『守護神か破壊神か』
俺「」トテトテ
『 L O S T T I M E 』
俺「!」キョロキョロ
カツカツカツ……
俺(大)「やあ。久しぶりだね」
俺「!」コクコク
俺(大)「ここの君はまだ博士の計画に巻き込まれていないようだね」
俺「?」
俺(大)「ううん、君はまだ分からなくていいんだよ。まだここにはお姉ちゃん達がいるからね……たぶん大丈夫だろう」
俺(大)「(ずいぶんとこの時間だけは他の時間と違う状況になっているな。お姉ちゃん達が生存していたり、俺の成長が早かったり……)」
俺「?」
俺(大)「ああ、ごめんよ。少し考え事をしていたんだ」
俺「!?」
犬「わんわんお」
俺(大)「俺の使い魔……?」
犬「
初めてお目にかかる。10年後の俺よ。そしてご主人」
俺「!?」
俺(大)「ばらさなくてもいいのに。それにボクの使い魔じゃないね?」
犬「ああ、見た目は同じだが違う存在だ」
俺(大)「君のせいか。俺がずいぶんと……」
犬「私だけのせいではないがな。私、君、博士、ウィッチ軍曹この4人の干渉が同時にこの時間では起こっている」
俺(大)「ボク以外にも干渉する存在が居るとは薄々感じていたけどそこまで多かったなんて……」
犬「君はずばりご主人の敵か?味方か?」
俺(大)「味方だよ。ボクも博士の手に落ちなかった数少ない俺だからね。」
犬「そうか……君も……」
俺(大)「あなたなら分かっていると思うけれど、殆どの時間の俺は全滅だよ……博士の手に落ちていた。こちらからの干渉は無駄だったよ」
俺「?」
犬「ご主人には少し難しい話かもしれない。これを飲んでゆっくりしていてくれないか」つジュース
俺「♪」ゴクゴク
犬「まさか、この時間以外にも稀な存在が居たとはね」
俺(大)「うん、ボクもびっくりしたよ。ここまで強力な俺がいたなんて」
犬「時間軸を自由自在に移動できる存在からでも強力なのか?」
俺(大)「うん。ボクなんかでは比較にならない位だよ。ここの俺は最後の希望だ」
犬「だからこそ私もここいる」
俺(大)「うん、この時間のボクは絶対に博士の手に落とさせちゃダメだ……」
犬「うむ……」
俺(大)「それで今のこっちの状況はどうなっている?」
犬「かくかくしかじか……」
俺(大)「そう、強力なネウロイの出現、……博士が動き出しているね」
犬「ああ、何度もご主人と接触しようとしている」
俺(大)「ちょっと急を要するかもしれないね……」
犬「うむ……幸いここにはウィッチーズ11人全員が生存している」
俺(大)「うん、それはかなり大きいよ。俺が博士の手に落ちない条件はウィッチーズ11人が全員生存していることだからね」
犬「そうなのか」
俺(大)「うん、ボクの時間でも11人全員生存しているね。他のボクの時間はダメだったよ。ネウロイとの戦闘であったり暗殺にあったり……11人全員存命している時間はなかった……」
俺(大)「本当はルール違反だけど……この時間の俺は絶対に博士の手に渡らせてはいけない。だから……」
犬「だから?」
俺(大)「ボクが今まで見てきた世界の記憶をこのボクに託す」
犬「!?」
俺「?」
俺(大)「これを見て、このボクがどう思うか……」
犬「賭けになるぞ」
俺(大)「うん、別の時間軸とはいえ自分がしている事だからね……もしかしたらここのボクも自暴自棄になってしまうかもしれないね」
犬「……もしかしたらご主人がこの時間軸だけでなくほかの時間軸をも破壊し尽くすかもしれないぞ?」
俺(大)「うん。でもきっと大丈夫だよ。ボクもボクだからね何となくわかるんだ」
犬「……わかった。もし暴走しそうになったら私も命を賭して暴走を抑え込もう」
俺(大)「うん、その時はお願いするよ。俺、こっちにおいで」
俺「」コクコク トコトコ
俺(大)「今から少しショックな出来事を見せるけど、いいかい?」
俺「」コクコク
俺(大)「例え何を見ても気をしっかりと保つんだよ?」
俺「」コクコク
俺(大)「それじゃあ……いくよ」
俺「!」
…
…
…
俺A「ははは!消えろ消えろ消えろ!」ビームビームビーム
<ウワー!タスケテーー!コッチニクルゾ!ウィッチハマダカー!キャー
俺A「あはは、逃げろ怯えろ!お前たちがすがるウィッチと同じように死ね」ブンッ
ドーーーーーーン……
俺A「あははははははは。また一つ街が消えちゃったね。さーて次はどこの街を破壊しようか」
…
…
俺B「ネウロイ、お前たちは絶対に許さない……!お姉ちゃん達の仇だ!」チャージチャージ……
俺B「いけぇぇぇぇ!」ビーーーーム!
ネウロイさん達「(うぎゃーーーー)」
ドーーーーーン……
俺B「ハァ…ハァ…これで残るのネウロイの巣は1つ……もう少しでネウロイを駆逐し終わるよ……お姉ちゃん達……」
ウィッチA「いいえ俺大佐。あなたはここでおしまいです。……俺大佐、我々ストライクウィッチーズⅢはあなたを処刑します」
俺B「!?」
ウィッチB「今の攻撃でネウロイの巣のほかに街がまた1つ消滅しました。軍はあなたをネウロイと同じ「人類の敵」と認識しました」
俺B「ボクの邪魔をするなら、お前たちは死んじゃえよ」
俺B「lost time」
俺B「time again]
ウィッチ達だったもの「……」
俺B「……博士の言っていた事はこの事だったのか……ボクの邪魔をするならネウロイだけじゃなく世界も破壊してしまえばいいんだね、博士」
…
…
俺C「……ここまで逃げれば」
ウィッチA「被検体1号はそっちに逃げたぞ!」
ウィッチB「レーダーに引っかかったわ、向こうよ!」
俺C「見つかった!?」
ウィッチA「いたわ!待ちなさい!」
ウィッチB「待たないのなら!」バンッ
俺C「うわっ……痛い……何でボクはこんな目に……もう体をいじりまわされるのは嫌だ……」
ウィッチA「おとなしくなったようね。さあ、研究所へ戻るわよ」
俺C「……嫌だ。嫌だぁぁぁぁ!」バチッバチッ……
ドォーーーーン……
俺C「ハァ……ハァ……ウィッチを殺しちゃった……逃げなきゃ……そうだ、博士のところなら……」
…
…
宮藤「今よ!俺君!」
俺D「うん!芳佳お姉ちゃん!」チャージチャージ……
俺D「ここからいなくなれぇぇぇぇ!」ビーーーーム
ドーーーーーン
宮藤「ネウロイの巣破壊確認。宮藤少佐、俺大尉の2名はこれより帰投します……ええ!?リーネちゃん本当!?」
俺D「どうしたの?芳佳お姉ちゃん」
宮藤「リーネちゃんからの通信で……俺君の攻撃に巻き込まれたロマーニャが……」
俺D「えっ……!?」
宮藤「俺君、気をしっかり!俺君のせいじゃないわ……今回のは事故だよ」
俺D「ボクが……」
宮藤「上層部も街1つ引き換えにネウロイの巣を破壊できたなら安いモノと思っているみたいだから……」
…
…
俺D「今度こそ……!」ビーーーーム!
ドォォォーーーーン!
宮藤「俺君やりすぎだよ!?」
俺D「そんな……そんなつもりじゃなかったのに……」
宮藤「アフリカ大陸に大きな穴が……」
俺D「……」
リーネ「……」チャキッ
ルッキーニ「……」チャキッ
サーニャ「……」カチャ
俺D「……やっぱりボクを殺すの?」
リーネ「ごめんなさい……俺君。でも!このままじゃネウロイじゃなくて俺君の手によって世界が破壊されてしまうもの!」
俺D「(博士の言っていた事は本当だったんだね。お姉ちゃんがボクを殺そうとするって)」
俺D「……わかったよリーネお姉ちゃん。けど、ボクの代わりに死んで。」
…
…
俺「!?」
俺(大)「……これは違う時間軸のボクや君がやってきた事だよ」
俺「」ブルブル
俺(大)「全て博士の口車に乗せられたボク達だ」
俺「!」
犬「ウィッチーズにはもう博士に気を付ける事は伝えてある」
俺(大)「わかった。だから俺、絶対に博士に近づいてはダメだよ。それがどんな状況であっても」
俺「」コクコク
俺(大)「うん、お姉ちゃん達も居るし、あなたもいるから……大丈夫だと信じるよ」
犬「ああ、今のところはな」
俺(大)「いいかい。絶対に力の使い方を誤ってはいけないよ」
俺「」コクコク
俺(大)「良い子だね。ボクはそろそろ次の時間に飛ぶから、この時間はどうすればいいか分かるね?」
俺「」コクコク
俺(大)「よし、……大丈夫そうだ。それじゃあまたね。Time travel!」
俺「!?」キョロキョロ
犬「ご主人、止まった時間を再び動かそう」ピョン
俺「!」ピョコン
『 T I M E A G A I N 』
…
…
俺「」トコトコ
犬「(ご主人、聞こえるか?)」
俺「!」キョロキョロ
犬「(見渡しても居ない。別の場所から語りかけているからね。少しだけ、力を自由に使えるように封印を弱めておく、未来の俺が言っていたように使い方を誤ってはいけないよ。私はご主人が記憶でみた破壊神でなく世界を護る守護神になると信じているよ)」
俺「」コクコク
宮藤「おれくーん」
リーネ「こっちにおいでー」
俺「」トテトテ、ピョーーン
宮藤「飛びついてきてどうしたの?」ナデナデ
リーネ「何かあったの?」ナデナデ
俺「……」フルフル ギュッ
宮藤「どうしちゃったんだろう」ギュッ、ナデナデ
リーネ「うん、寂しそうな顔をしてたけど大丈夫?」ギュッ、ナデナデ
俺「」コクコク
宮藤「そうだ俺君。お菓子を作ったから一緒に食べよう?」
リーネ「うん、そのために俺君を探してたんだったね」
俺「!」パタパタ
宮藤「行こう俺君」
俺「♪」コクコク
リーネ「うふふ、さっきの顔が嘘みたいに笑顔になったね」
宮藤「俺君はお菓子大好きだもんねっ」
俺「♪」コクコク、パタパタ
最終更新:2011年05月08日 00:55