俺「な、すごいでしょ。すげーまわってるっしょ!あ、やべぇ……ぐるぐるまわってキモチワリィ……」
集中力が切れた。俺オワタ
がっしゃーん
俺「いてぇ……」
あれ?いつもならおにゃのこ達が大丈夫~って駆けつけてくれるはずなのに今日に限ってなしか。まったく
黒服A「大丈夫ですか?」
俺「ははは、大丈夫大丈夫。あんた誰?」
目の前には黒いスーツのいかつい男が2人、俺の前に立ちはだかっている。うん、見た目も怖そうだしおにゃのこ達がびびって隅っこにいってるね。そりゃ駆けつけてくれないわけだ
黒服B「若、我々は若のお父上にお仕えしている者です」
俺「あーあー、親父の差し金かー。それで俺に何か?」
黒服A「若、お父上がおよびですので我々と共に来ていただきます」
俺「やだねー。誰があんな奴のとこにいくかってのー。さーて、みんな続きだーのもうー」
黒服B「若、お父上から力ずくでも連れてこいとの名なので嫌でもついてきていただきますよ」
俺「あー?俺を誰だと思ってるわけよ。帰った帰った」
黒服A「よく存じております。しかし我々は若ではなくお父上に使える身。あとお父上から拒否したら無理やりにでも連れてこいと言われていますので……失礼」
黒服B「我々もあまり手荒なことはしたくないので」
俺「やめろ!畜生!魔法使うぞコラ!」
黒服A「そうも酔っていてはまともに使えないでしょうに……」
黒服B「こう縛ってっと……できた」
黒服A「いいえ、ほどきませんしやめません、おいB担いでいくんだ」
黒服B「がってん。支配人、今日のこのお支払はX社のxxx宛までお願いします。迷惑料として少々上乗せしてもいいのでお願いします」
支配人「わかりました。このことは他言無用にしておけばいいのですね?」
黒服A「理解していただけて助かります。それでは」
俺「はーなーせーよー、おーろーせーよー、たーすーけーてよー」
おにゃのこ達「俺ちゃんかっこ悪い……」
俺「やーめーろーよー、やーめーろーよー」
黒服A「若、あきらめて静かにしてください」
黒服B「あまり暴れると落としちゃいますよ」
俺「うわーーーん、やーーめーーてーーー」
ぐるぐる巻きにされたまま俺はX社へと連行されていった……
黒服A「父様、ご子息をお連れいたしました」
黒服B「縄はほどいておきますか?」
父「二人とも苦労を掛けたな。縄はそのままにしておいてくれ、ほどいたら逃げ出すに決まっている」
俺「にげださねーし。ほら見てよこの澄み切った瞳を。嘘を言うような人の目じゃないよ」
父「馬鹿者、腐りきった魚のような目をしておるわ!今日無理やり連れて来た理由位はわかっているだろう?」
俺「わかりませーん」
父「あと何年そんな生活を続けるつもりだ?」
俺「さーねー。飽きるまで、かな?」
父「天才と呼ばれ、この業界をもリードするだろうと言われていたお前が今ではこんなんとはな……私は情けない」
俺「しゃーねーだろー。もう疲れたんだよ。」
父「腐りきりおって……やはり荒療治するしかないようだな……『あ、X社の父です。はい、以前よりお願いしていました……はい、はい。お願いします』」
俺「なんだよ、荒療治って!」
父「うむ、以前よりお前は男としては珍しくウィッチとしての才能があっただろう、だからお前を軍に入れることにした。その腐った性根を叩き治してもらってこい」
俺「やだしー。軍とか勘弁だしー。むさくるしそうだしーぜってー逃げてやるし」
父「そういうと思ってお前にぴったりの配属先を用意してもらっている」
俺「ぴったりな場所……クラブか!」
父「馬鹿者!軍といっただろう……?連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」。お前も聞いたことがあるだろう?」
俺「あー……って最前線じゃねーか!死にたくねーし!」
父「そのくらいでないとダメだろう!死んだら天才でも、その時代に必要とされた人間ではなくそこまでの男だったということだ!周りが美女だらけなんだ、野郎ばかりの最前線よりはましだろう!」
俺「美女に囲まれてても死ぬのはまだ嫌だし!」
父「文句をいうな!軍に入るのが嫌なら前みたいに会社で設計をしろ」
俺「……もう設計はしないって言っただろう」
父「前はあんなに嬉しそうに設計をしたり、試作品を作ったり、対ネウロイのためと言っていたではないか!
俺「なんだよ、今はもう対ネウロイじゃなくてその後用の対人用の兵器ばかり設計させていたくせに!何が世界平和のための武器を作れだよ!リベリオンがネウロイとの戦争のあと世界の主権を手に入れる為じゃねーか!」
父「この会社は武器を作る会社なのだよ。国からネウロイとの戦闘で使う武器を作れと言われれば作り、人を殺すための兵器を作れと言われれば作る。ただそれだけだ。それに今の会社があるのもすべて国からの特需のおかげだろう?」
俺「あんたは変わっちまったよ。いくらネウロイを倒したって、人を殺したって戻ってきやしないんだよ!」
父「ふん、吠えていろ。お前たち、これを例の場所へ連れて行け」
黒服A「わかりました、父様」
黒服B「若、もう諦めましょ。人間嫌なことでもやらなきゃならないときがあるんですよ」
俺「くそ親父!覚えてろよ!」
父「さっさといってこい!」
ぐるぐる巻きの俺はご丁寧にアイマスクまで付けられて車でどこかへ連れて行かれ
その後は飛行機だろうか、に乗せられかなりの長時間揺られ続けた……
その後もなぜかぐるぐる巻きのまま基地の司令官らしいbb・・・お姉さんと面会。
俺がもう逃げる気力もないとわかるとようやく縄がほどかれた……くそっ、あの黒服達め覚えてろ!
ミーナ「みなさん、集まったかしら?」
バルクホルン「ミーナ、急に人を集めてなんなんだ?今日は特に何もなかったはずだが」
ミーナ「ええ、急な話なんですけどね。一人追加人員が配属されることとなりました」
シャーリー「この時期に珍しいなー。どんな奴なんだ?」
ミーナ「ええ、リベリオン出身の俺軍曹よ」
シャーリー「俺……?どこかで聞いたことあるような名前だなー」
バルクホルン「それよりミーナ、どういうことだ!配属されるのは男なのか!?」
ミーナ「ええ、男の人よ。たぶんシャーリーさんなら知ってると思うわ。私でも知っていたんですから。顔を見ればわかるかもしれないわね、俺軍曹入ってきていいわよ」
俺「」
坂本「ほお、なかなか……」
宮藤「おっぱいじゃない……」
リーネ「芳佳ちゃん……」
犬「パッとしない方ですわね」
サーニャ「Zzz」
エイラ「サーニャ、サーニャ」
ルッキ「うじゅー、おっきー!」
バルクホルン「基礎体力などはありそうだな」
エーリカ「Zzz」
シャーリー「あー!思い出した、X社のお坊ちゃんじゃないか!なんでこんなお坊ちゃまが軍の最前線に送り込まれてきてるんだ?」
俺「チッ、ウルセーナー」
ミーナ「(ピクッ)」
バルクホルン「俺軍曹、仮に上官に対してその口のきき方はなんだ!」
俺「ハンセーシテマース」
ミーナ「(イラッ☆)」
バルクホルン「貴様……口で言ってもわからないようだな!」
つっかかってきたおにゃのこが耳と尻尾を出現させながらこっちに歩いてきた、うん面倒そうだ
俺「ボウリョクハイケナイトオモイマース」
俺も耳と尻尾を出現させて身構える
バルクホルン「これは暴力ではない……教育だ!」
おにゃのこのこぶしが俺の顔面を……捉えなかった
俺「ヤメテヨネー、女の子が俺にかなうと思ってるの?女の子だけじゃなくて厳つい野郎でも、だけどさ」
俺に殴りかかってきたおにゃのこは俺を殴ることなく地面へと突っ伏していた
バルクホルン「ぐっ……何をした!」
俺「ちょこーっとだけ君にかかってる重力を増やしただけだからさ、殴りかかったりしないって約束してくれたらすぐにでも魔法をといてあげるよ。本当ならおにゃのこ相手にこんなことはしたくなかったんだけどさ。あのまま殴られていたら酷いことになりそうだったし、痛そうだったし」
バルクホルン「なめるな……」
俺「え?何?聞こえない」
バルクホルン「なめるなといっているんだ!」
俺「おいおい……ウソだろ。普通なら立てるわけないぞ」
バルクホルン「普通の奴らと一緒にするな!さぁ、俺軍曹。覚悟はいいな?」
俺「やめてくださいよー。これ以上重力強くしたら無事じゃすみませんよー?それに今だって足が震えてるじゃないですか」
バルクホルン「この程度の事!」
シャーリー「バルクホルンもうやめておけって。無茶しすぎだって。それにあたしも悪かったよーお坊ちゃん。人には知られたくない事もあるだろうからなー」
俺「わかればいいよもう。けどそのお坊ちゃんってのは辞めろ、そんな風に言われるような年じゃねーよ」
ミーナ「はい、そこまでよ3人とも。俺さん、みんなに自己紹介をしてあげてくれるかしら」
俺「わかりました。俺です、さっき言われたように実家はX社です。ここの基地にもいくつかうちの製品や俺が開発した製品があるかもしれないですね。
さっき見た通り魔法とか使い魔は説明する必要もないでしょうが。
でも使い魔は俺の愛馬でサラブレッドのリベリカイザーⅨ世って言います。俺の言うことは何でも聞くかわいいやつで……」
ミーナ「俺さん・・・?馬の事はいいからもう少し、ね」
俺「えー、今からいいところに……」
ミーナ「キュッとされたくなかったらほかの事もね(ニッコリ」
この人やばい人だ、逆らっちゃいけない人だ。キュッっていうのがなんだかすごく気になるけど知らないほうがよさそうだ
俺「他は、軍に配属されたのはいいんですけど、俺何すればいいんですかね!」
何も説明されてないし、どうすればいいんだろうねこれから……
ミーナ「その点については後程ゆっくり説明するわね。一応一緒に戦う事になるみんなの名前位は覚えていってくださいね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺(なるほど、さっきのおっぱいがシャーリー大尉であのカタブツはバルクホルンというのか……)
ミーナ「俺さんにはいろいろと説明しないといけないわね。トゥルーデこの後俺さんに色々と説明を頼めるかしら」
バルクホルン「私がか?」
ミーナ「ええ、今日これから予定が空いているのがあなたとシャーリーさんとフラウなのよ」
バルクホルン「なるほどな、確かにその中じゃ私が適任だろうが……」
俺「君、カワイイネ。俺とこれからいい事しない?」
リーネ「その……困ります」
バルクホルン「わかった、ミーナ。私に任せろ。とことんあの腐ってる性根を鍛えなおしてやる」
俺「ね、いいでしょ。ちょっとだけだからさ」
リーネ「え、でも……」
俺「悪いようにはしないからさー。ね、ね」
バルクホルン「行 く ぞ 俺」
俺「えっ、ちょっと待って、痛いって、痛いって。はなせよー。俺を誰だとおもってるんだよー」
バルクホルン「今はただのリベリオン合衆国空軍所属の軍曹だろう?みっちり教育してやるから覚悟しておくんだな」
俺「くそっ、はなせーはーなーせーよー はー なー せー」
俺の抵抗虚しく首をつかまれた俺はずるずると引きずられながら連行されていくのであった
俺「Zzz……」
バルクホルン「おーきーろー俺!」
俺「オキテマスヨ。ネテナイデスヨダカラバカヂカラデクビヲシメナイデ」
バルクホルン「ふん!ちゃんと話を聞かないお前が悪い!」
俺「ちゃんと聞いてるってーわかってるってー寝ながらでも話聞くとか余裕だしー」
バルクホルン「ほう……なら今説明したことを説明してもらおうか」
俺「面倒だなーもう、ぺらぺらぺらぺらぺら」
バルクホルン「ぐぬぬ……」
俺「どこか間違いでもありました?」
バルクホルン「いや、何も間違いはなかった」
俺「だから言ったでしょーちゃんと聞いてたって」
シャーリー「だいぶ手を焼いてるみたいだな、バルクホルン」
バルクホルン「何の用だ、リベリアン」
シャーリー「面白うそうだったから見に来た」
エーリカ「トゥルーデ、私もいるよー」
バルクホルン「ハルトマン貴様もか!」
俺「そんなに怒鳴ったり怒ったりしてたらシワになるぞー。性格はともかく、顔はかわいいんだからさー」
バルクホルン「なっ、何をいっている!私がかわいいはずがないだろう!」
シャーリー「バルクホルン~、そんな事を言ってるけど顔が真っ赤だぞー。」
バルクホルン「そんな事があるものか!大体お前は 」
俺「(今のうちにずらかろう)」
エーリカ「そんなことよりさトゥルーデー、俺どっかいっちゃったよー?」
バルクホルン「なんだと!まったくあいつは。お前たちも探すのを手伝え!今スグにだ」
シャーリー「なんであたしたちが探さないといけないんだよ」
エーリカ「私も関係ないじゃん」
バルクホルン「つべこべ言うな!リベリアン、お前がからかわなければこんなことにはならなかったんだ。ハルトマンお前もだ!逃げるところを捕まえるなりしていれば……ええい、もういい俺を探すぞ」
シャーリー「しかたないなー」
エーリカ「めんどくさいなー」
俺「さーてと、部屋から逃げ出したのはいいけども何処にいくかなー、適当でいいかー」
とりあえず適当に歩いてれば何か面白そうなものでもあるかもしれないし
俺「お、ここはハンガーか。へぇ、流石に各国のウィッチが集まってるだけあっていろいろなストライカーが置いてあるな。うちの製品は……ねーな。あるのはやっぱりP51だよなー。
ノースリベリオンに比べたらうちはシェアも知名度も低いし開発開始も遅かったしな。へぇ、このP51ずいぶんと手が加えられてるなー」
シャーリー「お、わかるか?改造するのにずいぶんと苦労したんだ」
俺「そうなのか。うわっ、えーとシャーロット大尉?」
シャーリー「シャーリーでいいっていいって。それより俺は詳しいのか?」
俺「一応は兵器の開発とかしてたんで、その中にはストライカーユニットも。でもこのP51だいぶ速度が出るようにいじってるんだね」
シャーリー「お、わかるか?一度あたしは音速だって超えた事があるんだ」
俺「ジェットじゃなくてレシプロで音速はすごいなー」
シャーリー「ジェット?」
俺「あ、今のは忘れて。オフレコでお願い。夢物語な上にちょっとした機密だし」
シャーリー「気になるじゃないか、ふふっ教えてくれないとこうだ!」
俺「ふごっふごっ」
Qここはどこ?
Aシャーリー大尉の胸の谷間です
俺「なら教えないことにします。ここ天国ですし。ふにふに」
シャーリー「けどな、俺。天国じゃないかもしれないぞ?」
俺「え?天国でしょ、ここ」
バルクホルン「つーかーまーえーたーぞー俺ェ」
俺「名残惜しいけど逃げるとします、スタコラサッサだぜー」
スタコラサッサー……できない、何かおかしい。あっるぇ~なんか体に縄がまきついてるね
バルクホルン「お前が幸せそうな顔をしてリベリアンの胸に顔をうずめている間にやらせてもらった。逃げれないようにこうしてこうして」
ミノムシ俺「デジャブ」
バルクホルン「さて、俺。覚悟はできているだろうな?」
俺「えっ、ちょっとまって。ひきずらないでぇぇぇぇぇ」
シャーリー「ありゃー、ご愁傷様。けどさっき言っていたジェット、気になるな。あとで聞きにいくかー」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺「もう嫌だ、逃げ出したい。逃げよう」
バルクホルン「そんな状態で逃げられると思っているのか?やれるものならやってみろ」
俺「くくく。あーはっはっはっ。じゃー逃げ出してやる!とくと目に焼き付けるといい!この俺の大脱走を!」
俺は尺取虫が移動するような感じでぐにぐにと部屋の外へと必死に逃げる事にした
バルクホルン「意外と速いだと!?あと動きが気持ち悪い」
俺「はっはっはっ、魔法であっち側に引っ張ってもらっているのさ!もうこんな場所からはおさらばだぜ!」
ミーナ「こんな場所からおさらばですって?(ニコニコ」
俺「あ、ミーナ中佐こんにちは。それじゃ」
ミーナ「待ちなさい、俺さん(ニコニコ)
俺「待てと言われて待つバカがいるとでも……」
ミーナ「そうよね、普通はそうよね。でも、もう逃げ出そうなんて考えを起こさないようにさせられたらどうかしら?トゥルーデ、ちょっと後ろを向いていてくれるかしら」
バルクホルン「あ、ああ。ミーナわかった」
ミーナ「俺さん、覚悟はできているかしら?」
俺「えっ、ちょ、まって。どういうこと?やばい。これはやばい。逃げないと俺がやばい!」
必死に地べたを這う俺だが集中力を欠いた状態では魔法によるサポートも無いに等しく簡単にミーナ中佐につかまってしまう
俺「え……ウソだろ、やめろ、やめて、やめてください。た、助けてくれえええええ」
キュッ
俺「ぎゃあああああああああああああ」
俺の悲鳴は外にいた坂本少佐や宮藤軍曹達にも聞こえていたという……
数分後
俺「ゴメンナサイゴメンナサイモウニゲマセンカラタスケテクダサイホントウニゴメンナサイ」
バルクホルン「おい、ミーナ。いったい俺に何をしたんだ?」
ミーナ「さぁ、特に何もしていないわよ?ね、俺さん」
俺「ハイ、ワタシハナニモサレテイマセン」
バルクホルン「お、おい。俺、いったいミーナに何をされたんだ?」
俺「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」
バルクホルン「相当怖い思いをしたらしいな……ま、この際何も聞くまい。おとなしくなってくれればそれでいい。ミーナ手間をかけたな」
ミーナ「いえ、それよりもトゥルーデ、俺さんの躾けしっかりね」
バルクホルン「ああ、わかっている。さて、俺。再開しようか」
俺「ハイワカリマシタ」
俺「ようやく終わった……」
バルクホルン「明日からは厳しい訓練が始まるから覚悟しておくことだな」
俺「えー……訓練とか嫌なんですけど。疲れるのいやなんですけど。ほら、俺ってインテリだから体動かすのはおにゃのこと一緒にベッドの上以外じゃちょっと……」
バルクホルン「まだそんなことを言うか。またミーナを呼んでくるぞ?」
俺「スミマセンデシタ」
あんな恐ろしい体験はもう二度と嫌だしな。しばらくはおとなしくしている必要がありそうだ
俺の日記。1日目
最前線基地に連れて行かれた。正直早く帰りたい。
到着早々に自己紹介をさせられたり仲間を紹介された。その後いろいろあった。先日に続いてまたミノムシにもなった。トラウマも1つできてしまった。
酷かったのは夕食だ。縄を解かれる事なく食堂へと連行され、地べたに這いつくばって夕食を食う羽目にもなった。畜生なんて仕打ちだ。
食後はお風呂に案内された、すげーでかい露天風呂だった。これは覗けということですよね?ね?ばれたらまたキュッってされそうだけど、ばれないようにやればいいだけだ。
思い返すと今日はいろいろなことがあったなぁ
でもとりあえず、食堂での俺の仕打ちで誰がどんな感じの人間なのかが大体わかった
宮藤軍曹の飯はすごくうまい。あと優しい。ぺったんこなのが惜しまれる。
リーネちゃんは、可愛くてすごく優しい。ぐるぐる巻きの俺をずいぶん心配してくれていた。両手が使えず食べるのに苦労していた俺にご飯食べさせてくれた。俺に惚れてるねあれは。それにいいおっぱいだ
ペリーヌ中尉は小うるさいっと。姑かあんたは
サーニャちゃんもかわいい。ちょっと話かけたら、まとわりついてるエイラ中尉といったっけ?がすごい俺を睨み付けていた、うざい。
ルッキーニちゃんは今後に期待っと、YESロリータ、NOタッチ
坂本少佐はまだよくわからない。はっはっはっ
エーリカ、マジ天使。EMT
バルクホルン氏ね。うざい。いつか仕返ししてやる。バーカバーカ。
ミーナ中佐には逆らってはいけない。また変な事をしてキュッってされると思うと今すぐ死にたくなる
シャーリー大尉のおっぱいはすごく柔らかかった。しばらくはこれ1本でおかずには困りそうにはない。
この11人が今日から寝食を共にすることになるらしい仲間たちだ。今後の生活のためにもある程度は仲良くしていこうとおもう。でもいろいろやりすぎるとミーナ中佐に怒られるからしばらくは自重しておこう。そうしたほうがいい。
後、明日から訓練をさせられるらしい。絶対明日の夜は筋肉痛だ。
俺「ふぅ、今日はこの位か。日記を書くのにしばらくはネタに事欠かなさそうだ」
ノックの音が聞こえる。誰かが来たらしい。
俺「はいはい、誰ですかこんな遅くに」
シャーリー「俺、今暇かー?」
俺「暇よ。でもこんな時間に来るなんて夜這い?」
シャーリー「残念だけど違うんだよなー。昼間言ってたジェットがすごく気になって聞きにきたんだよ」
俺「あー、だから忘れてくれっていったじゃないですか。ホイホイ教えれるような物じゃないんですよー」
シャーリー「少し位いいじゃないかー。ほんのちょっとでいいからさ」
俺「タダじゃ教えられないなー」
シャーリー「昼間のあれでいいじゃないか」
俺「仕方ないなー。かくかくしかじか」
シャーリー「へー、そんなのが開発されているのかー。簡単に音速に到達できるようになるなんて夢のような話だなー」
俺「開発段階でまだ実用化は当分先だよ。とくにX社製のは事実上開発凍結だし、その他もまだ試作段階かそれ以前のはずだよ」
シャーリー「早く実践に投入されればいいのになー」
俺「俺から言えるのはこの程度ですよ。もうこれ以上は話せないですよー、さー帰った帰った。あ、俺とイイコトするなら帰らなくてもいいけど」
シャーリー「あははー、今日は帰るとするよー。またな俺。お休み」
俺「おやすみなさい、シャーリー大尉」
最終更新:2013年01月23日 01:32