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逃亡

― 翌朝 ―

俺は窓から差し込む朝日で目が覚めた

そして、俺の隣には朝日で輝いている天使が居る

俺「………ふっ…」

俺は本当に気持ちよさそうに寝ているエーリカを見て、思わず笑ってしまった

だって、本当に気持ち良さそうなんだもん


今、冷静になって昨日の事を考えてみると、少し恥ずかしい

若さゆえの勢い…

まぁ、そのおかげでエーリカと愛しい関係になれたんだがな


ここで、俺はこの基地の決まりをふと思い出した

"男女の必要以上の接触・交流は禁止"

一応、ヴィルケ中佐から俺は大目に見てもらえているが、

いくらなんでも俺とエーリカのこのような関係は許してもらえないだろう


エーリカ「…んん……」

俺が考え事をしている最中に、エーリカが目を覚ました

俺「悪い、起こしたか?」

エーリカ「ううん、大丈夫…」

眠たそうにして、目を擦っているエーリカ

そのような状態で、エーリカは朝のモーニングキスを要求してきた

エーリカ「俺ぇ~ 早く~」

俺「しゃ、しゃあねぇな……」

そっとエーリカの柔らかい唇にキスをした

しかし、一度キスをしたことで昨日のオトナのキスを思い出した

その快感が忘れられない俺は、軽いキスを終えた後に、オトナのキスをエーリカに仕掛けた

エーリカ「…ありがと…んん!!」

深いキスを繰り返すごとに、俺とエーリカの顔はどんどん紅潮していく

エーリカ「…はぁ…はぁ……んんっ! んちゅっ…れろっ…」

こうなったら…もう一度…昨日の続きを…

俺はキスをする箇所をエーリカの首筋、腕、そして下腹部へと移していった

エーリカ「お、俺っ!? そこはっ…!! だ、だめっ……んあっ!」

もう俺は自己制御が出来なかった

エーリカの軍服のボタンに手を掛けたとき、ドアがコンコンとノックされた

≪俺医師、居るか?≫

この声は…バルクホルン大尉!!

ドアノブが回り始めて、開くという時に俺は急いでバルクホルン大尉に声を掛けた

俺「た、大尉! 今、着替えているから、少し待ってくれ!!」

≪あ、ああ…すまない≫

間一髪、部屋への侵入を防いだ

この時間稼ぎの間に、エーリカをどこへ隠そう…?

俺(エ、エーリカ! そこのクローゼットに隠れろ!!)

俺は大尉に聞こえないように、ひそひそと小声で話す

エーリカ(う、うん!!)

クローゼットの中にエーリカが隠れたのを確認して、俺は大尉を部屋の中へ入れた

俺「た、大尉…何の用だ…?」

バルクホルン「まぁ、大した用ではないのだが……ハルトマンを見なかったか?」

俺「エ、エーリカ? し、知らないナー(棒) 」

バルクホルン「……エーリカ…?? 俺医師はハルトマンのことをエーリカと呼んでいたか?」

やっちまったよ…

ついエーリカって言ってしまった…

なんとかして、誤魔化さなければ…!

俺「ま、まぁ細かいことは気にするな…!!」

バルクホルン「う、うむ」

何とか誤魔化せたな、一件落着

バルクホルン「まぁ、ハルトマンのことだから、そこら辺で寝ているのだろう」

俺「多分…そうだろウ(棒)」

バルクホルン「…さっきから様子がおかしいぞ、俺医師」

俺「そ、そんなこと無いと思うゾー(棒)」

バルクホルン「……棒読みだし、ハルトマンのことをエーリカと言ったし…」

やばい…

もしかして、誤魔化せていない…?


バルクホルン「…そういえば、俺医師。 さっき着替えていたんだよな?」

俺「あ、ああ」

バルクホルン「その割には、白衣がしわくちゃだぞ?」

俺「うっ……」

バルクホルン「あやしい……俺医師、何か隠し事をしていないか?」

さ、さすがエース…

洞察力に長けている…

俺「か、かかか隠し事など一切ございません…はい…」

バルクホルン「どう見てもあやしいのだが……ま、無理に追求するのも良くないだろう」

バルクホルン大尉は、失礼と一言残して部屋を後にした

俺「…ふぅ……もういいぞ、エーリカ」

俺が合図をすると、ダルそうにクローゼットからエーリカが出てきた

エーリカ「うぇ~ …疲れた……」

俺「ははは…」

俺も危ない汗をかきまくったからか、異様に疲れた

俺「…二度寝…するか…?」

エーリカ「…そうだね」

俺達が再びベッドに寝た瞬間、今度はノック無しで、いきなりドアが開いた

バルクホルン「俺医師、さっき言い忘れたのだが………ん?」

俺「な、ななななんだ?」

俺はとっさにシーツでエーリカを隠した

エーリカ(うむむむむ!)

そして、エーリカが包まっているシーツを抱きかかえるかのようにしてバレないようにした

エーリカ(むー! むー!)

俺(静かにしてろっ!!)

バルクホルン「…俺医師…一瞬、ハルトマンが見えた気がしたんだが……」

俺「気のせい!! 絶対、気のせい!!!」

俺は怒鳴るかのようにして、声を張り上げた

バルクホルン「……いや、聞こえた声もハルトマンぽかったぞ!」

俺「エ、エーリ……ハルトマンがここに居るはず無いダロー(棒)」

バルクホルン「…………」

俺「…………」

バルクホルン「……調べさせてもらう」

俺「ぬおぉぉっ!? 待て待て待て!! 」

俺は必死でハルトマンinシーツを抱えながら、バルクホルン大尉から逃げた

バルクホルン「俺医師!! そのシーツの塊は何だっ!?」

俺「こ、これは、今から洗濯しようと思っているヤツだっ!!」

バルクホルン「なら、見せてみろっ!!」

俺「やなこったっ!!」

俺は部屋を飛び出して、逃げることにした

俺「ど、どこに逃げれば…!?」

エーリカ(むぐぐぐ! ぐるじい!!)

シーツの中から苦しそうなエーリカの声が聞こえてきた

俺「わ、悪いっ!!」

俺はシーツ巻きエーリカのシーツを取り払い、エーリカの手を取って一目散に逃げた

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最終更新:2011年06月05日 22:00
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