『スキャンダル』
早朝
坂本「烈風斬!」
俺「烈風斬!」
海(くぱぁくぱぁ)
坂本「うむ、俺も烈風斬をだいぶマスターしてきたようだな」
俺「ありがとうございます、これも坂本少佐のおかげです」
坂本「はっはっはっ。私はきっかけを与えたにすぎない。これは全てお前自身の力のおかげだな」
俺「そうでしょうか……」
坂本「ああ、もっと自信を持て。お前は自分が思っている以上にできる奴だ」
俺「はいっ」
<~~~~~~~!
坂本「警報、ネウロイか!?」
俺「こんな朝早くに!」
坂本「よし、共に出撃するぞ!俺もそろそろネウロイと互角にやりあえる位にはなっているだろう。急げ!」
俺「はいっ!」
…
…
宮藤「坂本さん、ネウロイが!」
坂本「ああ、わかっている。宮藤はペリーヌの2番機につけ。俺は私の所だ」
ペリーヌ「坂本少佐、本気でして?」
坂本「ああ、ペリーヌ。お前だってもう私の下に付いていなくても大丈夫だろう。期待しているぞ」
ペリーヌ「は、はい。少佐!」
バルクホルン「少佐、こっちも発進準備完了だ」
エーリカ「いつでもいけるよー」
坂本「シャーリー、ルッキーニ、リーネは基地待機だ。ネウロイの迎撃は我々6人で行う。それではいくぞ」
<了解!
…
…
上空
俺「あれが、中型のネウロイ……」
坂本「俺は中型以上のネウロイを見るのは
初めてか?」
俺「はい。俺は主に湾岸警備や船の護衛程度の任務しかしていなかったので遭遇したことのあるネウロイは全て小型に分類されるもののみでした」
坂本「そうか、だがアレをみて怖気づくなよ?今まで私との訓練を思い出せば大丈夫だ」
俺「はいっ!」
バルクホルン「我々もできる限りフォローする。気軽にいけ」
俺「はいっ!」
…
…
そして戦闘風景はキンクリされて……
…
…
坂本「中型の癖になかなかしぶといな」
バルクホルン「今までのより再生速度が速いみたいだ」
坂本「烈風斬で一刀のもとに切り捨てるしかないか……みんなフォローしてくれ!」
<了解!
坂本「よし、食らえ!烈☆風☆斬!」
ネウロイ「(ふみこみがあまい!)」
坂本「何っ!烈風斬で倒しきれないだと!?」
バルクホルン「みんな、再生される前に攻撃に移るんだ!」
<了解!
エーリカ「再生に追いつかないよ~」
ペリーヌ「烈風斬位一撃が重い攻撃でないと……」
宮藤「坂本さん!もう一度烈風斬を!」
坂本「ハァ、ハァ。ああ、わかった行くぞ……烈☆風☆斬!」
ネウロイ「(ふみこみがあまい!)」
俺「駄目だ。倒し切れてないっ」
バルクホルン「さっきより威力が落ちている、烈風斬の連発は少佐に無理がかかるか……」
坂本「私ではダメだ……俺!お前が烈風斬であいつにトドメをさせ!」
俺「俺がですか!?」
バルクホルン「俺も烈風斬を撃てるのか!?」
坂本「ああ、俺の固有魔法である光剣を見てもしやと思って教えてみたら思いのほか相性がよかったみたいでな」
俺「だけど俺の烈風斬じゃあいつを倒しきれるような威力なんて」
坂本「いや、できるはずだ。前も言っただろう。気合だ!」
俺「気合……わかりました。やってみます!」
俺はイメージする。1本の巨大なクレイモアを。
俺「……よし。通常より多めに魔法力を注ぎ込んだこの魔法剣ならっ!」※勇者パース
宮藤「凄い大きな剣だけど、大丈夫なんですか!?」
バルクホルン「問題あるまい。あの魔法剣は魔法力の塊だ。重さなどないはずだ」
坂本「ああ、その通りだ。あのくらい魔法力を込めれば、さっきの私の烈風斬よりは威力がでるだろう」
俺「イメージ……あのネウロイを真っ二つにするイメージ……」ブーーーン
俺「そして気合!」
ネウロイ「(……)」※必殺技バンク中なので移動・攻撃できません
俺「烈っ!」※Aカメ
俺「風っ!」※Bカメ
俺「ざぁぁぁぁぁぁぁん!」※Aカメ
ネウロイ「(……お疲れ様でしたー)」
バーン、ネウロイは真っ二つに砕け散った
俺「……俺にもやれた!」キリッ
宮藤「ネウロイが真っ二つになりました!」
坂本「俺、よくやったな……」クラッ……
ペリーヌ「坂本少佐!?」
俺「坂本少佐!?」
バルクホルン「慌てるな!多分烈風斬の連撃で魔法力を一気に消耗したせいだろう。俺中尉、坂本少佐に肩をかしてやれ」
俺「了解です。坂本少佐大丈夫ですか?」
坂本「ああ、大丈夫だ……すまないな迷惑をかけるぞ」
俺「いえ、迷惑だなんてとんでもありません」
ペリーヌ「坂本少佐、わたくしの肩もどうぞ」
坂本「ペリーヌもすまないな」
ペリーヌ「そんな事ありませんわ。坂本少佐の役に立てるならわたくし……」
坂本「本当に二人とも済まないな。どうやら私もまだまだ鍛錬が足りないようだ、はっはっはっ」
宮藤「(坂本さんやっぱり……)」
バルクホルン「(そういえば坂本少佐はもう20……)」
坂本「(やはりか……だが、まだ私は飛べる!)」
…
…
基地
ミーナ「美緒!大丈夫なの?連絡で戦闘後に気を失いかけたって聞いたけど……」
坂本「ああ、大丈夫だ。烈風斬の連発で一気に魔法力を消耗してしまっただけだからな。はっはっはっ」
ミーナ「美緒、あなただってそろそろ魔法力が限界なんだからもう少し自分の事も考えて頂戴?」
坂本「いや、大丈夫だ。私はまだまだ飛べるぞ。はっはっはっ」
ミーナ「だけど美緒。くれぐれも無茶はしないで頂戴」
坂本「ああ、わかった。もう無茶はしない、だからそう心配するな」
ミーナ「ええ。わかったわ」
…
…
俺「坂本少佐……本当に大丈夫ですか?」
坂本「ああ、大丈夫だ。さっきも言っただろう、少し魔法力を使いすぎてしまったと」
俺「だけど、坂本少佐はそろそろ……」
坂本「なに、まだ大丈夫さ。さっきだって烈風斬を連発していなければこうも大騒ぎになっていなかった」
俺「けど、あのネウロイを一撃で倒せていなかったじゃないですか。俺にできたのに坂本少佐にできなかったのはやっぱり……」
坂本「ネウロイの再生力を見誤ってしまったせいだ。確かに2発目は魔法力が足りなくあの結果になったが……」
俺「そうですか。わかりました」
坂本「ああ。そういうことだ。俺もここへきて初めての戦闘でよくやったな」
俺「みんなが助けてくれたおかげです」
坂本「私はあまりお前をフォローなどしなかったぞ?もっと自信をもて、お前の悪い癖だな」
俺「すみません」
坂本「自信過剰になるのも困るがな。そうだな、何か褒美でもやろう」
俺「いえ、そんな事してもらうわけには。ただ戦闘に出ただけなんですから」
坂本「そうか残念だ。俺が望むものなら何でもよかったのだが」
俺「なんでも……」ゴクリ
坂本「はっはっはっ。何か欲しくなったら私の所へ来るといい」
俺「はい、わかりました」
…
…
そして昼下がり
ミーナ「あら、今日はやけに沢山リーネさんに手紙が来てるわね」
リーネ「本当ですか?わ、一杯ある」
ミーナ「だけど差出人不明ね」
リーネ「一体誰からだろう」ガサゴソ
リーネ「なにこれ……!?」
宮藤「どうしたのリーネちゃん」
ペリーヌ「こ、これは……」
俺「3人ともどうした?」
手紙「私の王子様に手を出すな。この泥棒猫!」
俺「何だこれ……ご丁寧に新聞切り抜いて貼り合わせてこの文を作ったのか……」
ミーナ「リーネさん、こんなものが送られてくる心辺りは?」
リーネ「いえ、全然ありません。もしかしてほかの手紙も……」ガサゴソ
手紙「呪呪呪呪呪呪呪祝呪呪呪……」
手紙「死ね死ね死ね死ね死ね死ね……」
手紙「ブスブスブスブスブスブス……」
手紙「肩幅肩幅肩幅肩幅肩幅肩幅……」
リーネ「……」ブルブル
俺「これは酷いな……」
リーネ「この最後の手紙ももしかすると……」ガサゴソ
リーネ「痛っ……」
宮藤「リーネちゃん指から血が!ベホマ!ケアルガ!ハイネスヒール!」
リーネ「何で指が切れたんだろう……」
俺「コレのせいだろう……見てみるといい。危ないから触らないようにね」
リーネ&宮藤「!?」
俺「封筒の側面にカミソリの刃がびっしり……本当指をちょっと切る位でよかったよ」
ミーナ「悪質ないたずらね……でも今になってどうしてこんなものが送られてきたのかしら」
俺「でも、どうして俺の事まで書かれてるんだろう。これが送られてくるのはどちらかと言えば坂本少佐宛ての気がするけど……」
ミーナ「本当よねぇ」
サーニャ「ミーナ中佐大変です」
エイラ「待ってくれよサーニャァ……」
ミーナ「あら、サーニャさんそんなに慌ててどうしたのかしら」
サーニャ「コレを見てください!」つ週刊金曜日
エイラ「サーニャがそんな本を見るなんて……嘘だぁぁぁ」ズーン
ミーナ「あら、表紙は俺中尉ね」
俺「あ、本当だ。けど週刊金曜日から撮影やインタビューのオファーなんて来たことないけどどういうことだ?」
ミーナ「それじゃあ中身を見てみましょう」パラッ
宮藤「(えへへ……いいおっぱい)」
リーネ&ペリーヌ&俺「///」
ミーナ「グラビアのページはどうでもいいわね。次よ」パラッ
ミーナ「この記事が多分今回の騒動の原因ね……王子様熱愛か!?」
俺「はぁ?」
ミーナ「ええとなんて書かれているのかしら……」
本「王子様熱愛か!?先日、今や世界中の女性から憧れの的になりつつある王子様こと俺中尉がお忍びでロマーニャにデートをしに来ていた所を我が取材班が激写!」
本「デートお相手は俺中尉が派遣されている連合国軍第501統合戦闘航空団所属のウィッチ、リネット・ビショップ曹長」
本「チンピラに絡まれている所に颯爽登場し魔法剣でばったばったとなぎ倒す所が目撃されている。帽子とサングラスで変装はしていたようだがああ目立ってしまってはバレバレであった」
本「そして、チンピラを追い払った後は手を繋いでラブラブデートの開始。その現場は写真2を参照してもらいたい」
俺「あー……この間ロマーニャにリーネといったときにパパラッチされてたのか」
ミーナ「流石に使い魔と固有魔法を見られたら、変装していても俺中尉ってすぐにわかってしまうわね……」
ミーナ「まだまだ続くみたいね」
本「その後、二人は仲良く手を繋ぎウインドウショッピングやランチを楽しんだ模様。それも写真3・4を参照されたし」
本「ランチの後、あろうことか二人はホテル街へと消えていった。無論そこで終わる金曜取材班ではない!勿論ホテルへ入っていく写真も激写。写真5を参照されたし」
本「たっぷり4時間ほどお楽しみをしたようでホテルから出て来るときも仲良く手を繋ぎ帰っていった……」
宮藤「ホテルでお楽しみ……」
ペリーヌ「ふ、不潔ですわ!!」
エイラ「やっちまったなー」
サーニャ「……泥棒猫」ボソッ
ミーナ「詳しく聞かせてもらえるかしら?(リーネさんGJ)」
俺「まった。何か勘違いしてるよ。この記事は捏造されているよ。なあリーネ」
リーネ「はい、確かに俺さんと一緒にホテルに入りましたけど、荷物が多すぎて邪魔だったからホテルの部屋に預けただけです」
ミーナ「そうだったの……」
サーニャ「……よかった」
宮藤「そうだよね、俺さんがそんな事するはずがないよね」
ペリーヌ「そうでしたわね……俺中尉ほどの人がそんな事するわけが」
俺「あ、ああ。そうだねー。出版社に文句を言わないとな……」
ミーナ「けど、この本のせいで明日も大量の嫌がらせの手紙がきそうね……」
エイラ「けどサーニャ……どうしてあんな本をもってたんだよー」
サーニャ「哨戒から帰ってきたら整備士の人が渡してくれたの。俺中尉がうらやまけしから……やばい事になってるぞって」
エイラ「よかったサーニャ……てっきりこんな本を購読してる悪い子になっちゃったのかとおもったよー」
…
…
ブリタニア
父親「HAHAHA。ついにやりおったかあのバカ息子め!よし、祝福の電報でも打ってやるか!」
父親は完全に勘違いしていた
…
…
そして翌日……
ミーナ「昨日より凄いわね……なんで検閲に引っかからないのよ」
俺「軍の中にも俺のファンが居ますからね……きっとそこの担当が素通ししてるんでしょう」
リーネ「……」グスッ
俺「大丈夫だよリーネ。抗議文は送っておいたからもうすぐ騒動は収まるとおもうよ」
リーネ「私が一緒にいかなきゃこんなことにはならなかったはずなのに、ごめんなさい」
俺「リーネが謝る必要はないだろう?」
リーネ「俺さんに迷惑かけてしまったみたいで……」
俺「いや、俺には全然迷惑はかかってないよ。むしろ俺のせいだよ……リーネにこんな迷惑かけちゃって」
リーネ「ごめんなさい……」
ミーナ「とりあえず全部ゴミ箱行きね。行動がエスカレートしなきゃいいけど……」
俺「ええ、そうですね……暴徒化しなきゃいいですね」
ミーナ「そうなったら本格的にリーネさんの命が危ないわね」
リーネ「!?」
俺「大丈夫、そんな事態になったら俺が命に代えてもリーネを守るよ」
リーネ「俺さん……///」
俺「ま、また昔みたいにダメかもしれないけどね」
リーネ「それでも、守ってくれるって言ってくれてうれしいです」
ミーナ「えーと、人前でいちゃつかないでくれるかしら……」
…
…
そして翌日早朝
坂本「ミーナから聞いたぞ?大変な事になっているみたいじゃないか」
俺「そうなんですよ」ブンブン
坂本「ちょっと買い物に出ただけでああとは、俺も色々大変なのだな」
俺「ええ」ブンブン
坂本「それで、この間の件だが、どうする?」
俺「ご褒美の件ですか?」
坂本「ああ、何でもいいぞ?要らないならいらないでもいいがな、はっはっはっ」
俺「……なんでも」ゴクリ
坂本「ああ、何でもだ。良いんだぞ?破廉恥なお願いをしても」
俺「!?」ゴクリ
坂本「俺、私が知らないとでも思っていたか?この間、ここでナニをしていたのか」
俺「!?」
坂本「俺も男だから、仕方ないとは思うがまさかこんな所でとはな……しかも、私なんかをおかずにするとは」
俺「……」
坂本「どうした?」
俺「その、坂本少佐すみませんでしたーーーー!」
坂本「どうした、謝る必要などないぞ」
俺「いえ、あの時、坂本少佐が一生懸命俺に教えてくれていたのに俺は……俺は……」
坂本「俺は……?」
俺「坂本少佐に押し当てられた胸の感触と裸を見てその……おかずに……」
坂本「はっはっはっ。怒ってなどいないぞ?むしろ少しうれしいかもしれぬな」
俺「?」
坂本「俺は私をちゃんと女とみてくれていたんだろう?」
俺「……はい」
坂本「はっはっはっ、さっきから何を泣きそうな顔をしている」
俺「もう、色々と泣きそうです……」
坂本「仕方ないな……動くなよ?」
俺「!?」
坂本「イケナイ弟子には褒美でなく仕置きが必要なようだな」
俺「えっ、お仕置きですか!?」
坂本「ああ、お仕置きだ」ズルッ
俺「坂本少佐、何を!?」
坂本「ほほう……中々立派なものを持っているではないか、もう半ば反り返っているぞ?」
俺「……すみません」
坂本「はむっ」
俺「!?」
坂本「ほうふるほ、ひもひいいんらろう?」ハムハム
俺「坂本少佐、やめてください……こんな事」
坂本「ぷはっ、やめてくれという割には抵抗しないではないか」ニヤニヤ
俺「……」
坂本「ふふっ、体は正直というやつだ」
…
…
…
…
…
…
俺「……」
坂本「思ったより、大変だったな。反応がなかなか可愛かったぞ」
俺「……すみません。その、坂本少佐大丈夫でしたか?」
坂本「はっはっはっ、何とか大丈夫だ。少々苦かったのあんなに大量に出されて飲み込むのが大変だったがな」
俺「……すみません」
坂本「リーネには絶対に言えない秘密だな」
俺「はい……」
坂本「ん?さっきからどうした。……そのよく無かったか?」
俺「いえ、そんな全然よかったです……けど色々と」ズーン
坂本「まだ満足でないと」
俺「はい。いえ、大満足です」
坂本「本音が最初にでているぞまったく……しかしこれ以上ゆっくりしてると朝食に間に合わなくなるからお預けだな」
俺「そうですね……戻りましょう坂本少佐」
坂本「ああ、そうだな」
坂本「しかし、あれだな。これでは仕置きにならなかったな」
俺「ははは……」
基地
リーネ「おはようございます、俺さん」
俺「おはようリーネ」
リーネ「んー……?」
俺「何か顔にでもついてる?」
リーネ「今日はきっと俺さんは目覚めがとってもよかったんですね。とてもすがすがしい顔してる」
俺「あ、ああ、そうかな。俺ってそんな清々しい顔してる?」
リーネ「はい。いい夢でも見たんですか?」
俺「ああ、そう。そうなんだよ。とってもいい夢を見たんだ」
リーネ「もしかして、ついに私との約束を思い出すような夢だったんですか?」
俺「いや、残念ながら違ったよ。けどとてもいい夢だった……」
リーネ「いいなぁ。私ももっと素敵な夢を見てみたいな」
俺「そのうち見れるんじゃないかな?」
リーネ「できれば俺さんに素敵な夢を見せて貰いたいかも……」ボソッ
俺「?」
リーネ「いえ、なんでもありませんっ。もう朝食の準備は終わりますから座って待っていてください」
最終更新:2011年05月30日 00:52