俺「ストライクウィッチーズ?」避難所
>>504より投下開始 >>518まで
シャーリー「いやーやっぱりスピード出すのって楽しいなあ!」
俺「お陰で宮藤さんたちと完全にはぐれちゃいましたし、飛行場も通りすぎちゃいました…」
シャーリー「そんな暗い顔するなよー
あそこだろ?隣に小島もあるし。」
眼下に見えるのは小さな滑走路と、橋を渡った海上にあるこれまた小さな島。
俺「そうみたいですね。着陸しますか。」
無事着陸した俺たちは、初老の教官と30歳台に見える助手に迎えられた。
この飛行場はかつて操縦者育成学校の一部だったが、学校自体は移転して今は各国から提供された各種戦闘機の試験飛行に用いられているとか。
格納庫でハーバードの点検と給油を行って、シャーリーさんは帰っていった。残った俺は早速飛行訓練を開始…するはずが…
教官「あっちょっと待った、とりあえずアンナ教官の島へ行ってご挨拶してきてくれるかな?」
俺「島ってすぐそこのあの島ですか?あとアンナ教官って?」
助手「アンナ・フェラーラ教官です。かつてはウィッチとして活躍し、今はそこの島で暮らしておられます。
ええと、俺軍曹の仲間の方が泊り込みで訓練しておられるんでしたよね?」
俺「はい、宮藤さんとリーネさん、ペリーヌさんが今日から訓練です。」
教官「ほほう、三人一緒に訓練ですか。教官もお喜びですな。
…シゴき甲斐があるでしょうから」ニヤリ
俺「まさか、"鬼教官"なんでしょうか?」ガクブル
教官「いや、確かに訓練は厳しいそうですが、根は優しい人だ。貴方にぜひ一度会ってみたいと言っていましたよ。
…何でも貴方のことも鍛え上げるとか」ニヤリ
俺「わ、分かりました…」ガクガクブルブル
俺「ところで、どの機体で島へ行くんですか?上空から見たところ島に滑走路は無さそうでしたが…」
助手「これです」
何の変哲も無い箒を差し出された。
俺「野郎が箒で飛んだって絵になりませんよ?」
助手「確かにそうかもしれませんが、アンナ教官の訓練はそれで行うんです。何でも機械に頼らない真の力を鍛え上げるとか。」
俺「そんなこと言われても飛べますかね…?」
教官「貴方の固有魔法を活かせばいけるはずだ。頑張れ!!」
ほんとに大丈夫か?といぶかしみながらも箒にまたがり、魔法力を込める。最初こそふらつきが大きかったが、すぐに安定して飛べるようになった。
俺「飛べました!!」
教官「その調子で島までひとっ飛び!」
俺「出発進行!」
助手「お気をつけて~」
ストライカーユニットやハーバードほどではないが、箒でもそれなりに速度は出た。座面が恐ろしく狭いが、固有魔法で極力体重が掛からないように操縦すれば問題ない。
そういえば、宮藤さんたちもこの訓練やるんだよな? 彼女たちには"操縦"が無いからダイレクトに体重が掛かって……
―――ここからジュウシマツの妄想―――
宮藤「く、くいこむ//」
リーネ「ひゃっ、ああっ//」
ペリーヌ「こ、これぐらい大したことでは…ひゃあっ//」
―――ここまでジュウシマツの妄想―――
俺(なんてこと、あるわけないよなぁ…)
正直現実になってしまったら大変なことになる。可憐な乙女達がそのような痴態を繰り広げている中で果たして俺は正気を保てるのだろうか?多分無理だ。
俺(まあ、アンナ教官は『根は優しい人』だそうだから大丈夫だろう…
『訓練は厳しい』?『貴方のことも鍛え上げる』? 気にしたら負けだと(ry)
島に到着すると、宮藤さんたちが箒で遠くの井戸まで水を汲みに出発する直前だった。
何でも"箒で飛べるのか"ということで迷っていたらしいが、俺が箒に乗って現れたことで一応の解決を見た。
はずだったんだけど…
宮藤「く、くいこむ//」
リーネ「ひゃっ、ああっ//」
ペリーヌ「こ、これぐらい大したことでは…ひゃあっ//」
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リ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
| 。≧ 三 ==-
| -ァ, ≧=- 。
| イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
※鼻血です
俺「ま、まさか俺の妄想通りになってしまうなんて…」
宮藤「妄想?」
俺「うん、ここへ来る道すがら、操縦魔法のない宮藤さんたちが箒に乗ったらどうなるのかなあって妄想してたんだけど…
ってあの宮藤さん?その銃は一体…」
黒宮藤「俺さんを焼き鳥にするために決まってるじゃないですかあ」
俺「!!??」
黒リーネ「芳佳ちゃんダメだよ。銃殺じゃ大して苦しまずに死んじゃうよ?」
黒ペリーヌ「私の電撃でじわじわと嬲り殺しにするのはいかが?」
黒芳&黒リ「なるほど!」
ハイライトの消えた瞳で俺を見つめて怖いことを言う皆さん。マジで焼き鳥にされる5秒前である。
この事態を打開する方法はただ一つ…
俺「申し訳ございませんでした!」ドゲザ
宮&リ&ペ「!?」
俺「妄想なんてしてすみませんでした!もう絶対しません!!」
宮藤「…あの、俺さん?」
リーネ「私たちは別に妄想したことに対して怒ってるわけじゃないんですよ?」
俺「えっ」
ペリーヌ「その内容を言わなかったことに対して怒っているんですわよ?」
俺「ええっ」
宮藤「もし俺さんが予めその内容を伝えていれば、私たちはあんな恥ずかしい目にあわなくてすんだんですよ?」
俺「た、確かに言われてみればそうですね、、、。」
黒リーネ「芳佳ちゃん、ペリーヌさん、やっぱり焼き鳥にしたほうが良さそうだね?」
黒宮藤「焼き鳥焼くのひっさしぶりだなあー」
黒ペリーヌ「期待しておりますわよ、宮藤さん。」
黒宮藤「えへへ、頑張らなくちゃ!」
俺「」ガクガクブルブル
絶体絶命のピンチに陥った俺を救ったのは、意外にも(?)アンナ教官であった。
「ちょっとあんたたち、何を焼くのか知らないけれど、水がなかったら何にもできないだろう?」
というわけで、俺は結局島と遠く遠くの井戸との間を水汲みで100往復する羽目になったのである。
大変だったけど、まあ宮藤さんたちの役に立てたからいいかな…?
~その日の晩 アンナ島の露天風呂~
宮藤「ふぁーあっ、お風呂はきもちいいなぁーっ!」
リーネ「全身がつかる露天風呂は久しぶりだね、芳佳ちゃん、ペリーヌさん。」
ペリーヌ「俺さんが水を大量に汲んできて下さったお陰ですわね。」
宮&リ「た、確かに……」
宮藤「明日俺さんに謝らないと…『焼き鳥にする』とか酷いこと言っちゃった…」
リーネ「私も『銃殺じゃ大して苦しまずに死んじゃうよ?』なんて…」
ペリーヌ「私は『電撃でじわじわと嬲り殺しにする』などとはしたないことを…」
宮&リ&ペリ「ごめんなさい!!」
宮藤「でも、俺さんなら笑って許してくれそうな気がするんだよね。」
リーネ「やっぱり芳佳ちゃんもそう思った?私も何となくそんな気がして安心しちゃった。」
ペリーヌ「私もですわ。恐らくあの人なら、許してくださるというか…」
宮藤「ちょっと不思議な人だよね俺さんって。男の人なのに魔力あるし、そもそも異世界から来た人だし。」
リーネ「元の世界に帰りたくないのかな、俺さん。」
ペリーヌ「恐らくあの人は帰れないし、帰ろうとも思っていませんわ。」
芳リーネ「ペリーヌさん!?」
最終更新:2011年06月08日 01:21