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主人公っぽい俺 10.5

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    幕間:「シャーリーと整備俺の更ける夜」
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整備俺「大丈夫?もう落ち着いた?」

シャーリー「ああ、悪かったな。夜中に急に来ちゃって」

整備俺「いや、全然いいよ。まあドアを開けた瞬間に抱きつかれたのは驚いたけど」

シャーリー「悪かったよ……。本当に嫌な夢だったんだ」

整備俺「シャーリーさんがそんなに怖がるなんて、一体どんな夢を見たの」

シャーリー「怖い夢って訳じゃ……。いや、確かに凄く怖かった。死ぬほどね」

整備俺「む、そんな軽はずみに死ぬとか言わないで欲しいねえ」

シャーリー「うっさい馬鹿。夢の中じゃ私を置いて勝手に死んだくせに」

整備俺「あ、俺が死ぬ夢だったのね……。そりゃ済まないことしたなあ」

シャーリー「まったくだ。罰として今夜はベットでずっと私を抱き締めてもらおうかな」

整備俺「ちょ!?それはちょっと色々問題が」

シャーリー「はやく、抱き締めて。お願い」

整備俺「……その顔はちょっと反則だよシャーリーさん」

シャーリー「はやく」

整備俺「……了解です。よいしょっと、さあこちらへどうぞ」

シャーリー「うん。よっと」

整備俺「うん、二人だと温かい。シャーリーさんもう少しこっち来て」

シャーリー「よいしょ。顔近いな」

整備俺「君がこうしろって言ったんじゃない」

シャーリー「前にも思ったけど、お前って結構いい体つきだよな」

整備俺「まあ年がら年中動き回っているもので。君こそいい体つきじゃないの」

シャーリー「うわ、なんかやらしい言い方だな」

整備俺「否定はしません。最高の抱きごこちだしね」

シャーリー「ふっふっふ、そうだろそうだろ」

整備俺「ねえシャーリー」

シャーリー「ん?」

整備俺「俺は絶対に君を置いていったりしないよ」

シャーリー「……本当に怖かったんだぞ。血が止まらなくて、体がどんどん冷たくなっていって」

整備俺「シャーリー」

シャーリー「目も合わなくなってきて、口からも血を吹き出して」

整備俺「君は馬鹿だな」

シャーリー「何が!」

整備俺「隙あり」

シャーリー「んむっ!?」

整備俺「ぷは。どう、血の味はした?」

シャーリー「……しなかった。」

整備俺「なら何も問題無いじゃない。ほら、明日も早いし寝ちゃいなさい」

シャーリー「なんか、いや。やっぱいいや」

整備俺「何ほっぺた膨らましてんの。かわいいなもう」

シャーリー「うるさいつつくな。もう寝る」

整備俺「はいはい。おやすみなさい」








整備俺「寝た……かな?よく襲わなかった俺。騎士鉄十字章ものだよ」

整備俺「まあ信頼されてるってことなのかなあ。ありがたいんだけどさあ、もうちょっとこう、警戒心を持ってくれても……!?」

シャーリー「ふーん」

整備俺「いつから聞いてたのシャーリーさん……」

シャーリー「まだ寝てなかったんだよ騎士鉄十字章受章者さん」

整備俺「うわあ」

シャーリー「お望み通りこれからは少し距離を置いて接してやるよ」

整備俺「そ、それはご勘弁を。俺は寂しいと死んじゃう生き物なんです」

シャーリー「お前はウサギか」

整備俺「何言ってるの。ウサギは君だろ?」

シャーリー「そうだな。だから絶対私から離れるなよ?」

整備俺「死んでも離さないよ、シャーロット」



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最終更新:2011年06月13日 22:02
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