― スオムス ―
俺「エーリカ、寒くないか?」
エーリカ「ううん、大丈夫だよ」
俺「…我慢するなよ…ほら、手冷たいじゃんか」
エーリカ「にしし、バレちゃったか」
俺「…手、繋ごうか?…///」
エーリカ「うん…///」
俺「…もう少しで着くと思うんだけど… ほら、あそこだ。 あそこが俺の実家」
エーリカ「あれが俺の生まれた家か~」
俺「そうだな。 何だかんだいって、ここに来たのも久しぶりだな。 多分、10年振りぐらいだな」
エーリカ「へぇ~ そうなんだ」
俺「ああ。 それじゃ、話をしに行こうか?」
エーリカ「うん」
― 俺の実家 ―
俺「お~い、居るか?」
父「おお! 俺!! どうしたんだ急に!? 母さん!俺が来たぞ!」
母「あら! 久しぶりね~! 玄関前で話すのもなんだから、早く入って!」
俺「ど、どうも。 あのさ…ちょっと2人に紹介したい人がいるんだけど…」
父「なに?紹介したい人だと? まさか…ガールフレンドか?」
母「あら嫌だわ、お父さん。 俺がガールフレンドを連れて来るはずがないでしょうよ。小さい頃から、女の子に興味が無かったんだから」
父「それもそうだな!はっはっはっ! 」
俺「いや…その……そのまさかのまさかなんだけど…」
父・母「「ん?」」
エーリカ「は、初めまして! エーリカ・ハルトマンです!」
父「」
母「」
父「…………母さん…わし…天使が見えてるんだが…」
母「…お父さん…私も…見えてますよ……とうとう来たみたいね…」
父「ああ…お迎えの時が…逝くときが来たみたいだな…」
母「ええ…」
俺「ちょ、ちょっと待て!! 2人して死を受け入れる体勢はやめろ!!」
父「…それじゃぁ……そちらの方は…?」
俺「…俺の結婚相手」
父・母「「……な…なんだってぇぇぇぇぇぇっ!?!?!?!?」」
父「どういう事だ!? そ、その…えぇぇぇぇっ!?」
俺「それより、早く部屋の中に入りたいんだが…」
母「…え? ああ、そうね! 早く入りなさい! ささっ!」
エーリカ「お、おじゃまします!」
父「えっと…ハルトマンさんだっけ?」
エーリカ「はい!そうです!」
父「ちょっと…質問していいかな?」
エーリカ「ど、どうぞ!!」
俺(エーリカ…緊張してるな…大丈夫かな…)
父「…あの……俺の何処を好きになったの? 父親の俺が言うのもなんだけど…コイツは無免許のスペシャリストだぞ?」
エーリカ「えっと…俺の…俺さんの好きなところは…優しいところです」
母「あら、意外ね」
父「あの~ハルトマンさん、俺と結婚するって話は…本当?」
エーリカ「はい、一生…俺と一緒に居たいです…///」
父「カァァァァァッ! 俺!! お前はもったいないぐらいの、スーパー美少女じゃねぇか!!」
俺「…ま、まぁ」
母「いいわねぇ…ふふふ」
父「ちくしょう! もうちょっと早く生まれてたら、ハルトマンさんのような子と出会えたかもしれないのに!」
「もし出会ってたら、こんな母さんとも結婚しないでハルトマンさんに猛アプローチ痛い痛い痛い!母さん!関節技はやめてぇぇぇっ!!」
母「あら? 私ったらいつの間に。 うふふ」
エーリカ「」
俺「わ、悪いな、エーリカ…俺の両親、いつもこうなんだよ…」
エーリカ「ちょ、ちょっとビックリしたけど…大丈夫だよ」
父「お~痛てぇ……ったく…あのクソババアあああキャメルクラッチィィィ!!!」
俺「お、落ち着けって…」
母「ふふっ、ごめんなさいねハルトマンさん。 この変態老人は家の裏にある湖に沈めておくから」
エーリカ「は、はい…」
母「そういえばハルトマンさん、あなたはどうやって俺と出会ったのかしら?」
エーリカ「えっと、私が501に居る頃に…」
母・父「「501?」」
エーリカ「あっ! その…えっと……」
俺「母さん、父さん、エーリカはウィッチなんだ」
母「」
父「」
俺「ど…どうしたんだ…2人とも? 固まっちゃっ『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?!?!ウィッチ!?!?!?!』
父「ど、どういう…俺……お前は…」
母「本当にハルトマンさんはウィッチなの?」
エーリカ「は、はい!」
母「えっと…それなら…どうやって俺と出会ったのかしら…」
俺「医師不足だったらしくてな、無免許の俺まで呼ばれたって事だ。それで501に派遣されたってところ」
母「なるほどね~ それから2人のラブ・ロマンスが始まったわけね」
俺「な、何を言って…///」
エーリカ「………///」
父「まったく!無免許の俺を呼ぶぐらいなら、私を呼べ!! これでも私は元医者だぞ!!」
母「あら? そうだったかしら?」
父「そうだよ!! それで母さんと出会ったんじゃないか!」
母「そうだったわね。 私がウィッチだった頃、軍医だったお父さんが、私に一目惚れしたって言われて告白されたのよね~」
俺「………ちょっと待て…今、なんて言った…?」
母「? お父さんに告白されたって…」
俺「違う! もっと前に言った事だよ!」
母「…私がウィッチだった頃ってことかしら?」
俺「………え…えぇぇぇぇぇぇぇっ!? 母さんがウィッチ!? 初耳だぞ!!?」
母「あら? 言ってなかったかしら?」
俺「聞いてないって!!」
母「じゃあ今言うわ、私はウィッチだったの」
俺「」
エーリカ「お、俺? 大丈夫?」
母「なんか思い出しちゃったわ、お父さんと出会った頃」
父「ふむ…懐かしいな…ところで俺、ちょっと耳貸せ」
俺「おわっ!?」
エーリカ「?」
父≪お前……ハルトマンさんとは…一線を超えたのか?≫
俺「はぁぁっ!?!?」
エーリカ「どうしたの?俺」
俺「い、いや何でもない…」
父≪…それでどうなんだ?≫
俺≪………超えてない…≫
父「はぁぁぁ!?!?!?」
母「あら?どうしたの、お父さん」
父「俺が意外とヘタレだったのさ…母さん」
俺「ヘタレってどういう事だよ!?」
父「あのなぁ! おれなんか、格納庫で母さんと一緒に×××して、俺を授かったんだぞ!!」
母「あら」
俺「な……////」
エーリカ「………///」
母「お父さん、破廉恥過ぎますよ。 だから…えいっ!」
ドゥクシ!
父「ぐおぉぉぉぉっ! 目潰しはやめてくれぇぇぇぇっ!」
母「2人ともごめんなさいね。 お父さん、2人は結婚する仲なんですよ? 当然、私たちに言えない事ぐらいしてるに決まってるでしょ?」
エーリカ「………///」
俺「…あ、あのなぁ……////」
(ん? 待てよ…ウィッチが性交すると…魔法力が…)
俺「なぁ父さん…ちょっと…」
父「なんだい?ヘタレ」
俺「うるさいっ!」
母「ふふっ、なんだか男の子は男の子の話があるみたいね。 ハルトマンさん、ちょっといい?」
エーリカ「?」
母「これからも、俺のことをよろしくね。 あの子、おっちょこちょいだから」
エーリカ「は、はい!わかりました」
母「お父さん、ちょっと街へ出かけましょう。 2人とも長旅で疲れているだろうし、休ませてあげましょう」
父「そうだな。 それとハルトマンさん」
エーリカ「はい…?」
父「元医師だった私の意見だけど……ハルトマンさんは良い骨盤を持ってるネ! 将来、子どもをたくさん産めるよ!!」キリッ
俺「」
エーリカ「えっと…その…あの…////」
俺「……母さん…」
母「ええ、分かってるわ」ニコッ
ドスッ! バキッ!グエェェッ!! パンパン!
エーリカ「…お、俺の…お父さん大丈夫…?」
俺「大丈夫だよ、ああ見えて、体は丈夫だから」
アァァァァァッ! シヌゥゥゥゥゥゥッ!!
カアサン!ウデガ!オレルオレ…オレタァァァァァッ!
エーリカ「ほ、本当に…?」
俺「………たぶん」
母「それじゃあ2人とも、行ってくるわね」
父「」ボッコボコ
俺「お、おう…」
母「あっ、そうそう! 俺、ベッドルームはちゃんと片付けてあるからね!」ニコッ
俺「な、なに言ってんだよっ!?////」
母「じゃ、バイバ~イ!」
バタン!
俺「………はぁ…ゴメンな、エーリカ。 父さんと母さんが迷惑掛けて…」
エーリカ「ううん、大丈夫だよ。 お父さんとお母さん、おもしろい人だね!」
俺「おもしろい…のかな…?」
エーリカ「くしゅん!」
俺「ん? 寒いか?」
エーリカ「…ちょっとね…でも…」
俺「…でも?」
エーリカ「……俺が…キ…キスしてくれたら…大丈夫…かも…////」
俺「うっ……///」
エーリカ「………して…くれるの…?…///」ドキドキ
俺「……い、一回…だけだぞ…///」ドキドキ
エーリカ「うん……///」
俺(…やばい…凄くドキドキしてきた……キスってのは慣れないもんなんだな…)
エーリカ「………///」
俺「………///」
母《ふふっ!》ワクワク!
父《oh……》ドキドキ!
俺「」
エーリカ「…俺…? どうしたの?」
俺「…エーリカ、ちょっとだけ待っててくれ」
エーリカ「?? 別にいいけど…」
俺「ありがとう、エーリカ。 さてと…」
ガチャッ!
俺「母さん!父さん! なんでドアの隙間から覗いてんだよ!? さっさと買い物に行ってこいぃぃぃっ!!」
父「ちくしょう! お前はヘタレじゃなかったのかよ!?」
俺「うっせぇ!!」
母「ふふふっ、さっさと行きましょう、父さん?」
父「そうだな! じゃ、またな」
バタン!
俺「………はぁ…」
エーリカ「なんか騒がしかったけど…どうしたの?」
俺「ううん、なんでもない。 それより…」
エーリカ「…そうだね…///」
チュッ
エーリカ「……温かい……///」
俺「そ、それは良かった…」
≪俺、ベッドルームはちゃんと片付けてあるからね!≫
≪いやぁ、母さんとヤッたときは厳罰覚悟だったが、運が良かったのか分からないが、母さんの魔法力は失われなかったんだよね~≫
俺「…………////」
エーリカ「どうしたの? 顔赤いよ?」
俺「い、いや…何でもない……それよりエーリカ、サウナに入ってみないか?」
エーリカ「サウナ?」
俺「ああ。 エーリカは余りサウナに慣れて無いから苦手かもしれないけど……どう?」
エーリカ「うん、いいよ!」
― サウナ ―
エーリカ「う~ 暑い……」
俺「ははっ、確かに…って、体ぐらい隠せよ!!////」
エーリカ「えぇ~!? 別にいいじゃん、私たち夫婦…なんだし…////」
俺「………そ、そうだよな…体を見せ合うぐらい…問題無いよな…///」
エーリカ「………すぅ…」
俺「お、おい!?!? いきなり寝るな!! サウナで寝たら、死ぬぞ!!」
エーリカ「わっ!ごめん! なんか眠くなってきちゃって………すぅ…」
俺「だから寝るなって! そうだ、眠気覚ます為にも湖に飛び込むか!」
エーリカ「えぇーっ!?」
俺「ほらほら!善は急げだっ!」
俺「そーれっ!!」ザブーン!
俺「ほら!早くエーリカも来いよ!」
エーリカ「んーヤダ! 逃げちゃおっと♪」タタタッ
俺「お、おい!? 逃げるなぁっ!!」
エーリカ「にゃはははっ! 捕まえてみなよ~」
俺「こ、こんにゃろっ! 待てぇぇぇっ!!」
エーリカ「にしし、こっちだよ~」
俺「はぁはぁ…すばしっこいな…くそっ!」
(今思ったが…周りに雪景色が広がっている所で裸で追いかけあう男女ってどうよ…それ以前に寒いわっ!!)
エーリカ「にゃはは~ こっちだ…くしゅん!」
俺「いい加減、捕まれって!風邪引くぞ!」
エーリカ「う~なんだかスースーする…」
俺「…おい…今のエーリカ…裸なんだぞ? 寒いに決まってる…」
エーリカ「ああ! 忘れてた!」
俺「………はぁ……まぁ…いいか…家に戻るか…」
続く
最終更新:2011年08月22日 22:04