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喋れない俺:未来編1話

俺「ハァ…ハァ……何なんだアレは」

???「もう終わりですか?以前私の言う通りにしておけばこのような事にはならなかったのに本当に残念です」

俺「お前か!お前があの時にお姉ちゃん達を……!」

???「だとしたらどうするつもりですか?」

俺「だとしたら、許さない!LostTime!」

???「」

俺「こいつが、あの時お姉ちゃん達を……お姉ちゃん達の仇だ!」ブンッ

キィンッ

???「甘いですね。こんな魔力を纏わせた程度の斬撃でなく全力全開のアレで決めるべきでしたね」

俺「!?」

???「何を驚いているのですか?私が動けていることがそんなに不思議ですか?」

俺「馬鹿な……LostTimeが打ち消された!?」

???「いえ、しっかりとLostTimeは発動していますよ」

俺「なら何でボク以外のお前が動けているんだ!」

???「簡単な事ですよ。私もあなたと同じですからね」

俺「ボクと同じ?どういうことだ!」

???「まだ分かりませんか……私はあなたと同じ俺ですよ」

俺「!?」

俺B「だからいくらあなたが俺の時間を止めようが同じ私も同じように動けている、ただそれだけの事です」

俺「くっ、なら言う通り全力で消し飛ばしてやる!」

俺B「無駄なのはよーくお分かりのはずですよ?あなたの力ではどうすることもできない」

俺「……!」

俺B「いいことを教えてあげましょう。TimeReverse、LostTimeとTimeAgain、TimeRunのほかに他の時間軸の私は別々の、モノを持っていました。あなたもそれを使ってみたらどうです?もしかしたら私を倒せるかもしれませんよ?」

俺「もう一つの能力……そんなものがあるのか。ボクには何が……」

俺B「さあ、私にもそれはわかりません。さあ、見せてくださいあなたの、この時間軸の私の力を」

俺「あいつを倒せるかもしれないならやってやる!」

俺「……」ゴゴゴゴゴ……

俺B「楽しみですね。あなたは何ができるのか……」

俺「!」

『Time Travel』

俺B「消えた。なるほど、多分彼は私と同じということですか。まあいいでしょう、この時間軸の私も違ったようだ次に行くとしましょう」



俺「……一体何が起こった。アイツは!」キョロキョロ

俺「居ない……くそっ。お姉ちゃん達の仇は討てなかった」

俺「ひとまず基地まで戻ろう」



基地にて

俺「あれ?基地の形が違う。どうなってるんだろう…一旦降りてみよう」



俺「……やっぱり見たことがない。位置はあってるはずなんだけど」

???「待て、お前は一体何者だ。名前と所属と階級を言え」

俺「……トゥルーデお姉ちゃん!」

バルクホルン「おっ、お姉ちゃん!?な、何故私の名を知っている。まさかスパイか!」

俺「違います!ボクは連合国軍第501統合戦闘航空団所属俺大佐です」

バルクホルン「……何を言っている」

俺「えっ?名前と所属と階級を言えって……」

バルクホルン「ああ、確かにそういった。だが残念ながら連合国軍第501統合戦闘航空団に俺大佐という人物は居ない」

俺「信じてトゥルーデお姉ちゃん!」

バルクホルン「済まない、信じてやることはできない。私が所属する連合国軍第501統合戦闘航空団にはそのような男は居ない上に新しく配属されるとも聞かない」

バルクホルン「なにより、お前の持っている武器・ストライカーは見たこともない。大人しく拘束されろ」

俺「LostTime……」ボソッ

バルクホルン「何か言ったか?」

俺「(魔法力切れか……今は大人しく捕まっておいた方が身の為だな)」



独房

俺「まずは簡単に整理しよう。ボクはアイツに言われるままに何かをした。そうしたら見たこともない所へ来ていたわけか」

俺「まだトゥルーデお姉ちゃんが生きていて、まだウィッチのようだったから過去に飛んだ可能性…けど違うだろうな」

俺「ボクが過去に飛んだ事によってタイムパラドクスを起こしてるのか……?」

俺「それか……時間だけでなく時間軸を移動したっていうのか。どれにしろまずはこの状況をどうにかしないといけないね」

バルクホルン「出ろ」

俺「」

バルクホルン「この基地の司令がお前に会いたいと言っている、ついてこい」

俺「」コクコク



司令室

バルクホルン「ミーナ連れてきたぞ」

ミーナ「ありがとうトゥルーデ。報告にあがっていたのは彼ね?」

俺「ミーナお姉ちゃんもまだ無事だ……」ボソッ

ミーナ「色々聞きたい事があるわ?長くなるでしょうから座って頂戴」

俺「」コクコク

ミーナ「トゥルーデ、坂本少佐も呼んできてもらっていいかしら?できればシャーリー大尉もお願い」

バルクホルン「了解だ。逃げたりミーナに襲いかかったりしようとは考えないことだ」

俺「……」



ミーナ「みんな集まったわね?」

坂本「急に呼び出してどうした?」

シャーリー「見たこともない奴がいるな~」

ミーナ「みんなに集まって貰ったのは彼について色々判断してもらおうと思ったからよ」

俺「……」

ミーナ「まず名前を教えて貰えるかしら」

俺「俺です」

ミーナ「俺君ね。あの子と一緒の名前ね」

バルクホルン「そういえばそうだな」

ミーナ「所属と階級は?」

俺「連合国軍第501統合戦闘航空団所属、階級は大佐です」

ミーナ「連合国軍第501統合戦闘航空団ですって!?」

バルクホルン「ああ。私も最初その言葉を聞いたときは驚いた。」

坂本「追加の人員が派遣される予定はなかったのか?」

ミーナ「ええ、そんな連絡は1つも来ていないわ」

シャーリー「さっき見てきたけど、見たこともないストライカーといい、武器といいまさかとは思うけど未来から来たんじゃないか~?」

バルクホルン「未来ぃ?リベリアン、夢物語は休み休み言え。そんな非常識な事があるか!」

シャーリー「なら後でこいつのストライカーユニット見て来いよ。欠陥機だったMe262と違って完成されたジェットストライカーだったんだぞ?」

バルクホルン「分かった。後で見てこよう」

ミーナ「俺君。さっきシャーリー大尉が言ったように未来から来たのかしら?」

俺「わかりません。気が付いたら一人で空を飛んでいて、ボクの基地があるはずのここに来たらこんな状況になってたんです」

ミーナ「そう……」

坂本「どこかの国のスパイなどではないのだな?」

俺「それはないです」

ミーナ「わかったわ。何かを思い出すまではここに居るといいわ」

バルクホルン「ミーナ本気か?こんな素性の分からない奴を置いておくというのか」

ミーナ「仕方ないでしょう?このまま放り出すわけにも行かないわ」

坂本「確かにそうだな。我々に特に危害を加える気はなさそうだし私も構わないと思う」

シャーリー「あたしも大丈夫だとおもうよ」

ミーナ「後はトゥルーデだけみたいね」

バルクホルン「分かった。だが何かあったらその時は覚悟しておけ」

俺「」パァァァ

俺「ありがとう、トゥルーでお姉ちゃん!」ギュッ。パタパタパタパタ

バルクホルン「なっ、何をする!?」

ミーナ「ねえ、美緒。あれってどこかで見たことある光景よね」

坂本「ああ、よく見る光景だ。もしかしたら……」

シャーリー「あたしの言った通りかもな~」

俺「トゥルーデお姉ちゃん大好き♪」パタパタパタパタ

バルクホルン「は、離せ!俺ぇぇぇぇぇ!」

ミーナ「確定ね」

坂本「ああ、あれは間違いなく大きくなった俺だ」

シャーリー「という事は、今はバルクホルンだけどそのうちあたし達もああされるのかー」

ミーナ「俺君はちびっこだからいいけど……あの俺君にああされたら少し照れてしまいそうね」

坂本「私もあの俺に抱き着かれたら少し抵抗があるな///」

シャーリー「けど、あの俺が大きくなると可愛かっこよくなるんだな~」

ミーナ「そうねぇ。今のうちに小さい俺君につばをつけておこうかしら」

バルクホルン「お前たち、話している暇があったら助けろ!///」

俺「♪」パタパタパタ

チビ俺「」キョロキョロ、トテトテトテ

ミーナ「あら、俺君どうしたの?」

俺「!?」

チビ俺「」ジー

シャーリー「俺ーちょっとこっちに来てくれー」

チビ俺「」トテトテ

シャーリー「よっと。そっちの俺もこっちに来てくれよ」ヒョイッ

チビ俺「?」

俺「?」

シャーリー「うーん……やっぱりそっくりだ。そっちの大きい俺はちっちゃい俺が大人になった姿で間違いなさそうだよ」

ミーナ「ええ。そうみたいね……信じがたいけど武器やストライカーといい行動といい多分シャーリーさんの言った事で間違いなさそうだわ」

俺「(この子は小さい頃のボクで間違いない。やっぱりボクは過去に飛んだのか……)」

ミーナ「俺君?俺君……?」

チビ俺「?」

ミーナ「俺君の事じゃなくてそっちのお兄さんの事よ」

チビ俺「」コクコク

坂本「名前が同じだから紛らわしいな」

ミーナ「そうね……なら暫くは俺さんと呼ばせてもらうわね」

俺「」コクコク

俺「ミーナお姉ちゃんやトゥルーデお姉ちゃんや美緒お姉ちゃんやシャーリーお姉ちゃんが居るって事はリーネお姉ちゃんたちも居るの?」ソワソワ

ミーナ「ええ居るわよ。呼びましょうか?」

俺「ううん、わざわざ呼ばなくても大丈夫。そのうち会えるだろうし」

坂本「お前は大きくなった俺で間違いないな?」

俺「そこにいる俺が大きくなった訳じゃないけど一応大きくなった俺で間違いないです」

バルクホルン「どういうことだ?未来からやってきたのではないのか?」

俺「未来から来たには来たみたいだけど、別の時間軸に紛れ込んじゃったみたいで……」

ミーナ「どういうことかしら?」

俺「わかりやすく言えばパラレルワールドに紛れ込んでしまったのかな?」

坂本「パラレルワールド?」

俺「並行世界とかいわれる、違う可能性に分岐した別の世界だよ」

ミーナ「そんなものがあるなんて信じられないわ」

俺「信じられないっていうけど現に目の前にボクがいるじゃないか」

シャーリー「そうだな~。大きい俺の言ってる事は本当なのかもしれないな」

バルクホルン「しかし私はまだ本当にこいつが俺なのかにわかに信がたいな」

シャーリー「あんなにじゃれ付かれてもまだ俺だって信じられないのかよ~」

俺「トゥルーデお姉ちゃん信じてくれないの?」クゥーン

バルクホルン「うん、間違いなく俺だ。私の弟に違いない」

シャーリー「」

ミーナ「俺さん、暫く落ち着くまではここにいていいわよ」

坂本「後で宮藤達にも伝えておかねばな」

ミーナ「そうね、部屋も用意してあげないといけないわね」

俺「ありがとうお姉ちゃん達」グスッ

バルクホルン「なぜ泣く!」

俺「だって……お姉ちゃんたちが生きてるんだもん」グスッ

<!?

俺「うわあああああああん……」

バルクホルン「な、泣くな!もう大人だろう?」

ミーナ「仕方ない子ね。よしよし」ナデナデ

俺「うわあああああああん……」

チビ俺「?」トテトテ、クイクイッ

バルクホルン「どうした?」

チビ俺「」クイクイ

バルクホルン「そうか、俺もナデナデしてほしいんだな?ほら、いくらでもしてやるぞ」ナデナデ

チビ俺「♪」

俺「…・・・」グスッ

ミーナ「もう大丈夫かしら?」

俺「うん……ごめんなさい」

ミーナ「いいのよ?寂しかったんでしょう?」

俺「うん……10年間も一人で寂しかった」

坂本「10年か…・・・俺は今何歳なんだ?」

俺「17かな」

坂本「俺が確か今7歳だったな……今年中に我々は死ぬことになるのか」

シャーリー「マジかよ!」

バルクホルン「確かに俺はまだ我々が生きてるといった。そして10年間一人だったと」

ミーナ「俺さん、私達は死ぬとしたらいつになるのかしら」

俺「オペレーションマルス……そこでボクがお姉ちゃん達を殺すんだ」

<!?

チビ俺「?」

俺「でもこの時間軸ではお姉ちゃん達は死なないかもしれないし、別の方法で死んでしまうかもしれない」

ミーナ「俺さんのいう所の違う未来になる可能性があるわけね」

俺「うん……けどこういう場合は大体どうなるか決まっていて別の世界でも同じような事が起こるんだ」

坂本「そんな未来は変えてみせよう。我々ウィッチに不可能はない」

俺「そう願いたい・・・・・・ボクもできる限りそうならないように手伝います」

ミーナ「未来を変えてしまってもいいのかしら?」

俺「わからないよ。けどお姉ちゃん達が無事でいられるならこの世界の未来だって変えてみせる」



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最終更新:2011年07月12日 02:27
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