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ストライカーを履いた王子様:6話

『』



坂本「な、な……俺、昨日の朝は済まなかったな…」ダッ

俺「ちょっと、坂本少佐!?」

リーネ「見られちゃった……」

俺「ちょっと、坂本少佐を追いかけ」
リーネ「ダメ……こんな途中でやめないで……」

俺「けど、それどころじゃ……」

リーネ「ダメです!じゃないと俺さんに襲われたってミーナ中佐に言います」

俺「……分かったよ。坂本少佐には後で会いにいくか」

…
…

坂本「はぁ、はぁ……飛び出してきてしまった。まさか俺とリーネの仲があそこまで進展していたとはな」

坂本「俺には悪い事をしてしまったな……まったく、私の勘違いもいいとこだな、はっはっはっ……」

坂本「……何も考えずに飛び出してきてしまったが、今日は私一人で訓練をすればいいか。なに、今まで通り一人での訓練に戻っただけではないか」ブンブンッ

…

坂本「よし、素振りはこの位でいいだろう。今日こそは真・烈風斬を完成させてみせる」

坂本「……」

坂本「烈風斬!」

海(しーん……)

坂本「もう一度……烈風斬!」

海(しーん……)

坂本「何を動揺している……私と俺はただの師匠と弟子の関係ではないか……俺とリーネがあんなことをしていたって関係ない」

坂本「……!」

坂本「烈☆風☆斬!」

海(ふみこみがあまい)

坂本「駄目だ……やはり私ではもう真烈風斬の完成はかなわないのか……嫌、やれるはずだ。こんな所で終わるわけにはいかない」

坂本「そうとわかれば、訓練しかあるまい」ブンブンッ

坂本「くっ……」ブンブンッ キラッ……

…
…

賢者俺「ふぅ……」

リーネ「ねぇ、俺さん♪」

賢者俺「リーネ、どうしたんだい?」

リーネ「その、ううん。やっぱりなんでもないです」

賢者俺「何だよ、気になるじゃないか。言ってみてよ?」

リーネ「その、やっぱり本当に私なんかでよかったのかなーって……」

賢者俺「リーネは昔も今もとっても可愛いし、胸だって好みの大きさだし……」ムニュッ

リーネ「あんっ……もう俺さんったら……でも昔は私の事不細工とかいってましたよね?」

賢者俺「ガキの頃だったからな。可愛いだなんて恥ずかしくて言えなくてああいうしかなかったんだろうな」

リーネ「そうだったんですか?」

賢者俺「ああ、そりゃそうだ。昔も可愛かったけど、今のほうがずっと可愛いかな」

リーネ「だって、あの時可愛くなるって約束したじゃないですか。頑張ったんですよ?」

賢者俺「そういえばそうだったね。リーネはちゃんと約束を覚えていたのに俺ときたら……(寝言で聞いてしまったけどこれからどうしようか……)」

リーネ「でも、どんどん色々な事を思い出してるみたいだから、もうすぐきっと……」

賢者俺「そうだね、多分もうすぐ思い出せそうな気がするよ」チュッ

リーネ「待つのも結構大変ですから、なるべく早くお願いしますね」

賢者俺「ああ、まかせとけ……まだ時間は全然余裕があるみたいだな」

リーネ「そうですけど、どうしたんですか?」

賢者俺「いや、そのもう一回……」

リーネ「はいっ♪」

…
…


朝食

大賢者俺「おはようございます」

ミーナ「あら、俺さんおはよう。今日はずいぶんとゆっくりなのね」

俺「ええ、まぁ……」

ミーナ「(リーネさんの様子は……)」チラッ

リーネ「……///」

ミーナ「(うまく行ったようね。美緒、これであなたはもう安全よ)」

ペリーヌ「(リーネさんGJですわ。坂本少佐はこれでわたくしの……ですわですわ)」

エイラ「(サーニャ、もう大丈夫だからな。)」

坂本「……」

ミーナ「あら、美緒は元気がないじゃない、どうしたの?」

坂本「ああ、ミーナ。少し悩み事をな……」

ミーナ「あなたが悩み事なんて珍しいわね。後で私の部屋で相談に乗るわよ?」

坂本「いや、大丈夫だ。少し一人で悩みたいんだ」

ミーナ「そう……でもどうしても悩みが解決できなさそうだったらいつでも来て?」

坂本「ああ、ミーナありがとう。どうしても駄目そうな場合は頼らせてもらおう」

ペリーヌ「もしよろしければわたくしも相談に乗るのでいつでも言ってくださいまし」

坂本「ペリーヌもありがとう。でも大丈夫だと思う……」チラッ


俺「ああ、それで……」
リーネ「そうなんですねっ……」

坂本「……はぁ」

…
…

俺「さてと……そろそろ坂本少佐の所に行くとするか」テクテク

俺「ええと……ここだったな。坂本少佐いますか?」コンコン

<……

俺「部屋には居ないか、ならミーナ中佐のところか滑走路あたりかな。行ってみるか」テクテク


部屋の中

坂本「……俺は行ったみたいだな。しかし私が男を……多分好きなんだろうな」

坂本「だが俺はリーネともう……」

坂本「ああ、俺と顔を合わせ辛い……明日の訓練には俺はまた来るのだろうか……もし来たらどう接すればいいのだろう……」

…
…

ミーナの部屋

ミーナ「まずはリーネさん、おめでとう。そしてよくやってくれたわ」

ペリーヌ「本当にお手柄ですわ!わたくしはリーネさんならやってくださると信じていましたわ」

エイラ「適当なこというなよー。で、どこまでいったんだー?」

ミーナ「ええ、そうね。どこまで行ったかでこれからが決まるわね」

ペリーヌ「どうなのリーネさん!」

エイラ「げろっちまえよー」

リーネ「その……さいごまで……///」

ミーナ「あらあら。俺さんもやっぱりやりたい盛りの10代の男の子だったわけね」

ペリーヌ「でも俺さんが例にもれず普通の男の子でよかったですわ」

エイラ「てっきり据え膳も食べれないヘタレだと思ってたんだけどなー」

ペリーヌ「ヘタレはあなたではなくて?」

エイラ「うるさいなー、ツンツンメガネ」

ミーナ「でも、こうとなれば俺さんはもうリーネさんのモノみたいなものね。そうね、リーネさん渡した衛生サックは足りそうかしら」

リーネ「その……使ってないからまだ一杯あります///」

ミーナ「あらあら」

ペリーヌ「///」


俺「すみませーん、ミーナ中佐いますか?」

ミーナ「あら、噂をすればねどうしたのかしら?」

俺「ええと坂本少佐を見かけませんでしたか?何処にも見当たらなくて」

ミーナ「美緒なら私も見ていないわよ。多分森のほうへ訓練に出ているんじゃないかしら。多分お昼になったら戻ってくると思うわ」

俺「そうですか。それじゃあ俺はこれで」

ミーナ「そうそう、俺さんリーネさんは連れて行かなくていいのかしら?」

俺「えっ?」

ミーナ「とぼけたってダメよ?昨日はリーネさんとしっぽりだったんでしょ?」

俺「何でそれを……」

ミーナ「だって見回りをしてたら俺さんの部屋から……ねぇ」

俺「」

ミーナ「だからこうやってリーネさんを尋問していたのよ」

リーネ「俺さんごめんなさい……喋っちゃいました」

俺「」

ペリーヌ「俺さんGJですわ」

俺「えっ?」

ペリーヌ「いえ、違いますわ。リーネさんになんてことを!」

俺「あの、その……すみません」

エイラ「いいぞ、今夜もヤレ」

俺「えっ?」

エイラ「違ったんダナ。この節操無しの種馬め!」

俺「……すみません」

ミーナ「ダメよ二人ともそんな事いっちゃ。俺さん、やることやっちゃったからにはリーネさんをしっかりと幸せにしてあげなきゃだめよ?飽きたらポイなんてしたらいつ刺されるか分からないわよ?」

俺「肝に銘じておきます……」

ミーナ「じゃあ、リーネさん。これから頑張るのよ?」

リーネ「はい」

ミーナ「俺さんもね」

俺「は、はい……」

リーネ「それじゃあ俺さん行こう?」

俺「そうだね……」

…
…

ミーナ「これでいいわね。しっかりと釘もさしておいたし♪」



…
…

俺「(大変な事になっちゃったな……)」

リーネ「俺さん、どうしたんですか?さっきから様子が変ですよ?」

俺「そう?んー……」

リーネ「その、悩み事ですか?」

俺「悩み事じゃないけど、大変な事になっちゃったな……と。今だってリーネとどう接していいかちょっと困ってる」

リーネ「そうなんですか?今まで通りでいいんですよ?」

俺「リーネは今まで通りでいいのかもしれないけど、俺が無理だよ……勢いと雰囲気でやっちゃったんだから……」

リーネ「昨晩と今朝の事は遊びだったんですか?」

俺「いや、違うよ。違うんだ……きっと自分が許せないだけだと思う」

リーネ「自分が許せない?」

俺「ああ、リーネをしっかりと守れるかも分からないのにあんな……」

俺「……少し後悔してるんだよ。まだ早かったなって」

リーネ「それじゃあ、俺さん。また一つ約束をしませんか?」

俺「約束?」

リーネ「はい、約束です」

俺「どんな、約束だい?」

リーネ「ええと、俺さんがちゃんと私を守れるように少しずつ強くなるっていう約束です」

俺「約束を守れないかもしれないよ?」

リーネ「その時は私の狙撃で蜂の巣ですね♪」

俺「ははっ、おっかないな。わかった、俺はもっと強くなるよ。約束する、絶対だ」

リーネ「はい、約束ですよ?」

俺「ああ……絶対に」

リーネ「これで約束は2つですから忘れないでくださいね?」

俺「ああ。思い出せない方も頑張っておもいだすよ」

リーネ「はい♪」

俺「けど、これからどうしよう……」

リーネ「じゃあ……その恋人同士がすることだってしちゃったから恋人じゃだめですか?」

俺「……恋人か。俺なんかでいいのかい?」

リーネ「はいっ♪俺さんがいいんです」

俺「……誘われたといえ俺が我慢してればこうにはならなかったんだしな。リーネ頼りないと思うけどよろしくな」

リーネ「はいっ、私も不束者ですがよろしくお願いします」

…
…

翌朝

俺「は~……坂本少佐と顔を合わせ辛い」トボトボ

俺「……あれ?坂本少佐が来てないな。今日も俺が来ないと思って先に行ってしまったのかな?とりあえず何時もの場所を回ってみるか」

…
…

俺「おかしいな。何処にも居ない……仕方ない今日は一人で訓練するか」ブンブン

俺「……」ブンブン

俺「ネウロイから守れるように強くなる……か。どうすればいいんでしょうか、坂本少佐」


俺「そうだった、今日は俺一人だったんだ……」

俺「……」ブンブン

俺「何か決め技になるようなものを作ればもう少しはみんなの役に立てるかもしれないか」ブンブン

俺「俺が今やれるのは烈風斬のみ。しかも坂本少佐に比べたら威力も劣るからなぁ……」

俺「……やっぱりこのまま烈風斬を鍛えていく方がいいのか」ブンブン

…
…

俺「……烈風斬!」ブンッ

海(くっぱー)

俺「やっぱり坂本少佐の烈風斬とはくらべものにならない位弱いな。これなら烈風斬に代わるものを考えたほうがよさそうか……」

俺「俺の魔法……か。こんな事しかできないからなぁ……」

ショートソード・ロングソード・ダガー・トゥーハンドソード・カッツバルゲル他諸々をイメージ。作っては地面へ刺してゆく

俺「剣ばかり作ってもしょうがないよな……戦闘では一本で十分だし……いや、1本しか使わないとは限らないか」

俺「確か二刀流……俺の剣は重さもないしいいかもしれないな。試しにやってみよう」

2本のロングソードをイメージ。

イメージした直後、俺の両拳から白い光があふれ、魔力の塊である光の剣が形成されてゆく

俺「うん、コレでやってみようかな……」

俺「イメージ……両方の剣で烈風斬を撃つイメージ……」

俺「……」

俺「烈風斬!」ブンッ

まずは右腕で一発

海(くぱー)

俺「もう一度烈風斬!」ブンッ

こんどは左腕でもう一発

海(くぱぁあああああ)

俺「おっ、なんだ意外とあっけなくやれるもんなんだな。一発一発が坂本少佐の烈風斬に威力で劣っても2連発で打てればそれなりに……」

俺「よし、これからはこれの訓練をして行こう」

…
…

俺「烈風斬!烈風斬!」

海(くぱっくぱっ)

俺「まだまだ烈風斬!烈風斬!」

海(くぱぁくぱぁ)

俺「はぁ、はぁ。まだだ、もっと威力を出さないと……最初の1発はよかったけどこれじゃ普通に両手で気合を入れて一発撃った方が明らかに強くなりそうだ」

俺「……そうか気合だ。この技は気合を入れてなんぼだったな!」

俺「……」ゴゴゴゴ


俺「烈☆風☆連☆斬!」ブンッ……ブンッ!

海(くぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)

俺「やっぱり気合の問題だったのか……ならもっと気合の入るもっと必殺技っぽいネーミングを考えないとな!」

俺「烈風斬・連撃!」ブンブンッ

俺「乱れ烈風斬!」ブンブンッ

俺「超究○神覇斬!」ブンブンッ

俺「龍○閃!」ブンブンッ

俺「ティロ・○ィナーレ!」ブンブンッ

俺「○デオン・ソード!」ブンブンッ

俺「俺の必○技 パート2!」ブンブンッ


俺「……うーんどれもしっくりこないな。しっくりこないから威力も上がらないか……」

俺「こんな時に坂本少佐が居てくれれば……」


ガサッ


俺「誰だ!」チラッ

坂本「!?」タタタタッ

俺「坂本少佐!?待ってください坂本少佐!」タタタタタッ

坂本「」タタタタタッ

俺「はぁはぁ。行っちゃったか。けどどうしてあんなコソコソと……まぁ後で会いに行けばいいか。ま、そろそろ俺も戻ろう。これからの方向性も決まったわけだし一人でだって……」

…
…

基地・朝食

俺「おはようございます」

リーネ「俺さんおはようございます。今日の朝食は俺さんの好きなものにしてみました」

俺「おっ、本当だ」

宮藤「今日の朝食は殆どリーネちゃんが作ったんですよ~」

リーネ「うん、いつも芳佳ちゃんにメインは頼りっぱなしだからたまには私も……」

宮藤「こういってるけど実は」

リーネ「芳佳ちゃん、それは言わない約束だよ」

宮藤「あっ、そうだったね。ついうっかり言いそうになっちゃったよ」

リーネ「もう、芳佳ちゃんったら……」

宮藤「えへへ……ごめんねリーネちゃん」

リーネ「だってそんな俺さんの為に作ったなんて恥ずかしくて……あっ」

宮藤「あっ」

俺「成程、そういう事だったのか。わざわざありがとうリーネ」

リーネ「そんな、今のは聞かなかった事にしてください///」

<キャッキャ

蚊帳の外の人たち「……もう食べてもいいんだよね」

…
…

俺「ふぅ、美味しかった……」

リーネ「本当ですか?」

俺「ああ、本当だよ。リーネもやっぱり毎朝毎晩食事の準備をしてるから料理がうまいんだね」

宮藤「やったねリーネちゃん。頑張った甲斐があったよ!」

リーネ「そんな、私は芳佳ちゃんと比べたらまだまだ全然だし、今日はたまたま失敗しないで上手くいっただけだし、これからずっと俺さんのごはんを作れたらいいなとか思ったり……ああ、私何言ってるんだろう」

俺「ははは、落ち着いて落ち着いて。…そういえば朝食に坂本少佐の姿がなかったね、何処へ行ってしまったんだろう」

宮藤「俺さんと一緒に朝の訓練をしていたんじゃないんですか?」

俺「いや、今日は坂本少佐が来なかったんだよ。だから俺一人だったよ?」

宮藤「坂本少佐が訓練を休むなんてどうしちゃったんだろう」

リーネ「ミーナ中佐、何か知りませんか?」

ミーナ「さぁ、わからないわねぇ。どうしちゃったのかしら」

俺「坂本少佐の部屋に朝食を運びに行ってきます。ついでに様子も見てきますよ」



続く




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最終更新:2011年06月07日 16:56
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