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ミノムシ6話

リベリオン・俺宅

俺「…………生きてる」

生きてた。見覚えのある部屋だ……

俺「……ここは俺の家……俺の部屋か」

どうやらロマーニャから寝ている間に搬送されたみたいだ

俺「……ん?」

右手に何か違和感が……

リーネ「Zzz……」

俺「……何でリーネがここにいるんだ?……流石にこのままじゃ風邪でも引いてしまいそうだ」

とりあえず起こさないようにリーネをベッドへ運んでおく

俺「……黒服A・Bいるか?」

黒服A「おや、おはようございます若。無事でなによりです」

黒服B「若。もう起きてて大丈夫なんですか?」

俺「ああ、いくつか聞きたい事がある。ここはリベリオンだよな?後なんでリーネがここにいる」

黒服A「リベリオンもなにもどう見ても若の家じゃないですか」

黒服B「リネット様に関してはすごかったんですよ?もう我々少々ちびってしまいました」

俺「……何があったの?」

黒服A「今でも思い出すとまたちびりそうです。リネット様とミーナ中佐のやりとりは」

黒服B「詳しくは恐ろしくてお教えできませんが火花がちってましたね」

考えるだけで恐ろしいな。もう聞かないことにする。

俺「けど、そんな事があったならリーネって脱走兵扱いになってるんじゃないのか?」

黒服A「その点は大丈夫ですよ。父様がもう手を打ったようです」

黒服B「ええ、何だか父様大喜びでしたよ。俺を帰ってこさせたら嫁まで付いて来たって」

俺「……嫁っておい。まあいい。それより俺が寝ていた間の新聞はとってあるか?」

黒服A「持ってきますね」

俺「……特に変わったことは無しか」

世界情勢・ネウロイ関連のニュースに一通り目を通す

俺「新聞に載せられないようなものは?」

黒服A「軍事機密系の資料がこれですね」

やっぱり準備してあった

俺「あのネウロイの事も載ってるのか……なるほど、あれ以来巣を守っているのか。近づかなければ無害……と」

しかし巣を破壊するとなると嫌でもアレをどうにかしなくてはいけなくなるな

俺「まぁ、今の俺には関係ないことか。ミーナ中佐達ならうまくやるだろうさ」



俺「成層圏にコアがあるネウロイ……も問題なく倒したみたいだし、虫型のネウロイも出現したのか……ミーナ中佐がキュッっとやったって……ネウロイに同情してしまうな」


俺「宮藤博士の新しい……宮藤軍曹用のストライカーにか。これは少し興味あるな」

今度大統領に頼んで扶桑脅してもらって図面の写しを貰おう

俺「そういえば親父はいないのか?」

黒服A「父様なら会社におられます。お送りしますか?」

俺「いや、いい。リーネも寝てることだし帰ってくるのを待った方が速そうだ」

黒服B「父様なら後3時間ほどで戻るはずですので」

俺「ああ、わかった。それまで暇だな……俺の部屋に製図板や道具一式を持ってきておいてくれ」

黒服A「わかりました。すぐにお持ちします。ようやくやる気になったみたいですね」

黒服B「今日が若の再出発の日になりそうですね」

俺「ただの暇潰しだよ……」

黒服A「いえ、今日は素晴らしい出発の門出になるでしょう。若もちゃらんぽらんじゃなく以前の真面目な若に戻ったことですし」

黒服B「若の嫁も来たわけですし」

俺「」


俺「……カキカキカキカキ」

あのネウロイに対抗できる手段……か

俺「ミーナ中佐達がうまくやるとは思うけど、念のため……」

あの速度をある程度追えて、あの収束されたビームを防げるシールドか……

俺「ジェットストライカーしかないよな……確か前に途中までデザインした奴がどこかに……あった」

……ダメだ。これじゃカールスラント製のME262V1と同じ欠陥を抱えてしまう。

俺「さてとどうするか、どうしても強力なパワーを引き出そうとすると……やはり無理があるか?」

黒服A「若、素人意見ですが……そんな図面があるからいけないのではありませんか?」

黒服B「そんな古い情報なんて捨ててしまって、まったく別の方向性から考えてみたらいかがでしょうか」

俺「別のか……。そうだな、俺は天才だったな。俺に不可能はない。こんなものがあるから!」

図面とメモは破り捨てた。こんな数年前、数週間前の情報なんているか。今必要なのはこれから先の事だ

俺「全く新しい物をまた俺が作ってやればいいんだな……カキカキカキ」

黒服AB「そうです、それでこそ昔の、やる気に満ち溢れて居た頃の若です」

俺「カキカキカキカキ・・・…」


リーネ「うーん……私……・寝ちゃってた……でもどうしてベッドで寝てるんだろう……」

俺「ん?リーネ、おはよう」

リーネ「お、俺さん!目が覚めたんですね!」

俺「ああ先ほどね。俺が目を覚ますまでずっと看ていてくれたみたいだね、ありがとう」

リーネ「私こそ無理を言って付いてきてしまって……」

俺「ミーナ中佐とずいぶんやりあったみたいだね」

リーネ「な、何で知ってるんですか!?」

俺「黒服から聞いたよ。よくあのミーナ中佐に食いついたな」

リーネ「あの時は夢中で……」

俺「はは、まったく命知らずだな」

リーネ「そういえば俺さん、雰囲気が変わりました?」

俺「ああ、そういえばそうか……んーと……」

俺「リーネはこっちの俺のほうがよかったかなー?まー俺はどっちでもいいんだけどさー」


リーネ「さっきまでの俺さんが本来の俺さんですか?」

俺「そ。リーネがこっちのほうがいいならこっちをし続けるけどさ、元の俺の方がよかったかー?」

リーネ「俺さんならどちらの俺さんでもいいです。でもできれば優しい俺さんで……」

俺「ま、元の俺に戻ろうか。夢の中でもうさっきのアレは使うなって言われたからね。

ま、親父が手を打ってくれているみたいだししばらくはゆっくりしてるといいよ。戻るも戻らないもリーネ次第だ」

リーネ「はい……でもみんな大丈夫かな」

俺「大丈夫さ、あの人達は強い。俺たちが信じないでどうするんだい?」

リーネ「そうですよね。私がみんなを信じてあげないなんてダメですよね」

俺「ああ、それに報告書を見る限り特に問題なくうまくやっているようだよ」

リーネ「よかった……そういえば俺さんはさっきから何をしているんですか?」

俺「リーネが起きるまでの暇つぶしに久しぶりにちょっと設計をね……よし、今日はここまでだな。親父も帰ってきたみたいだし」



.   |^ω^ )ジー
.   と ノ
.  | /__


俺「親父……何覗き見してるんだよ」

父「中々入り込めない雰囲気だったからな」

リーネ「お帰りなさい、俺さんのお父さん」

父「リーネちゃん、私の事はパパもしくはお父様と呼んでもいいといったはずだろう?」

俺「何バカなこと言ってんだ」

父「あれ、俺起きてたのか。さー、リーネちゃん恥ずかしがらずに言ってごらん?」

リーネ「えっと……その……」

俺「リーネが困ってるだろう。少しは自重しろ」

父「少し位浮かれてもいいだろう。せっかく未来の義娘が一足早く家に来ているんだ」

俺「う か れ す ぎ だ」

父「ははは、気にするな。冗談はおいておいて俺、よく目を覚ましたな。報告を聞いたときはダメかとおもったぞ」

俺「運が良かっただけさ。しばらくはここでゆっくりさせてもらうよ」

父「そうするといい」

俺「あれ、治ったならとっととロマーニャに行けだとかとっとと会社に戻れとか言わないのか?」

父「ああ、それよりももっと言う事があるからな……孫まーだー?」

俺「」

リーネ「///」

俺「ま た そ れ か」

父「割と本気だからな?」

俺「リーネ、あのバカはほおっておいてもう寝よう。まだ疲れてるだろ?」

リーネ「はい、でもほっておいて大丈夫なんですか?」

俺「大丈夫。どうせ明日にはケロッとしてるから」

父「酷い……けどニヤニヤニヤニヤ」

俺「何だよ、いい年したオッサンがニヤニヤと気持ちわるい……」

父「いや、もう何を言われてもいいんだ。ニヤニヤニヤニヤ」

俺「何だよもう……」

父「いや、なんでもない。ニヤニヤニヤニヤ。あー楽しみだニヤニヤニヤニヤ」



俺の部屋
俺「しまった……俺としたことが……親父のさっきのニヤニヤはこれだったのか……!」

リーネ「どうしたんですか?」

俺「……(そういえば俺の家、ベッドが俺と親父の部屋に1個づつしかない)」

しかもさっき腰に手まわして自然に連れてきちゃった……これは勘違いされる……!

俺「……チラッ」

リーネ「ソワソワ///」

俺「……チラッ」

リーネ「チラチラ///」

OK。落ち着け童貞。俺の頭脳をフルに使ってこの状況を回避しようじゃないか

俺「よし、お休みリーネ。俺は少しまだやることがあるから……」

リーネ「俺さん?やることなんてないですよね?」

俺「いやあったはずだけど……」

リーネ「ないですよね?一緒に寝るだけなら大丈夫ですよね?この間だって一緒に寝ましたよね?」

笑顔がまぶしい……無理だな

俺「……わかった、一緒に寝よ」


俺「……寝れない」

わかってたよ?こうなるって。腕に柔らかい感触があってもうダメだね

リーネ「それならここでできる運動でもしますか?疲れて寝付けると思います」

俺「……それは遠慮しておきます」

リーネ「俺さん。私ももう一応軍は辞めてる形みたいだから……もう飛べなくなってもいいんですよ?」

俺「……」

リーネ「俺さんのだってずーっと我慢してて苦しそう……」

俺「いや、そんな事はない……と思う」

最後にぬいたのっていつだっけ……

リーネ「ならなんでこんなにちょっと触っただけで固くしてびくんびくんさせてるんですか?」

俺「生理現象だからしかたないだろう?」

とりあえず明日こっそりヌいとこう・・・


リーネ「俺さん、さっき言いましたよね。戻るのも戻らないのも自由って」

俺「ああ、言ったね」

リーネ「戻るならウィッチとして戦わないといけないから俺さんとしちゃだめだけど……戻らない事を選んだ場合は……その……」

俺「戻らない事を選んだ場合はそうだね、そういうことだろうね」

リーネ「でも、俺さんは戻らない事を選ばせてくれないじゃないですか……」

俺「いや、別に戻らない事を選んでいいんだよ?けどそれを選ぶ=あんなことやこんなことをするじゃないだろう?」

リーネ「俺さんのヘタレ!」

俺「ヘタレじゃないさ!」

リーネ「ヘタレじゃないですか……やっぱり私じゃ不満ですよね?」

俺「いや、そんなわけじゃ……」

リーネ「いいんです……お父さん同士がノリノリで勝手に決めた事なんですから……」

俺「」

リーネ「私バカですよね……俺さんにはそんな気がないのに浮かれて……リベリオンにまで付いてきちゃって……」

俺「いや、待つんだリーネ!」


リーネ「俺さん、ごめんなさい……」

ああ・・・ふてくされてそっぽ向かれちゃったよ

俺「いや、俺もリーネの事は好きだよ?何だかんだで最初からずっとやさしくしてくれたしね」

取りあえず抱きしめてもいいよな?な?

俺「それにさ、親父達がノリノリで決めたけど俺はOKなんだよ。リーネはOKかわからないけどさ」

リーネ「私は最初から言ってるじゃないですか……いつでもいいよって」

俺「リーネ、もう空に戻れなくてもいいんだよな……?」

リーネ「はい」

俺「……。よし」

覚悟完了。俺は男になるぜ……!


俺「辞めるなら今のうちだからな?痛くても知らないからな?途中でやめないからな?」

リーネ「はい……俺さん」







俺日記 リベリオン月俺が目が覚めた日

今朝もすがすがしい朝ですねおまいら。

体もやけに軽いし、頭はスッキリしているし。

コレが大人の男の余裕というやつですかね?

もう書くこともないだろうと思われたこの黒歴史日記にまた1つページを刻む事にする

俺ヘタレだったよ。

まさか土壇場でいきり立ったmy sonがへなっとね。

結局にぎにぎされてもぺろぺろされた後チャレンジしたけどダメだったよ……

何かこう話には聞いてたけどすごくみじめな気持ちになるね、これ

リーネちゃんは優しく慰めてくれたけどさ……しばらく立ち直れないかもしれない

とりあえずべろちゅーやハグで我慢してもらった。これはしばらくは手と口だけの関係になるのかな




俺「書いてて惨めになるな……」

リーネ「慌てなくてもいいじゃないですか。これから時間はいっぱいあるんですし。今夜はマムシやすっぽん料理でも頼みますか?」

俺「」


しばらく日にちがたった後……

俺「ここをこうした方がいいか……カキカキ」

リーネ「お茶、ここにおいておきますね。あまり根詰め過ぎると体によくないですよ?」

俺「ん、ありがとう、カキカキ。もう終わるよ」

リベリオンに戻ってから数日、割と楽しく新婚生活もどきを送っていた。と言っても俺はずっと仕事に没頭していたけれど

俺「……これをこうして……終わりだな」

よしできた。後は明日にでも会社に持ってって試作機を作らせればいい

リーネ「完成したんですか?」

俺「ああ、後は試作機作って欠陥がないかテストするだけかな?ここ数日頑張りすぎたな、流石に少し疲れたよ」

リーネ「お疲れ様です。でも、もう少しだけ頑張ってくださいね」

俺「えっ!?」

リーネ「頑張ってくださいね?」

俺「えっ……?」

リーネ「頑張ってくれますよね?」

俺「……はい」




翌・会社

俺「ここに来るのも久しぶりだ」

リーネ「ここが俺さんのお父さんの会社ですか?」

父「そうだ、これが私の会社だ。凄いだろう。無駄に広いから迷子にならないようにね」

リーネ「俺さんが付いてますから大丈夫です」

俺「だってさ」

父「私は今日はとある物の量産ラインの検討や会議があるから遅くなる。帰らないかもしれないからそっちは用事が終わったら帰ってくれていいからな」

俺「親父、まさかアレの事じゃないだろうね?」

父「アレの事だ」

俺「……そう。アレはやっぱり作ってしまったんだ……しかも量産とはね」

父「アレがあればネウロイなど……!私はもう行かねばならないからな。施設や人や金は勝手に使っていい、好きにしなさい」

俺「いいのか?そんな事言って。パーツの1つも流用できないような試作機作るんだ。凄い予算になるぞ?」

父「うちがそんな予算を出せないような会社だと思っているのか?」

俺「まったく、見栄はっちゃってさ。けどありがたく人施設金は使わせてもらうよ。行こうリーネ」

リーネ「はい」


リーネ「俺さん、さっき言ってたアレっていうのはなんなんですか?」

俺「ああ、人が持っちゃいけない力……人が持つべきではない兵器の事だよ」

リーネ「そんなものが……」

俺「ま、それが今のネウロイ相手に使えるか使えないかは不明だけどね。さ、こっちだよ。はぐれないようにね」

リーネ「これならはぐれませんよ?」

抱きついてきた。しかしもう抱きつかれて腕に胸が当たるくらいじゃ動揺しないぜ・・・

俺「そうだね、これなら大丈夫だ」

リーネ「俺さん、動揺しないんですか?」

俺「ははは、流石にこの位じゃもう動揺しないよ」

ぺろぺろしたりしてるしな

俺「さて、ここだ」

今はもう完全に作り直されているが3年前大惨事が起きた場所と同じ場所……

俺「3年ぶりだなぁ。まさか同じ場所に建て直すとか親父もなんというか……」

研究員「まさか、俺様!?」

俺「久しぶりだね。元気にしていたか?」

研究員「ええ、私もあの時運よく生き延びまして……しばらく入院したあと復帰していました」

俺「そうか、お前が居てくれてよかった。これをみてくれ」

研究員「これは!なるほどなるほど……我々もジェットストライカーの開発を再開していたのですがこれはすごい。すぐにでもコレで試作機を作りましょう」

俺「ああ、急いで試作機を作ってくれ。数は……2機作ってくれ」

研究員「2機ですか?そんな予算が下りますでしょうか」

俺「親父が施設や人や金は好きに使っていいって言ってたからな。2機位余裕だ」

研究員「後、一つ聞きたい事があるのですが」

俺「何?」

研究員「さっきからこっちをじーっと見てる子は?」

忘れてた。すごい見てる……

俺「ああ、この子はそのなんだ。将来の俺の嫁?」

リーネ「初めまして。リネット・ビショップです」


研究員「どうも初めまして、研究員です。俺様と昔から一緒に研究開発などをさせてもらっていました。しかしついに俺様も結婚ですかー」

俺「何だか嫌われそうでその話はなくなるか、まだ先になりそうだけどね」

いつ愛想を尽かされるかわからないしな!

研究員「このことがあったから父様も最近機嫌が良かったのですか」

俺「みたいだね。少し羽目を外しすぎてるけれどね」

研究員「あはは、かもしれませんね。よし、急いで人を集めましょう。今からすぐにでも作業に取り掛かります」

俺「試作機ができたら家まで連絡をよこしてくれ」

研究員「わかりました。この図面の通りに作れば大丈夫ですよね?」

俺「ああ、大丈夫なはずだ。細かい所は試作機を作ってからいじっていくしかないからね」

研究員「わかりました。3日で何とかして見せます」

俺「頼んだよ」

リーネ「俺さんはここに居なくても大丈夫なんですか?」

俺「俺が今ここに居ても何もできないからね、俺の出番は試作機ができあがってからだよ。それに彼だってこの分野の天才だからね、すべて任せてしまって大丈夫さ」

研究員「買い被りすぎですよ、俺様。それでは3日後に」

俺「ああ、3日後に」



俺日記 ○月△日
新しい日記を買ってきて心機一転真面目につけることにする。前のノートは黒歴史すぎるから机の奥底に封印してきた。

まずはストライクウィッチーズの面々の事。どうやらアフ☆とEMTが共闘して作戦を遂行したらしい。
しかも特に苦戦することもなくネウロイ破壊後いきなり2人で戦い出したとか……流石500over

ジェットストライカーについては試作が完成したらしい。本当に3日で仕上げてきたとは流石研究員だ。明日にはテストを開始してしまおう。

そして親父の事。結局アレは完成したらしい。テストしたところ半径数キロが吹き飛んだとか……


俺「この位かな」

リーネ「前みたいに私の事は何も書かないんですか?」

俺「前はほら、悲しい出来事だったからさ……それより明日からジェットストライカーのテストだ。リーネも手伝ってくれるだろう?」

リーネ「え……?」

俺「リーネが手伝ってくれると思って2機作ったんだけど?」

リーネ「その、お手伝いをしたらご俺さんから褒美もらえますか……?」

俺「あーわかったよわかったよ!」

OK。覚悟完了。

リーネ「きゃー///」

へへ、今夜は熱い夜になりそうだぜ……



施設内・滑走路

俺「しかしよく3日で作ったなぁ……」

研究員「施設・研究員や職人他諸々ほぼフルに使いましたから。それでさっき渡した書類にスペックの予想値は書き記してあります」

俺「親父泣いてそうだなぁ、好きなように使って言いって言ったから使わせてもらったけど……。ま、実際飛ばしてみるまでは信用できないけどな」

研究員「ですね……俺様いつでも発進できます」

俺「ああ、わかった。リーネは俺が一通り飛んで大丈夫そうならその後から飛んでくれ」

リーネ「気を付けてね、俺さん」

俺「大丈夫さ、それではいくぞ!」

あいきゃんふらい



俺「スピード、搭載量、上昇……予定通りだな」

研究員「そのようですね、でももっと数値を出せると思うのですが……」

俺「そうだね、出そうと思えば出せるね。けどこれ以上出そうとするとリミッターに引っかかるようにしてあるしリミッター外したらあの欠陥が発生してしまうよ」

研究員「なるほど、安定もしていますし、そろそろリネット様も発進させますか?」

俺「特に今のところは問題はなさそうだな、そうだろ?」

研究員「はい、こちらのモニターからも異常は何も」

俺「というわけだ、リーネもこっちに上がってくるといいよ。今までのストライカーとはだいぶ違うから気を付けるんだよ」

リーネ「わかりました」



リーネ「すごい……今までのストライカーと大違いです」

俺「だろう?その分扱いにくくなってるからね。無理して落ちないでくれよ?」

リーネ「落ちかけても俺さんが助けてくれますよね?」

俺「ま、そうだね。よし、リーネ。この銃であそこの的を狙ってみてくれ」

リーネに大型の狙撃銃を手渡す。ジェットストライカー用に一緒に作らせたものだ

リーネ「ずいぶん大きい銃……あの的ですね!」

ドンッ!

リーネ「きゃああああ」

あ、反動でバランス崩してる……あー落ちてる。あ、反動がすごいって事言うの忘れてた。

俺「こ れ は や ば い」




地上

俺「ごめんよ。俺がわるかったよ」

リーネ「酷いです……こんなに反動があるなんて最初に言ってください!」

俺「言わなくてもわかると思って……本当にごめん」

リーネ「本当に怖かったんですよ!全然バランスが取れなくなって……どんどん地面が近づいて……」

俺「だからごめんよ……」

抱き抱き。OKOK。これですぐ機嫌は治るはずだ

リーネ「怖かったんですから……ぐすん」

ああ、これ以上は人の目が……けど仕方ない

ちゅっちゅちゅっちゅ


研究員「俺様、その、一応人前ですので……」

俺「わかってるよ。仕方ないだろ!」

チラチラ見られてるよ……ああ、こっぱずかしい……


俺「とにかく、テストは成功だな。コレを量産するかしないかは親父に相談で」

研究員「わかりました。後これの型番やコードネームはどうしておきます?」

俺「型番は最初から決めていたよ、SW-501。けど、コードネームか……どうしようか」

研究員「奥様の名前でもつけますか?」

俺「どうせ聞かれるとおもって最初は少し考えたけどそんなの付けたら俺が痛い子になってしまう」

リーネ「よかった。流石に人の名前は付けないって信じてました」

俺「コードネームはリスタートでいくよ。俺の再出発の決意を込めて、うちのジェットストライカー計画の再始動を記念して」

研究員「わかりました。この件は後はこちらで処理しておきます」

俺「ああ、頼むよ。後さ、その試作機一応メンテナンスはしておいてくれないか?時々飛びたいんだ」

研究員「はい、いつきても飛べるようにしておきます」

俺「それと……念のためこれも時間があったら作っておいてくれるか?」

研究員に封筒を幾つか渡しておく。時間が無くても多分作りあげるだろう

研究員「これは……!わかりました。時間が空いた後暇つぶしにでもさせてもらいます」

俺「ああ、それでいい。頼んだよ」



自宅

黒服A「若、お帰りなさい。実は大変な事になってきたみたいですよ?」

黒服B「まずはこの書類を」

黒服からもらった書類に目を通す。正気かこれ

俺「……リベリオン艦隊だけでネウロイの巣を叩く?……!まさかさっそくアレを使う気か!」

やっぱりリストにあった。1発だけだが……それにちらほら見たこと無いものもリストにのっている。嫌な予感しかしない

俺「早まったか。今の巣にはアレもいるんだぞ……」

リーネ「まさか、俺さんがやられたネウロイも?」

俺「ああ、艦隊なんて一瞬で壊滅するぞ……しかも今後リベリオンが他国の上に立つために単独で行うらしい……この書類を入手したって言う事はもう作戦は進行中ってことか」

黒服A「また、詳細が入り次第報告します」

俺「ああ。後……いや、やっぱりいい」

もう遅いだろう。多分リベリオン艦隊は壊滅するだろうね……







ヴェネツィア近海・リベリオン艦隊

司令「見えてきた、あれがネウロイの巣か……しかし近くで見るとここまで禍々しいものとはな」

副官「しかしあんなものがここにあるのも今日で終わりになります。我々はその為にここへ来たのですから」

司令「そうだったな。例のモノの準備はできているのか?」

副官「現在最終調整とのことです」

司令「何、まだ終わっていないのか?あちらは待ってくれそうにないのだが……?」

ネウロイの巣の周りにはこちらの存在に気付いたのであろう。数百というネウロイが待ち構えていた

副官「問題ありません。このような場合を想定して対ネウロイ戦闘用の切り札も搭載しております」

司令「そうか……しかしすごい数だな。100……いや200はいるようだが?」

副官「やっこさんも必死なのでしょう、よしアレを出撃させろ!」

空母の甲板から12機の人を模したモノが飛び立った

司令「あれは確か……ブリタニアが作ったウォーロックではないか!」

副官「いえ、それを元に我々が新たに作り直したソーサレスです」

司令「同じように見えるのだが……?」

副官「外見こそ同じですが、ウォーロックはネウロイのコアを用いた兵器でしたがソーサレスは違います。暴走の危険はまったくありません」

司令「しかし、ネウロイのコアを使わないとなると……アレはちゃんとネウロイと戦えるのか!?」

副官「問題ありませんよ、彼女たちならやってくれましょう」

司令「彼女達……?」

副官「ええ、彼女達です。ソーサレスはネウロイのコアの代わりにウィッチを使っていますからね」

司令「なんだと……?」

副官「問題はありませんよ。瀕死の重傷を負った魔女達が自ら志願してくれましたからね。ネウロイをぶち殺せるなら実験台にでも何でもなってやると」

司令「……」

副官「戦闘が始まったみたいです。見てください司令。圧倒的ではありませんか我が軍は」

12機のソーサレスは巣を守るネウロイを次々と撃墜していく。ネウロイを打ち抜く弾丸とビーム。ネウロイからの攻撃を防ぐシールド。形こそ違うがそれは丸でウィッチが戦っているかのようだった

数刻後

司令「すごいな……まるで本当のウィッチみたいだ」

副官「ネウロイの掃討は終わったようですな、これでゆっくりとアレを破壊する準備ができますな」

司令「そのようだな、作業を早く進めさせるんだ。念のためソーサレスは周辺の警戒にあたらせろ」

副官「無論そのつもりです」


オペ子ちゃん「ネウロイの巣より高速で接近する物体があります!」

副官「ネウロイか、ソーサレス1番から3番までに迎撃に向かわせろ」

オペ子ちゃん「ソーサレス1番から3番ネウロイに接敵。交戦開始しました」

副官「ネウロイめ……先ほどの戦闘でソーサレスの力がわからなかったのか。おい、作業はまだかかるのか?」

オペ子ちゃん「後3分で撃てるそうです……そんな!?ソーサレス1番から3番までの信号が途絶えました」

副官「何だと!」

司令「副官!一体どういうことだ!」

副官「残りすべてのソーサレスを全て向かわせろ!ネウロイ1匹に何をしている!」

オペ子ちゃん「全機ネウロイと交戦……4番5番6番沈黙……7番から11番も……12番が善戦していますが……たった今信号途絶えました」

副官「全滅だと!?たった1匹のネウロイに12体のソーサレスが3分も持たずに……」


司令「アレの準備ははまだおわらんのか!」

オペ子ちゃん「たった今準備が終わり、装填が完了したようです!」

副官「あのネウロイにやられる前に打て!あのネウロイごと巣を吹き飛ばせ!」

艦長「てーーーーーーーー!」










ドーーーーーーーーーーーーーーーン

            _ .. _
          /    \
        /, '⌒ l.r‐-、.`、
       / (   八   ) ヽ
       (   ー-'  `ー-'  ノ
        ー┐ (_八_)┌-'
           `ー┐┌┘
       -======' ,=====-
         -====' ,=====-
          -==' ,==-
______ ,r-‐   -‐、_______



司令「や、やったか!」

オペ子ちゃん「いえ……ネウロイの巣……健在です……」

ドカン!轟音と共に艦に激しい振動が起きる

副官「くっ何が起こった!」

オペ子ちゃん「本艦に攻撃が被弾……敵正面です……」

水蒸気が晴れた後、そこには元気にビームを発射するネウロイちゃんの姿が!

司令「作戦は……失敗だ……」


バーン。戦艦は砕け散った。

数日後

黒服A「単独巣に攻撃を仕掛けたリベリオン艦隊が壊滅した模様です」

黒服B「それと、オペレーションマルスというヴェネツィアからネウロイを一層する作戦が行われるようで現在色々と準備中らしいです」

俺「やはり失敗したか、報告ありがとう。よし、今からちょっと送って行ってほしい所があるんだ」

黒服B「どちらへ?」

俺「白い家へ送って行って欲しいんだ」

黒服A「かしこまりました。アポはとってあるんですか?」

俺「俺、アポなしで出入りしていいって言われてるから大丈夫」



白い家

大統領「俺君か……何の用だね。今色々と忙しい事は君も知っているだろう?」

俺「忙しい今だからこそ追い打ちをかけにきたんですよ。艦隊全滅で忙しい所ですけどちょっとお願いを聞いて欲しいんです」

大統領「だから忙しいと……後君の父上に言っておいてくれないか?新兵器は全然だめだったっと。」

俺「ここだけの話、欠陥のないジェットストライカーができたんですよね。この技術を他国にちらつかせれば、今回の失態も少しはマシになるんじゃないでしょうか?」

大統領「何!詳しく聞かせてもらえないかな?」

俺「お願いを聞いてくれたら話してしまうかもしれません」

大統領「わかった、お願いとはなんだ?」

俺「空母を1隻貸してください。人も一緒に。そうだな、エンタープライズがいい」

大統領「わかった、手配しよう……」

俺「後、艦長とか人員に命令を聞かせる為に何か軍の階級も下さいよ。特例で」

大統領「仕方ない、先の任務で戦死した司令の代理をお願いしよう、今日から俺君は俺准将だ」

俺「後で黒服に資料も持たせますよ。ありがとう大統領。本当に貴方はかしこい人で助かります」

大統領「俺君、資料より現物が欲しいんだが」

俺「現物は今から空母に積み込むし、コスト度外視で作った奴なんで無理です。その代わりに理論や設計図を持ってきますので」

大統領「そうか……くれぐれも頼んだよ」


さて、ヴェネツィアまでの足はできた。とっとと準備をして出港しないと間に合わないかもしれないな

自宅

俺「リーネいるかい?居るなら急いで旅行の準備をしてくれ」

リーネ「えっ?どこかへ出かけるんですか?」

俺「何言ってるんだ。リーネだって一緒に行くんだよ」

リーネ「私もですか?」

俺「リーネが来ないと婚前旅行じゃなくなってしまうだろう?」

リーネ「こ、こ、こ……婚前旅行///」

俺「あ、嫌だったかな?嫌だったら婚前旅行じゃなくていいよ。ただの旅行で。旅行も行きたくなかったかい?」

リーネ「いえ。行きます!」

俺「よし。なら急いで準備して。出発までもう時間もあまりないし船旅になるから結構長旅になるからね」

リーネ「い、急いで準備してきますー」

OK。時間がないから急がせないと……本来の目的は違うけど、到着までは旅行みたいなもんだから問題ないね、多分

リーネ「……」

俺「ん?どうしたんだい?」

リーネ「空母で婚前旅行ですか……?」

俺「そうだよ。貸し切り」

リーネ「豪華客船とかじゃないんですか……?」

俺「じゃないの。いや、だますようで悪かったよ。理由を説明するのも急がせるにもああ言うのが一番手っ取り早かったから……」

リーネ「……そうですね」

ああ、どんどん機嫌が悪くなってってるよ

俺「ほら、それに目的地に着くまでは旅行みたいなものだからね!」

リーネ「……」

俺「ああ、もう後でちゃんと説明するから今は乗ってくれ!いや、乗らないっていうなら無理やり乗せてやる」

取りあえず荷物と一緒にリーネを抱えあげ空母の中へと入って行った……

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最終更新:2013年01月23日 01:31
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