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ロマーニャお出かけ編 その4

歩き始めて間もない頃に、エーリカは突然、子供のようなお願いをしてきた

エーリカ「ねぇ~ 俺! おんぶしてくれない?」

俺「おんぶ? そんな子供みたいなこと言ってないで、さっさと歩け」

エーリカ「え~!? おんぶ~おんぶ~おんぶ~!」

俺は無視して歩こうとするが、あまりにも駄々をこねるので、仕方が無く(ここ強調)、おんぶしてやった

俺「……まったく…」

エーリカ「にしし! 俺の背中、温かい♪」

俺の背中にエーリカはぴたっと密着して、ほぼ平らな胸が押し当てられた

以前なら、こんな事で興奮する俺ではなかった

しかし今の俺は、どうもオカシイ…

心拍数が急上昇し、息も荒くなってきた

エーリカ「ん? どうしたの? 息荒いよ?」

俺「…な、なんでもない…」

誤魔化してはいるが、俺の息は確実に荒くなっていった

その時、俺はある事が気になり始めた

俺の両手はエーリカのヒップを支えている

俺(……気になる…エーリカの…ヒップ…)

そう思い始めた俺は、気付かれないように、静かにエーリカのヒップを揉み始めた 気付かれないように…

俺(……柔らかい……)

今の俺は、まさしく変態そのもの

でも、そんなの知ったこっちゃない

エーリカ「……ねぇ…俺…」

俺「!? な、なな何だ!?」

エーリカ「今…さり気無く、お尻揉んでたでしょ?」

俺「も、もも揉んでないんダナ!!(棒)」

エーリカ「ふっふー 俺は嘘つきだね♪」

すると、エーリカは俺の耳にふ~っと息を吹きかけてきた

俺は、耳に息を吹きかけられるのが弱い

以前も、こんな事で酷い目にあった…

俺「!! や、やめろっ!!」

エーリカ「♪」

エーリカは無言で息を吹きかけ続ける

俺「うひゃっ!?」

息を吹きかけるだけでは気が済まないのか、俺の耳たぶまをハミハミし始めた

俺「や…やめろっ……」

耳元で、ぢゅるっ…れろっ…んちゅっ… などの卑猥な音が立てられて、理性を保てる男がこの世にいるだろうか?

俺は、自然と歩くのを止め、エーリカを背中から降ろそうとしていた

だが、エーリカは俺に密着しており、離れない

エーリカ「…んちゅっ……はっ…ん……」

エーリカの悪戯は、耳たぶから首筋へと移ってきた

攻められている俺はまさしく、悪魔への生贄のようだった

俺「く……や、やめろぉぉぉぉぉっ!!」

俺はどうにかして、エーリカを振り払った

再び俺を襲おうとした小悪魔を、力づくで拘束し、再び車への元へと歩いていった

エーリカ「んー もうちょっと、俺で遊びたかったなー」

俺「……はぁ…」

さっきはおんぶされていたエーリカを、今はだっこの状態になっている

まぁ、俗に言う"お姫様だっこ"だ

エーリカ「…俺…今日、とっても楽しかったね♪」

俺「…そうだな」

エーリカの、この子供のような笑顔には、どうやら俺を元気にするパワーが秘められているらしい

先程までクタクタだった俺の疲れなど、どこかへと吹っ飛んでいってしまった

そして、俺たちは停めてあったキューベルワーゲンの元へと辿り着いた

エーリカ「俺…基地に帰ったら…その…出来ないから…えーっとね…」

歯切れ悪く話すエーリカ

俺はエーリカが言おうとしていることが、わかっていた

俺「…分かってる…エーリカが何を言いたいのか……」

エーリカ「俺……」

俺「…エーリカ……」

二人の唇は、 ゆっくりと重なり合わさった

本日最後のキス。基地では、決して出来ない…深い、深いキス…

俺「……さ、行こうか」

エーリカ「うん!」

俺たちの乗るキューベルワーゲンは、針路を第501統合戦闘航空団基地へと向けた

- 第501統合戦闘航空団 -

俺達が基地に戻ったと同時に、バルクホルン大尉が物凄い形相でエーリカに迫ってきた

バルクホルン「ハルトマァァァァン!! 今朝の朝食を作ったのは、本当かぁぁぁぁぁっ!?」

エーリカ「トゥルーデ…うるさい…」

バルクホルン「だから何なんだぁぁぁぁっ!! どうなんだ!? 作ったのかぁぁぁっ!?」

エーリカ「…もう…作ったけど、何か?」

エーリカは、はき捨てるかのように言葉を放った

バルクホルン「………すまなかった…」

エーリカ「えっ?」

バルクホルン「…今まで…散々、ハルトマンの料理を酷く言ってきて…本当に済まなかったっ!!」

エーリカ「ちょ、ちょっと! いきなりどうしたの!?」

バルクホルン「…今日の朝食をハルトマンが作ったと、宮藤とリーネから聞いたときは…正直、全身から血の気が引いた…」

      「だが…あまりにもしつこく宮藤とリーネが食べるようにと説得してきてな…仕方がなく食べたんだ…」

      「…美味しかったんだ……物凄く…」

大尉は、拳をギュッと握り締め、エーリカに向けて力説した

エーリカ「ふっふー! やっと私の料理の実力に気づきましたかー」

バルクホルン「あのな…ハルトマン… ちょっと願いがあるのだが…」

エーリカ「何?」

俺「あ、そうそう。願い事で思い出したけど、バルクホルン大尉に頼まれたもの,買ってきたぞ」

会話を途中で遮るようで悪かったが、俺は絵本を大尉に渡した

バルクホルン「ああ、すまない…2人とも…」

エーリカ「それで、お願い事は?」

バルクホルン「……もう一度…料理を作ってくれないか…?」

エーリカ「いつ作るの?」

バルクホルン「今すぐ…頼むっ!!」

エーリカ「今すぐ? でも、夕食前だよ?」

バルクホルン「構わない、だから頼むっ!! もう一度、ハルトマンの美味しい料理を食べてみたいんだ!!」

エーリカ「えへへ… なんだか照れるよ、トゥルーデ…////」

エーリカは、バルクホルン大尉の願いに答えるべく、料理に移った


俺「……大丈夫…だよな…? 俺の出番が無いといいんだけど…」


-30分後-

エーリカ「
出来たよ! はい、トゥルーデ」

椅子に座っているバルクホルン大尉の目の前のテーブルへと、エーリカは料理を置いた

バルクホルン「うむ… 私はハルトマンが料理を出来るようになってくれて、嬉しいぞ…」

      「では…いただきます……… あむっ」

エーリカ「どう? 美味しい?」

バルクホルン「………お…いし……くない……」

バタン!!

俺「おわぁぁぁっ!? 大尉!!大丈夫かっ!?」

バルクホルン大尉は、エーリカの料理を一口食べた途端に、椅子から盛大に倒れた

エーリカ「あわわわわっ!? ど、どうしよう!?」

俺「と、とにかく! 水を持ってきてくれ!!」

エーリカ「う、うん!!」





バルクホルン「…ん…ここは…?」

俺「おっ、目を覚ましたみたいだな」

バルクホルン「………はっ! 思い出したぞ!! ハルトマンはどこだぁぁぁぁっ!?」

エーリカ「ここにい~るよっと」

エーリカはエプロンを付けたまま、ひょこっと現れた

バルクホルン「…何か言うことは…?…」

鬼のような形相でエーリカを睨む大尉

俺(……怖っ! ちょっと、チビりそうになったじゃねぇか…)

バルクホルン「何か言うことがあるだろぉぉっ!」

エーリカ「にしし! 失敗しちゃった♪ ごめんね、トゥルーデ♪」

両手を合わせて、ゴメンねと謝るエーリカ

ここで止めとけばいいものを…何を考えたのか、エーリカは大尉の耳に向けて、ふーっと、くすぐったくなる様な息を吹きかけた

バルクホルン「ななな……///// ハルトマァァァン!! 今日という今日は許さんぞぉぉぉっ!!///」

      「あんな料理を食べさせおって!!//////」

エーリカ「だって~ トゥルーデが私の料理食べたいって言ってきたんじゃん… わわっ!?トゥルーデが追っかけてきたっ!!」

バルクホルン「待てぇぇぇっ! ハルトマン!!」

エーリカ「にゃははははっ! にっげろ~!!」

エーリカは何処かに向かって、すすすっと逃げていき、それを真っ赤な顔で追っかけていったバルクホルン大尉であった

俺「……ほんと…仲がいいな…」




ロマーニャお出かけ編 完

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最終更新:2011年07月16日 21:14
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