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赤ワイン騒動

― 執務室 ―

俺「だから!それは誤解だって!!」

バルクホルン「貴様!上官に向かってなんて言葉使いだ!!」

ミーナ「バルクホルン大尉、落ち着いて。それより、俺医師は意図的にハルトマン中尉と寝たわけではないと主張するのですね?」

俺「そうだ!!医務室で寝始めたから、俺の部屋で寝かせただけだっ!!」

シャーリー「でもさ、ハルトマンの部屋に運んであげればよかったんじゃないか?」

俺「それは……」

そんな事を言われたら、反論できない…

だが、俺の言ってることは間違ってない…

バルクホルン「反論できないのか? なら、お前は罪を認めるんだな?」

俺「罪を認めるも何も…俺はハルトマンと淫らなことはやってねぇから!!」

バルクホルン「どうだか…」

なんかイラつくぜ…

バルクホルン大尉は悪くないんだが、イラつくぜ…

まぁ、疑われるような事をした俺も俺だけど…

とうとう万事休すという所で執務室のドアがノックされた

コンコン

ミーナ「どうぞ、入って」

ガチャッ

エーリカ「ねぇねぇ、俺知らない?」

バルクホルン「ハルトマン!?」

エーリカ「あ、俺だ」

俺「…よ、よう……」

思わぬ登場に執務室にいた皆が驚いた

シャーリー「なぁ、中佐にバルクホルン… ハルトマンに聞けばいいんじゃないか?そうしたら、一発でわかるだろ?」

ミーナ「そうね、そうしましょう。ハルトマン中尉、昨日の夜は何をしていましたか?」

エーリカ「なんでそんな事聞くの?」

バルクホルン「真面目に答えろ、ハルトマン」

エーリカ「わかったよ… えーっとね…昨日の夜は…俺の部屋で…お酒を飲んで………それからは覚えてないや」

ミーナ「そう……俺さんが何していたか覚えてる?」

エーリカ「ん~ なにしてたんだっけ……あ、そうそう! 私を抱えでどこかに連れて行ってくれた!」

    「そして……上着を脱がしてくれたような…気がした!」

バルクホルン「…俺医師…罪はほぼ確定だ」

シャーリー「あきらめろ、俺」

俺「ま、ままま待て!! 俺は本当に何もしてないから!!」

ミーナ「では、なぜハルトマン中尉の上着を脱がしたのかしら?」

俺「それはだな……それは……ね、寝るときに上着を着ているなんて変だろ!?」

シャーリー「まぁ…私も寝るときは着ないかな…」

バルクホルン「だが…ハルトマンが寝ているのをいいことに…やったんじゃないのか?」

俺「だーかーら!!俺は女には興味ないっ!!」

エーリカ「確かに俺は興味なさそうだよねー ベッドの下にエッチな本無かったし」

俺「なにやってんだよ…ハルトマン…」

シャーリー「そういえばさ、俺って私たちのことは階級つけて呼ぶけど、なんでハルトマンは付けないんだ?」

俺「付けるなって言われたから」

シャーリー「じゃ、私を呼ぶときも階級を付けるなよ~ これ命令だから」

俺「りょ、了解…」

シャーリー「じゃぁ、ちょっと呼んでみてくれ!」

俺「…イ、イェーガー……大尉…」

シャーリー「階級を付けるなよ~ それにイェーガーとかじゃなくてシャーリーって呼んでくれよ~」

俺「そ、それだけは…勘弁してくれ…せめてイェーガーさんぐらいで勘弁してくれ…」

シャーリー「ん~ ま、それでいいよ」

俺「……はぁ…」

ミーナ「話を戻すわよ、俺さん。とにかくハルトマン中尉には何もしていないんですね?」

俺「神に誓ってでも、してない」

ミーナ「エーリカも俺さんには何もされていないわね?」

エーリカ「別になにもなかったよ~」

ミーナ「それならば…今回は俺さんはハルトマン中尉に対して淫らな行為をしていないとします。ですが…」

   「俺さんには、隊員にはお酒を飲ませないでと約束したはずです」

俺「…そ、それは…」

ミーナ「よって、3ヶ月間の禁酒・禁煙を命じます」

俺「はぁ!?俺の唯一の楽しみになにしてくれんじゃぁ!?」

ミーナ「口を謹んでください、俺医師。バルクホルン大尉、これから俺医師の部屋に行って、煙草・お酒を没収してください」

バルクホルン「了解した」

俺「待て待て待て!! それだけはやめてくれ!!」

ミーナ「それが嫌ならば……軍法会議を望みますか?」

軍法会議……

俺は軍人ではないんだが……でも、軍法会議とかめんどくさいのは勘弁だ…

俺「……仕方が無い……3ヶ月間の禁煙・禁酒を受け入れる……」

ミーナ「了解しました。では、これにて解散!」




― 俺の部屋 ―

俺「なぁ……本気で没収するんですか?…」

バルクホルン「あたりまえだ」

俺はバルクホルン大尉には強い口を聞けない…

反抗的な態度をとると、殴られそうで怖ぇ…

今だったら、酒瓶で頭殴られるわ…

バルクホルン大尉は煙草・酒瓶を探し出し、一ヶ所にまとめている

俺「……はぁ……」

俺が溜息をつきながら机の椅子に座ったとき、

一匹の蜂らしきものがバルクホルン大尉に向かって飛んでいくのに気づいた

俺「あ、危ねぇっ!!」

バルクホルン「な、何をする! うわっ!!」

ドタン!

俺は急いでバルクホルン大尉を蜂から遠ざけた

たぶんあの蜂はルッキーニ少尉が基地内に持ってきたんだろう…

蜂が遠ざかったのを確認すると同時に、今の俺たちの状況も確認した

俺は知らずにバルクホルン大尉をベッドに押し倒していた

バルクホルン「…き、貴様……女には興味が無いなどと…う、嘘をついたな……////」ゴゴゴゴゴゴゴ

俺「こ、これは不可抗力…」

やばい…

これは殴られるぞ……

俺の体からどんどん血の気が引いていく

バルクホルン「それに……手をどけろっ!!//////」

俺「手って………はっ!!」

なんと、俺は大尉の胸をわし掴みしていた

どうりでムニュムニュするわけだ…

俺「こ、これは…不可抗力!!」

バルクホルン「…貴様……もう許さんぞ…///」ゴゴゴゴゴゴ

そろそろ本格的にやばいよ!!

大尉、酒瓶両手に持とうとしてるし!!

俺「た、大尉!!落ち着け!!」

バルクホルン「貴様というやつは…貴様というやつは…////」ゴゴゴゴゴ

そして酒瓶は俺の頭に振り下ろされた

しかも酒瓶にはまだ中身が入っており、俺の頭を叩いたと同時に中身もあふれ出した


俺「」チーン

バルクホルン「く、くそっ!ワインが…」

ワインはベッドにどんどん染み込んでいく… そして、バルクホルン大尉の軍服にも…

その時、ドアが勢いよく開いた

バタン

エイラ「な、何があったんダ!?」

エイラが見たものは赤色に染まって倒れている俺と割れた酒瓶を持っているバルクホルンであった

エイラ「バ、バルクホルン大尉……な…なにしてんだヨ……」

バルクホルン「ああ… ちょっと問題を起こした俺に罰を与えた……」

エイラ「これは…罰ってレベルじゃねぇヨ!! これは犯罪ダッ!!」

バルクホルン「? なにを言っているんだ?エイラ」

エイラ「…自分が何をしたかわかってないのカ!?」

バルクホルン「?? 本当に何を言っているかわからないぞ」

エイラ「…見損なったゾ!!大尉!! おい!俺!!しっかりしロ!!」


続く

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最終更新:2011年04月02日 11:21
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