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スオムス娘

俺は執務室に向かった

その途中で俺と同じ出身のイーティライネン中尉に出会った

俺「ユーティライネン少尉、昨日はすまなかったな」

エイラ「気にスンナ。それより体は大丈夫なのカ?」

俺「ああ、どうってことない」

エイラ「なら良かっタ、サーニャも心配してたんだゾ~」

俺「サーニャって……リトヴャク中尉のことか?」

エイラ「そうダ、後でサーニャにお礼を言っておけヨ~」

俺「へいへい……どうも」

俺はユーティライネン少尉に感謝すると共に少尉の頭をポンッと軽く叩いた

これが争いの始まりであった

エイラ「な、馴れ馴れしく触るナ~!!/////」

俺「ん?ああ、ついやってしまっただけだ。気にすんな」

エイラ「き、気にするだロ!!//////」

俺「…ったく…うるさいねぇ……これでいいだろ」

パンッ!

エイラ「痛ッ!!な、何すんダ!!」

俺「はぁ?だってさ、軽く叩いて文句言われたんだから、今度は強く叩いてみただけじゃん」

エイラ「ぐぬぬぬぬぬぬ……久しぶりに怒ったゾ…」

俺「怒っても俺は何ともないね」

エイラ「ぬぬぬぬ……そりゃっ!!」

ユーティライネン少尉は俺の腹に膝蹴りを決めようとしたが、女のやつを喰らってしまっては、
男の面目丸つぶれだ

俺は素早くキックを避けた

俺「そんなヘボチョロキック当たるかよ」

エイラ「そりゃっ!!」

俺「そんな調子じゃ一生当てられないぞ」

エイラ「ぐぬぬぬぬ……これでどうダ!!」

俺「うおっ!!ちょ、ちょっ!!」

ユーティライネン少尉は蹴りを当てることを諦め、今度は体当たりをしてきた

俺は不意を突かれ、避けることができなかった

バタッ!

リーネ「今の音…なんだろう?」ヒョイ

俺「いてててて……」

エイラ「ん……な、なななな!////// ど、何処触ってるんダ!!スオムス野郎!////」

バキッ!

俺「痛っ!!てめぇもスオムス野郎だろうが!!それにガキの胸なんぞ興味ねぇよ!!!!!」

俺は転んだ拍子でユーティライネン中尉の胸をわしづかみしてしまった

その……温かかったぞ!

エイラ「うるさい!!////変態医師!!////」

ドスッ!

俺「ぐえっ!女っ子は大人しくしやがれ! って……ビショップ曹長?……」

エイラ「!? や、やぁ……リーネ…」

お互いにしばらくの沈黙が流れる

お願いだ…誰か…何か言ってくれ…

リーネ「……な、何も見てませんから!!お二人がそんな関係だったなんて!////////」

俺「待て!今、考えていることは誤解だぞ!って聞いてねぇし……」

俺の意見も聞き入れず、ビショップ曹長は急いで走り去って行った

俺「スオムス小娘!てめぇのせいだぞ!!」

エイラ「うるさい!!スオムス変態医師!!///」

俺「スオムス医師は認めるが……変態は認めねぇぞ!!」

エイラ「私の胸を触っておいテ、何言ってんダ!!//////」

俺「だから!おめぇみたいな小娘の胸なんぞ興味ねぇって言ってんだろ!!気にすんな!!」

エイラ「でも私は気にすル!!///」

俺「ったく……じゃあ、一回だけ俺に命令してもいい権をあげよう…」

エイラ「そんなものイラナイ! ん?意外と使えるかモ……」

俺「だろ?その権利は要るのか?要らないのか?」

エイラ「まぁ、貰っといてやるヨ」

俺「へいへい……うるさい小娘さん」

エイラ「うるさくなイ!!」

俺「その声がうるせぇって言ってんだろ!!」

エイラ「お、お前こそ!!うるさいゾ!!」

俺「なんだと!」

こんなやりとりがしばらく続いた




― 午後 ―

俺「ったく……あのスオムス娘め…おかげで執務室に行くタイミングを失ってしまったぜ…」

 「さて、これから整備士たちの身体検査でも行くか…」

俺は昨日ルッキーニ少尉の持ち込んだ蜂のせいで半日気絶しっぱなしだった

そのせいで、整備士たちの身体検査ができなかったのだ

整備士たちの宿舎はウィッチたちの宿舎からだいぶ離れたところにある

移動手段は徒歩のみである

俺「はぁ……」

格納庫に入り、格納庫を抜けようとしたとき、俺が勤務したとき初めて医務室に来たウィッチ…

エーリカ・ハルトマン中尉がいた

俺「よう!」

エーリカ「おっ!俺じゃん!」

俺「なにしてんだそんな所で? それと…」

ハルトマン中尉の隣でストライカーの整備をしている人がいる

ゲルトルート・バルクホルン大尉……か

俺「バルクホルン大尉、整備お疲れ様です」

バルクホルン「ありがとう、俺医師。今から整備士たちの検査に行くのか?」

俺「はい、今向かっているところです」

なぜだか俺はバルクホルン大尉に話しかけるときは敬語になってしまう

今まで敬語などほとんど使ったことが無かった

だが、大尉にはなぜだか使ってしまう……なぜだろ……威圧感か?

エーリカ「ねぇねぇ俺!お菓子持ってない?」

俺「菓子?そうだな……俺の部屋にあったこれぐらいしかねぇぞ」

俺は今朝、机に4,5個あった飴をハルトマン少尉に渡した

エーリカ「ん?飴だね、どれどれ……」

ハルトマン少尉は飴を包んでいる袋を破り、飴玉を口にヒョイと入れた

俺「バルクホルン大尉も食べます?」

バルクホルン「ああ、頂こう」

バルクホルン大尉もハルトマン中尉と同様に飴を食べた

エーリカ「う゛ぇ~……何この味……」

俺「ん?不味かったか?」

エーリカ「なんか口の中がスースーする……」

バルクホルン「…う…な、なんだ…この飴は……」

俺「そんなに不味いのか?俺も食べてみるか……」

俺は飴を舐めようとしたとき、包み紙に書いてある文字を見つけた

だが、扶桑語で読めない……でも、読める文字があったので読む努力をしてみた

俺「えーっと……はっ…か……この漢字はなんて読むんだ?まぁ、飴って書いてあるんだろ」

 「はっか飴……食べてみるか…」

パクッ

俺「………そうか…こんな味なんだな……………ぺっ!」

エーリカ「ああーっ!!俺吐き出した!!」

俺「だって……不味いからさ…」

バルクホルン「これは俺医師の飴じゃないのか?」

俺「いえ、机に置いてあったんで持ってきただけです」

バルクホルン「そうか…俺医師の物ではないとしたら、誰の飴なんだ?」

俺「扶桑語が包み紙に書いてありましたから、宮藤軍曹か坂本少佐のものでしょう」

バルクホルン「う~む……」

エーリカ「とにかくこの飴…私は無理……」

バルクホルン「……私もだ…」

俺「……同じく…」

3人が思いもよらぬ飴を食べ、気分が少し落ち込む

俺「じゃ、そろそろ行くわ」

エーリカ「じゃぁね、俺~ 今度はおいしいお菓子ちょうだい~」

俺「わかった」

バルクホルン「俺医師、検査がんばってくれ」

俺「ありがとうございます。では、これで」


続く

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最終更新:2011年03月31日 10:41
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