― 朝 ―
俺「………やっちまったよ…」
俺は資料を読み終えることなく、寝てしまったのだ
俺「…………ま、バレねぇだろうし……別にいいか…」
俺はお気楽な考えで身体検査に望むことになった
― 午後の医務室にて ―
俺「はいはい……一人ずつ診ていきますから、大人しくしていろよ…」
ウィッチの身体検査は整備士たちより早く行われる
俺は医務室にウィッチたちを集め、一人ずつ検査を始めた
俺「…最初は……エーリカ・ハルトマン中尉だ……」
エーリカ「は~い」
俺「…最近、調子の悪いところは?…」
エーリカ「ん~ 寝起きが悪いぐらいかな」
俺「いたって健康だ。次は身長測るぞ」
「えーっと……154cmか……子供だな」
エーリカ「子供扱いはやめてよ!!」
俺「へいへい……スリーサイズは申告してあるな?」
エーリカ「してあるよ~」
俺「ハルトマン中尉はこれで終わりだ。じゃあ次は……リネット・ビショップ曹長だな…」
リーネ「は、はい!」
俺「身長は……156cmと。最近、気になることはあるか?」
リーネ「えっと……特にありません…」
俺「もし今何かあるのに無い振りして、後で大変な事になっても俺は治療しないぞ」
リーネ「はうっ……え、えっと……肩が最近痛いんです…」
俺「肩?どんな感じに?」
リーネ「なんか重たいんです…」
俺「そうだな……それは、胸のせいだな」
リーネ「はうっ!……/////」
俺「下着のサイズをもう一度見直せ」
リーネ「…は、はい……///」
ペリーヌ「よく恥ずかしげも無く言えますね…」
俺「ん?なんか言ったか?」
ペリーヌ「いえ、何でもありません」
俺「そうか。じゃ、次は……宮藤芳佳軍曹だ…」
宮藤「はい!」
俺「最近気になることは?…」
宮藤「あ、あの……」
俺「なんだ、もう少し大きい声で喋れ」
宮藤「うぅ……俺さん!ちょっと…」
宮藤は俺の耳にコソコソと喋りかけた
俺「ほぅ……胸が小さいので、どうしたら大きくなるか……か」
宮藤「お、俺さん!////」
俺「胸の成長は個人差がある。だから、自分の胸が他人より大きいだの小さいだの気にするな」
宮藤「で、でも……」
俺「ま、どうしても大きくなりたいなら、女同士で相談しろ。男の俺はわからん」
宮藤「そ、そんなぁ……」
俺「周りに相談相手が何人かいるじゃないか」
俺はイェーガー大尉とビショップ曹長をチラリと見る
宮藤「…わかりました……」
俺「じゃ、身長測るぞ。 150cm……前の記録と変わらねぇじゃんか……」
宮藤「そ、そんなこと言わないで下さいよ~!!」
俺「文句言うんじゃねぇよ……次は…坂本美緒少佐」
坂本「うむ。しっかりと頼むぞ」
俺「なにか変わった事あったか?」
坂本「そうだな……特に無い!!」
俺「健康でなによりだ。身長は……166cmか…前より1cm伸びてるぞ」
坂本「はっはっはっ!それは良かった!!」
俺「あ、そうだ… あの脱衣所に掛かってる布は何なんだ?」
坂本「ああ、あれは宮藤が付けた物なんだ。扶桑の温泉宿には必ず有る物なんだ」
俺「ほぅ……そうなのか… それで、あの字は何て読むんだ? "ぬ"って読むのか?」
坂本「"ぬ"ではなく"ゆ"と読むんだ。俺医師は扶桑語を勉強したことがあるのか?」
俺「ああ、少しぐらいだけどな。あれは"ゆ"って読むのか……では、お湯の湯って意味だな?」
坂本「その通りだ!」
俺「教えてくれてどうも。じゃ、次は……ぺリーヌ・クロステルマン中尉だ」
ペリーヌ「お願いしますわ」
俺「う~む……胸の成長が…イマイチだな…」
ペリーヌ「な、ななななな!////そ、そんなことあなたには関係ありませんわ!!///」
「それを言うんでしたら、宮藤さんかハルトマン中尉、そしてルッキーニ少尉に言うべきではなくて?」
俺「まぁ、そうだが……気にするな」
ペリーヌ「くっ…まぁ、さきほどの言葉は水に流してさしあげますわ」
俺「どうも… では、身長を測るぞ~」
「156cmか… 前より2cm伸びてるな」
ペリーヌ「2cmも?」
俺「成長期だから、もっと伸びると思うぜ」
ペリーヌ「そ、そうですか……ち、ちなみに…」
俺「ん?」
俺はクロステルマン中尉がチラッと胸を見たのを見逃さなかった
俺「胸の大きさは運にまかせろ」グッ
俺はこれ以上の発展は望めないと思いつつもグッドサインをクロステルマン中尉に送った
ペリーヌ「な、なんで分かりましたの!?/////」
俺「まぁ…気にするな。次は……シャーロット・E・イェーガー大尉」
シャーリー「私の番か!」
俺「…おぉ……」
イェーガー大尉が拳を胸にポンと叩いた
そのおかげで、リベリアン娘の爆乳がポヨンと揺れる
俺もさすがにその光景には見惚れた
俺「じゃ、最近悩み、困った事はあるか?」
シャーリー「特に無いけど……まぁ、あるとしたら最近寝付きが悪いぐらいかな」
俺「それなら、寝る前に準備体操程度の運動をしてみろ。だいぶ違うと思うぞ」
シャーリー「わかった、やってみるよ」
俺「じゃ、身長測るぞ。えーっと……167cmか……前と変化なし」
シャーリー「んー 伸びてなかったか~ 残念だな」
俺「ま、これからどんどん伸びるさ。じゃ、次は……フランチェスカ・ルッキーニ少尉」
ルッキーニ「はいはい!」
俺「最近困ってることは?」
ルッキーニ「特に無い~!!」
俺「…はいはい……ところで、それはなんだ?」
ルッキーニ「これ?開けてみたら?」
ルッキーニ少尉は黒色のかかった小さなビンを俺に渡した
俺「…なんだこれ?…」
俺は恐る恐るビンの蓋を開けた
すると、ビンの中からやや大きな蜂が出てきた
そして俺は抵抗するまでも無く腕を刺された
俺「痛ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
宮藤「お、俺さん!?どうしたんですか!?」
俺「……腕…刺された…」ピクピク
ルッキーニ「だ、大丈夫!?俺!!」
俺「わ、悪いが…後の人を…誰か俺の代わりに診てくれないか?……」
ミーナ「だ、大丈夫なの!?俺さん!」
俺「…たぶん…毒のない蜂だと思う……心配ない…」
ミーナ「み、宮藤さん!一応、治癒魔法を俺さんに使って!検査の続きは私がやるわ!」
宮藤「わ、分かりました!ミーナ中佐!」
俺「……頼む……ぞ…」
エイラ「なぁサーニャ、俺の顔色どんどん悪くなってきてないカ?」
サーニャ「うん…」
それからの俺はというと、宮藤曰くベッドでひたすら眠っていたらしい
幸いにも俺は蜂に刺されるのがこれが
初めてであり、アナフィラキシーショックにならずに済んだ
― 翌日 ―
俺「ん………ここは…」
俺はガンガンする頭を手で押さえ、重いまぶたを開けた
俺「…ああ…蜂に刺されて寝ていたのか…」
昨日の微かな記憶を思い出した俺は、そばに置いてあった水をコップ一杯飲み干した
俺「……はぁ……あのチビッ子少尉には困ったもんだ……」
俺は重い体をベッドから起こし、机に置いてあった資料を見た
俺「……はぁ…」
残りのウィッチたちの身体検査はヴィルケ中佐がやってくれたみたいだが、整備士はやってくれはなかったみたいだ
つまり、今日一日を使って俺は整備士たちの身体検査をするしかない
俺「ん?この紙はなんだ?」
俺は小さい紙に書かれた文字を読んでみた
"俺さん お酒が必要なときは私の執務室へ来てください。煙草も一応用意できましたが、
吸うときは、ウィッチがいる宿舎ではなく、外で吸ってください
ミーナより"
俺「……酒と煙草…貰いにいくか…」
最終更新:2011年03月31日 10:40