アットウィキロゴ

第4話「素晴らしき整備」

122 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 17:59:49.45 ID:wlIWEesu0

第4話「素晴らしき整備」

シャーリー「むー……、正直に行って何が何だかサッパリわからん!」

俺「基本構造は通常のストライカーユニットと同じようなんだが……」

俺とシャーリーは先日の模擬戦で約束をしていた、ストライカーユニットの分解を行っていた。

俺「件の凸部分を構成する鋼板に全く繋ぎ目がないのは一体どういう事なのかね?」

シャーリー「まさか中が空洞なわけでもあるまいし、中身があるのは確かなんだろうけど……」

『B??F?re(?は掠れていて読めない)製ストライカーユニット「GR-3」』と書かれた申し訳程度の整備書も参照したが、
該当箇所のページは見られなかった。

俺「……いっそ切断してみるか」

俺が構える。

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:04:57.90 ID:0traDMXh0
支援してやろうか
ただし、なんでも真っ二つだぞ

124 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:05:03.93 ID:wlIWEesu0
シャーリー「流石にそれは止めといた方が良いんじゃないか?何が入っているのかも分からないのに」

俺「モノは試しだ。チャレンジすることに意義がある」

シャーリー「失敗したら?」

無言で指パッチン。――と、件の部分は無事であり、

俺「!」

俺が急に首を傾ける。数瞬遅れて、俺の頬から一筋の血が流れ出た。

シャーリー「おい!大丈夫かよ!?」

俺「まさか……あの……忍…刀……同……?」

俺は愕然とした表情で何かを呟いていたが、肩を揺らすと気がついたようで、

俺「あ、ああ、シャーリー君。どうかしたかね?」

シャーリー「どうかしたか、じゃないだろ!?血だよ、血!」

血?と、俺はそこで自身の出血に漸く気づいたようだ。

125 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:10:52.53 ID:wlIWEesu0
俺「……傷は浅い、心配は無用だ」

そう言う俺の顔色は、御世辞にも良いとは言いがたい。

シャーリー「本当に大丈夫か?顔色悪いぞ」

俺「ああ、それよりもコレをさっさと組み上げてしまおう。以後は手出し無用、だ」

シャーリー「……それでいいのか?」

疑問を投げかけるが、俺は既に工具を手に組み立て始めている。

俺「通常の使用には何の弊害もない。それに――」

シャーリー「それに?」

俺「……関わらぬ方が良い物もある」ニンジャコワイニンジャコワイニンジャコワイ

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:14:22.42 ID:Ss5cM0ZFi
誰か赤影さんよんできて!

127 :素晴らしき俺。今日は原作回です:2011/03/02(水) 18:15:27.53 ID:wlIWEesu0

シャーリー「しっかし、俺が整備も出来るなんて驚いたなー」

俺のストライカーを組み上げ、俺の頬に医療箱から取ってきた絆創膏を張り付けると、2人はそのままシャーリーのストライカーの
整備に取り掛かっていた。

俺「ああ、小さい頃は師に連れられて機械の整備などもよく手伝っていた」

シャーリー「へー、どんな機械の整備をしてたんだ?車とかか?」

俺「いや、頭に三日月を載せた巨大な人型機械だった。……なんでも梅サワーがどうとかでお蔵入りになったそうだが」

シャーリー「反応に困るな……」

整備が終わったのでエンジンテスト。ハンガー内に轟音が響く。

シャーリー「よしよし♪今日も前好調だな、私のマーリンエンジンは」

俺「今日も絶好調だね、君のむn……ゲフン、ストライカーは」

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:19:28.40 ID:yvEui+nl0
支援

なんかこの俺を見てると終わクロの佐山御言を思い出すな

130 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:21:26.86 ID:wlIWEesu0
バルクホルン「シャーロット・E・イェーガー大尉!」

ハンガー入口辺りから聞こえてきた声に、俺とシャーリーが振り向く。

バルクホルン「そんな格好で何をやっている!」

シャーリー「何って、……エンジンテストだけど」

バルクホルン「そうじゃない!……今は戦闘待機中だぞ、ネウロイが来たらどうするつもりだ」

シャーリー「だってハンガーの中でエンジン回すと暑いじゃん。……ほら、あっちでも」

ルッキーニ「あっつぅ~ぃ……」

バルクホルン「まったく、少しは俺の服装を見習ったらどうだ。この暑さでもちゃんとスーツを着ているじゃないか」

シャーリー「いやぁ、あれはむしろスーツ以外の服装を見たことが……」

2人の視線が俺に向く。

134 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:30:19.35 ID:wlIWEesu0
俺「……///」

バルクホルン「頬を染めるな気色悪い。――それに俺とはいえ、仮にも男の前だぞ?せめて上着くらいは着たらどうだ」

シャーリー「……そういえばそうだったな。俺、何か着た方が良いか?」

俺「私としてはこのままでも構わな――バルクホルン君、拳を下ろしたまえ、落ち着こう」

俺「ともあれ、オープンエロよりもチラリズムの方が――待ちたまえバルクホルン君、女性が握り拳など……」

          トv'Z -‐z__ノ!_
        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. , ←俺
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::}
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "
              `’ `´   ~

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:31:07.53 ID:tjk5/sY60
ヤムチャシヤガッテ……

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:32:14.54 ID:lEj836FL0
男はオープンもいいが、チラリズムも良い。
支援

137 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:36:15.56 ID:wlIWEesu0
ボロ雑巾が一つ出来上がったところで、バルクホルンはハンガーの片隅に見慣れぬストライカーユニットがあることに気づく。

近くにはミーナと美緒がおり、書類を見て何事か話している。

バルクホルン「ミーナ、これはなんだ?」

ミーナ「ジェットストライカー『Me262v1』、今朝ノイエ・カールスラントから届いたの」

バルクホルン「ジェット?研究中だったあれか?」

ミーナ「ええ、スペックは従来のレシプロストライカーの数倍、時速は最大950kmだそうよ」

シャーリー「950!?凄いじゃないか!」

バルクホルン「あ、コラ、お前いつの間に……」

138 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:42:12.95 ID:wlIWEesu0
シャーリー「なぁ、コレ私に履かせてくれよ!」

バルクホルン「駄目だ、これはカールスラント製の機体であり、カールスラント人である私が履くべきだ」

ミーナ「また始まったわね……」

この口論はルッキーニが抜け駆けしてジェットストライカーを履いたことによって中断し、この時のルッキーニの反応を不審に思った
シャーリーが一歩引くことで終結した。

……

俺「……リーネ君、何故私の周囲をチョークで囲むのかね」

リーネ「あ、生きてたんですか。状況保全をしようと思ったんですけど……残念です」

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:45:05.89 ID:yL5XdSU8O
リネットさんは裏表のない素敵な人です!
支援

140 :素晴らしき俺。この後って予約あるかい?:2011/03/02(水) 18:48:56.79 ID:wlIWEesu0
俺「ふふふ、リーネ君は私に対して毎日がエキサイティングでぞわぞわするね」

リーネ「いいですから早く着替えてきてください。芳佳ちゃんの朝食にそんな格好で来たら……もぎますよ?」

俺「物騒なことを平気で言う子だね……だがその二面性も素晴らしい」

と、

バルクホルン「勝手気ままなリベリアンめ!」

シャーリー「なんだと?この堅物軍人馬鹿!」

いつしか口論は再開しており、シャーリーとバルクホルンが勝負をする運びとなっていた。

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:50:56.05 ID:0traDMXh0
支援

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 18:54:24.80 ID:5D9w/MiM0
まあ気にせず投下するんだ
支援

143 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:54:37.53 ID:wlIWEesu0

俺「3本勝負はジェットが2本先制、と。……もう勝負ありでいいような気がするね」

芳佳「で、でも最後はシャーリーさんの得意分野の速度ですから」

俺「上昇力で負けているのだから結果は見えているが……。む、フラッグが降りたね」

シャーリーはフラッグが降りると同時に飛び出していくが、バルクホルンは動じない。

ペリーヌ「大尉、動きませんわね」

リーネ「故障、という訳じゃないですよね」

皆がバルクホルンの行動に疑問を持った矢先、それは起こった。

芳佳「えーっと、バルクホルンさんの起こした風圧でルッキーニちゃんが飛ばされて……」

リーネ「物凄い速度でシャーリーさんを追い越して……」

ペリーヌ「墜落した、と」

地上組「「「え!?」」」

144 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 18:59:12.52 ID:wlIWEesu0
芳佳「どどどどうしようリーネちゃん!?」

リーネ「え、えーっと、えーっと」

ペリーヌ「とにかく救出ですわ!――あら、俺さんは?」

見れば、隣に居た俺の姿は無く、代わりに前方――海の方向からは引っ切り無しに指を鳴らす音が聞こえてくる。

芳佳「う、海を割って海底をあの気持ち悪い方法で走ってますよ!?」

エイラ「モーセかよ」

ペリーヌ「あ、大尉を担いで帰ってきましたわ。――って俺さんもずぶ濡れじゃありませんか!」

俺「やはり片手で連続使用は厳しいね。――それはともかく可及的速やかに医師の手配及び担架、毛布の用意を頼む」

芳佳「わ、分かりました!」

宮藤を筆頭に数人が基地へと走っていく。俺はそれを見届けるとバルクホルンの容態を確認する。

145 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 19:02:35.80 ID:wlIWEesu0
俺「意識無し、脈拍あり、自発呼吸無し。――人工呼吸だな」

エイラ「じ、人工呼吸って」

人工呼吸という言葉に狼狽えるエイラに構わず、俺はバルクホルンの気道を確保。その状態でも自発呼吸が行われない事を
確認すると、人工呼吸を始めた。

エイラ「うわ、うわー……」

サーニャ「エイラ、人命救助なんだからそんな目で見ちゃ駄目」

2~3度繰り返すと、バルクホルンが軽く咳込む。

俺「自発呼吸の再開を確認。――回復体位よし」

サーニャ「……手際がいいんですね」

俺「日常生活にでは役に立たない方が良い知識だね。だが、覚えておいて損はない知識でもある」

俺はそう言いつつ、バルクホルンの脈拍を確認する。

146 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 19:07:10.41 ID:wlIWEesu0
芳佳「俺さん!アレッシアさん呼んできました!」

医師を呼びに行っていた者達や、ミーナ中佐を始めとした面々が駆け寄ってくる。

ミーナ「トゥルーデ!」

俺「落ち着きたまえミーナ君、まずは医師の診察が先だ」

アレッシア「容態は?」

俺「救助当初、脈拍はあったが自発呼吸が見られなかったので人工呼吸を行った。現在の脈拍数は74、呼吸も安定している」

アレッシア「分かりました。適切な処置に感謝します」

俺「後を頼むよ」

担架に乗せられたバルクホルンに皆が付き添う。

俺は一緒に付き添うことも、濡れたスーツを着替えに行くこともなく、ジェットストライカーを担いでハンガーへと運び込む。

俺「そこの整備員君、班長を呼んでもらえるかね?――コイツの欠陥の調査を行う」

149 :おk,続ける。素晴らしき俺:2011/03/02(水) 19:23:54.74 ID:wlIWEesu0


俺「かくしてジェットストライカーは使用禁止。バルクホルン君は暫くの飛行停止、と」

食堂で紅茶を飲みつつ、誰にともなく呟く。

俺「……宮藤君達は大尉の食事の準備かね?」

芳佳「あ、はい。体力を回復させるには食事と睡眠が一番ですから」

俺「治癒魔法も疲労や衰弱には効果が無いからね。精の付くものを作ってやるといい」

リーネ「俺さんは大尉の様子を見には行かれないんですか?」

俺「行ってどうしろと?今の私に出来るのはネウロイへの警戒ぐらいだよ」

リーネ「……その『ぐらい』を今やって無いのはどうなんでしょうかね?」

肩をすくめる。

俺「手厳しいね。さて、私は仕事に戻る。……美味しい紅茶だった、ありがとう」

食堂から出て管制室へと向かう。その途中、整備員の詰所に寄ってジェットストライカーの欠陥を纏めた書類を受け取る。

151 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 19:29:05.62 ID:wlIWEesu0
割と長いから途中で休憩入るかもしれない。ご容赦を。

管制室には坂本君がいた。

美緒「ん、俺か。……どうした?その書類」

俺「整備員達から受け取ったものだ。簡潔なりとも事故に関する報告書を書いておきたいのでね」

管制室のデスクに書類を置き、紙とインクを用意する。

美緒「何も俺がすることはないだろう。近日中にノイエ・カールスラントの技術者がこちらに来る筈だからな」

俺「文章で纏めておけば、その技術者も問題の把握と原因の調査がしやすくなるのではないかね?」

美緒「む、それもそうか……。だが何故管制室で?」

152 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 19:33:37.99 ID:wlIWEesu0
俺「こんな時だからこそ、襲撃には敏感でなければね。報告書の合間の片手間とはいえ、しないよりかは気が楽だ」

美緒「そうか、……まぁ程々にな。私はミーナの所に行ってくるから席を外す。後を頼めるか?」

俺「ふ、私を誰と思っているのかね?」

美緒「その調子なら大丈夫そうだな。――では、また後でな」

肩越しに手を振ることで返事とする。

俺「――さて、まずは不良と思われる箇所のリストからだな」


―――
――

153 :素晴らしき俺:2011/03/02(水) 19:40:53.35 ID:wlIWEesu0
俺「――は!」

少しボーッとしていたようだ。書きかけの報告書を確認する。

俺「おやおや、報告書がいつの間にか各隊員の3サイズ及び個人的所見を纏めた物になっているね。
  ――ふむ、無意識下で書いたにしては正確だ、流石は私」

思わず花丸をつけそうになったが赤インクが無かったので断念した。

つと、レーダーを見ると光点が一つ。

俺「識別不明の物体、この速度は航空機か。今の時間帯飛行訓練は行っていないし、対象は単独。つまりこれは……ネウロイ!」

レーダーを指差し決めポーズ。

俺「ふふふ、流石私。情報分析能力も抜群だね」

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 19:42:40.06 ID:+APJ+Tfj0
各隊員のスリーサイズ及び個人的所見

検閲させてもらおうか

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 19:43:02.96 ID:HwWmviaT0
憲兵隊だ
その報告書を見せてもらうぞ

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/02(水) 19:43:35.84 ID:+ne7Mg0bO
ボロ雑巾フラグktkr

支援

157 :な、なんだよ誰もいないと思ったのにいきなり反応しやがって!:2011/03/02(水) 19:46:10.52 ID:wlIWEesu0
ミーナ「何馬鹿な事言ってるんですか!出撃してください!」

気づけばミーナ君が管制室におり、警報を作動させていた。

俺「……冗談の通じない人だね、まったく」

ぼやきつつ窓へと歩き、

ミーナ「俺さん、そっちは窓で――」

俺「何、こっちの方が早い」

飛び降りた。

741 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:24:50.61 ID:fjaIVIPl0
俺「思わず飛び降りてしまったが……存外に高いね?」

地面までは目測で40m前後。魔法力で緩和できるとはいえ、この高さから着地すれば流石に脚を壊す。

だから、まずは身を壁に対して垂直に、壁を地面として駆ける。この時、蹴り出す脚が落下速度と同等になるように注意する。

俺「ふ――!」

時折見える窓を踏み抜かぬように、且つ、窓枠に足を引っ掛けることでベクトルを横方向のそれへと転化させて減速とする。

俺「まるでモーグルだね」

残り15mを切った。前方にはハンガー入り口にある屋根が見える。このままだと激突コースだ。だから、最後の一歩を前ではなく上へと蹴り込み、

俺「よっと」

跳んだ。スーツの裾を風にはためかせて姿勢制御。

落下の衝撃は全身をバネのように縮め、受け切れない分はそのまま前転することで回転モーメントへ。……する筈だったが、

742 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:30:02.95 ID:fjaIVIPl0
俺「――おや、何故かこんなところにバナナの皮が」

すっ転んで後頭部から盛大に打ち付けた。

俺「……ふふふ、古典的なネタにも反応できる辺り流石は私だ。――これがスパゲッティなら死んでいたね?」

後頭部をさすりつつ起き上がる。

エーリカ「……何だかすごい音がしたけど大丈夫?」

俺「ああ、エーリカ君か。幸いにも石頭なのでね、大丈夫だとも。……それより地震かね?君がブレて見える」

エーリカ「それ絶対大丈夫じゃないって……」

スーツに付いた土埃を落としている合間にブレも収まったのでハンガーへ。

743 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:33:20.12 ID:CKq3eNFG0
支援

744 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:35:08.91 ID:fjaIVIPl0
俺「坂本君、編成はどうなっているかね」

美緒「私とシャーリー、ハルトマン中尉にルッキーニとお前だ」

俺「5人?これはまた変則だね」

通常、ウィッチは2人1組のロッテを編成する。これが2組でシュヴァルムとなる。この場合では1人余る寸法だ。

美緒「お前はバックアップだ。なんだかんだ言っても、お前はまだ入隊して日が浅いからな」

俺「ふむ、了解だ」

ストライカーに飛び乗り、離陸する。

編隊を組んで暫く飛行するとネウロイを補足。――が、

美緒「分裂!?数を利用して突破する気か……!」

エーリカ「5体5か、丁度良いじゃん」

シャーリー君が速度のある親機を担当、子機を他のメンバーで担当することに。

散開する。

745 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:39:51.96 ID:fjaIVIPl0
エーリカ『あれ?そういえば俺、銃は?』

俺「銃?――あんな五月蝿い物などいらんので置いてきた」

シャーリー『はぁ!?お前それで大丈夫なのかよ!?』

俺「銃が当たる距離ならば真空破を使った方が良く効く。――それはそうとお客さんがお出でだ、話は後で聞こう」

迫るビームを身を捩って躱す。

俺「……子機とはいえ速いね」

攻撃の頻度は然程高くないが、速度があるため追いつくのに時間がかかる。結果として攻撃を受ける回数は多くなり、

俺「む、スーツが――」

速度を落とさぬために最低限の動きで回避を行ったからか、裾の一部が焦げている。

俺「……ふ、このスーツがお気に入りだったとか高かったとか一張羅だったとかは気にして無い。
  ――ああ、全くもって気にしてないが貴様だけは必ず落としてやる。うん、必ずだ……!!」

エーリカ『め、めちゃくちゃ気にしてるよ!』

746 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:42:57.06 ID:WhCPJIo60
支援だ!

747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:45:27.56 ID:Hh68dANe0
フィッツガルド支援

748 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:45:42.47 ID:fjaIVIPl0
とはいえ速度差は如何ともし難い。故に、

俺「強制的に遅くしようか」

両の手で真空を発生、位置は子機の真横。案の定、体勢を崩したネウロイはその速度を落とす。

俺「隙ありだね」

逃げられぬよう、進行方向に真空を置いて機動を制限しながら真空破で切断。これでもかという程細切れに。

細切れに夢中になっていると、視界の端にシャーリー君の姿が見えた。

彼女の担当は親機。2つの速度は落ちること無く、互いに攻防を続けている。

そこに見えた一瞬の好機。

シャーリー『……見えた!』

俺「……む?」

が、絶好のチャンスであったにも関わらず、彼女の銃から弾丸は出ない。

749 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:50:36.66 ID:fjaIVIPl0
シャーリー『ジャムった!?』

俺「――っ!」

最大戦速でシャーリー君の元へ向かう。親機は更に分裂し、彼女を襲う。

シャーリー『マズい……、挟まれた!』

俺「く……!」

間に合わない。

有効射程外故に本来の威力は出せないが、せめて片方の気でも引ければと、指を構える。

――が、親機は分裂した機共々砕かれた。

俺「……バルクホルン君!?」

見れば、ジェットストライカーを履いたバルクホルン君がカノン砲を担いでいる。先の攻撃はそれによるものだろう。

だが、

俺「……速度が落ちない?」

750 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:54:43.36 ID:fjaIVIPl0
戦闘は終結した。だが、彼女の速度は落ちぬどころか、むしろ増している。

美緒『いかん、ジェットストライカーが暴走している!このままだと――』

坂本君の言葉を最後まで聞かずに加速を入れる。後ろにはシャーリー君が続く。

シャーリー「ぐ……!」

俺「いやいや、流石に速い……ね……!」

出所がよく分からないとはいえ、決して遅いストライカーではない。が、彼我の距離はジリジリと離れていく。

……追いつけないならば、真空破で――

構える。しかし、

……彼女に被害を与えずに、ストライカーだけを切断出来るのか?

下手をすれば、彼女ごと切断するおそれがある。

一瞬の逡巡。

俺「く……!」

751 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 18:59:11.16 ID:fjaIVIPl0
その間にも距離は開き、真空破の有効射程を過ぎる。――この距離からでは、正確に狙いが付けられない。

俺「なんて、無様……!!」

シャーリー『――ックソったれぇーー!!』

背後から速度が迫る。それはシャーリー君であり、ジェットストライカーに劣らぬ、――いや、それ以上の速度。

俺「!」

だから、せめて彼女の邪魔にだけはなるまいと進路を開ける。彼女はそのままバルクホルン君に追いつき、強制排除レバーを引く。

ジェットストライカーは海へと落下し、バルクホルン君はシャーリー君に抱き抱えられる。

……ルッキーニ君が何やら叫んでいるようだが、耳に入ることはなく、

俺「……2度の危機の何方にも間に合わず、か。先日偉そうなことを言っておきながら、これかね」

シャーリー君達を見上げる。この位置では彼女たちは太陽を背にしているため眩しい。……それは、彼女達自身を表しているようでもあり、

俺「所詮、私は――」

呟きは風に乗って消えた。

752 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 19:00:57.32 ID:fjaIVIPl0
○おまけ○

リーネ「俺さん、お風呂の連絡に来まし――」

    「□
    人  ビッタンビッタン
((<○> <○>))
    ⇔

俺「今日はリーネ君か、御苦労」ビッタンビッタン

リーネ「」

俺「……どうしてこの姿を見ると皆黙ってしまうのだろうね。――も、もしや私の魅力に言葉も出ないのかね!?」ビッタンビッタン

リーネ「き……」

俺「またきゃあ系悲鳴かね、二度ネタは飽きられるよ?」ビッタンビッタン

リーネ「キチガイ……!!

753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:02:36.70 ID:TMo8rPXG0
キチガイワロタwwww

754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:03:12.65 ID:CKq3eNFG0
乙乙

リーネちゃんは裏表の無い良い娘です

755 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:04:19.15 ID:8HfaxGsU0
ストレートすぎwwwワロタwwww

756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:04:24.00 ID:r1RItOBDO
リーネちゃんwww

757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:04:32.40 ID:QylEB6IM0

キチガイwww

758 :素晴らしき俺。もうちょっとだけ続くんじゃよ:2011/03/04(金) 19:04:46.76 ID:fjaIVIPl0
俺「おやおや直球だね。――速度を2倍にしてみようか」ビタンビタンビタンビタン

リーネ「いやあああああああああああ!変態ーーーーーーーーーー!!!!」

リーネが悲鳴をあげつつ逃げていく。

俺「ふふふ、男は皆変態という素顔の上に理性という仮面を被っているのだよ」ビタンビタンビタンビタン

俺「……」ビタンビタンビタンビタン

俺「……」ビタンビタンビタンビタン

俺「速度2倍でも意外と続けられるものだね」ビタンビタンビタンビタン

俺「ぬ?」ビタンビタンビタンビタン

視界が白で覆われる。それはシャツと同色であり、

俺「速度を上げたせいでシャツがずり落ちて……」

760 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:07:53.83 ID:MdTfJkwbO
うわぁ……うわぁ

761 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 19:09:29.22 ID:fjaIVIPl0
しまった、と思い元に戻そうとする。が、顔は元より組んだ腕まで覆われては対処の仕様がない。

俺「く……、ぬ……」ビチビチ

もがいている所に、運悪く佐官2名がやって来た。

美緒「俺、居るな?」

ミーナ「管制室にあった報告書(題目:各隊員の3サイズ及び個人的所見)について聞きたいことが――」

二人の目に映るのは「ぬふぅ……」等と言いつつ、上下逆さまのビチビチとくねる半裸の名状し難い生物(なまもの)。

ミーナ・美緒「」

762 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:10:43.83 ID:CKq3eNFG0
アウトー

763 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:11:57.85 ID:/3Q43mEGO
\(^o^)/オワタ

764 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 19:14:44.90 ID:fjaIVIPl0
俺「む、その声はヴィルケ君と坂本君かね?……まさかリーネ君に続き君達も私の肉体美を!?」ビチビチ

SAN値がガリガリ減りそうな名状し難い半裸の生物は、しなを作って

俺「さあ!存分にご覧!?」クネッ

ミーナ「美緒」

美緒「ああ」


夜間哨戒に出ていたサーニャは、基地方向から破砕音と何かが海へと落ちる音を捉えた。

気にはなったが、基地には皆がいるので何かあれば連絡が来るだろうとも思い、哨戒を続けることにした。

765 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 19:20:31.86 ID:fjaIVIPl0
[翌日、ハンガー前]

エイラ「すごいぞサーニャ!本物の『吊された男』だぞ!」

サーニャ「……俺さん、大丈夫なんでしょうか」

リーネ「逆位置なら良かったのに……」

ルッキーニ「つんつん」

俺「ああ……!ルッキーニ君……、身動きの取れない私の体を、そんな、枝なんかで弄るなんて……!!」クネクネ

ルッキーニ「きゃはは、クネクネしておもしろーい」

シャーリー「ルッキーニー?、あんまり変なモノつついちゃダメだぞー?」

ルッキーニ「はーい♪」ツンツン                                アア、ソンナ、ビンカンナトコロヲ……!

766 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:21:25.37 ID:hFV3Y/x+P
ハングドマンの逆位置は首が締まるwww

767 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 19:26:06.47 ID:fjaIVIPl0
ミーナ「ルッキーニさん、お楽しみ中の所悪いけれど、ちょっと俺さんを借りますね」

ルッキーニ「うん、いいよー」ツンツン                             ウッ…、フゥ…

俺「ふ、今の私ならルーン文字の解読も余裕な気がするね。――おや、ミーナ君か。何の用だね?」

(意味が分からない人はwikipediaの「吊された男」を参照)

ミーナ「前半は軽く無視しまして、これから尋問(議題:報告書)を始めます」

俺「おやおや物騒だね、――拒否権は?」

ミーナ「ところで、ここにレバーがあります。これは脚と首を結んでいる、2つの輪の間隔を調整するレバーです」

768 :素晴らしき俺:2011/03/04(金) 19:29:19.80 ID:fjaIVIPl0
俺「拒否すればレバーを、かね?」

ミーナ「ええ。出来ればしたくはありませんが」

俺「ふむ。……ミーナ君、こう、もう1歩左によってくれないかね?」

ミーナ「レバーが見えませんか?……言っておきますけどブラフではありませんよ?」

俺「いや、もう少しでミーナ君のズボンがベストアングルに……」

笑顔でレバーを限界まで倒した。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年03月04日 19:57
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。