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毎日ナオちゃん6話

第5話 幼馴染はサンタクロース----






130 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:13:30.94 ID:KjcgWsVS0 [41/52]

第6話 幼馴染はサンタクロース

俺「さて、皆さんに集まっていただいたのは他でもありません」

伯爵「何だい、俺クン。神妙な顔して」

俺は食堂に集まってくれた502JFW隊員の方々にそう声をかけた。

俺「皆さんにちょっと相談がありまして」

ニパ「俺クンが? 珍しいね」

俺「あのですね……明日はクリスマスじゃないですか?」

今日は12月24日。ようするにクリスマスイブだ。

ロスマン「そうねぇ。俺クンと下原さんとジョゼちゃんとでご馳走を用意してくれるんでしょ?」

俺「はい、イイ七面鳥が手に入ったんで楽しみにしていてください。それで、相談のことなんですけど……」

サーシャ「やっぱりカンノさんのことなんですか?」

俺「そうなんですよ……ナオちゃんのクリスマスプレゼントをどうしたらいいのか……」







131 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:18:43.80 ID:KjcgWsVS0 [42/52]

ジョゼ「俺さんがあげた物だったら何でも喜ぶと思いますよ?」

俺「いや……あのですね、問題はそこでして……」

ラル「問題?」

言っていいものか分からないけど……

俺「ナオちゃんって、今だにクリスマスプレゼントはサンタさんがくれる物だって信じてるんですよね……」

下原「」ダッ

俺「下原少尉!?」

<ウワッナニスンダシモハラアアアアアアアアアアアアア

俺「………」

ああ……下原少尉の悪い癖が出ちゃったか……

サーシャ「クスクスカンノさんにも可愛らしい一面があるんですね」

俺「ナオちゃんはいつでもかわいいですよ」キリッ







132 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:24:08.56 ID:KjcgWsVS0 [43/52]

ニパ「今まではどうしてたの?」

俺「今までは俺が24日の夜にナオちゃんちに忍び込んでこっそり枕元に置いてたんですよ」

ナオちゃんの家はけっこう厳しいせいで親父さんとかがそんな真似するわけはないから、ナオちゃんはサンタさんのおかげだって信じ込んじゃったんだよなぁ。

まぁ、ナオちゃんちの警備をすり抜けられるのなんてサンタさんくらいしか思いつかないだろうし。

ニパ「よ、よく一度も通報されなかったね……」

俺「俺はナオちゃんちの番犬に懐かれてますから」

ラル「今年も今まで通りでいいんじゃないのか?」

俺「そう出来たらいいんですけど……」

俺はそう言いながらナオちゃんの枕元にあった紙切れを皆さんの前に差し出した。

伯爵「これ、サンタさんへのお手紙? かわいいなぁ」

俺「問題はその内容でして……」

ロスマン「あらあら」

ニパ「あちゃー」

その紙には意外ときっちりした字で『サンタさんに会いたいです』とだけ書いてあった。







134 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:30:13.68 ID:KjcgWsVS0 [44/52]

俺「どうしましょう……コレ……」

多分今夜はナオちゃんサンタさんに会えるまで一晩中寝たフリしとくんだろうなぁ。

だから、この手紙の内容を無視するわけにはいかないわけで……

伯爵「どうするって、君はサンタさんを思うナオちゃんのピュアな心を踏みにじるのかい?」

いや………まぁ、そうですよね……

仮装でも何でもしてサンタさんを見繕わないといけないですよねぇ……

俺「ハァ……気は進まないけど、整備班のちょっと仲の良いおじさんに声かけてみますよ……」

小太りでサンタにぴったりの体型だけど、夜遅くに手を煩わせるのは申し訳ないなぁ……

でもまぁ仕方ないか……ナオちゃんのためだもんな。

サーシャ「えっ何を言ってるんですか?」

ジョゼ「俺さんがサンタさん役に決まっているじゃないですか!」

俺「えっ!? 俺!?」







135 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:36:11.65 ID:KjcgWsVS0 [45/52]

いやいや無理無理! ガリガリの俺はどう見たってサンタには……

ラル「変装をすれば何とでもなるだろう」

ロスマン「ナオちゃんにとってのサンタさんは貴方なんだから、貴方がやらなくてどうするのよ」

伯爵「この世界には万人を幸せにするサンタクロースはいないかもしれないけどさ、ナオちゃんには君っていうサンタクロースが確かにいるんだよ?」

ニパ「俺クン頑張れ!!」

下原「管野さんの夢を壊さないであげてくださいね」

そっか……そうだな。ナオちゃんが夢見るサンタクロースがいないんだったら俺がなればいい。

っていうかもうなっているのか。

俺「もうプレゼントは用意してあるので……変装を手伝っていただけますか、皆さん?」

「「「もちろん!!」」」








137 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:42:22.82 ID:KjcgWsVS0 [46/52]

ガチャリ

管野「」ピクッ

今日はクリスマス。どんな形であれ世界中の人達が幸せな時間を過ごす日だ。

「まだ起きてるかい、ナオちゃん?」

管野「サンタさん!?」ガバッ

そんな日に、この娘には幸福が訪れるはずだ。

「ほっほっほおっと寒いだろうから布団に入ったままでいなさい。ワシは君が寒さに震える姿は見たくないんじゃ」

管野「あ、ああ……!」ワクワク

世界のために、仲間のために……そして多分俺のためにいつもボロボロになりながら戦ってくれているこの娘にはとびっきりの幸福がやってくるはずなんだ。

管野「サンタさん! あ、あの……オレはその……!」

「言わんでも分かってるぞ。周りの声に惑わされずずっとワシを信じ続けた君はイイ子じゃのぅ」

よし、森で一時間軍歌を熱唱した甲斐があったな。しわがれ声もばっちりだ。








139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:47:29.82 ID:cymc96YG0 [3/4]
ナオちゃんかわいいよナオちゃん








140 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:48:30.18 ID:KjcgWsVS0 [47/52]

管野「えへへ……そ、そうかな?」

「うむ、君はずっとそのまま純粋な心を持ち続けるんじゃぞ?」

今日という日が君にとって一生忘れられない日になりますように。

管野「ああ!」

「うむ、いい返事じゃ。さて、まだまだたくさん配らないといけないからそろそろお暇しようかのぅ。プレゼントはここに置いておくけど、今日はもう遅いから朝になってから空けるんじゃぞ?」

管野「おう! ……………あの、サンタさん? 来年も、来てくれるよな……?」オズオズ

クリスマスを楽しみにしてまた一年頑張れますように。

「ああ、当たり前じゃないか」ニコッ

大好きな君の笑顔がまた来年も見れますように。

管野「ありがとう! 楽しみにしておくぜ!」ニッ

「それじゃあの、また来年!!」

メリークリスマス、ナオちゃん。








141 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:54:05.55 ID:KjcgWsVS0 [48/52]

おまけ 今日のナオちゃん

管野「~♪」

俺「おはよう、ナオちゃん。何だかご機嫌だね」

管野「おお! 昨日なサンタs……サンタの野郎が来てなプレゼントを置いていってくれたんだ!! ほれこれだこれだ!」

俺「パンチンググローブか。さすがサンタさん。ナオちゃんにぴったりのチョイスだね」

管野「これでお前を思う存分殴れるな!」デュクシッデュクシッ

俺「あははっ痛いよナオちゃん!」

管野「………そういえば、お前はもらってないのか?」

俺「ギクッ……ま、まぁね。俺は今年はあんまりイイ子じゃなかったし……」

管野「……た、確かにオレにき、き、い、いかがわしいことをしようとしたりしてたからなぁ……」ゴニョゴニョ

俺「こ、今年はもう諦めてるよ……」

管野「………」ジーッ

俺「? どうしたの、ナオちゃん?」

管野「……あのよ、俺。実はサンタさんからな、これ半分は俺の分だって言われてたんだよ」

俺「いやいやそんなわけないって!」








143 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 07:00:05.99 ID:KjcgWsVS0 [49/52]

俺「………本当にいいの? グローブは片方だけじゃ意味ないよ?」

管野「ほ、本当は嫌だぞ!? お、オレは別にお前に感謝なんてまったくしてないからな! でも……心の広いサンタさんがやれって言ってるから………仕方なくだかんな!」カァァ

俺「……フフッ……そっか、それならありがたく受け取らないといけないね」

管野「おう!」

俺「ナオちゃんとおそろいか。やった」

管野「バッ……変なこと言うんじゃねぇよ!!」デュクシッデュクッ

俺「あははゴメンゴメン!! とにかく、ありがとうねナオちゃん」

管野「いいってことよ! って違う違う! 感謝するならサンタの野郎にだろうが!!」

俺「クスッそうだね。来年も来てくれるといいねぇ」

管野「きっと来るさ。約束……したからな、サンタさん」









144 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 07:01:10.15 ID:KjcgWsVS0 [50/52]

次回予告

伯爵「ナオちゃ~ん、俺くんは確かに優しいけど、ウィッチのボクみたいに君を守ることは出来ないよぉ? だからボクのものになりなってぇ」ダキッ

管野「ええい!! 離せ! 別に俺は弱くねぇよ! 一応、オレのボディガードも兼ねてるんだから!」

伯爵「えっそうなの?」

俺「まぁ、一般人2人くらいになら勝てるかなぁと」

管野「剣術だけならオレに引けを取らないぞ!!」フンスッ

俺「隠し玉もあるにはありますしね」

管野「それありきでも本気のオレには到底敵わねぇけどな!! カカカッ!!」

伯爵「ふぅん……俺くんがねぇ……」



次回「毎日ナオちゃん」第7話 獅子の目


第7話へ続く

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最終更新:2013年02月06日 16:43
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