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毎日ナオちゃん2話

第2話 ナオちゃんと朝食を----






360 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 19:47:00.86 ID:o1M+DvBx0 [31/45]

第2話 ナオちゃんと朝食を

軍事行動で最も重要なものの一つが、食事である。

量はもちろんのこと、味の良し悪しも隊の士気には大きく関わってくる。

第502統合戦闘航空団において、この重要な食事を司っているのが俺と下原少尉、それとルマール少尉だ。

平常時は三食俺が作っているが、扶桑料理を作る時は下原少尉が、ガリア料理を作る時にはルマール少尉が手伝ってくれる。

二人が手伝ってくれた時は、隊員達からうまいとすごく評判がいい。

俺だけの時はまずいとは言われないけど、格別うまいとも言われないんだよな。ナオちゃんはいつもおかわりしてくれるけど。

俺「下原少尉、明日の朝食は何にしましょうか?」フキフキ

下原「そうですねぇ……ジャガイモがいっぱいあるのでジャガイモの味噌汁でも作りましょうか」ジャァァ

夕食が終わり皿洗いをしている時、俺は隣で手伝ってくれている下原少尉と明日の朝食のメニューについて話し合っていた。

ジャガイモの味噌汁か……いいかもしれないな。







361 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 19:49:20.09 ID:o1M+DvBx0 [32/45]

俺「それじゃあ少し早目に起きて下拵えは済ませておきますね」

下原「私も手伝いますよ」

いやいや、少尉殿にジャガイモの皮むきをさせるなんてとんでもない。

下原「いえいえ、皮むきだって料理の一部なんですからやらせてください」ニコッ

少尉がそうおっしゃるならいいんですけど……

管野「なぁ、お前ら何の話してんだ?」

イスに逆向きに座り背もたれを抱きかかえながら俺達を眺めていたナオちゃんが話しかけてきた。

俺「何って……明日の朝食の準備の話だけど?」

管野「あん? 明日は扶桑食作るんだろ? 扶桑食は下原が一人で作るんじゃねぇのかよ?」

俺「そんなわけないだろ。俺と二人で作ってるに決まってるじゃないか」

さすがに少尉さん一人だけを厨房に立たせるなんて出来ないよ。

管野「おい何だそれは聞いてねぇぞ」ガタッ

俺「えっ」







363 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 19:51:29.41 ID:o1M+DvBx0 [33/45]

管野「二人ってつまりアレか? 朝から二人っきりで仲良くお料理っていうことか?」ツカツカ

な、仲良く? まぁ、確かに下原少尉といっしょに調理をするのは楽しいけど。色々勉強にもなるし。

管野「………」ジトー

俺に詰めよってきたナオちゃんにジト目で睨まれる。

俺「な、ナオちゃん顔近い……」

管野「二人きりだからって何か変なことしたりしてねぇだろうな?」ジトー

俺「しないよそんなこと……」

俺はナオちゃん一筋なんだから、浮気みたいなことなんてしないって。別に付き合っているとかそういうのじゃないけど。

管野「ふんっ! それならいい」プイッ

俺がそう言うと、ナオちゃんは不機嫌そうにそっぽを向いた。

まったく……何がそんなに気に喰わないんだか……

管野「俺、明日の朝飯の準備……オレも手伝うからな」

俺「ええっ!? いいって。悪いよ」

管野「うるせぇ! 手伝わせろ!」







364 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 19:53:49.21 ID:o1M+DvBx0 [34/45]

俺「朝起きられるの?」

管野「お前が起こせばいいだろうが」

ううむ……こうなったナオちゃんを静めるのは無理か……

まぁ、一回やれば朝の眠気に耐えられなくて嫌になるだろう。

俺「分かった。それじゃあ、明日5時に起こすからね」

管野「お、おう……」

寝ぼけて早く起こしすぎだとか言って殴ったりしないでよ?

俺「んじゃあ、明日も早いんだからもうそろそろ寝よう」

管野「おう。じゃな」

下原「おやすみなさい、管野さん」

管野「ガルルルル」

ナオちゃんは下原少尉に一回牙をむいてから寝室へ向かっていった。

まったく、おやすみくらい言いなさい……

下原「かわいいですね、管野さん」ニコニコ

確かにナオちゃんはかわいいですけど……なんでそんな生温かい視線を俺に向けているんですか?







365 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 19:55:52.39 ID:o1M+DvBx0 [35/45]

下原「おはようございます、俺さん、管野さん」

俺「おはようございます、下原少尉」

管野「おう……」コシコシ

翌朝、厨房。一足早く起きてきた俺達は調理の準備を済ませて、下原少尉を出迎えた。

今朝は俺だけでなくナオちゃんも真っ白なエプロンを着ている。

管野「俺ぇ……オレは何をしたらいいんだぁ……?」ポワァン

俺「大丈夫? 眠いならもう一眠りしてもいいよ?」

管野「大丈夫だよ……」コシコシ

寝起きのナオちゃんはかわいい。抱きしめたくなるくらいかわいい。

眠気で、いつも醸し出している不機嫌そうな雰囲気もなくなっており、トロンとした眠そうな目からは小動物的な可愛さがにじみ出ている。

管野「ムニャ……あったか……」ギュッ…

俺「ちょっ……」カァァ

やめて! 俺は抱き枕じゃないから! 微かだけどやわらかいものが当たってるから!

下原「………」ウズウズ

ほらっ! 下原少尉が抱きつきたくてウズウズしてるから! 淫獣に襲われちゃうからシャキッとしよう!? ねっ!?








367 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 19:57:55.28 ID:o1M+DvBx0 [36/45]

管野「シャキッ……」シャキッ…

シャキッと………? まぁいいか……

俺「それじゃあ、朝食作りを始めましょうか。下原少尉、指示をお願いします」

下原「そうですねぇ……」ウズウズ チラッ

管野「………ねむっ……」クシクシ

下原「管野さんには何をしてもらいましょうか?」ギュッ

あっ……我慢出来ずに抱きついちゃった。

俺「ナオちゃんにはジャガイモの皮むきをしてもらおうと思います。出来るよね、ナオちゃん?」

管野「おおーっ……任せろぉ」









368 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 20:00:14.24 ID:o1M+DvBx0 [37/45]

管野「皮むき終わったぞ! 俺!」

下原「味噌汁にジャガイモを入れる時は、味噌はこの配分で……」

俺「ふむふむ」

管野「見事な手前だろう。ジャガイモの皮むきなら懲罰房で散々やったからな!」フンスッ

下原「あっ……そろそろ味噌が切れそうですね」

俺「そうみたいですね。こりゃ、しばらく扶桑食は作れそうにないなぁ」

管野「聞けよ」デュクシッ

俺「オウフwwwwwって何するの、ナオちゃん!?」

ああもうっ! ナオちゃんの肩パンは地味に痛いんだからねっ!?

管野「せっかくキレイに皮むいてやったんだから、無視すんじゃねぇよ」

俺「まったくもう……すぐ暴力に走るのはやめてくれよ……ん? おお、本当に上手いね、ナオちゃん!」

管野「当たり前だ!」フンスッ

俺「ありがとう、ナオちゃん」ニコッ










370 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 20:04:03.57 ID:o1M+DvBx0 [38/45]

下原「それじゃあ、あとは私達に任せて、管野さんは休んでください」

ここから先はさすがにナオちゃんに任せるわけにはいかないからね。

管野「分かったけどよ……ここまで手伝ったんだから、褒美として菓子の一つでもくれよ」

褒美か……確かに、ここまでナオちゃんのおかげでけっこう助かったからな。ご褒美をあげたいのはやまやまだけど……

俺「さすがに、朝っぱらからお菓子をあげるわけにはいかないからさ……」

午後に何か甘い物でも作ってあげるから、

管野「?」

俺「今はこれで勘弁してくれないかな?」

ナデナデ

管野「!?」カァァ

俺はナオちゃんのサラサラした黒髪に手を伸ばして、優しく撫でてあげた。

昔はおじさん、おばさんに叱られてぐずっている時にこうしてあげるとすぐ泣き止んでくれたけど……

管野「こ、子供扱いすんじゃねぇ!」バシッ

手を払われてしまった。さすがに、大きくなってからもこれでごまかすことは出来ないか。








371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 20:04:09.12 ID:CGGe5Q0t0 [5/10]
デュクエダチャン?
チョクエダチャン?








372 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 20:08:12.66 ID:o1M+DvBx0 [39/45]

俺「ゴメンゴメン」

管野「………」ムスーッ

俺「さて、パパッと作っちゃうから、ナオちゃんはそこで待っててよ。退屈だったら、他の皆を起こしてきてくれたらうれしいな」

管野「分かった。ニパを叩き起こしてくる」スタスタ

俺「頼むよ」

厨房を出て行こうとしていたナオちゃんは、

管野「俺……」

俺「ん?」

管野「あ、明日から毎朝、朝飯作り手伝ってやるからな……!」

振り向きもせず、耳を真っ赤にさせてそう言った。

俺「うん。よろしく頼むよ」ニコッ

明日から朝まで騒がしくなるのか。

楽しみだなぁ。








373 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 20:12:11.90 ID:o1M+DvBx0 [40/45]

おまけ 今日のナオちゃん

ニパ「う~ん……ムニャムニャ……」スゥスゥ

管野「起きろぉ!!」バサッ

ニパ「うわっ!? 寒っ!?」

管野「お天道さんはもうハゲ頭をさらしてんぞ。とっとと起きろ」

ニパ「まだ全然昇りきってないじゃないか!! うぅ……さむ…布団返してよ、カンノぉ…」ブルルッ

管野「早起きは三文の徳だぞ? 朝食の配膳手伝え」

ニパ「寒いよぉ……」

管野「北国出身のクセに弱音吐いてんじゃねぇ」

ニパ「慣れてたって寒いものは寒いんだって……ああもう我慢できない!!」ガバッ

管野「うおっやめっ」バタリ

ニパ「う~ん……管野あったかい……」モゾモゾ

管野「やめろニパ離せ……! ああ……ポカポカするぅ……」ポワーン

ニパ・管野「「zzz」」







374 自分:毎日ナオちゃん[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 20:14:15.80 ID:o1M+DvBx0 [41/45]

次回予告

ラル「さて、502JFWは明日からしばらく前線基地に移動するわけだが……」

管野「………」

俺「はい」

ラル「さすがにそこに俺くんを連れていくのは……」

俺・管野「「……………………グスッ」」

ラル「オーケイ分かった! うん! 食事は大切だもんな! うん! 俺くんもいっしょに来てくれ!」



次回「毎日ナオちゃん」第3話 覚悟

第3話へ続く

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最終更新:2013年02月06日 16:42
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