第3話 覚悟----
10 自分:
毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/29(火) 20:56:00.35 ID:75AShcSl0 [6/16]
第3話 覚悟
俺「明日、出撃するの?」
管野「ああ。地上部隊と強力して一気に攻勢をかけるらしい」
ここは、オラーシャから数100km行った場所にある対ネウロイ戦線前線基地だ。俺とナオちゃんがいるのは、ハンガーの片隅の古ぼけた倉庫。
ホテルみたいな502基地とは違い、敷地も狭いし壁も薄い。
俺「寝る時に寒くない? あんまり寒かったら俺の毛布を……」
管野「バカ。オレ達ウィッチの部屋はまだいいじゃねぇか。お前ら一般兵の部屋はプレハブ小屋みたいなもんだろ? 下手したら凍死しちまうぞ?」
俺としては、凍死することよりもナオちゃんが寒さに震えることの方がつらいわけで……
管野「ったく……オレも同じことを思っているとか考えねぇのかよ……」ブツブツ
うん、ぶっきらぼうだけど、何だかんだで俺のことをちゃんと想っていてくれてるって。
俺はちゃんと分かってるからね。
だからこそ俺は君のことが大好きなんだ。
だからこそ――
11 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/29(火) 20:58:17.03 ID:75AShcSl0 [7/16]
俺「明日、危なくなったらすぐに連絡してよ?」ポフッ
俺の足元に置かれている『ソレ』を優しく撫でる。
その全体を覆う布越しでも分かる武骨な『ソレ』は俺にとってナオちゃんの次に大切なものだ。
管野「……」
俺「俺はそのためにここに来たんだからさ」ニコッ
管野「違うだろ……? お前は前線でもうまい食事が出来るようにするためにオレ達について来たんだろ……?」
俺「違うってば」
管野「皆も喜んでたじゃねぇか……。缶詰ばっかりなのに全然飽きないのは俺の工夫のおかげだって……」
俺「うん。そういう所で役に立っているのは本当にうれしいよ。でもさ、違うんだよ」
それは俺の本当の役割じゃない。
俺がここに……ナオちゃんの隣にいる理由じゃない。
俺「俺はナオちゃんの……」
管野「いや、それ以上言う必要はない。大丈夫だ。分かってるよ」
ナオちゃんは俺の目をしっかり見つめてきた。
12 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/29(火) 21:00:19.19 ID:75AShcSl0 [8/16]
管野「俺……お前がオレのことを大切に思ってくれていることはちゃんと分かっているからな」
ナオちゃんの目は、強い意志に溢れたいつもと同じ目だ。
管野「覚悟は……出来てるから」
その言葉にも迷いは一切感じられない。
俺「ありがとう、ナオちゃん」ニコッ
管野「寝る」
ナオちゃんはそう言うと、俺に背を向けて部屋へと戻って行った。
その小さな背中に向けて、俺は心の中でつぶやく。
ありがとう。
覚悟を決めてくれて、俺の思いを汲んでくれてありがとう、と。
14 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/29(火) 21:04:21.39 ID:75AShcSl0 [9/16]
おまけ 今日のナオちゃん
管野「………」スタスタ
サーシャ「あっ管野さん、まだ寝てなかったんですか?」
管野「大尉……」
サーシャ「まったくもう……明日も早いんですからね?」
管野「………」ギュッ
サーシャ「ちょっ……何かあったんですか?」
管野「………」ギュゥ
サーシャ「………まぁ、何があったのかは知らないですけど……」ナデナデ
管野「………」ギュゥゥ
サーシャ「ネウロイを倒して世界が平和になったら、きっとなんとかなりますって。ねっ?」ニコッ
管野「………」
15 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/29(火) 21:09:14.30 ID:75AShcSl0 [10/16]
次回予告
ロスマン「まったく……俺くんがナオちゃんの部屋に出入りするのを許可するなんて、隊長は一体何を考えているのかしら……」
管野「大丈夫だって、ロスマン先生。コイツにはオレをどうにかしようなんて度胸はねぇよ。なぁ、俺?」
俺「えっ!? ま、まぁね!」キョドッ
ロスマン「……何かあったら、分かってるわよね?」ジロッ
俺「は、はいっ!!」ビクッ
ロスマン「この指示棒を挿すわよ、穴に」
俺「穴ってどこの……?」
ロスマン「聞きたい?」ニコッ
俺「聞きたくありません! 不肖俺! 賢者の心構えでナオちゃんと接する所存であります! ロスマン曹長!!」ビシッ
次回「毎日ナオちゃん」第4話 魔が差しただけなんです本っ当勘弁してください
最終更新:2013年02月06日 16:42